『ポケットモンスターシリーズ』に登場する悪の組織。略称は「R団」。
世界征服を目論み、各地でポケモンを利用した悪事を働いている秘密結社。
各地で事件や破壊活動を引き起こすなど、その実態はマフィア、暴力団、テロリストといって差し支えない。
黒をバックにした赤い「R」の
マークがシンボル。首領はトキワシティジムリーダーも務める
サカキ。
首領はトキワシティのジムリーダーでもある
サカキ。団員は黒いベレー帽を被って黒装束の制服を着ている。
組織名であるロケット団の「ROCKET」とは、「
Raid
On the
City,
Knock out,
Evil
Tusks.」(「町々を襲いつくせ、撃ちのめせ、悪の牙達よ」)というサカキの言葉に由来する。
首領の
サカキ曰く、「いつの世もポケモンのブームの最前線に立ち、暗躍していたのは我々密猟密売組織ロケット団」。
目的は「珍しいポケモンや強いポケモンを集めて最強のポケモン軍団を作り、世界征服をする」とされており、
各地でポケモンの強奪・洗脳・強化を行っている。
ポケモンが関係する産業であればどこでも裏で一枚噛んでいるらしく、絶大な資金力があり、大規模な活動拠点が各地に存在している。
新技術の開発にも積極的で、多くの優秀な科学者たちを擁している。
また、新人ロケット団員を育成する施設として「ロケット団特別訓練所」があり、教官(バイパー)が存在する。
その実体はマフィアそのものであり、団員が逮捕されても組織からの保釈金を受けすぐに釈放されている。
ボスである
サカキに対する団員の忠誠心は極めて高い。
また、犯罪組織でありながら団員の福利厚生に関しては充実しており、ロケット団所有の保養所も存在している。
カオスドラマにおけるロケット団
劇中では以下のドラマに登場している。
サカキと記憶喪失の青年編
ロケット団首領・
サカキが初登場。
当時はディアルガが
アオと
ユウにサカキの息子・
ライの過去を見せるためにタイムスリップさせ、その過去の世界にサカキが登場した。
この時
サカキはロケット団復活を強く宣言し、後にそれは実現することとなる。
ロケット団時代
ロケット団員が行方不明の
サカキを探し出すために
デデデが立ち上げたDDDラジオ等を占拠。
全世界にロケット団の復活宣言を放送し、
サカキを呼び戻そうとしていた。
しかし、実際に現れたのはそのロケット団の熱意に感化された
カオス界の住人たちであり、
僅か三日で500人を超える入団希望者が続出。
中には組織の理念に従わず好き放題暴れる者から組織を乗っ取ろうとする者までいたが、ロケット団時代の全盛期を迎えた。
そして
サカキ本人も姿を現したかと思われたが、ミュウツーに殺害されたことで組織全体の士気が激減し、
アオや
夜神月といったまだ英雄と呼ばれる前の彼らの活躍、そして
モララーの謀反により、組織は解散を迎えた。
真・ロケット団時代
前編の『ロケット団時代』から翌年、殺害されたはずの
サカキが蘇ったことで再びロケット団の復活が宣言される。
以前までの様な兵力は持ち合せていなかったものの、新たに迎え入れられた謎の科学者
キルゴアの発明品によりその活動内容は以前にも増して凶暴化した。
シンや
泡盛等の活躍により追い詰められ、
サカキがアンドロイド出会ったこと、
そしてロケット団の復活が混沌の女神の世界リセット計画の一環に過ぎないことが
キルゴアにより明かされ、組織は再び解散した。
ポケットモンスターChaos.2
新幹部
ダークを筆頭とするロケット団残党がバトルフロンティアの舞台に上陸。
バトルフロンティア地下にある遺跡に眠る伝説のポケモン「アスフィア」捕獲のために暗躍する。
しかし
チルノフの活躍や、
ハヤテにアスフィアを捕獲されたことで計画は頓挫した。
新世界編・新たなる旅立ち編
『ロケット団時代』で
林檎姫に飛ばされたニャースが新世界へと彷徨い、そこで小規模ロケット団「
L.N.R団」を設立する。
この組織は人の言葉を発するポケモンだけで構成されており、従来の組織とは一風変わった雰囲気を出している。
アジトに侵入した
レインド(本人は侵入したつもりはない)を敵視し襲いかかるが返り討ちに遭う。
LaSt wAr【暗黒】編
劇中では語られることの無かった『LaSt wAr【光明】編』から続く物語。
『ロケット団時代』で組織が全盛期を迎えたことで
世界政府に目をつけられ、
殆どの団員が逮捕されたことに恨みを抱いていたことが
サカキ本人から明かされる。
世界政府への報復のため世界大戦に一人赴き、
政府軍に攻撃を仕掛けるが
スカーフィにより阻止される。
その後は彼女らと共に戦争に終止符を打つ為に戦い抜き、終戦後は一人姿を消した。
構成員
構成員(ドラマオリジナル)
主に劇中内で活躍が多かった人物のみ紹介。
下記に載っていない他団員については各ドラマページを参照。
アーロン
『ファイナルファンタジーX』のキャラで『
ロケット団時代』に登場。外見は
こちら。
アポロと同じ最高幹部の男。
組織入団した理由こそは明かされていないが、
サカキに忠誠を誓い、彼からも絶大的な信頼を得ていた。
その証として、
サカキのお気に入りであるペルシアンを授かっていた。
元殺し屋ということもあり、基本的にポケモンの力を借りず、己の技量のみで組織に仇名す者たちを排除していた。
しかしポケモンバトルの実力も高く、一筋縄では勝てない相手としてアオたちの前に立ちはだかった。
モララー
『アスキーアート』のキャラで『
ロケット団時代』に登場。
入団後、僅か二日で幹部にまで昇格を果たしたカリスマ性を発揮した。
浅花をはじめとする新人ロケット団員の育成にも励むなど(彼女を除く団員たちからは恐れられていた)、組織の一員として活動を全うしていたが、
その目的は組織を乗っ取り、ロケット団をも上回る力を手に入れ世界を征服しようと企んでいた。
サカキが暗殺され、他の幹部たちも失脚したタイミングを見計らい、大型飛行戦艦を起動しロケット団アジトとなるDDDラジオ等を襲撃するが、
新生ロケット団の決死の抵抗に敗れ命を落としかけたが、浅花に救出され事なきを得る。
本人にとっては悪意の下で行動に移したこの出来事をきっかけに、後に英雄へと昇華することとなる。
転生後の世界を描いた『
カオスドラマ誕生編』でも自らロケット団へ入団。
浅花
『
ロケット団時代』に登場。
好奇心旺盛故、組織の事情も知らず入団。
あの
サカキ本人からナゾノクサを貰い、団員として活動に勤しんだ。
多くの団員たちが恐れおののいていた幹部・
モララーに唯一笑顔で近寄り、彼を先輩と慕っていた。
モララーが謀反を起こしたことには動揺こそしていたものの、瀕死の彼を救い出した。
キルゴア
『
真・ロケット団時代』に登場。
初登場時はロケット団の新打ちの科学者として異様な空気を漂わせていた。
多くの発明品(
ロケット団の発明品を参照)を作り、組織の中核を担う存在として描かれていたが、
その正体は混沌の女神の手先である
混沌神下七神衆の一人。
サカキのアンドロイドを作ることで表向きにロケット団を復活させ、組織に関わった人間やポケモンたちから
枯渇した
カオスエネルギーの力を再び蓄えるためのエネルギーを抽出していた。
ダーク
『
ポケットモンスターChaos.2』に登場。
新たな幹部としてロケット団残党を引き連れ、伝説のポケモン「アスフィア」捕獲のためにバトルフロンティアに赴いた。
前編の『ポケットモンスターChaos』にも搭乗していたが、当時は一般トレーナーとして素性を隠していた。
チルノフのゼクロムを強奪するなどロケット団らしい行いをしたが、組織に入団したのにはある理由があるらしい。
なお、劇中で共に行動していた他の団員については
ロケット団員 in Chaosを参照。
ムサシ
カオスドラマ誕生編に登場。白い制服の新人
二刀流の女剣士。ポケモンはからっきしなのでポッポを大爆発させるしか知らない
うどんっぽいという理由でアーボックを連れているが技を把握していない
美少年が好き。美少女も好き
———————————————やはり新免武蔵か、斬らねばならぬ。
コジロウ
カオスドラマ誕生編に登場。白い制服の新人
元農民、現在は守護霊。しかしてその正体は……
身の丈程ある長刀の使い手。ポケモンはからっきしだが自分自身が『つばめがえし』を使える
えぇ〜本当にコジロウでござるかぁ?
ひこにゃん
キルミーベイベーを失った悲しみで猫を、生物を超越した悲劇の超生物
門矢士
『仮面ライダーディケイド』のキャラで『
カオスドラマ誕生編』に登場。
目的は不明だが、何故かロケット団の首領として君臨している。
関係者
ライ
『
サカキと記憶喪失の青年編』に登場した
サカキの実の息子。
犯罪組織の父親に対し嫌悪を抱き、組織として力を評価する
サカキとは対を成し、一人の力で頂点を目指す志を持つ。
続編『ロケット団時代』にも登場し、友好関係を築いたアオやユウたちと共にロケット団に立ち向かった。
なお、劇中では
サカキが暗殺されたことを知らず、組織を解散した今でも何処かで放浪しているのではないかと思い込んでいる。
最終更新:2019年03月20日 14:18