ウォー・ハンマー

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ウォー・ハンマー - (2008/09/21 (日) 18:53:46) のソース

**ウォー・ハンマー ~War Hammmer~

&bold(){基本スペックと定義}
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#image(warhammer01-01.jpg,blank,left)

|全長|50~200cm|
|重量|1.5~4.5kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|13~17世紀|

戦闘用の金槌をウォー・ハンマーと言う。
ハンマーの語源は「石で作られた武器」であり、流木に石をくくりつけただけの、石器時代の武器がウォー・ハンマーの祖先である。
広義の意味では木槌とかもウォー・ハンマーになるのだが、今回は中世ヨーロッパで使われた金属製の槌頭を持つウォー・ハンマーを解説する。
柄と直角になった柄頭のどちらかがハンマーのような槌頭に、もう片方が鉤爪のように尖っているのが特徴である。
先端に槍のような穂先と、槌頭が大きくなると「ホースマンズ・ハンマー」に、鉤爪部分が鶴嘴(つるはし)のように細長くなると「ウォー・ピック」となる。
更に、「ホースマンズ・ハンマー」、「ウォー・ピック」の両方の特徴に加え、槌頭がくちばしのように鋭利な棘が付いた「ベク・ド・コルバン」という派生も存在している。





&bold(){部位別の呼称}
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#image(warhammer01-02.jpg,blank,left)

|1|槌頭:ハンマーヘッド(Hammer Head)|
|2|錨爪or鉤爪:フルーク(Fluke)|
|3|柄舌:ランゲット(Langet)|
|4|柄:ポール(Pole)|
|5|石突:バット(Butt)|





&bold(){時代背景}
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#image(warhammer01-03.jpg,blank,left)

当初は2m程の長柄武器として歩兵に使われたのが始まりで、槍にいくつかのスパイクをつけたものが当初のウォー・ハンマーだった。
15世紀ごろには金槌のような形状になり、80cmほどの長さになる。
この金槌状のものがCGのタイプのものであり、下馬した騎士達に使われたり、トーナメントにおいて使われたと言う。





&bold(){使用用途}
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メイスと似た性質を持っているので、どちらかの槌頭で殴打するといいだろう。
金属鎧を凹ますほどの強烈な打撃か、金属鎧を突き破って貫通する打撃、どちらも強力である。
金属鎧全盛期の時代において、金属鎧に対して有効なダメージを与えられるこの武器は、戦場において心強い武器だったであろう。





&bold(){参考文献}
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・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]

・文献
|新紀元社       ||武器事典         ||市川定春      著|
|新紀元社       ||武器と防具 西洋編    ||市川定春      著|
|新紀元社       ||図解 近接武器      ||大波篤司      著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス   ||図説 武器だもの     ||武器ドットコム    著|
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