混合物の分離

濾過

水溶液中の個体を分離する。
ex)溶液中の硫酸カルシウムを取り除く。

昇華法

特定の物質が固体から直接気体になる性質を利用して分離する。
ex)ヨウ素を含んだ固体を加熱して、ヨウ素を取り除く。

再結晶

温度による溶解度の差を利用して分離する。

蒸留

沸点の違いを利用して分離する。
ex)水中に溶けた、沸点が水より低い物質である~を沸騰させ、水中から~を完全に取り除く。

抽出

水層に塩が、エーテル層にそれ以外が溶けることを利用して分離する。
ex)アニリン、安息香酸、フェノール、ニトロベンゼンを塩化ナトリウム、塩酸、二酸化炭素を使って分離する。

クロマトグラフィー

吸着力の差を利用して分離する。























系統分離

K^+ Ba^{2+} Sr^{2+} Ca^{2+} Na^+ Mg^{2+} Al^{3+} Zn^{2+} Fe^{3+} Fe^{2+} Ni^{2+} Sn^{2+} Pb^{2+} Cu^{2+} Hg^{2+} Ag^+ Pt^{2+} Au^{3+}
Cl^- ?
S^{2-}(H)
S^{2-}(OH)
SO_4^{2-}
CO_3^{2-}
CrO_4^{2} 赤褐 ? ?
OH^- 赤褐 緑白 青白 黄* 褐* 白? 黄褐
NaOH過剰 赤褐 緑白 青白 ? ?
NH3過剰 赤褐 緑白 ○(青紫) ○(深青) ? ?

溶解度

今、物質X_mY_nの溶解度積をK_{SP}とおく。
K=[X]^m[Y]^nのとき、水溶液は飽和状態になる。

すなわち、[X]^m[N]^n>Kで、沈殿が発生する。
ここで、[X]_o>>[N]_o,{[X]_o}^m{[N]_o}^n>K_{SP}を満たしているとき、
物質X^mY^nは沈殿するが、
mX+nY\rightleftarrows X^mN^nであることから、
物質Xについては、ほとんど沈殿せず、
したがって、沈殿後のXの濃度[X]_tの値は、
[X]_t\simeq [X]_oと考えることができる。
したがって、このとき溶け残るYの濃度は、
[X]_t[Y]_t=K_{SP}\iff [Y]_t=\frac{K_{SP}}{[X]_t}\simeq \frac{K_{SP}}{[X]_o}
このとき、Yによるイオンの沈殿した割合は、
\frac{[Y]_o-[Y]_t}{[Y]_o} となる。

硫化水素

H_2S\rightleftarrows 2H^++S^{2-}より
溶液をアルカリ性にすると、平衡が右に寄り、S^{2-}が析出する。
これにより、酸性条件下よりも析出しやすくなる。

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最終更新:2012年07月05日 07:32
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