報告と連絡と相談
(プレイヤー)
今更ですが、妖魔を退治する退魔師の方とこうして話をしてるのもおかしな光景ですね
退魔師 真理亜
人に在らざる者の全てを狩る、そのような旧態依然とした考えを持つ一派もあります
退魔師 真理亜
ですが、我ら鈴門の者は時に妖魔とも手を取りつつ、世に害を成す邪悪な者のみを狩ります
(プレイヤー)
その邪悪な者が、吸血種なんですよね
退魔師 真理亜
はい、奴らは他者の命を弄ぶ忌むべき存在……その上、狡猾で強い力を持つ危険な種族です
退魔師 真理亜
奴らを完全に根絶やしにしなければ、真の意味で人間に夜明けは訪れないでしょう
退魔師 真理亜
と教えられてきたのですが、最近、私は気持ちが揺らいできたのです
(プレイヤー)
分からないとは、なんでしょうか?
退魔師 真理亜
この城に住まう吸血種達を見ていると、奴らも悪い奴ばかりではないなどと……
(プレイヤー)
ルトガーさんやモーラさんが邪悪か、と問われれば大いに疑問ですね
退魔師 真理亜
奴らが特異な存在である事は重々承知しています、ですが
退魔師 真理亜
私が葬って来た吸血種の中にもあのような連中がもし居たと思うと、揺らぐのです
(プレイヤー)
なまじ知ってしまったからこそ、生まれる悩みもありますよね
退魔師 真理亜
そして悩みは戸惑いとなり腕を鈍らせる、退魔師としてあるまじき事です
(プレイヤー)
真理亜さんも鈴門と言う組織の一員ですし、この件は鈴門の方に相談してみては?
(プレイヤー)
狩るべき相手とそうではない相手をある程度でも分類出来れば、幾分かは楽になるかと
退魔師 真理亜
確かに、私個人が判断出来る事ではありませんし……そうですね、上にかけあってみます
退魔師 真理亜
吸血種の中にもそれなりにまともな者は居る、もう少し柔軟に考えてもいいのでは、と
最終更新:2021年06月07日 21:13