大変お手数ですが、真下から閲覧してください。
―――――――――誰かの為の英雄か、世界の為の英雄か 真実を掴み取った時、青年は真の英雄と成る―――――――――
≪ 決 着 ≫
ケイオスの運命を賭けた二人の激闘が、ついに決着を迎える……
ゼネア(B∞M)「……これが最後だあァッ!!!!!」
彼に勝機の光が差したと思われた直後、ゼネアは…更なる隠し玉で再び彼を絶望の淵へと叩き落とす…!
数々の強豪と戦ってきたことで、戦闘での困難を断ち切ることができたアオ。
~ 次 回 予 告 ~
――――――――To be continued――――――――
ガッシャアアアアァァァァァーーーーン…ッ……!!!!!!
ゼネア「―――――!!(腕から鎖を分離させ、その場から退く)」
棗 恭介「(――――――!)」
アオ「(蜘蛛の糸だろうが何だろうが、希望が視えるなら縋りつけ―――!!)(歯をきつく食いしばり、ゼネアから目を逸らさない) なっ…うわぁあぁ――――――!!?(残骸の山が崩れ落ちて飲み込まれる)」
…ズッ…ガラララララララ…ッッ!!!!(戦闘の衝撃によるものか、高く積み上げられた残骸の山が倒れ、アオとゼネアの頭上へと崩れ落ちる)
ゼネア「(砲口に粒子が集束していく)もはやここまで…この廃墟と共に、吹き飛べ!清辿蒼!!!!」
アオ「(砲口を目の当たりにし、鎖に拘束された身体が強張る)――――…っと。どちらにせよ絶体絶命、か……!(考えろ、考えろ。一瞬足りとも思考を止めるな…命を繋ぐ術を見い出せ…!)うんっ…!?(傾いていく残骸の山が目に入る)」
…………ガガッ…(その時、機械の残骸の山が徐々に傾いていく)
ゼネア「チッ 毒が通じないとはいえ、お前を殺れる手段はいくらでもある…!(掌が砲口に変形し、アオに構える)…図に乗るなよ…?」
アオ「く、ははッ…! ああ…俺も全て理解したよ。今、この瞬間だけは、
エンペラーに感謝してもしきれない…ッ!!(まるで優位になったかのような笑みを見せる)」
レド(ニューラ)「
ロボットも、猛毒ガスも、あの少年に通じない…英雄って、もしかして…超人的な能力者か何かなの!?(こちらも驚愕)」
アンチ(ヤミラミ)「化け物かよあの餓鬼はッ?!(驚愕)」
ゼネア「…なるほど、読めたぞ。お前は一度、エンペラーの猛毒を受けていたな…!! ……俺は地獄からあの対決を見ていたから理解した。奴の毒をその身に喰らい…毒耐性がついたのか!…侮れないな…。」
エンペラー「(毒に侵され、今に悶え死のうとする青年を見下し…彼の精神にとどめを刺すように重い一言を吐き捨てた)――――――――――"お 前 は 、 俺 に 勝 て な い 。"」
アオ「(奴の更に後ろから竜がッ!?)しまっ――――――ッツ!!!!(毒竜に飲み込まれ、体中に毒液がかかる)」
そしてアオは…エンペラーの毒に侵されていった…。
毒竜「グオオオオォォォォオオオオッッ!!!!!(アオが攻撃を仕掛けると同時に、大きな口で彼を飲み込む)」
アオ「後戻りするつもりなんてサラサラないし、こんなところで足止めを食らうつもりもないよ!!(エンペラーが構える掌に、ナイフを突き立てようと腕を伸ばす)」
エンペラー「(背から竜の姿を模した毒の塊が突出される)来るがいい……もはやお前は後戻りできん。ここで無様に散れ。(向かってくるアオに掌を構える)」
アオ「エンペラー…何としてもそこを退いてもらう…ッ!カオス界は俺達が守るんだッ!!(拙いナイフを携え、エンペラーに突っ込む)」
エンペラー「(玉座からアオを見つめ、重い腰を上げて前へ出る)子供が一人、ここまで来れたことは誉めてやろう。だが…貴様も、貴様の仲間たちも、あの男(
ダークマスター)に会う前に…ここで終わるのだ。 ドプッ、ドプドプ… ドプドプドプドプドプ…(身体全体が能力で生成された毒液で覆われていく)」
闇の再来編 後半
アオの脳裏に、4年前の出来事がフラッシュバックされる―――――――
ゼネア「何だと…………!!(アオの様子を伺い何かを思い出す)……ま、まさか…貴様…ッ!!!(アオに対し更に驚愕する)」
アオ「そんなっ――――(一切の望みを絶たれたような表情をし、噴出されるガスを見てきつく目を閉じる)――――浅花ちゃん…ごめ………………え…ッ?(どうして…平気だ。全然、まったく――――俺に、毒ガスが効いてない!?)」
レド(ニューラ)「……!(あの煙…猛毒かしら。ゼネア様の体内にはあらゆる兵器が搭載されているとはさっき聞いたけど…まさかあんなものまで。これだと流石にあの英雄も…ダメかな。)」
アオを中心に一帯が猛毒のガスで充満する。傍から見れば絶望的な光景だが…だが、そのアオ本人は――――――"ゼネアの放った4-HDの猛毒が通用していなかった"
ゼネア「(狡猾そうな笑みを浮かべる)「4-HD」は、一息吸えば全身の自由を奪う猛毒ガスだ。そのまま、じっくりと、悶え苦しむといい。
シュンッ――――――――パカッ シュワアアアアアァァァァァーーーー……ッ…!!!(球体から菫色の煙が噴出される)
ゼネア「(終わったな…)―――――――“4-HD”!!!! ドシュンッ!!!(口内から白い球体を解き放つ)」
アオ「くっ、俺はまだやれ――――(ゼネアが背後に現れ、振り向いて迎え討とうとするが手遅れになっており、呆気無くゼネアにの鎖に拘束される)――――ぐぁあッ!!く、そッ……ゼネアァァアッ…!!(ひどく疲弊し、身動きが取れなくなる)」
ゼネア「そう、だな。ではもう一度相手になろう。(アオの様子を伺い、彼の体力の限界が近いことを察する)クッ、クハハハ……だが、そろそろ終いだな。タンッ!!(天高く跳躍し、アオの背後に降り立ちすぐさま振り返る)バシュンッ!(腕の屈折点が開き、中から鎖が放たれアオを拘束する)」
棗 恭介「(────────さあ、英雄……どう切り抜ける……。"答え"を……見せてやれッ)」
アオ「タンッ(地上へと降り立ち、残骸の山の頂点に立つゼネアへ切っ先を向ける)……玩具は片付けたよ、ゼネア(修復された右腕を見て、汗が頬を伝って喉元へ流れる)(アレをどうする…決め手、何か"決定打"さえ見つかれば…!)」
アンチ(ヤミラミ)「す、すげェ…あのどデケェ化けもん二匹を一瞬で…!(唖然)」
ゼネア「(残骸の山の頂点に立ち、化物たちの残骸を見下ろした)流石だ、まあ…そんなところだろうとは思っていたが。(いつの間にか先ほど粉砕された右腕が完璧に修復されている)」
メタルマッドネス「ギィィィァアアアアアァァァーーーーッッ!!!!!(人間の悲鳴にも似た断末魔をあげながら一閃を食らい、あっけなく爆散した)」
アオ「一瞬で引導をくれてやるッ…もうあの頃の俺じゃないッ…!!(肩まで上り詰め、刀を両手で構えてそのまま背中側へとダイブする)――――ズ バン ッッ!!!(爆発音にも似た轟音が響き、一振りにてメタルマッドネスを一閃)」
メタルマッドネス「(アオに反撃しようと腕を構えるが、何度も弾き返されたことで両手が半壊しており、成す術もなくアオに隙を許してしまう) 」
アオ「ギンッ!!ギャァンッッ!!ギィィンッッ!!!(力の入らない無理な体勢のまま、強引に何度もメタルマッドネスの攻撃を弾き飛ばす)―――ヒュン!タタタタタッ!!(一瞬の隙を見つけ、メタルマッドネスの手の上に飛び乗って上へと駆け上る) 」
レド(ニューラ)「子供とは言え、あれも一人の英雄…。なるほどね、『女神』様が欲しがる人材な訳だわ。」
アンチ(ヤミラミ)「あの餓鬼…ゼネア様をあそこまで追い込むたぁ…。(遠い安全地帯で観戦)」
メタルマッドネス「ボッカアアアァァァァーーーンッ!!!!!(真っ二つに切断された一体は跡形もなく爆散した)ギャギャギャアアアァァッ!!!!(両手を大きく振りかぶり、その巨大な掌で何度もアオを押しつぶそうとする)」
アオ「(続いて刀を振り被り、崩れ倒れたメタルマッドネスを一刀両断する)―――――しまッツ!!?(不意をつかれたのか、慌てて刀で凌ぎ大きく体勢を崩してしまう)」
メタマッドネス「バギャアァンッ!!!(一度戦ったアオの相手ではなく、足を斬りつけられたことで脆く呆気なく、崩れ倒れてしまった) ギャオオオォォォンッ!!!!!(もう一体がアオへ手を伸ばして襲いかかろうとする) 」
アオ「ああ、懐かしいよ…ハハ、また同じ場所でお前と戦うことになるなんて……最ッ高にツイてるよ、俺(苦い表情をしながらメタルマッドネスを睨み、刀を握りしめる) ダンッ!タタタタタタッ!!(勢い良く飛び出して地上を駆け抜け、放たれる棘を掻い潜っていく)はぁッ!!(一体のメタルマッドネスの足を刀で斬り付けようとする) 」
ゼネア「懐かしい玩具だろう?精々楽しむといい。(そう言って残骸の山へと隠れた)」
メタルマッドネス×2『(残骸で造形されたそのロボットは、かつてアオが対峙(退治)した化物だった)ギィィヤアァァアアアァッ!!!!(けたたましく咆哮し、それぞれの鋭利な両手から長く大きな棘を放つ)」
アオ「(続いてゼネアの身体を破壊しようと刀を振り被るも、ゼネアへと引き寄せられる残骸を見て激しく動揺する)えっ―――(危険を感じ、引き寄せられる残骸を刀で破壊するが、その膨大な残骸をアオ1人で捌き切るのは不可能だった)―――なんだ、何なんだよこれッ!!……ッツ――――――!!!!(二体の巨大ロボットを目の当たりにし、本能的な恐怖がアオを支配する)」
ガチャンッ!!ガチャン、ガチャンガチャンッ!!ガシャシャ、ガシャガチャンッ!!!!(機械の残骸が左右ずつに集束していき、やがて二体の人型の巨大ロボットが出来上がる)
ゼネア「―――――!!?ガッシャアァァァーーーンッ!!!!(彗星の如く落下してきたアオの一撃で右肩が思いっきり粉砕される)……クハハハ…無駄だァ!!(周辺にあるありったけの残骸を引力で引き寄せる。しかし、それは修復という動作というより、何かを造形しているように見える)」
アオ「なっ―――――。(絶望にも似た感情が表情に現れ、瞳が縮小する)…まだ、だ……(震えた声を絞りだす)……君に修復をさせる暇さえ与えなければッッ!!!ドゥンッッ!!(空を思い切り蹴り飛ばし、超スピードでゼネアに向かって急降下して肩を突き刺そうとする)」
ゼネア「ここまでの痛手を負わせられるとは…思ってもみなかったが―――――だが、残念だ。バッ(掌を機械の残骸の山へ向ける)“Re:cycle”!オオォォン…ッ!!ガシャガシャガシャンッ!!!!(引力で残骸を引き寄せ破損した胸部に埋め合わせる。すると、瞬く間に修復された)クッ、ハハハハ……残念だったな、アオ。俺は破損した体の部位を、こうして残骸で埋め合わせることで修復、そして強化することができる。(両の手を広げ、アオにその完璧に修復された胸部を見せつける) 」
Tアオ「――――ッッ!!!…ハァッ、ゼェッ、ゼェッ……(ゼネアの一部だった金属の破片が空を舞い、蒼い刀を一振りしてゼネアを見下ろす) 」
ゼネア「ヅッ――――――!!!ザキィィンッ!!!!(凄まじい斬撃が体をえぐり削っていき、地に落下していく)……ギギュゥゥー…ン…(破損した胸部をさそり、天で神々しく輝くアオを見上げる)」
Tアオ「ギチギチギチ……ッッ!!ギィンッッ!!!せェアッ!!(激しい鍔迫り合いの中、刃を滑らせるように刀を引いて袈裟斬りを繰り出す)」
ゼネア「ジジジジィッッ!!!!ギャリィッ!!!(互いの検圧がぶつかり合い、激しい火花が拡散していく)」
最終更新:2014年03月03日 21:18