バークレイ共和国建国史」ルール・レギュレーション

【セッション・キャンペーンの目標】


今回のルーリングおよび舞台を用いたセッション群の最終目標は「バークレイ共和国の建国」になります。

目標を達成するためには「国家として最低限の領土、機能、人民を要すること」と「ユーレリアに存在する12の国家(と1の組織)の過半数から独立を承認されること」が必要です。

後者は具体的には「美姫の親密度ランクを5まで高め、独立の許可を進言する」必要があります。つまり最低7人の美姫の親密度を上げなくてはなりません(一人のPCだけで達成する必要はありません)。

また、各PCは「国を追われている」という設定を持っています(後述)。各PCはそれぞれ「追放されている国の美姫の親密度ランクを5まで高め、恩赦を得る」ことを(望むのであれば)目標として構いません。




【ルール設定】


  • 舞台をユーレリア地方とし、「恩寵ルール」、流派、特産品を適用します。(詳細は『ユーレリア博物誌』を参照。ただしエレオノーレの恩寵効果はほかのPCと所持金額に大きく差が開くため、アルケミスト主軸のキャラを使用する場合などでない限り原則禁止とします)

  • オリジナルサプリメント「アステリアドリーム(http://asteria.liblo.jp/)」を適用します。ルール全般、特に射撃魔法の行使、戦闘特技、行為判定、魔晶石の使用は大きく変更されます。

  • 新技能として非公式技能「サムライ」「ハンター」「ダンスマスター」を導入します。また特定の二種の技能に習熟すると特典を得ることができる「組み合わせ技能(計33種)」を導入します。

  • 習得できる技能の数に制限を設けます(通常のキャラメイキングであれば影響を受けませんが、判定や組み合わせ技能目的で広く浅く取ることは制限されます)。冒険者は1LV段階で「冒険者技能スロット」を2つ持ちます。経験値テーブルAの技能を習得するには2スロットを、Bの技能を習得するには1スロットを消費します(生まれによって取得する技能でも消費されます)。「冒険者技能スロット」は冒険者が戦闘技能を習得するタイミング(1LV、3LV、5LV、7LV……)で1つ得ることができます(つまり追加の「冒険者技能スロット」は「選択して習得する戦闘技能の数」と同数になります)。





【キャラメイクの手順】


  • キャラクターの種族を選択(現在はルールブックⅠ~Ⅲ、イグニスブレイズ、カルディアグレイス、ルミエルレガシィ、バルバロステイルズから選択できます)

  • 生まれと技能を選択(サムライはファイター、ハンターはフェンサー、ダンスマスターはバードの生まれを代用可能。ダンスマスターは言語を習得しない点に注意)

  • 能力値はダイスではなく「アステリアドリーム」の「初期値の優先度割り付け」(ルール全般→キャラクターメイキング)を使用して決定

  • 性別による能力値の変化は使用しない

  • 初期作成のため流派の習得は実質不可能

  • また、キャラクターを作成する際には『ある国(あるいはドラゴンオーダー)からその存在を嫌悪/危険視/敵視されている』という設定を持たせてください(経歴に含める必要はありません)。そうなるに至った理由は自由に決めて構いません(冤罪を被せられた、あるいは実際に罪を犯した、重大な秘密を知ってしまった、政治的理由で追放された、その国の指名手配犯と似た顔をしている、など)。正体を隠してその国の美姫の好感度を高め恩寵を受けることはできますが、素性がバレた際に問題が発生することは覚悟しておくべきでしょう。






【舞台と人物】


 ・バークレイ自治領およびナガレ組事務所


キノア王国とワイラー王国の中間、シュバイゼンの森に半分飲み込まれたところにある遺跡を中心として半径1kmほどを自治領領土として占有している……ということになっている(ラズベリィ談)。

拠点の遺跡は魔道機文明のものであり、周囲や内部に蛮族などの脅威がないことは確認済み。地下にはテレポーターがあり、ユーレリアの各地に繋がっている。最重要機密。

表向きはナガレ組という冒険者組織を運営しており、依頼をこなすことでお金を稼いでいる(今回の冒険者たちはここに所属することになる)。そのうち冒険者の宿や交易所を置きたいと考えている。

生活拠点としての機能は最低限あるものの、食糧や資源は購入に頼っている。いつかワイラー王国の方から温泉を引きたい。




 ・ラズベリィ・バークレイ


人間の女性、年齢は20に届くか届かないかというくらい。
父の夢を叶えるべく身分も差別もない国を作ろうと努力する。経済と商売に長けており、魔道機とアルケミスト技能に才能を持つ一方、蛮族や冒険者に関する知識は持っていない。またナガレ組責任者としてどこかから仕事を取ってくる。
気丈だが苦労人気質。ベルにだけ弱音を吐く。母は幼いころに亡くしている。




 ・ベルジャライト・ウィースト


バークレイ家に仕えるフロウライト。大破局時代を経験しており、各国の情勢と特産品、蛮族、またローカルな伝承などに詳しい。家事全般が得意であり、特に掃除好き。




 ・ダールッツ・バークレイ

ラズベリィの父親(故人)。ユレヒト王国の対外政策における穏健派代表であったが、過激派の陰謀により失墜、各国を転々とする。そのさなかで王政に頼らない「共和国」の理念を抱き、実現に奮闘。しかし仲間を探す旅の途中病に倒れ、娘に夢を託す。

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最終更新:2020年08月28日 00:57