腕を見込んでお願いが

腕を見込んでお願いが

猿飛佐助
そこを行くお譲さんがた、ちょいとお耳を拝借出来るかい
三好清海入道
どうしたの？手裏剣の押し売りなら間に合ってるけど
三好伊三入道
お待ちを、値段次第では考えます、上手く事が運べば良い儲けになりそうですし
猿飛佐助
俺の商売道具を売ろうって話じゃねえよ、お譲さんがたの腕を見込んでの相談だ
三好清海入道
相談？私達って忍者の助けになるような事って何か出来ると思う？
猿飛佐助
とある目的のために腕の立つ奴らを集めててな、平たく言えば勧誘だ
三好伊三入道
引き抜きですね、お代次第では考えましょう
三好清海入道
待ったぁ！お代も大事だけど、(プレイヤー)を裏切るのは可哀想でしょ
猿飛佐助
別に謀反のお誘いって訳じゃあねえ、いざって時に俺の指示で動いてくれるだけでいいんだ
猿飛佐助
そもそも俺も(プレイヤー)に雇われてる身分だ、あいつが困る事はしねえよ
三好伊三入道
冗談です、佐助さんの決意をみるために一芝居打たせて頂きました
三好清海入道
の割には即答だったよね伊三……
猿飛佐助
諸事情あって、ああしろこうしろの具体的な話が出来んが、頼まれてくれねえかね
猿飛佐助
そっちのお譲さんが心配してるお代もこの通り、前金で払っておこう
三好清海入道
うそっ、こんなに……って伊三！懐にしまうのはやっ！
猿飛佐助
ではこの話、受けてくれたって事でいいんだな？
三好伊三入道
ま、まあ……相場を考えればこの程度が妥当ですし、お引き受けしましょう
三好清海入道
ごめんね、この子も昔はいいとこのお譲さんだったのに、貧乏生活のせいで……
猿飛佐助
全くもって気にしてねえよ、んじゃま、まだ先の話だがよろしく頼むわ

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