アミノ酸とタンパク質


アミノ酸

一部の特殊なものを除き、タンパク質は20種類のアミノ酸が結合して作られている。
これらのアミノ酸にはそれぞれアルファベット1文字または3文字からなる略号が付与されており、
一次構造の記述に使用される。

  • 各アミノ酸の特徴
等電点 芳香
チロシン Tyr Y 5.66(中) ×
フェニルアラニン Phe F 5.48(中) ×
トレプトファン Trp W 5.89(中) ×
システイン Cys C 5.05(中) ×
メチオニン Met M 5.74(中) ×
アルギニン Arg R 10.76(塩) × ×
リシン Lys K 9.75(塩) × ×
ヒスチジン His H 7.59(塩) × ×
アスパラギン酸 Asp D 2.77(酸) × ×
グルタミン酸 Glu E 3.22(酸) × ×
アラニン Ala A 6.00(中) × ×
アスパラギン Asn N 5.41(中) × ×
グルタミン Gln Q 5.65(中) × ×
グリシン Gly G 5.97(中) × ×
イソロイシン Ile I 6.05(中) × ×
ロイシン Leu L 5.98(中) × ×
プロリン Pro P 6.30(中) × ×
セリン Ser S 5.68(中) × ×
トレオニン Thr T 6.16(中) × ×
バリン Val V 5.96(中) × ×

()内の電荷は、中和点がどちら側かを示す。

タンパク質

タンパク質は、20種類存在するL-アミノ酸が鎖状に重合してできた高分子化合物であり、
生命にとって最も重な構成要素の一つでもある。

構造

一次構造 ひも状の数珠のつながり ペプチド結合
二次構造 数珠が折りたたまれて、らせんやシートを形成 水素結合
三次構造 二次構造がさらに特異的な形状に折りたたまれる 疎水性相互作用、水素結合、イオン結合、ジスルフィド結合
四次構造 複数の、折りたたまれた数珠の糸が集合して幾何学的な形状をつくる 水素結合、イオン結合、疎水性相互作用

  • 検出方法
ニンヒドリン反応 ニンヒドリン溶液 アミノ酸
ビウレット反応 CuSO4aq ジペプチド以上のタンパク質
キサントプロテイン反応 HNO3aq ベンゼン環
硫黄反応 NaOHaq,(CH3COO)2Pb S原子

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最終更新:2013年03月19日 12:57
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