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カズネ「
レインドの 故郷 今度こそ レインドとあえる…かな(ビルを後にする)」
モララー「おぉ…軽くなった。サンキューな、カズネ。(大きな傷が癒え、立ち上がる)……ヒュォォ……(夜風でマフラーが大きく靡く)……目指すは『マイテイ』、今度こそ…行くぜ、レインド。(アロンダイトをマフラーにしまい込み、ヘリポートから街の方へと飛んでいく)」
カズネ「…ヒールウォーター(モララーをの傷を癒す)」
モララー「……後世に伝えてやんよ……お前等の輝いた生き様をな。(目を瞑り、しばらくして上半身だけ起き上がる)ふぅ……エンドリの効果は絶大的、だが…多用するもんじゃねえな…いつつ…。(切り裂かれた胸部を抑え込む)」
影丸「……(持っていた刀はモララーの頭部スレスレを通り過ぎ、地面に突き刺さる、本人もそれと同じ様に倒れ込み、白目になって息を引き取った)」
モララー「―――――限界はお互い様だ。(口元が緩む)」
影丸「……ペッ(マスクを外し、血反吐を飛ばす)ガタタ…(立てるはずもないその体で身を起こし、疲労しきったモララーに足を引きずりながら近寄る)拙者の秘奥義を出せば、貴殿など容易かったというのに…!(忍刀をひきずりながら歩みよっていく)任は最期まで、貫き通すぞ…
ロバート…!(刀を突き刺そうと、モララーの傍で刀を持ち上げるが……)」
カズネ「レインド 故郷に…」
モララー「…ぜぇ……はぁ…… ぜぇ……はぁ……―――――――そうか…。(徐々に目が虚ろになっていく)」
影丸「……奴は愛国者だ………自身の国に帰らぬはずがない…(消えかけの声で)」
モララー「…ロバートって野郎は…何処へ行きやがったんだ……。(夜空を見上げなら、白く荒い息が暗闇にへと消えていく)」
影丸「…(立とうとするも、地に身を伏せ、キッとした目付きで大の字のモララーを見上げるように首をあげる)」
モララー「(全身に力が入らないのか、大の字で倒れ込んだまま動かない)……聞いていなかったな。(影丸に)」
影丸「クォァ…グバァ!(吐血しながらも痙攣しながら立ち上がろうと腕に力を入れる)」
モララー「(元に戻る)ぜぇ…ッ、はぁ…ッ!ぜぇ…はぁ…ッ…!(いつも以上に荒い息を立てる)…はぁ…はぁ…はぁ…5分……切ったぜ…。」
――――――00:00:00
影丸「ブォンッ!!!……ヒュー、ヅダァァン!(超絶なスピードで夜空へと舞いあがり、時間をかけて回転しながらヘリポートに墜落する)」
モララー(TURBO)「――――ヅ…ッ!!!ブシャァーッ!!(胸部が一閃され、力尽きたように両腕が落ちるが……)―――――“TURBOギベック”ゥッ!!!!(両足に力を込め、影丸に高速カウンターとして思いっきり二度蹴り上げる)……ドシャァーーンッ…!!!(そのままヘリポートへ墜落くする)」
影丸「キェェェエエエエイ!(気合いの入った雄叫びと共に、接近してきたモララーを斬ろうと刀を一気に振り切る)」
カズネ「ふぇ どうしたの いきなり 叫んで」
モララー(TURBO)「(こいつで決める…ッ…)――――“TURBOリジェクト”!!(地面に向かって衝撃波を放ち、影丸と同じ上空へ飛ぶ)がは…ッ…(反動により吐血するが、狙いがズレる事はなく)うおおおぉぉぉーーー!!!!」
カズネ「あと 10秒 大丈夫…かな (ザッ) (足縛りを斬って取る)」
ピカチュウの中の人「致命傷はない…ねぇ…(だとしても相当の重傷みたいだな・・・後で治療してやるか…) さて…(日本刀を取り出す)(22)」
影丸「ぬっ!(上空に飛ばされ、回転しながらも態勢を立て直し忍の構え)」
――――――00:00:10
モララー(エンドリ)「同じたぁ思ってねえぜ。だが――――――(振り返らず体を僅かに左へ反って回避する)…お前等には分かりやすい癖ってもんがある。ガシッ、ブンッ!!(影丸の腕を掴み、上空へ投げ飛ばす)…エンドリ解除、TURBO!!ドォウンッ!!!(全身から蒸気が溢れだし、上空の影丸に狙いを定める)」
影丸「そうか……あの古代
マイテイ人とやりあったか…(モララーが一撃を減り込ませたのはやはり影分身で、既に背後に移動)しかしあの程度の力をもったマイテイ人と拙者を同じ線に立たせるなぁ!(デスパンチをモララーの背後から、心臓部目がけ噛まそうとする)」
カズネ「肩 骨まで 背中 真皮まで… うん 致命傷は 無い」
ピカチュウの中の人「カズネちゃん、傷は大丈夫か?(カズネに)(心臓部の穴がふさがる)さて、そろそろ本気だすか…(23)」
カズネ「―! (ザンッ)(僅かに体を動かして首から肩に攻撃を逸らす) ぃッ… 威力は やっぱり 私では 敵わない…かな この カウントダウン 何が…」
モララー(エンドリ)「ああ。(いつの間にか影丸の目と鼻の先に"移動していた")知ってるぜ。ドゴォッ!!(腹部に電撃を纏った蹴りによる重い一撃をめり込ます)俺はここへ来る途中、一度マイテイ人を名乗る奴とやりやった。その時の野郎と、お前同じ気を出しているな。」
影丸「ブシャァ!(血盾を突き抜ける威力を追加し、血盾を破壊してそのまま回転斬りを続けた後、モララーの方へと体を向ける)………(雷エネルギーが目の先まで飛んで来た瞬間、手を横に振り切る)”浮流断列”(雷エネルギーが全て振り切った手に吸収されていき、稲妻がやがて消える)…あまりにも見くびりすぎだ…拙者は”マイテイ人”だぞ」
コールズ「確かに死なない…けど彼は一定のダメージまで来たら気絶してしまうのよね…(不死鳥の形態で飛んで、窓から戦いを見ている)」
ピカチュウの中の人「あいにく心臓に穴あけられたくらいじゃ死なねぇんだよなぁ…下手したらバラバラになっても死なないと思うぜ?(オーラが大きくなり、心臓部の穴がふさがって行く)(28→24)」
――――――00:00:45
カズネ「私は 致命傷さえ 避けられれば 良い…かな(回転斬りを血盾で受け流す) 」
モララー(エンドリ)「―――バシュンッ!!!(影丸の前に姿を現す)さしで勝負しようぜ。お前の忍術と、俺の魔法でな…ッ!!!(掌に収束した雷エネルギーを影丸に放出させる)」
影丸「刀を捨てろ。心臓には最早穴が開かれた…時期に死が訪れるだろう(中の人に哀れんだ視線で)」
ピカチュウの中の人「ぐはっ!?(心臓部を刺されて膝をつく)んなこたぁやってみなきゃわかんねえだろ!(フラフラとしながら立ち上がり日本刀を取り出す)(29)」
影丸「…!(隠していた分身を消滅させたか…)……どうやら、拙者が直々に相手せねばならぬようだな…」
影丸「ならば死ね(まともに攻撃を受けた所で、また首もとをかっ切るように回転斬り)」
―――――ゴォゥン…ッ!!!!!!(凄まじい雷轟と共に分身が一人、また一人と黒焦げとなって消滅していく)
影丸「ズシャ!(影分身を消した中の人の心臓部位に刀を突き刺す)ヒーロー気取りもいい加減にするでござる…ここに来た時点で最早”自身を助ける”事すら出来ぬのだからな…」
カズネ「ぃぁぅっ… そう 私も 積極的には 攻撃 しない…(切り裂きをまともに受け)」
影丸「――その速さ、まさに雷神の如く(忍刀を腰にあて、精神統一) 」
ピカチュウの中の人「(着地する)貴様、何をしてやがる!(影丸(影分身)の腕を炎のオーラを纏わせた刀で斬る)(30)」
カズネ「ぁぅっ 本当に 一瞬の隙 見逃さない…(足縛りになり)」
――――――00:01:13
影丸「拙者はマイテイ人だ。何処の小娘の攻撃を一切れとも受けるわけにはいかぬ(人差し指と中指で投げ返された刀を掴み、それを逆手にもってカズネの腹部を切り裂く)」
モララー(エンドリ)「…バチッ…バリリッ…!!(常に全身に蒼い電撃が迸っている)…随分弄ばれてしまったな…。だがよ、これで終わりにしてやんよッ!!――――バチンッ!!!(雷の速さの如く、一瞬にして姿が消えた)」
影丸(影分身)「(地面から身を出して、カズネの両足を両手で完全固定している)」
ガシッガシッ!(カズネが投げ返す瞬間、両足が人物の手によって固定され、身動きが封ぜられる)
影丸「戦闘中、口を開く暇があれば隙を与えるな…(カズネを心底呆れたような表情で愚弄する)……むむ…雷(いかづち)…!?」
カズネ「二度も 同じ手は 喰わない(シュルッ ブンッ) (背中の傷口から出た血の鞭が刀を掴み、投げ返す)」
ピカチュウの中の人「へへっ、助けに来たぜ!(カズネに向かってにこっとする)…なっ!?(胸を刺されて蹴り上げられる)」
ズシャァ!(にらみ合いに持ち込んでる最中、またもやカズネの背後から刀が伸び、突きさす)
モララー「スタ…(華麗に着地する)……電撃魔法、“エンドリ”ッ!!!バチッ、バリリ…バリバリバリリリ…ッ!!!!(全身に青い電撃が迸る)」
カズネ「眼差しで 突き刺す つもりなの?(虚無の眼で) 分身 多くて 厄介」
――――――00:02:23
影丸(影分身)「ビヒュン!(分身が消滅し、モララーの身を抱え込む者が消える)」
モララー「―――――!!(にゃろ…ッ!洒落になんねぇっての…!!…いや待て、こいつは分身…。)……“
アンビション”、効果!!(落下中見えない鎧に纏われる)………!!!(一度目を瞑り、かっと開かせることで凄まじい覇気が分身を貫通し、消滅させる)」
影丸「ぬっ…(腕を止められるが、後ろへやられることはなく中の人の胸元に隠し持っていたクナイを突き刺し、蹴り上げる) …(冷たい目線でカズネを見下ろし続け、”にらみ合い”に持ち込む)」
カズネ「高く上がった 今度は 急降下 重さも使って 攻撃…かな(起き上がる) ありがとう(中の人にお辞儀)」
カズネ「でも 私も そう簡単には 殺されない(ガキィンッ!) (口で咥えた血小刀を素早く薙ぎ、斬首を防ぐ)」
影丸(影分身)「スォォォ…(かなり高い位置まで跳躍し、体を半回転させ、分身事頭部を地面に叩き付ける勢いで急降下)」
モララー「てめ…ッ!カズネに何を―――――ッ!!」
ピカチュウの中の人「っ!?(影丸を見る)やめい!(影丸が振り切る前に刀を持っている腕をつかみ、影丸の後ろへやる)」
影丸(影分身)「ガッ!(影分身は一人だけでなく、モララーの背後から突如現れ、腹部を両手で抱え込み飛び上がる)」
影丸「さらばだ、侵入者よ(なんの情けもかけず、何の戸惑いも晒さず、身動きが取れないカズネの首元に刀をあて、そのまま一気に刀を振り切る)」
モララー「なっ――――のわぁ…!?(勢い余って転がるように着地する)にゃろぉ…分身かよッ!!(振り払い、影丸を睨みつける)」
メシメシメシ!(カズネの腹部から骨がじわりじわりと折れて行く)
ピカチュウの中の人「何の騒ぎかと思って来てみれば…いきなり修羅場かよ…(ビル内に入ってくる)」
カズネ「がぅっ… やっぱり 私も 侵入者 許しては くれないのね」
影丸?「ブシャァ!ビヒョン(剣が体に触れた途端、煙となって姿が消える)」
モララー「……ぃぃぃー…ッはぁ!!!(大きく振りかぶり、叩きつける要領で剣を思いっきり振り下ろす)」
影丸「拙者が忍である事を晒していなかったな…最も、風貌で分かるとおもったが…(夜空に姿を消している最中に、影分身をつくり、モララーを影分身で誘導させ、その間にカズネの背後に回っていた)そして例え女子供であろうとも任は絶対故…!(カズネを蹴りで押し倒し、腹部から起き上がれない様に踏み続ける)」
影丸「(ぎこちない動きで落下してきたモララーの攻撃を防ごうと、刀を横にして防御を試みる)」
カズネ「ぃっ… 逃げなくても 背中の保障 無かった(ズッ) (忍刀を引抜く)」
モララー「ドッパリパリパリパリィーー…ン…ッ……!!!!(疾走跡のガラス製の壁にいくつものくないが突き刺さり割れていく)…トッ…!(ある程度登りつめた所で大きく蹴り、剣を構え、ガラスの破片と共に影丸に向かって垂直に落下していく)」
ドスッ!(なんの前触れもなくカズネの背後から忍刀が突き刺さり、貫通する)
カズネ「逃壁 地形を 利用してる」
モララー「ダダダダダ……ッ…!! キィー…ッ! ダンッ!!(疾走中踵を返し、壁を蹴って登っていく)」
キャイン!キャインキャイン!(疾走中のモララーの後を追う様に、幾つものくないがコンクリートの上に弾き飛ばされていく
モララー「ダダダダ……ッ…!(駆け出しながらマフラーから聖剣アロンダイトを取り出す)……。(消えた影丸に動じず、常にヘリポート内で疾走している)」
影丸「シュン!(駆け出したところで影を纏いながら飛び上がり、夜空に姿を隠す)」
カズネ「5分 短期決戦 」
VS マイテイ人【影丸】
モララー「……フゥー…(大きなため息を吐く)生憎時間がねえんでね……ス…(開いた掌を影丸に向ける)……5分だ。5分でケリ着けてやんよ。(
ロケット団時代の
モララーの姿が幻となって現れ、モララーと重なる)―――――ダンッ!!(右寄りに駆け出す)」
影丸「………任の為あらば、忍道も曲げようぞ(腰に差していた忍刀をものの僅かで抜き取り、逆手持ちをしながら、逆の手で忍のポーズをとる)…かかってくるがよい」
カズネ「レインド 此処にも居ない じゃあ 何処に いったのかな…」
モララー「ぁ、挨拶ならまた後でだ…。(汗)(相変わらず律儀だなぁ…)…ハッ、馬鹿言ってんじゃねえよ。ダチの窮地をみすみす放っておけるかよ。分かってんだろ?退く訳がないってことを…!」
影丸「無論…しかし拙者の忍道の心得として、動物の殺生は好まぬ……このまま身を引けば拙者からは勿論、ロバートからの敵意も発生せぬ…友の為とは言えど、そこまで尽くす必要もなかろう…(忍者立ちのまま)」
カズネ「こんばんは こんな所で 会った(モララーにお辞儀) ロバートに 雇われて この施設 情報 護ってるのね」
モララー「うおっ、カズネ…! ……ロバー…ト…。(目のハイライトがビルのライトアップで輝きを増す)はー…ん…… ……そしてお前は、ここに来た俺たちを殺すのか。その男に下された命令のままに。(拳を突きつける)…此処へたどり着いた時、いや…今さっきまでお前と会話していた時、此処にレインドはいないと分かった。あいつの気を感じなかったんでね。」
影丸「…(暫く沈黙を挟み、無を思わせる目付きのままマスクの下の口を動かす)ロバート(ぽつりと名前を口に出す)拙者はその男に雇われ、今ここに居る…」
カズネ「(ビルの音 聞こえたけど また 何かを感じて 進入―…)きゃっ!(手裏剣を屈んで擦れ擦れで避ける)気付いていたの でも 此処まで 不穏の気 感じて 何も見ずに 帰る訳にも…いかない」
モララー「………(冷や汗をかき、より強張った表情に…口元が僅かに緩んだ)…どーやら…いや、"どーりで"あいつが捕まったわけだ。……んで、誰だよ。アイツを連れ去った野郎ってのはよ。」
影丸「左様…悪い事は言わぬ……今からでもここから去れ。今感じたであろう。自身が敵にする者の強大さが……… …(手元の手裏剣をカズネの頭部目がけ、”軽く”だが”高速”で投げつける)」
モララー「―――――ッ!(な…なんだ…?!この手紙…いや文字から漂う殺気…ッ!……だが…)……つーことは、レインドをさらったのはお前じゃないんだな。(冷静さを取り戻し)」
カズネ「(不穏の気 また 何かが 動く…のかな) (屋内の物陰から二人を見ている)」
手紙には「此処に足を踏み入れた者は殺せ」という血文字が描かれ、自然とモララーの心に”恐怖”の文字が突きつけられる
モララー「…??どういうこった……ん?(足元の手紙を拾い上げ、内容を見る)」
影丸「思い込みの激しい猫だ……拙者とて、貴様と今同じ立場だ(足音を鳴らさず、モララーとは距離を変えず横に歩き出す)…最も、任務は授かっているが故…(置き手紙と思われる用紙を見続け、モララーの足下に投げつける)」
モララー「あ”…?(影丸の方へ振り返りその姿を確認する)…おめぇ誰だよ。…!!ッ…お、まさかお前がレインドを…ッ!!」
影丸「……訪問者よ、よくぞ来たな…」
モララー「――――――(瓦礫と煙の中から跳び蹴りのモーションで現れ、着地する)…何処だ……何処だレインド…!?(険しい表情で辺りを見渡す)」
影丸「(飛んで来た破片が体にぶつかったりで散々だが、元々扉があった方向に、マスクの間から目を覗かせて見つめる)」
―――――――ダンッ!!!!…ダンッ、ダンッ、ダンッ!!!!!(木端微塵となった屋上へと続く扉の奥で凄まじい音が轟く)―――――ドゴォーーン…ッ…!!!!!!!(瓦礫が大きく吹き飛ばされる)
影丸「(忍者立ちをしながら首に巻いているマフラーが夜風と地響きによって靡く)」
…………ダダダダダダダダダ……ッ……!!!(ビル内にて僅かに大きな揺れが発生している)
~ペガサス国・コールドビル~
ロバート「悲鳴もあげずに消えるとは……興醒めだ(つまらなさそうな顔をして屋上の有様を見る)……さて、そろそろ飽いた所だ、場所を変えるか……」
ジェダ「ロバート…!(崖が破壊された事により、103階の高さから落ちて行く)」
ロバート「俺を止めにきた?寝言は寝て言え…貴様には俺と戦う技量すらなかった(ジェダが捕まっている崖を足踏みが破壊)」
ジェダ「――ッ!(衝撃波によって吹き飛ばされ、ビルの外へと飛ばされそうになるが、急いで手を伸ばし崖に捕まりぶらさがった状態になる)」
ロバート「乱舞攻撃というのはこうするものだ!ズダダダダダダダダダダダダダ!!!(動きがとまったジェダに対して、ジェダが行った乱舞攻撃の何倍もの早さで乱舞を繰り出す)これで終わりだ…!(両手を合わせ、ジェダの目の前で強烈な衝撃波を発生させ、吹き飛ばす)」
ジェダ「ぶぉっふぉ!!(「く」の字になって仰け反り、動きがとまる)」
ロバート「うぉっとっと…!(乱舞を全てスウェイで回避していき、隙を見てボディブローをジェダに噛ます)」
ジェダ「ストッ(着地後、近接にいるロバートに対して鋭く、それも高速な打撃乱舞を繰り出す)」
ズドンッ!(お互いの蹴りで衝撃波が発生し、足と足を中心に強風が舞う)
ロバート「ふんッ!(サマーソルトに対して、こちらも上段の蹴りを繰り出す)」
ジェダ「…!(投げられた所で、前転しながら態勢を立て直し、速攻にロバートの方に大きく跳躍して逆サマーソルトを繰り出す)」
ロバート「貴様は恐れていたんだろう、俺の超特化型としての素質が開花するのを……思えば親父は俺を避けていたな…(クククと笑いながらジェダを捨てるように投げる) 」
ジェダ「くがぁ!(首を掴む手を解こうともがきながら、吐血)」
ズガァァァン!(屋上へと続く扉は無惨にも木っ端みじんになる)
ロバート「狭い地形だ…爆破させなかった事に感謝するんだな…!(既にジェダの目の前に移動しており、背中がぶつかったジェダの反動で浮いた体を利用し首根っこを捕まえ、そのまま同じ箇所に強打させる)」
ジェダ「ぬぉ…!?(闇の波動を腹部に直撃し、屋上に繋がる扉に背中がぶつかる)」
ロバート「舞え…(アッパーカットよりも速く、鋭い蹴り上げをジェダの顎に噛まし、浮いた体に手の平から闇の波動を放ち、吹き飛ばす)」
ジェダ「私の鎖を…!?(険しい表情になり、近接しているロバートにアッパーカットを素早く入れる)」
ロバート「その鎖で何万もの命を葬ってきたらしいな…その記録はここでおしまいだ…(投げつけられた鎖は、剣撃が一つ加わっており、切断される)」
ジェダ「……フンッ!(すり抜けたロバートの方を異常な反射神経で振り向き、鎖を投げつける)」
ロバート「抜かせ…(不適に笑みを零し、接近してきたジェダの横を”いつの間にか”すり抜ける)」
ジェダ「(タキシードが完全に燃えきると、ダブルタイプのレザージャケットに鎖がX型に巻かれた衣装が露になる。鎖の余分に長い分は彼自身が手に持っており、その部分は常に炎が舞っている)親に昔話を語る時は死ぬ前にしろ…(鎖を手にとり、振り回しながら急接近)」
ロバート「昔話は終わったか?何、今から起こる事も昔話になるさ…永遠進む事の無い…昔話にな…(マントが急激に靡き始め、ばたばたと音を鳴らす)」
ジェダ「……やはり、選ばれたマイテイ人か……人情に浸たることなど有り得ないのだな…(裾で燃えていた炎が一瞬にして体全体を包み込み、タキシードを燃やす)親として、お前の愚行は止めなければならない…」
ロバート「…ククク…家族の為?笑えん冗談を言うな……(両手がフリーになる)今、俺は貴様の許否など、どうでもいい……何故ここに来たのかも問わん……」
タキシードの男「お陰で、”ジェダ”は売国奴だと罵倒され続けた……返す言葉もない、その通りだったからな………許してくれとはいわん、ただ、わかってくれ…ロバート」
ロバート「……」
タキシードの男「死を覚悟したよ。恐怖は全くなかった。国の為に尽くせたのだからな……だが敵は私の「家族」の安全と引き換えに、こちらの内部情報を教えろと詮索してきた…絶対に家族には手を出さないと……そんな護られもしない約束に、私は思わず希望を感じてしまったのだよ……国よりも家族を優先してしまった愚かな国家騎士だ……(哀しげな目付きでロバートと目を合わせたまま)」
タキシードの男「私は紛争地帯で多くの人間を嬲り殺してきた…国の為、家族の為…戦い続けた。しかし国は我々の小隊が紛争地帯から帰還する事を拒否した…国の命令が絶対だったが故に、私は止む終えず紛争地帯に残されたのだ…無論、仲間の体力も限界だ。長く続いた戦闘で、我々は捕らえられた……(裾の炎は弱くなりつつあり、夜風が左右に揺れる)」
ロバート「……(足取りを止め、同表情でタキシードの男を睨み続ける)」
タキシードの男「アレは妻とお前を護る為の取引だったのだ…(裾で火照っている炎は燃え広がることはなく、常に裾で燃え続けている)」
ロバート「ぬけぬけと…マイテイの国家機密を外部に通達した裏切り者が今更何をいっている」
タキシードの男「ロバート、私は確かに、父親として失格だ。お前には何もしれやれなかった、させてやれなかった…(タキシードの裾が燃え始める)」
ロバート「……(同じ様に一歩踏み出し、歩みはじめる)」
タキシードの男「……(黙ったままロバートとにらみ合いになり、しばらくして一歩踏み出す)」
ロバート「ククク…今更何をしにきた……(顔の笑みが消えていき、最終的には無表情に成る)売国奴め………」
タキシードの男「……(以前、瓦礫と化した
マイテイ国で家族写真を手にとった男性)……ロバート……(渋い顔の何処かに、哀しみや切なさが入り混じった表情が隠されている)」
ロバート「なぁ……親父…(満月をバックに、屋上に上がって来た男性に顔を向け、暗黒微笑)」
コツ! バンッッッ!!! コツコツ…(そして屋上の扉が開かれ、戦士は冷たいコンクリート床の上にしっかりと立ち尽くす)」
ロバート「しかし、救世主以外の目から見れば罪人は所詮罪人、存在を認められない愚かな存在。その非存在を認める救世主という存在もまた非存在として見られるというのに…救世主というのはまた真っ直ぐで低能な輩だ…(階段を上ってくる音にはまだ反応せず)」
コツ…コツ…コツ、コツ!コツ!(一歩一歩、力強い足音とコンクリートの音が大きく響きだす)
ロバート「だがその自己満足の支えになるのが罪人を救った救世主…特別、他とは違う目線で物を言い、罪人を助け、希望を与える…ファンタジーでしか有り得ない夢物語だが、実際にあり得るとはな…」
コツ…コツ…コツ…(ビルの階段を踏み続ける音がビル全体だけでなく、風に乗って街全体に響きはじめる)
ロバート「自身の罪を償おうと、悔い、嘆き、苦しむ…だがそれは報われない自身を助ける為の自己満足に過ぎん(ビルの端で夜風に当たりながら、独り呟き始める)」
~コールドビル~
過去出会ってきた友や仲間といった知り合い達の姿がフラッシュバックされる
レインド「…ペッ…(唾を吐き、折れかけている歯を舐める)(…恋人の名前が頭に浮かんでいる俺は…もう限界か…)」
影丸「ロバートに何を言ったかは分からぬが、御主も不幸よな……
カイルの息子、それだけでこの有様故に…(哀れみの表情でレインドを凝視し、首を振る)何、ロバートが飽いれば、死が許されるはずだ。それまでの辛抱。辛抱よ…(聞きたい事を言わず、電気を消して小屋から出る)」
影丸「……(殺しに対しては何の躊躇いも無く、そういった訓練をされてきた拙者が…惨いと思わせるような惨劇…)…その調子では口も聞けぬよな…」
レインド「(相変わらず拘束されていて目が潰れて見える程、瞼の上の出来物が晴れ上がっており、腕の間接が明らかに可笑しい方向に曲がっている。Yシャツの色も赤の混じった黒や黄色といった、汚らしい染みがまばらについている)…(ゆっくりと影丸の方向に首をあげる)」
影丸「失礼するぞ(小屋の扉を開け、中に入る)相変わらず異臭が漂っておられるな…光ぐらい灯したらどうなのだ(スイッチを押し、小屋の豆電球を点ける)さて、御主に聞きたい事が――」
ロバート「……近い内、このビルに訪問者が来るな……(影丸が小屋に向かって行く最中、街灯が光る街を見渡しながら呟く)」
影丸「一体何を申されてるか、拙者には分からぬが……(小屋の方に足取りを進める)少々様子を見るでござるよ」
ロバート「…奴はマイテイ人ではない………(意味深に呟き、フゥとため息をつく)」
影丸「野犬……(ヘリポートに佇む、一つの小屋を見る)……あのマイテイ人でござるか」
ロバート「何、野犬に噛まれそうになって、少しばかし苛立っただけだ…」
影丸「ロバート殿、今日もまた、多量の殺しが出来たでござるよ……?(ロバートの背中を見て、雰囲気が違う事を感じる)……どうされた…」
ロバート「……(冷たい夜風に当たる中、普段の暗黒微笑がまるで無く、いつになく表情が強張っているように見える)」
~コールドビル ヘリポート~
タキシードの男「(ゆっくりと、白い手袋をした手でケースについている砂埃などの汚れを、拭う)……ッ(写真を胸ポケットに入れ、淡々とした足取りでその場から去る)」
写真にはタキシードの男の若き頃、妻と思われる女性。そして女性の腕に抱かれて、まだ赤ん坊であった頃のロバートが写っていた)
タキシードの男「ガララ……!(瓦礫をどかすと、何かを見つけたか、目が大きくなる)……ロバート…(吐息混じりにロバートの名を声にし、瓦礫から罅の入った写真ケースを取り出す)」
カァ!カァ!(暗い雲が舞う中、カラスの声が不気味にも響く)
タキシードの男「(瓦礫と黒くなった血溜まりしかない廃墟の中、黙々と瓦礫をどけて何かを探索している)」
~マイテイ国 廃墟した住宅街~
モララー「(走っている最中にTURBO解除)(まさか奴を相手に上手く決まるとは思わなかった…!だが……これであいつの元に行ける。―――――待ってろ…ッ!!)」
キセルが一歩進む度に破壊されたハイウェイが何事もなかったかのように自然に復元されていった
キセル「……。(走り行く彼の後ろ姿を、目を細くして見送る)……無知だったのは俺の方か。馬鹿の考える事は理解しがたいものだ。(呆れた表情で刀を鞘に納め、モララーとは正反対の道へと歩いていく)」
モララー(TURBO)「ギュオン…ッ!!!(出現した個所はなんと、先程キセルに目がけ投げ飛ばしたアロンダイトの元であり、剣を即座に回収しそのまま神速の如くハイウェイを駆け出していく)」
キセル「……!(それを見て表情が若干だが変わった)」
モララー(TURBO)「―――――!!(来た…ッ!!)ギュオン…ッ!!!(全身が激しく光り出し消滅する)」
キセル「“転送能力(トランスファート)”。(先程の爆発で残骸となった道の破片を降り注ぐ雪と転換させ、モララーに向けて高速で飛ばす)」
モララー(TURBO)「ぐはぁ…ッ!!(天高く吹き飛ばされる)」
キセル「(終わりだな。)……シュッ、ドゴォッ!!(しゃがんで回避し、指を折り曲げ頭上に来たモララーを天へ打ち上げるように強打する)」
モララー(TURBO)「――――シュタ…ッ!(あの凄まじい爆発の中からなんとか抜け出した様で、地面に着地する)…うおおらあぁぁーーっ!!(素早い踏み込みから殴りかかる)」
キセル「……。(白銀の世界に輝く花火の様な爆発を見上げる)」
キラキラキラキラ……(一閃から繰り出された斬撃が光の礫となり、天に浮かぶオブジェの周辺を飛び交う)―――――――ボッカアアアアアアアァァァァァーーーーーーーン……ッッ!!!!!!!!!!(やがて徐々に輝きを増して大爆発を引き起こした)
キセル「……ス…(刀を鞘から"抜刀させた")…“集結爆破(グルッポノヴァ)”。(刀で空振りの一閃を繰り出す)」
ヒュンヒュンヒュン……ザクン…ッ!(キセルから遠く離れた背後にアロンダイトが突き刺さる)
キセル「ス…(体を右へ反って回避)」
モララー(TURBO)「うぉ…ッ!!?(そのオブジェに乗っている)(やはりこいつはヤベェ…化け物染みてやがる。何とかこの場を振り切れる策は………!!)(何か閃いた様子で、マフラーから聖剣アロンダイトを取り出す)そぉらぁ…ッ!!(その剣をキセルに目がけ投げ飛ばす)」
ガンガンガンガンガンガン……ッ!!!!!(キセルの見えない斬撃によりハイウェイが不規則に切り刻まれ、それから天へと浮上して摩訶不思議なオブジェを作り出す)
キセル「(目前に現れる)“切貼能力(デコパージュ)”…。」
モララー(TURBO)「ドカン…ッ!!(パンチ一つで車を真っ二つに割り、吹き飛ばしてそのまま一直線へと駆けだそうとする)」
キセル「……!“転送能力(トランスファート)”。シュピンッ(ハイウェイの隅で止まっていた車と転換する)」
モララー(TURBO)「……TURBO――(一瞬にしてキセルの懐に潜り込む)――ブレッドォッ!!!(これまでにない高速パンチによる一撃を叩きこむ)」
キセル「……。(無駄なだけか…。)(哀れんだような冷たい眼で一瞥し、瞑る)」
モララー(TURBO)「(何かがモララーの頭ではち切れた)テンメェは俺が諦めるのを諦めろよぉッ!!!!(
ザックス戦の様に通常の蒸気の倍が身体から噴出し、全身が赤く染め上がっていく)」
キセル「(目を瞑りその突きの雨を悉く、踊るように回避していく)……これからお前が成そうとすることは無謀でしかない。それに気付かずただ、我武者羅に駆け行くお前だからこそ、無知でしかないのだ。今のお前は空虚、何をしても無駄だ、諦めろ。」
モララー(TURBO)「っるせぇ…!オメェに、俺の……なにが分かるってんだああぁぁーーーッ!!!!(高速でキセルの頭上に出現し、目に留まらぬ速さで蹴りによる連続突きを繰り出す)」
キセル「……お前はまだ"自分"というものを自覚した事はない。無知なお前がこれから何をしたところで、全て無意味なだけだ。友を救う事も、愛する者を護ることもできない。」
モララー(TURBO)「うぐ…ッ!(後方へ吹き飛ばされる)俺が…無知だと…?何を言ってやがる…!」
キセル「だがお前はまだ無知でしかない。ドンッ!(蹴り飛ばす)」
モララー(TURBO)「(こうなりゃ自棄だ!攻撃を与えて隙をつくるしか――――)―――――ッ!!!ぐあああぁッ!!(頭上に一撃を喰らう)」
キセル「――――――(しかしモララーが出現した個所に既に移動しており、彼が現れると同時に鞘で叩きつける)」
モララー(TURBO)「――――ずぐッ…!?(そのままキセルの真横を通り抜けようと試みたが、刀に遮断され顔面に激突してしまう)冗談じゃ…ねぇ…ッ!!シュンッ!!(体制を整え直す為、高速で背後へ退ける)」
キセル「……。(構えた刀を降ろし、咄嗟に腕だけを動かして刀を横へ構える)」
モララー(TURBO)「(行くぜ…俺…ッ!!)シュン…ッッ!!!(数秒間に地面を思いっきり何度も蹴り、今までにない絶大的な速さによる瞬間移動を繰り出す)」
キセル「……。(ゆっくりと降り注ぐ雪の間からモララーの様子を表情一つ変えず伺う)」
モララー「…わーってらぁ…テメェをブッ飛ばさなきゃ先へは進めねえんだろ?……ドゥンッ!!(全身から蒸気が溢れだす)……。(とは言え、奴とまともに戦って勝てる気はしねえ…。ましてやこれから本戦に向かうってのに、こんな所で無駄な体力を消費する訳にも…!)(表情に僅かな焦りが見えている)」
キセル「……チャキ…(背負った刀を抜きモララーに突き付ける)」
モララー「嘲笑うってなら勝手にしな。とにかく、そこ退けよ。本当に時間がねえんだ…!」
キセル「……そうか、それがお前の答か。自分の命を犠牲にしてまで友の救出を選択するのか。」
モララー「ああ、お蔭様でな…。(前回キセルに強打された胸部が僅かに痛む)」
キセル「…少しは己自身を知ったか?(鋭い眼光がモララーを突き刺す)」
モララー「ヘン… でやがったな……キセル!!(拳を突き出し身構える)」
キセル「コツ……コツ……(前方の道から姿を現す)」
モララー「……!(立ち止まり天を仰ぐ)この雪………!(雪を手にとって確認し、咄嗟に目前を見る)」
夜空からあの時と同じ雪が降り注いだ…
モララー「ぜぇ……ぜぇ……!(ハイウェイを駆け出しながら、その先に見えるビルとの距離を確認する)まだ、遠いな…ッ!」
~ペガサス国・コールドビルへと続くハイウェイ~
最終更新:2012年12月08日 23:26