ショートソード

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ショートソード - (2009/09/26 (土) 09:22:51) のソース

**ショートソード ~Short Sword~

&bold(){基本スペックと定義}
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#image(shortsword02-01.jpg,blank,left)

|全長|70~80cm|
|重量|0.8~1.8kg|
|地域|ヨーロッパ|
|年代|14~16世紀|

「ロングソード」が騎兵用の武器であることに対し、歩兵用の武器が「ショートソード」である。
和訳すると「短い剣」を意味しているが、特に短剣と言うわけではなく、ロングソードよりやや短い刀剣の総称を指す。
ここでは日本での「ショートソード」、本場西洋での「フットマンズソード」について記述をしようと思う。
ショートソードの定義は割と曖昧なのだが、乱戦で戦いやすい長さ、刺突に向いた刃、全体的に頑強であるという3点をクリアしているものを指す。
つまり身幅が広く、切先が鋭く、取り回しがしやすい長さで、乱戦においての使いやすさを非常に考慮した武器であるといえる。




&bold(){部位別の呼称}
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#image(shortsword02-02.jpg,blank,left)

|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:ポイント(Point)|
|3|柄:ヒルト(Hilt)|
|4|鍔:ガード(Guard)|
|5|握り:グリップ(Grip)|
|6|柄頭:ポメル(Pommel)|





&bold(){時代背景}
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#image(shortsword02-03.jpg,blank,left)

ショートソードは14~16世紀頃に、重装歩兵が乱戦時に使った武器である。
技術的には既に[[ロングソード 後期型]]が作られた…つまり鋼鉄が生成されるようになった時代なので、当然鋼鉄製で先端も鋭利に作られている。
これは相手も鋼鉄製の鎧をつけるようになったので、対抗するために当然の使用であるが、肉薄して戦うために短く、丈夫にする等の工夫をしている。
14世紀にイギリスとフランスで起こった100年戦争において、イギリスが用いた戦術に、下級の騎士を下馬させて敵を迎え撃つ戦術が登場し、これが「こうかはばつぐんだ」と評される。
この戦術の有効性がヨーロッパ諸国にも取り入れられ、同時にショートソードも広く広まっていった。





&bold(){使用用途}
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#image(shortsword02-04.jpg,blank,left)

もちろん突き刺すことが最大のダメージを与えることが出来るのだが、乱戦で振り回すことにも耐え得る強度があるので、斬りつけることにも向いている。
ロングソードと違ってタフな分、無茶が効くのが、乱戦時には重宝されたと思われる。





2008年 9月28日更新 2009年9月25日 画像差し替え

&bold(){参考文献}
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・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]

・文献
|新紀元社       ||武器事典         ||市川定春      著|
|新紀元社       ||武器と防具 西洋編    ||市川定春      著|
|新紀元社       ||図解 近接武器      ||大波篤司      著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス   ||図説 武器だもの     ||武器ドットコム    著|
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