この世界は、“フィギュア”が戦う。
戦うことのみしか知らない者たち。
戦うことで存在できる彼ら。
フィギュアにもどるということは、そのものにとって
“戦闘不能”を意味する。
それはそれで、ルールがある世界だった。
しかし、
そこに“規律”を破る者が突如現れたら……。
(大乱闘スマッシュブラザーズX 亜空の使者より)
上記は、“
スマッシュブラザーズ”と呼ばれる戦士たちの住む「この世界」という処の世界観である。
勿論、我らの住むこの星では…戦うこと以外に生きる者がいて、戦い以外のことを知る者もいる。
もはや戦いのみに縛られず、自由気ままに生きることができる。
だが―――――
もしも、彼らの世界と同じルールに統一されたら……。
主な登場人物
用語
亜空間内では、全ての生物がフィギュアである。
普段はフィギュアの姿ではなく、その生物としての体の機能をきちんと持っている。
フィギュアになるということは、体力が限界値に達したとき、肉体が通常の姿を保てないほどの激痛に見舞われたとき、意識を保てないほどのショックに見舞われた時、この3つがほとんどである。
フィギュアになることは、一時的に己の体をセーブ…死を免れるために起こす無意識な行動である。
しかし、あくまでも一時的苦痛を抑えるためであり、自己回復は一切できず、意識さえ持てない。
それどころか、フィギュア状態だと他者が回復させるということもできない。
フィギュア化は、『死』から逃れるために自身の意識と神経を一時的切断するものである。
その間、痛覚はないが、怪我は消滅することなく体に存在し続けている。
つまり、早く解除せずにフィギュア状態の人物をそのまま放置していれば、肉体損傷は悪化する。
フィギュア状態を保てなくなるほど疲弊すると、フィギュア化が解除され―――――まもなく『死』を迎える。
この場合死ぬときはフィギュアの姿ではない。
フィギュア状態の人物に攻撃をすると、フィギュアが壊れてしまうことがある。
フィギュアが少しでも傷つくと、フィギュア状態のものは2度と元の姿に戻れなくなる。つまりこれは『死』を意味する。
生身の肉体で、体の一部が切断などということがあると、フィギュアもそれに影響した形になる。
一部例外なのは、病の場合であり、痛みがあってもフィギュア化せず、死を迎える時もそのまま。
この場合、フィギュアになる力を使うことは無駄であり、少しでも生身の状態で生存確率を伸ばすための細胞の働きによる。
フィギュアになるということは生死を分けることであり、かなりリスクが高い。
フィギュア化を解除するには、ほかの人物がそのフィギュアに触れなければならない。
アークが亜空間へと切り取った世界などを再構成し、築き上げた虚構の迷宮。
別世界から連れ出した強敵たちを守護者として配備している。
最終更新:2012年01月24日 21:37