製作者:GHOST=大博
基本設定
- 名 前:兵柳泉 悠良 (ひょうりゅうせん ゆら)
- 肩 書:『緋麗斬迅』(ひれいざんじん)
- 称 号:姫士卿、赤い魔女(ブラットウィッチ)、初代姫士組姫長
- 年 齢:(現在32?)
- 体 格:High,168.3cm/ Waight,54.1kg/ 3size,81:64:84 (※在学当時)
- 一人称:私、我
- ニ人称:そちら(公用)、お前(私用)、貴様(侮蔑・敵対)
- クラス:――
- 所 属:姫士組ネオユニバース/初代姫長 (元クルセイド学園騎士団・正騎士)
- 家 族:――
- 好 き:拙速、信頼
- 嫌 い:鈍重、軽挙妄動
- 得 意:古典文学
- 苦 手:電子機器
基本概要
発足から十数年経った今なお、伝説的に語り継がれる姫士組ネオユニバース・初代姫長。
元はクルセイド学園騎士団で正騎士として、群を抜いた才能を発揮していた人物であり、高等部進学とともに特例として正騎士への昇格を果たし、所属当時はその腕前と華麗さから『姫士卿』の称号を授かっていた。
しかし、彼女の台頭を恐れその才能を妬んだ同僚の姦計にはまり、とある任務で大失態を犯したことで除籍処分とされた。
この事件をきっかけに、以前から感じていた騎士団の腰の重さと欲望で肥大し続ける体質に異議を唱え、攻性防御を主眼とした迅速な行動の出来る、騎士団とは別のR女子学院による特殊な治安維持生徒会の結成を思い立つ。それこそ、後の『姫士組ネオユニバース』であった。
発足当初は「R女子学院姫士旅団」と名乗っていたが、正式に治安維持生徒会として公認されて以降は『姫士組ネオユニバース』と改めている。なおこのネーミングは初代2番隊隊長によるものとのこと。
そして伝説たる所以、それは迅速かつ苛烈なまでに徹底した懲罰行動を指揮する姿が知られているからである。その無慈悲な戦いぶりから『赤い魔女(ブラットウィッチ)』と呼ばれ、騎士団を筆頭に各生徒会から痛烈に批判され、忌避の対象とされた。
それでも卒業までの二年間を姫長の職務に捧げ、姫士組の土台創りに全力を尽くした。
現在の姫士組の体制の実に6割近くを彼女が形成しており、腕力・統制・カリスマのすべてにおいて抜きんでた資質をのぞかせている。
なお現在の姫士組の陣羽織の原形となった彼女の外套は、落ち着きのある濃紺ではなく血で染め抜いたような緋色であった。これは『赤い魔女(ブラットウィッチ)』という自身の悪評を逆手に取ったもので、後にも先にも赤い隊服を着た姫士は彼女だけである。
現在は政府関連の組織に属し、そこで母校SRC学園に這い寄る一切の障害の排除に尽力しているという。
○性格
冷静沈着で質実剛健。
つねに毅然としており、決して他人に隙を見せない威風に満ちた雰囲気をまとっていたという。基本的に口数は少なく、言動もはっきりとしていた。
こうした印象から冷たい印象を持たれがちだが、何よりも信頼や絆を重んじる仁義に厚い人物であり、たとえ名もない一隊士の危難であろうと、それを全力をもって救おうとする熱い心を持っている。
『全は一、一は全。姫士とは我らすべてであり、我らすべてが一人の姫士である』
…を信条とし、自らの血を混ぜて書いた『姫範鉄規』とよばれる掟書と圧倒的カリスマ性の下に、わずか二年足らずで島内切っての武闘派集団を結成してみせた。
一方、学生生活の方では彼女を受け入れる人間と避ける人間の明暗がくっきりと浮き出ており、交流のない生徒は風評を真に受けて彼女を避け、逆に彼女と何かしらの縁を持った生徒はその不思議なカリスマ性に魅せられ高評を仰いだという。
生活態度もきびきびとしたものであり、寮での私室はつねに小奇麗に片づけられ、食事もほとんどが自炊であった。親しいものにはその腕を振るって、よく食事をふるまっていたらしい。当人曰く「食は戦の鏡、まっとうなものを食わぬ者に勝利などない」とのこと。
余談だが、普段の毅然としたイメージとは逆に、寝顔はものすごく可愛らしかったとか…。
なお、騎士団時代はもっと柔和で穏やかな性格であり、『姫』の名にふさわしいたおやかな人物だったという。ゆえに、この変貌ぶりは周囲を唖然とさせ、同時に噂として島を席巻し、姫士組発足に密やかな助力をしている。
「逸る者は知恵を使わぬ愚かだ。だがすべてを知って腰を上げないのは死に至る病だ」
「急くな、そして滞るな。感じ、考え、信じ、動け。拙速とは忍耐だ」
「急く時こそ牛の歩みだ。そうやって相手の喉元に近づき、最後に虎の如く…屠る!」
「これぞ艮(うしとら)、『鬼』の兵法と知れ!!」
●用語・能力等
深紅のオーラを纏う能力。オーラにはいわゆる『魔力』がこもっており、この魔力とフェイティアを依り代に様々な力を呼び込むことを可能にする。
もっとも得意としたのは縮地などをはじめとした高速移動術で、戦場に緋色の軌跡を描きながら疾風の如く駆ける様から『赤い魔女(ブラットウィッチ)』の悪名がついた。
なお、覚醒したのは騎士団を除隊させられた後である。
全長135cm、刃渡り90cmの赤い刀身を持つ長剣。
悠良の放つオーラを吸収して刀身にまとわせる能力を持つ。またオーラにこもった魔力から様々な作用を発動させる力も持つ。オーラを最大出力でまとうことで、全長2mの大剣に変形する。
○余談
悠良が姫士組の基本理念においた戦闘術。
攻めるまではその気も見せず、攻めるときには相手のもっとも油断したときを突いて一瞬でカタを付ける。攻める前でも敵を熟知し、一指の挙動を見抜く間ほどに調べ上げ、その存在を掌握する……。
少数精鋭だった当時において、もっとも効率よく大多数を叩く方法として彼女が騎士団での経験と様々な文献を参考にして出した結論であり、現在の姫士組の電撃戦体質の源流となっている。
当時、SRC島を席巻していた一大不良グループ・蒼雷隊を撃滅せしめ、姫士組ネオユニバースの名を島内に知らしめた戦い。当時はまだ40名程度しかいなかった姫士組であったが、裕に4倍以上の戦力差を奇襲と調略を用いて捩じ伏せてみせた。
騎士団は敵本陣を囲んでの籠城戦で攻略するべく準備をしていたが、作戦決行の数日前に姫士組によって手柄を攫われてしまう結果となった。
悠良が任期中に隊士に課した『姫範鉄規(きはんてっそく)』の一条に、「モンスター以外の生殺与奪を自在するべからず」という一文がある。さらに追文に「闘争心無きあらゆる生命への身的及び精神的加害を罰する」ともある。
悠良が最もこだわったものの一つに「自己の再確認」があり、それは『自分たちは戦士である前に一学生であり、法において未成年である』と自身にも隊士にも度々箴言として口にしていたという。
そこにはかつて騎士団で、有象無象の人間の猥雑な精神に染まっていく同年代を見てきた経験があり、自身の立ち上げた組織が自分の離反した組織と同じ色に染まぬようにという強い願いがあったようにも感じる。
# SRC学園と姫士組におけるルー●ル閣下
# 名前の元ネタは『異能生存体』でおなじみのあの閣下ですw
各データ
(現在構成中)
※基本、もう十年以上前の人なので戦闘に出すことは想定していません。
※登場できても、おそらく過去話か母校訪問で来るぐらいでしょう。
※なお現在、ちゃんと登場するシナリオも制作中です。
自由記入欄
登場作品・加筆/修正の履歴です
更新履歴
11/09/11 ―― 公開