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第七話

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busumote

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第七話「予想外デス」

やがて、二時間目がやってきた。
担任はまだ僕を問い詰める。
だが、僕は無言。
全く話が進まない。
そのまま、また、三時間目がやってきた。
ここで、僕は本当のことを言うことにきめた。
そして、真実を全て打ち明けた。
キモブタが嫌なことをしてきたこと全て。
最終的に給食の時間、僕がキモブタに謝ることになった。
給食の時間がやってきた。
「いろいろと嫌なことをしてごめんなさい」
僕は、反省せずにその言葉を言った。
自分で言うのもなんだが、結構演技はうまいと思った。
「私も、いろいろしてごめんなさい」
キモブタがそう言い返す。
そして、事件は解決へと向かっている。
と、思いきや。
給食が終わり、昼休みが始まると、キモブタが友達と何かを話している。
あんなに気持ち悪いのに、友達がいると言うこと自体驚きだ。
「なんか、よっちゃんが私にやさしくしてくれるんだあ」
キモブタが友達に、とんでもないことを言っている。
やさしくしたくてやってるんじゃない。
成り行き的にこうしてなくては僕がまた何叱られるか分からないからだ。
キモブタの勘違い力は並ではない。
そう確信した。

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