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リリース |
1999年7月14日 |
収録時間 |
47分15秒 |
レーベル |
Rooms RECORDS |
プロデュース |
松本孝弘 |
『Brotherhood』(ブラザーフッド)は、B'zの通算10枚目のオリジナルアルバム。
10周年記念となった2枚のベストアルバム、ソロ活動を経て発表されたオリジナルアルバム。初回盤はなく、 スリーブ仕様となっている。ジャケット画は主にCG合成で作られているが、稲葉は実際に高い場所に登って撮影されている。かつてサポートドラマーであった
デニー・フォンハイザーがレコーディング・コーディネーターとして、
Mr.Bigの
ビリー・シーン(ベーシスト)と、
パット・トーピー(ドラマー)が製作に参加している。
本作のテーマは『ロック』であり、ハードロック色が濃い。楽曲はサポートメンバーとのセッションにより制作され、打ち込み音は一切使用せず、前作まで存在したフェードアウトの曲も皆無である。アルバム構成は当初『
ながい愛』から始まって『
Brotherhood』で終わる予定だったが、「コンセプトをあまりゴリ押しする必要もないのでは?」との意見から現在の曲順になっている。尚、前年リリースされた「
さまよえる蒼い弾丸」と「
HOME」は今作には未収録となった。
かなりの力作となっているが、松本は「去年のベストアルバム(『
Pleasure』、『
Treasure』)が大ヒットしたけど、過去のものがこれだけ売れてしまい、この後どうなってしまうのかと危機感を感じた。だから『Brotherhood』はハードな方向に行ったのだと思う。」と語り、その一方で「(ベストアルバムの大ヒットで)沢山の人達に
僕らの音楽を好きでいてくれて、多くのスタッフがB'zのために動いてくれて、改めてみんなへの感謝の気持ちが芽生え、稲葉と話して「Brotherhood」というキ-ワードが生まれた。」と語っている。
映像作品『
The true meaning of "Brotherhood"?』には今作のレコーディング風景が収録されており、その中で松本は「レコーディング(アルバム製作)が始まってからとツアー(
LIVE-GYM'99 "Brotherhood")が終わるまでが一つの作品、すべてを総括して『Brorherhood』という作品だった。」と述べている。今アルバムとリンクしたツアー『LIVE-GYM'99 "Brotherhood"』では、大掛かりな演出を極力排除・バンド演奏に重点を置く等、本作のコンセプトを貫いた内容となった。
収録曲
- F・E・A・R(3:46)
- ギリギリchop (Version 51)(4:00)
- Brotherhood(5:47)
- ながい愛(5:38)
- 夢のような日々(4:53)
- 銀の翼で翔べ(3:56)
- その手で触れてごらん(3:24)
- 流れゆく日々(4:55)
- SKIN(3:45)
- イカせておくれ!(3:24)
- SHINE(3:49)
参加ミュージシャン
- 松本孝弘:ギター・全曲作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・全曲作詞・編曲、ブルースハープ(#6)
- 小野塚晃:オルガン(#5,8,11)
- ビリー・シーン:ベース(#2,3,8,10,11)
- 満園庄太郎:ベース (#1,4-7,9)
- 黒瀬蛙一:ドラム (#1,3-11)
- パット・トーピー:ドラム (#2)
- 池田大介:ストリングスアレンジ・ブラス (#4,6,9)
- 篠崎Strings:ストリングス (#4,9)
- 佐々木史朗:トランペット(#6)
- 澤野博敬:トランペット(#6)
- 中路英明:トロンボーン(#6)
- 勝田一樹:サクソフォーン(#6)
- SUZUKI SATORU:マニピュレーター
最終更新:2023年10月03日 15:51