分子(金属)の内部構造を構成する化学結合(分子内結合)
- 共有結合(非金属-非金属)
- 配位結合
- 金属-金属間結合
分子(原子)集団を構成する化学結合
- イオン結合(非金属-金属)
- 金属結合
- 水素結合
- ファンデルワールス結合もしくは狭義の分子間力
共有結合
アミド結合
カルボキシル基(-COOH)と1級アミン(-NH2)とが脱水縮合してできた化学結合で、
アミノ酸が重合したタンパク質の基幹構造部分。
ペプチド結合
アミド結合のうちアミノ酸同士が脱水縮合して形成される結合である。
ジスルフィド結合
2組のチオールのカップリングで得られる共有結合である。
SS結合(SS-bond)またはジスルフィド架橋(disulfide bridge)とも呼ばれる。
全体的な構造はR-S-S-R'となる。
グリコシド結合
炭水化物分子(糖)と別の有機化合物とが(縮合反応によって)結合した基である。
グリコシド結合とは、単糖(または単糖誘導体)のヘミアセタールと
アルコールなどの有機化合物のヒドロキシル基との間の結合である。
分子間力
ファンデルワールス力
ファンデルワールス力は、分散力と双極子間力から成る。
水素結合
F-H,O-H,N-H,C-Hなどがある場合、水素結合が発生する。
イオン結合
クーロン力に基づく結合である。
ここで、クーロン力は、
であらわされる。

のとき、このイオンは電気素量一つ分の電気量を持つので、
ということになる。もっとも、実用的には、
強さの大小を比較する用途に於いては価数を代入すれば十分である。
したがって、同じ価数動詞のイオンの
組み合わせで
最もその結合力が強いものは、
rが小さいもの、つまり、原子番号の小さいものである。
たとえば、アルカリ金属とハロゲンによるイオン結合で最大のものは、

である。
最終更新:2013年03月19日 12:41