DO

DOは水中に存在する酸素の量を[mg\l]であらわしたものである。
これを調べるために、酸素O_2Mn(OH)_2と結合させ、
これと過剰のKIaqとの反応で生じるI_2の値を
Na_2S_2O_3で滴定することからこの値を読み取る。

まず、Mn(OH)_2を生成するために、水中に過剰のMnSO_4,NaOHを加える。
その後の反応について、
1molのO_2に対して、2molのMnO(OH)_2(=H_2MnO_3)が生成し
1molのMnO(OH)_2から1molのI_2が生成し
1molのI_2の滴定には2molのNa_2S_2O_3が必要であるから、
水中のO_2と、生じたMnO(OH)_2と生じたI_2と、滴定に用いられたNa_2S_2O_3の物質量には

O_2:MnO(OH)_2:I_2:Na_2S_2O_3=1:2:2:4

の関係が成り立つ。

<理由>
MnSO_4+2NaOH\rightarrow Mn(OH)_2+Na_2SO_4
2Mn(OH)_2+O_2\rightarrow 2H_2MnO_3
H_2MnO_3+2KI+2H_2SO_4\rightarrow MSO_4+K_2SO_4+3H_2O+I_2
I_2+2Na_2S_2O_3\rightarrow 2NaI +Na_2S_4O_6

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最終更新:2012年06月20日 20:33
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