混沌の兆し

予告

父親が姿を消した理由とは!?
混沌の兆し
意識の深層に巣くう敵を滅せよ!

さて、おぬしとこうして歩んできた道じゃがここで大きな岐路を迎える事となる
此度の戦いで得る情報はもちろん、その後についてはわしの想像すら及ばぬ事態となる
しかと見届けてほしい、これはおぬしにしか頼めぬ事であるからな

イベントストーリー

開幕 心の深層を目指して

+ ...
カミラ
お待たせ、貴方の大切な大切なお父さんの事だけど、大よその見当がついたわ

(プレイヤー)
聞かせてくださいカミラさん、父さんは一体どうなってしまってるんですか?

カミラ
あれね、心の奥底に何かを植えつけられちゃってるわよ

ひまり
何かを植えつけられたじゃと?

カミラ
そう、何かよ、それが根を張り心の内から肉体と精神を縛りつけているわ

カミラ
名前は忘れちゃったけど古い呪詛の一種かなぁ、多分

(プレイヤー)
それは解呪が出来る類の呪いなんでしょうか

カミラ
勿論よ、力技でゴリゴリ行く羽目になるけど……貴方達そう言うの得意でしょ

ひまり
うむ、力技で解決出来るのであればむしろ有難いと言えよう

カミラ
そうねぇ……この男の感じだと、一回あたり十人前後が限度かな?

(プレイヤー)
限度?何の話でしょうか

カミラ
だからぁ、この男の心に入り込める人数よ、その上限は十人前後ね

(プレイヤー)
心の中に入るって、何かの例えとかじゃないですよね?

カミラ
言葉の通り、この男の心に入り込んで奥底に巣食う元凶を取り除くのよ

ひまり
いまいち実感の湧かぬ話であるが、それしか手段が無いならやるしか無かろう

カミラ
かなり荒っぽい事になるから、ちゃんと出来る人達を集めて少数精鋭でお願いね

(プレイヤー)
父さんの心の中で荒っぽい事だなんて、大丈夫なんですか?

カミラ
さあ、多分大丈夫なんじゃないの?王だって言うなら相応の精神力を持ってるだろうし

(プレイヤー)
多分って……

ひまり
他に手段が無い以上は仕方なかろう、突入部隊を編成するぞ

第1話 荒療治決行中

+ ...
(プレイヤー)
ひまり様に続いて、父さんと戦う事になるなんて思いませんでしたよ

ひまり
言うなれば、わしらは心に侵入する異物、それを排除する抗体とでも呼ぶべきか

(プレイヤー)
こんな事になるなら事前に教えておいてくださいよカミラさん

カミラ
やーよ、そんな事したら泡食ってる貴方達の姿を見て楽しめなくなるでしょ?

ひまり
まあ予想通りの反応ではあるな

ひまり
どうせ、今は単なる雑魚連中であれば奥に進めば進むほど手強くなるんじゃろ

カミラ
その通りよ♪まだ意識の階層が浅いから警戒も薄いって感じ?

(プレイヤー)
後はこの景色ですよ、雪山とか海辺とか火山とか森とか、もう滅茶苦茶ですね

カミラ
それだけお父さんの心の原風景が乱されてるって事よ

ひまり
穏やかな話では無いな、先を急いだ方が良さそうじゃ

カミラ
中に入ってみて確信したけど、この男の心は相当に頑丈みたいね

カミラ
だからそんなに焦らなくても大丈夫、どうせなら楽しく行きましょ?

ひまり
あくまでも物見遊山を気取るか……緊張感の欠片も無い奴め

カミラ
だってぇ、心の中って楽しいのよ?今に記憶や過去を覗き放題になるわ

ひまり
ふむ……先代には悪いが、奴にはこれまでの足取りを問い詰める必要もある

ひまり
カミラの話を真に受けるなら、その辺の手間が省けそうじゃな

(プレイヤー)
僕は反対ですけどね、心の中を覗かれるなんて気分悪そうですし

ひまり
おぬしの言い分も分かるが、先へ進まねば先代を救えぬからな

ひまり
これも必要経費として諦めるんじゃ、仕方ない事なのじゃ

(プレイヤー)
その割には顔が楽しそうですけどね

第2話 いい歳だってのに

+ ...
父親?
……た、……か?いつまで……だな

母親?
……ね、そんな……と、……よ

(プレイヤー)
あれは襲ってきませんね……単なる映像でしょうか

ひまり
うむ、あれがカミラの言っていた過去や記憶の事じゃろう

(プレイヤー)
何を言っているかは良く聞こえませんね

ひまり
ここはまだ深層部分には程遠いからのう、それ程重要な情報では無いのじゃろう

(プレイヤー)
あっ、急に聞こえるようになったみたいです

父の記憶
しかし、(プレイヤー)の奴はいつまで経っても寝小便が治らねえな

母の記憶
紫音なんてとっくの間に治ってるってのに、何だか心配だねぇ……

父の記憶
しかしまあ、紫音もちゃんと慰めてやってるみたいだし、いいんじゃねえの?

(プレイヤー)
うわあああっ!駄目です、耳を貸しては駄目です!あれはまやかしですから!

ひまり
そうか……おぬしの下半身は幼少の頃よりだらしなかったのじゃな……

(プレイヤー)
更に追撃を加えるような物言いは止めてくださいってば!

第3話 父親の趣味

+ ...
ひまり
む?どうやらまた過去の記憶が漂ってるようじゃな

(プレイヤー)
前回はとんでもない目に会いましたし、もう止めておきませんか?

ひまり
ふふ、その様子ではまだまだ後ろ暗い過去を抱えておるようじゃな

(プレイヤー)
もうあれ以上の爆弾は無いですよ、それに、思い出自体もそんなにありませんから

ひまり
悲しい事を言いよるのう……ならば尚更、先代の記憶に触れておいた方がよかろう

ひまり
恐らく、おぬしらを置いて出て行ったのも訳があるじゃろうからな

(プレイヤー)
逆に、訳も無しに出て行ったとしたら恨みますよ

ひまり
ならば大人しく様子を見ておれ……と言っても書物を読んでばかりじゃな、あの記憶

(プレイヤー)
父さんの趣味は妖魔界の歴史を調べる事なんですよ、きっとあの書物も歴史書か何かかと

ひまり
歴史とな?先代は顔に似合わず知的な趣味を持っておったのじゃな

(プレイヤー)
あの時は僕も小さかったのでよく分からなかったですが、かなり真剣ですね

ひまり
じゃな、鬼気迫る印象を覚えるほどじゃ、よっぽど歴史の事が好きなんじゃな

第4話 空白の期間

+ ...
母の記憶
また歴史のお勉強かい、ほんと、飽きもせずによくやってるよ

父の記憶
フフ、知的な俺の姿を見て惚れ直しただろう

母の記憶
はいはい、今日はどんな過去を暴こうとしてるんだい

父の記憶
ここ最近はずっと、空白の期間について掛かりっきりだな

母の記憶
相変わらず雲を掴むような真似を……

ひまり
空白の期間とは何じゃ?わしは仙狐族以外の歴史に疎くてのう

(プレイヤー)
僕も詳しくは知りませんが、妖魔界の過去には何も記録が残って無い期間があるらしいです

(プレイヤー)
書物も伝承も、それまで連綿と続いていた物が急にフッと途絶えてまた見つかったみたいな

ひまり
それは単に発見されておらんだけではないか?当時の資料が

(プレイヤー)
大昔の更に昔の事ですからそれも有り得ると思いますよ

ひまり
神族の連中の極一部は妖魔界創世の頃から存命じゃろ、何かを事情を知らんのか

(プレイヤー)
ご存知かとは思うのですが、何故かこの件に関しては口を開いてくれないと聞いてます

ひまり
ふむ、それらを指して空白の期間か……言い得て妙じゃな

(プレイヤー)
父さんは空白の期間について調べてたみたいですね、当時の僕は小さくて分かりませんでした

母の記憶
そういえば、アンタ宛てに何かの荷物が届いてたよ

父の記憶
おお!するってえとアレだな、待ちわびたぜ

母の記憶
またくだらない物を買ったんじゃないだろうね

父の記憶
まあその辺は大目でよろしくって事で、受け取ってくるぜ

第5話 吸い過ぎ注意

+ ...
ひまり
しかし、倒せど倒せど出て来るのはおっさんばかりか、気が滅入ってくるのう

カミラ
そう?彼、素敵なおじ様だし私は楽しんで殺ってるわよ?

(プレイヤー)
素敵だから楽しんで殺るって、前後の繋がりのおかしさ加減は流石ですね

ひまり
貴族の連中の歪みっぷりを久々に垣間見た気がするのう

カミラ
でも貴方、あのおじ様の血を引いてるんでしょ?だったら将来有望じゃない

ひまり
全体的になよっとしておるが、面影が無い事も無いな

ひまり
若干のむさ苦しさには目を瞑るとして、おぬしもあの程度には育ってほしいもんじゃ

(プレイヤー)
あそこまで無駄に大きくなりたいとは思いませんけどね、父さん、背が高過ぎだし

カミラ
貴方みたいな守ってあげたいタイプも捨て難いし、育たなければ育たないで美味しいかも?

(プレイヤー)
カミラさんが美味しいとか美味しく無いとか言うと背筋がヒヤっとしますね

ひまり
言っておくが、過度の吸血行為は厳禁じゃぞ?これでも将来がある身なのでな

カミラ
はいはーい、すぐに吸い殺しちゃうようなお馬鹿じゃありませんよーだ

第6話 混沌の爪跡

+ ...
ひまり
また先代の記憶じゃな、今回も熱心にお勉強中のようじゃが

(プレイヤー)
でもいつもと様子が違いますね、なんだか、焦っているように見えません?

父の記憶
何てことだ……それじゃあ、この妖魔界は一度……されて……

ひまり
映像と音声も乱れ気味であるな、む?何か様子がおかしいぞ

父の記憶
おい、ふざけんじゃねえぞ……これじゃ、この……だろうがよ!

父の記憶
信じられ……しかねえ、でも……落ち付け、まずは……

父の記憶
協力……話なんか……ねえんだ、……られるかよ、もう……

(プレイヤー)
怒ったり落ち込んだり、父さんはどうなってしまったんでしょうか

ひまり
肝心な所が途切れ途切れになっておるが、どう見ても普通の様子ではないな

(プレイヤー)
先程からしきりにあの資料を読み返してますよね

ひまり
あの資料が何であるかは分からぬが、影響を受けておるのは間違い無かろう

(プレイヤー)
そう言えば父さん達が城を出る数日前はいつもと全然違う様子でした

(プレイヤー)
ちょうどあんな具合に切羽詰まってるような、そんな様子でしたね

ひまり
先代達が姿を消すに至った理由が恐らくこの辺にありそうじゃな

ひまり
よし、付近を探索し似たような記憶が転がっていないか探してみるぞ

(プレイヤー)
ですね、僕ももう細かい事は言ってられないです……父さんの事が気になって

第7話 仮定の話

+ ...
(プレイヤー)
この記憶は、父さんと母さんが何かを話してるみたいですね

父の記憶
なあ紫暮、こいつはあくまでも仮定、もしもの話なんだがよ

父の記憶
「妖魔界は大昔に一度、外敵に侵略されて壊滅してる」と言ったらどうする

母の記憶
アンタを医者に連れてく、頭の方の

父の記憶
まあそれが正論だよな、全くもって正しい

母の記憶
……大丈夫かい?アンタの趣味も最近は妙に根を詰めてたし、ろくに寝てなかったろう?

父の記憶
まあ、単に俺の頭がおかしかったで済むならそれに越した事はねえんだけどな……

母の記憶
さっきから遠回しに何なんだい、何か言いたいがあるならはっきりとお言い

父の記憶
頭が切れるお前の事だ、こいつを見てくりゃ俺の言わんとしてる事が分かるだろうさ

母の記憶
これって……別にアタシは妖魔界の歴史なんざ興味無いよ

父の記憶
いいから目を通してくれ、それは俺がまとめた資料になる

母の記憶
ふうん、アンタのお手製だってんならちょっとは興味を引くね

父の記憶
まあ見てくれ、じっくりとな、その後でお前の意見を聞きたい

ひまり
ふむ……何やら、話が妙な方向に転がってきおったな

(プレイヤー)
母さんも凄く真剣に資料を読んでますよね、一体何が書いてあるんでしょうか

ひまり
分からぬが、とんでもない内容が記されていると見えるな、あの様子では


第8話 旅の目的とは

+ ...
父の記憶
(プレイヤー)も紫音も小せえんだ、お前は残った方が良かったんじゃねえか?

母の記憶
この先を考えるとアンタ一人でどうにかなる話じゃないさ、仕方ないよ

ひまり
会話の内容から察するに、これは城を出た直後の記憶になりそうじゃな

(プレイヤー)
そのようですね、居なくなってしまう直接の理由は分からずじまいでしたか

ひまり
しかし、何らかの目的はあるようじゃな

(プレイヤー)
これまでの情報を踏まえると、妖魔界の過去や歴史が関係していそうですね

ひまり
王としての役割をほっぽり出し、行方をくらました訳では無かったと

(プレイヤー)
理由があれば何をやってもいいと言う話ではありませんけどね

ひまり
まだブツクサ言っておるのか……じゃがおぬしも、多少は気が楽になったであろう

(プレイヤー)
ええ、単に無責任な人じゃなかったと分かりましたので、多少はですけどね

第9話 深層を目指して

+ ...
ひまり
しかし、わしらの目的の進捗はどうなっておるんじゃ?カミラよ

カミラ
極めて順調かな、この調子で心の深層まで下りて元凶を取り除いて終わりだし

(プレイヤー)
では先を急ぎましょうか

カミラ
ちょっと待って、どうやら新しいお客さんが来たみたいよ?

ひまり
確かに極めて順調なようじゃな、奴らがおぬしの言う元凶か

カミラ
いいえ、ここはまだ浅い層だし、奴らは元凶が差し向けた尖兵みたな物ね

(プレイヤー)
見るからに怪しげで悪そうな連中ですね

ひまり
よし、奴らを蹴散らしつつ更なる奥を目指すとするぞ

第10話 後は任せた

+ ...
父の記憶
って訳だ、信じられねえ話だとは思うが信じてもらうしかねえ

父の記憶
(プレイヤー)達を見守ってやって欲しいんだ、頼めるか?

剛腕狐 頑鉄
分かりました、この|剛腕狐 頑鉄|……粉骨砕身をもって若殿をお守りすると誓います

剛腕狐 頑鉄
再び剣を取る機会を与えてくださったんだ、必ずやり遂げてみせやしょう

父の記憶
助かるぜ、お前の忠節は俺の中での語り草としとこう

父の記憶
でだ、例の話の件も信じてくれたって事でいいんだな

剛腕狐 頑鉄
にわかには信じ難いですが……王の言葉を信じられぬ家臣が何処に居ましょうか

剛腕狐 頑鉄
混沌だか何だか知りませんが、返り討ちにしてやりましょう

父の記憶
誰もが皆、お前みたいに柔らかい頭で考えてくれりゃいいんだがな……

剛腕狐 頑鉄
王はこの後、いかがなさるおつもりで?

父の記憶
書状を突っ返してきた各地の妖魔王と直談判だ、顔を合わせて話をする必要があるからな

剛腕狐 頑鉄
あまり話をデカくすると混乱が起こっちまいますからね、それが良いと思いますぜ

ひまり
頑鉄の奴め、父親と裏で通じておったのじゃな

(プレイヤー)
全然気が付かなかった……なんで頑鉄さんは教えてくれなかったんでしょうか

ひまり
まあ、今は頑鉄を問い質すよりも先に進むが得策じゃな

第11話 三つ葉葵と仙狐王

+ ...
徳川家康の記憶
はっはっは、お狐様が出て来たと思ったら、こりゃまたとんでもない与太話だね

徳川家康の記憶
人間を化かすって魂胆なら、もうちょっと上手くやった方がいいんじゃないかい?

(プレイヤー)
父さんは人間界にまで足を伸ばしてたんですね

ひまり
どうやら各地を旅して何らかの協力者を募っておるように見えるな

父親の記憶
まあそうだよな……ごもっとも、って事で今の与太話は忘れてくれ

徳川家康の記憶
しかし、偉い偉い妖魔の王様がなんでわざわざ俺に話なんかを?

父親の記憶
兄さんの眼はその辺の凡人とはどうも、違う場所を見ているような気がしてな

父親の記憶
それに俺の見立てじゃ兄さんはデカい男になる、だから今の内にってな

徳川家康の記憶
嬉しい事を言ってくれるじゃないの

父親の記憶
ああ、別に話を信じてもらいたくてヨイショしてる訳じゃねえからな?

徳川家康の記憶
まだ顔を合わせたばかりだが、あんたはそんな小さな器の男じゃないのは分かるよ

徳川家康の記憶
さっきの与太話の件もはいそうですか、と気楽に受け入れる事は出来ない類の話さ

徳川家康の記憶
だが覚えておくよ、あれが本当なら天下の一大事だからな

父親の記憶
ありがてえ、今はそれで十分だ

ひまり
また肝心な部分が分からんかったのう、先代は何の話をして回ってるんじゃ

(プレイヤー)
分かりません、分かりませんが……かなり途方も無い話のようですね

第12話 いつまでも子供のままではいられない

+ ...
父親の記憶
昔のよしみって事で何とか信じてもらえねえか

遠野王の記憶
昔と違い俺には背負っている物がある、この遠野の領域ってデカい物をな

遠野王の記憶
それはお前にも言える話だ天道、いつまでも馬鹿をやってないで落ちついたらどうだ

父親の記憶
テメエ、俺の話をちったあまともに聞きやがれよ!

遠野王の記憶
実の所、半分ぐらいならお前の話を信じてやってもいい気持ちではある

遠野王の記憶
だがそんな不確かな話じゃ動けん、俺が動くって事は遠野が動くって事だからな

遠野王の記憶
お前だって、国の連中を巻き込めるだけの度胸が無いからこうやってコソコソしてんだろ

父親の記憶
まあ仰る通りだわな……だがよ、こうやって身軽にならんと出来ん事もある

父親の記憶
全てが手遅れになっちまってからじゃ遅いからな

遠野王の記憶
お前の気持ちは分かったが俺の答えは変わらん、このままお引き取り願おうか

父親の記憶
分かったよ、無駄な手間を取らせて悪かったな

遠野王の記憶
お前の話が妄言ではないなら、例の文献を残した賢者とやらが居るはずだろ

遠野王の記憶
そいつを捕まえて俺の前に引っ張ってこれるのなら、その時は信じるしかないだろうな

ひまり
今度は遠野の領域の王か、各領域の王の場所を巡っては何かの話をしておるようじゃ

(プレイヤー)
でも肝心な話の中身まではどの記憶を見ても分かりませんよね

ひまり
よほど秘密としておきたい話なのであろう、こればかりは本人に聞くしか無いかもしれん

第13話 世界蛇ヨルムンガルド

+ ...
???
薄汚ねえネズミが入り込んだと聞いてたが、随分と好き勝手してくれるみたいだな

カミラ
お出ましみたいね、どうやらアイツが全ての元凶、この呪いの媒介になっている存在よ

???
貴様らのような下等生物が何故、この呪縛の事を知ってるかは分からんが、そう言うこったな

(プレイヤー)
貴方は何者なんですか!父さんの体を縛る目的は何なんです!

ヨルムンガルド
俺の名は世界蛇ヨルムンガルド、肥え太った家畜共を食らいに来た偉大なる存在だ

ひまり
まるで聞いた事が無い名前じゃ、あの姿を見るに蛇影の者かとは思うが……

(プレイヤー)
カミラさんはご存知ですか?名前の響きが常闇の妖魔に近いと思うのですが

カミラ
私もそれなりに旧くて偉大な存在だけど、聞き覚えは一切無いわね

ヨルムンガルド
さて、俺も親父にドヤされないように、キッチリ仕事をさせてもらうかぁ?

(プレイヤー)
ひまり様、来ます!

ひまり
とにかく得体の知れぬ奴だ、出方を見ながら慎重に戦うしか無かろう

第14話 いつかどこかで

+ ...
(プレイヤー)
強い!口だけの存在では無いみたいですね

ひまり
奴の操る術は何なのじゃ!?それに動きがまるで読めぬ、戦い難い相手じゃ

(プレイヤー)
でも何処かで……あっ、そう言えば

ひまり
どうした?何か心当たりでもあるのか

(プレイヤー)
以前、小狐丸さんが攻めて来た時の事を覚えてますか?あの正体不明の妖魔です

ひまり
確かに、いつぞやの奴が纏っていた空気と同じ物を感じるのう

(プレイヤー)
あの妖魔もいつの間にか姿を消していましたが、何か関係があるのかもしれません

ヨルムンガルド
いーい気分だぁ、我らが主神様がご降臨なさるとこう好き勝手は出来ねえからな

ヨルムンガルド
テメエらも家畜の割にはそこそこ頑張るじゃねえか、気に入ったぜ!

ひまり
何かと上から見下すような物言いが癇に障る奴じゃな……

(プレイヤー)
でも、今の僕達なら決して勝てない相手ではないと思います

(プレイヤー)
奴の力も無尽蔵とは思えませんし、こうやって地道に戦えばいつかはきっと

第15話 渦を巻く疑問

+ ...
ヨルムンガルド
ちっ、まだ門が開ききっていない以上はこっちが不利か……

ひまり
形勢逆転じゃな!まあもっとも蛇妖の分際が狐妖に勝てる道理は無かったがの

(プレイヤー)
さあ、貴方には聞きたい事が山ほどありますからね、大人しくしてもらいますよ

ヨルムンガルド
やーなこった、この場は勝ちを譲ってやるが今の俺は単なる影に過ぎん

ヨルムンガルド
靴を持ってる親父ならともかく、力の欠片を飛ばすぐらいが関の山だからな

ひまり
おい待て!こら、勝手に消えるでない

ヨルムンガルド
焦んなって、時が来りゃあこの日の続きをしてやるよ!時が来りゃなククク……

ヨルムンガルド
じゃあな、また出会えることを楽しみしてるぜ!チンケな神族になんてやられんなよ?

(プレイヤー)
消えた……疑問は残りますが、これでひとまず解決でしょうか

ひまり
いや、まだこの付近には敵が残っておるみたいじゃ、このまま一掃していくぞ

(プレイヤー)
了解です、後でまた父さんにおかしな事をされると困りますからね

ひまり
しかし、一連の先代の行動とあのヨルムンガルドと名乗る輩、関係があると思うか?

(プレイヤー)
何とも言えないですね、父さんの行動もまだまだ全体像がボヤけて良く分かりませんし

(プレイヤー)
ここであれこれ悩むよりは、早く掃除を済ませて父さんの意識を回復させた方がいいで
        • すね
ひまり
うむ、そうと決まればさっさと片付けてしまうか

終幕

+ ...
(プレイヤー)
父さんが目を覚ましたんですか!?

ひまり
病み上がりの身であるゆえ、まだ飛んだり跳ねたりは出来んそうじゃがな

先代仙狐王 天道
だがこうして城内を散歩するぐらいなら余裕だな、よう、元気してたか?

(プレイヤー)
父さんには聞きたい事が山ほどあるけど一番大事な事を最初に聞くよ

(プレイヤー)
母さんは無事なの?

先代仙狐王 天道
すまねえな、母ちゃん……守れなかったんだ

ひまり
よし、ここでおぬしの怒りの拳が父親の頬を捕える展開じゃな、無言で頼むぞ

(プレイヤー)
そんな事をしても仕方が無いし、するつもりもありませんから

先代仙狐王 天道
そうなのか、一応こっちも歯を食いしばって待ってんだがな

(プレイヤー)
母さん、助かるんだよね?

先代仙狐王 天道
無責任な事は言えねえがまだ望みはある、連中の悪趣味な性格に賭けるしかねえがな

ひまり
連中か、それはあのヨルムンガルドなる異形達の存在に関わる話か?

先代仙狐王 天道
なるほどな、流石はひまり様だ、連中の存在を感知し動向を追っていたとはな

ひまり
いや、おぬしの心の中で断片的な情報を得ただけじゃぞ、おぬしが何と戦ってるかは知らん

先代仙狐王 天道
早合点だったか、んじゃまあその辺の事情から伝えねえとだな

(プレイヤー)
一切合財、洗いざらい話してもらうからね

先代仙狐王 天道
洗いざらいって事は、俺の性感帯がヘソだって話も必要か?

(プレイヤー)
そんなどうでもいい情報は要らないから

ひまり
ちなみにわしは二の腕じゃな

(プレイヤー)
ひまり様も変な話に乗っからないでください

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  • 最終
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出現時
撃破時
敗北時

主なガチャ更新家臣

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最終更新:2021年06月19日 14:06