箱と球

以下、
(ア)4個の球を3個の箱に入れる場合
(イ)6個の球を4個の箱に入れる場合
(ウ)n個の球をm個の箱に入れる場合

[1]区別のつく球を、区別のつく箱に入れる場合
各々の球が箱の数だけ選択肢を持っているので、
(ア)3\cdot 3\cdot 3\cdot 3=3^4=81通り
(イ)4^6=4096通り
(ウ)m^n通り

[2]区別のつかない球を、区別のつく箱に入れる場合
これは要するに、球を個数で箱分だけ区別したに等しい。よって
(ア)「○○○○||」より、_6C_2=15通り
(イ)「○○○○○○|||」より、_9C_3=84通り
(ウ)「○×n,|×(m-1)」より、_{n+m-1}C_{m-1}通り

[3]区別のつかない球を、区別のつかない箱に入れる場合
これは個数によってのみ区別されることを意味するから、
(ア)(4,0,0)(3,1,0)(2,2,0)(2,1,1)より4通り
(イ)(6,0,0,0)(5,1,0,0)(4,2,0,0)(4,1,1,0)(3,3,0,0)(3,2,1,0)(3,1,1,1)(2,2,2,0)(2,2,1,1)より9通り
(ウ)a_1+a_2+...+a_m=n(a_1\ge a_2\ge ...\ge a_m=0) を満たす(a_1,a_2,...,a_m)組み合わせを数え上げ

[4]区別のつく球を、区別のつかない箱に入れる場合
基本的には個数によって場合分けだが、個数が異なる時はどれを入れるのか、等しいものがあるときには重複分を割るなどの注意を払う。
(p,q,q,r,0)(p>q>r)と区分されるのであれば、_{p+2q+r}C_p\cdot \frac{_{2q+r}C_{q} \cdot _{q+r}C_q}{2!} \cdot _rC_r通りとなる。

(ア)(4,0,0)→_4C_4=1通り,(3,1,0)→_4C_3=4通り,(2,2,0)→\frac{_4C_2}{2!}=3通り,(2,1,1)→_4C_2\cdot \frac{_2C_1}{2!}=6通りより14通り
(ウ)[3]の方法で個数を数え上げた後、何を選ぶのか、個数の重複を割る、の二つで整理する。

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最終更新:2012年07月21日 14:10
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