目に見えぬ協力者

目に見えぬ協力者


紫音
ねえお兄ちゃん、今度の休みの日は空いてる?
(プレイヤー)
うん、特に予定も無いしのんびりと、何もしないって贅沢を満喫しようかと
紫音
良かった!みてみて、じゃじゃーん♪あの楽隊の演奏が見れる券、それも二枚だよ
紫音
席も隣同士だし一緒に行こう!って、お兄ちゃんはあの楽隊知ってるよね?
(プレイヤー)
つい先日……いや、昨日だけど話を聞いたな
(プレイヤー)
何でも、大人気な楽隊があって、今じゃ演奏を聞くのも困難だとか
紫音
そうだよ、その大人気な楽隊の券だけど急に行けなくなっちゃった子から貰ったの
紫音
だから、お兄ちゃんが良かったら一緒に行きたいなって、お兄ちゃん……駄目?
(プレイヤー)
あのな紫音、実の兄にそんな上目を使っても大した効果は得られないぞ
紫音
そうなの!?こうやってお願いしたら大抵はすんなり行くって聞いたのに
(プレイヤー)
そんな話、誰に聞いたんだよ
紫音
北斗星君さんに聞いたの
(プレイヤー)
あの人はもう、真面目な人だと思ってたのに
紫音
ねえ、お兄ちゃん、行こうよ!いーこーおーよー!
(プレイヤー)
こら、ひっつくなって!分かった、分かったからもう、離れろよ!
紫音
やったぁ!じゃあ詳しい話はまた今度だね、ありがとう、お兄ちゃん!
(プレイヤー)
あのくっ付いて来るのも多分誰かに……いや、昔から良くやってたな、アレは


最終更新:2021年06月07日 21:04