優性遺伝
遺伝子Aが少なくとも1つふくまれれば、Aの要素は引き継がれる。
親が{AA,aa}の場合、子は{Aa,Aa,Aa,Aa}より、形質A:形質a=1:0
親が{Aa,Aa}の場合、子は{AA,Aa,aA,aa}より、形質A:形質a=3:1
すなわち、第1世代で{AA,aa}をかけあわせれば、第3世代では形質A:形質a=3:1 になる。
親{Aa,Aa}をかけあわせた場合、
|
形質A |
形質a |
舌巻き |
できる{RR,Rr} |
できない{rr} |
組み手 |
左指が上{LL,Ll} |
右指が上{ll} |
耳垢 |
湿型{WW,Ww} |
乾型{ww} |
耳たぶ |
福耳{EE,Ee} |
貧乏耳{ee} |
髪 |
波状毛{HH,Hh} |
直毛{hh} |
髪色 |
黒髪{BB,Bb} |
金髪{bb} |
眼色 |
黒眼{BB,Bb} |
青眼{bb} |
瞼 |
二重{DD,Dd} |
一重{dd} |
PTC感受性 |
苦みを感じる{TT,Tt} |
感じない{tt} |
形質{AABB,aabb}の親をかけあわせた場合、その子は{AaBb}であるので、孫は
|
A-(3) |
aa(1) |
B-(3) |
9 |
3 |
bb(1) |
3 |
1 |
より、形質AB:形質aB:形質Ab:形質ab=9:3:3:1
共優性遺伝
遺伝子Aと遺伝子Bがある場合、遺伝子ABを受け継ぐ子は二つの要素を懸け持つ。
親が{AA,BB}の場合、子は{AA,AB,BA,aa}より、形質A:形質AB:形質B=1:2:1
親{AA,BB}をかけあわせた場合、
|
形質A |
形質AB |
形質B |
マルバアサガオの花色 |
赤花{RR} |
桃花{RW} |
白花{WW} |
混合型
血液型
A,B同士は共優勢型だが、Oに対しては優勢となる。
親が{AO,BO}の場合、子は{AB,AO,OB,OO}より、形質A:形質AB:形質B:形質O=1:1:1:1
性別
実質的に一方の遺伝子にのみ依る。
致死遺伝
親が{Aa,Aa}であるとき、子が{AA}を持つと死んでしまう。したがって、
親が{AA,aa}の場合、子は{AA,Aa,aA,aa}より、形質A:形質a=2:1
親{Aa,Aa}をかけあわせた場合、
|
形質A |
形質a |
野ネズミの毛色 |
黄色{Yy} |
黒色{yy} |
最終更新:2012年01月06日 11:48