理解に苦しむ執事
執事 カドクラ
貴方様方の生活様式に異を唱えるつもりはございませんが、やはり……その
(プレイヤー)
どうされました?カドクラさん
執事 カドクラ
この城の主人である貴方様自らが、あのような場所の掃除などを……
(プレイヤー)
ああ、でも便所掃除は基本当番制ですからね、僕も納得してやってる事ですよ
紫音
私もお兄ちゃんは王様なんだから例外でいいのに、って思ってますけど聞いてくれなくて
(プレイヤー)
自分の事は自分でやれが家訓らしいからね、父さんの代で勝手に増えた家訓っぽいけど
執事 カドクラ
しかしそれでは従者の立つ瀬が無いと申しますか、何と言いますか……
執事 カドクラ
ここまで大きな居城に執事やメイドが居ないと聞いた時は耳を疑いましたが……
紫音
メイドって何ですか?カドクラさん
執事 カドクラ
執事と同じく主人の身の周りの世話をする従者でございます、失礼、話が少々唐突でした
(プレイヤー)
執事と同じと言う事は、そのメイドも狭い門をくぐり抜けた精鋭従者の方なんですか?
執事 カドクラ
はい、メイドを名乗るには七十の条件を満たし、百と二つの試練を達成する必要があります
(プレイヤー)
執事の方もそんな感じの条件や試練がありましたよね、確か
紫音
そうなの!?カドクラさんが何をやらせても完璧な理由がまた一つ分かった気がする……
紫音
ねえお兄ちゃん、お兄ちゃんもそのメイドさんに会ってみたくない?
(プレイヤー)
興味があると言えばあるね、話を聞いた限りだと仲間になってくれれば心強そうだし
執事 カドクラ
あくまで比較の上での話でございますが、メイドと認められる条件は執事よりも緩いのです
執事 カドクラ
そのため、私のような執事をもう一人捕まえるよりは現実的な話かとは存じます
(プレイヤー)
そうですか、縁があれば是非お会いしたものですね、メイドの方にも
最終更新:2021年05月24日 16:56