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ユミ(九尾化)「タンッ ヒュルルルルルルル…ッ… ダダダダダダダダダダダダダダダダダダッッ!!!!!!!(上空高く跳躍した後、錐揉み落下しながら肥大化した九尾と蹴りの強烈な混合乱舞攻撃“ペーナ・スピラーレ”を繰り出す) 」
ヒロ「…いかん、今の状態じゃ…!(火球と氷冬を交互に見て日本刀で火球の一部を弾き飛ばす)) 」
ハルシオン「どっちにしたって重傷じゃないか!!と、とにかく…ここの陰に隠れて休むんだ!(
フォックスを岩陰に誘導する) 」
氷冬「―――!!!(ユミの変貌に驚愕の表情をあらわにし、すぐに瓦礫の山へと身を乗り出し火球から逃れる)な、なんなの…あれ…!!九尾…!? 」
ミラクルクリボー「お…おい何だアイツの尻尾!?まるで狐みてえだ…!!(ユミを見て絶叫しながら火球を避けていく)」
フォックス「はぁ…はぁ…ッ…!……大丈夫だ、目に入り込んだだけだ。吸ってはいない……ぐッ…!(両目がズキズキと痛む) 」
ハルシオン「……!(突然の出来事に瞬時に状況把握に戸惑いの表情を見せる)…な、なんてことだ…ッ!!(Dr.Killに怒りにも満ちた睥睨を飛ばし、
アンビションを纏った業火を飛ばす)…大丈夫か!?直に喰らったようだが…!(フォックスの元へ駆け寄る) 」
ユミ「(突然、ユミの尾がゆらりゆらりとメトロノームのように揺れ始める)ズズズズズズ……(一尾から九尾に増え、それらが肥大化すると一尾一尾が焔に包み込まれる)“パロットラ・インフォカータ” ドォウッ、ドォウッドッドッドォゥッ、ドッドゥッ、ドゥッドォゥッ!!!(九尾から火球を9発解き放つ) 」
フォックス「他の奴らも戦っているんだ、自分を咎めるは戦いを終えた後に―――――ヅッ!!!?(毒ガスが眼に入り込み、激痛が迸る)があ゛あ゛ああァァァ…ッ…!!!あ…あ゛あぁ…ッ…!(両目を抑えながらのた打ち回る) 」
ヒロ「…うぉっ…!?(一閃を見て)…!(身構えたまま待機) 」
Dr.Kill「ヒュルルルルル―――――ハァァー…!(気体化した状態でフォックスの目と鼻の先に現れ、口から少量の毒ガスを吐きつける) 」
氷冬「(こちらも地面に着地するが…)はぁ……はぁ…ッ……!(体の至る部位に火傷を負っている)…はぁ…はぁ……(少し、無茶しすぎたかしら…。) 」
ユミ「スタ… ブォン…!(床に着地し、刀で土煙を振り払う) 」
ハルシオン「ははは………ああ、うん、僕も感づいてはいた。…七神衆を相手に長期戦になることは分っていたが…ここまで身も精神も削られてしまっては、な…。まだまだ僕も甘い…。 」
ミラクルクリボー「いよぉーし、見てろよ…ここから反撃して―――――!!!(塔内の壁に刻まれた一閃を視界に捉えて驚愕する)…ッ…こ、これは……!!?(あの二人が…やったのか…!?)(氷冬とユミの二人を見る) 」
ザァキィィンッ!!!――――――――ボゴォン…ッ!!!!(ユミと氷冬の攻撃が空中で相打ちとなり、互いの斬撃が跳ね返って塔内の壁に一閃が入った)
氷冬「(火……一か八か、力技で押し返して…!)四刀流…“金銀閣寺”!!(両腕を重ねるように構え、上空からのユミを迎え撃つように力一杯に四刀を振るう) 」
ユミ「…タ…タ……タッ…タッ、タッ、タッ、タッタタタタ――――ダンッ!!!(少しずつ距離を詰めて、天井すれすれまで跳躍する)ズオッ…!!(炎を纏った赤刀を真下の氷冬に構え、斬り下ろす) 」
ヒロ「体張るのが戦いだろうよ!…っ!(肩に刺さった炎の槍を抜く) 」
フォックス「まったく、無茶しやがって…。(塔の外へ身を乗り出しハルシオンに苦笑を浮かべる)かなりダメージを与えたようだが…そろそろ俺たちも限界に近いかもな。 」
氷冬「ええ、そうね―――――!(爆発音のした方へ振り替える)……でも、私が仕留めるから…。チャキ…!(四刀を構えるが、息が荒くなっている) 」
ハルシオン「くぁ…っ…!!(Dr.Killとともに塔の外へ吹き飛ばされる)…っぐ…けほっ… …けほ…ッ…!……凄い威力…いや、火力だった…。(たははと笑う) 」
Dr.Kill「――――!!!(羽交い絞めにされて身動きが取れなくなる)…ドオオォンッ!!!!!(フォックスの突撃が全身に炸裂し塔内の壁を突き破って吹き飛んでいく) 」
ユミ「ボォンッ!!!(爆炎を起こして瓦礫を吹き飛ばし、場へと復帰する)……チャキリ…シュボッ…!(赤刀を構えると同時に刀身が炎で纏われる) 」
ミラクルクリボー「はんっ、まあな!だが、俺様の力はまだまだこんなものじゃねえ!!こっからが正念場だぜ!! 」
フォックス「――――――――ッ!!(…躊躇っている余裕はない、もとより覚悟の上での戦いだ……!)ボボボボボボォ…ッ…!!!(全身が炎で包み込まれ)――――ファイヤアアアァァァァーーーーッ!!!!!(勢いよく身を乗り出し、炎を纏った状態でハルシオンごとDr.Killに突撃する) 」
氷冬「まさに体を張った援護ね…助かるわ。(ヒロに)貴方の蹴りも、なかなかのものだね…!(ミラクルクリボーに) 」
ユミ「……!!ドゴォッ…!!ガッシャーーンッ!!!!(体の自由を拘束されていたのでミラクルクリボーの蹴りが横腹に見事炸裂し、塔内の壁に激突した) 」
ミラクルクリボー「…!!ナイスだバカヤロォー!!!(ヒロノ援護に応えユミの元へ駆けだす)倍返しだオラぁッ!!!(鉄塊を纏った凄まじい蹴りをユミに繰り出す) 」
ハルシオン「―――――ぅぉぉぉぉおおおーーーーッ!!!(いつのまにか復帰してDr.Killを羽交い絞めにする)今だ…フォックス!!僕ごとやれっ!!! 」
ヒロ「ぐっ…!…うぉおぉぉぉ!!!(両手でユミを掴み押さえつける) 」
フォックス「…!(気体化したか…さて、どう迎え撃つか…)(向かってくるDr.Killに焦りを見せつつも、冷静に攻略を練っている) 」
Dr.Kill「……!!ボォンッ!!!(ブラスターのエネルギー弾がルービックキューブに直撃し破壊される)ボォゥ…ッ…!!(体を気体化させてフォックスに接近する) 」
ミラクルクリボー「くそぉ…もう一発かましてやりたいぜ…。(よろよろと立ち上がり、悔しそうにユミを睨む) 」
ハルシオン…ッ!!(先を読まれていたか…!)チャキ…ドピュン、ドピュンッ!!(ルービックキューブに狙いを定め、ブラスターを撃って破壊しようと試みる) 」
ユミ「ズッ――――――!!?(反撃に回ろうと身構えた瞬間にヒロに掴まれる) 」
ハルシオン「何―――――ぐあああぁぁぁーッ…!!!…トサァ…!!(爆発に巻き込まれ地に倒れる) 」
ヒロ「…!(炎の槍を真っ向から食らう)…らぁっ!(そのままユミに掴みかかる) 」
チュボオオオォォォオオオーーーーーンッッ!!!!!!!(突然ハルシオンが爆炎に飲み込まれる)
ユミ「……!!(大きく吹き飛んで天井に激突する) 」
Dr.Kill「ザッ シュガガッガッ、ガッガッガッ…!!!(白衣の懐からルービックキューブを取り出すや否や、各面の色を初めからバラつかせた状態から高速で全面を揃える)ガッガガッ、ガッガッガッ!!!…“ループ・ザ・キューブ”(素早く振り返りキューブをハルシオンへ向ける) 」
氷冬「遅いわ―――――(“啾愁禾”の高速移動でユミの懐に潜り込み、睨み上げると同時に二刀も振り上げる)“深数”ゥッ!!(更に二刀も振り上げ×状にユミを斬り裂く) 」
ハルシオン「ダッ、ダッ…(Dr.Killの背後へ素早く移動する)……!!(背後をとった、これなら…!!)(アンビションを纏った拳が赤熱化し、炎を纏った拳で殴りかかる) 」
ミラクルクリボー「ちょ、おまwww ぐああああぁぁーー!!!(頑丈な体の為貫通はしなかったものの、炎の槍を受けて吹き飛ぶ) 」
ユミ「ヒュッ…!(背後へ跳躍して避ける)ズアアァッ!!!―――――シュボボボボボンッ!!!!!(空に一閃を繰り出すと、その軌跡から炎の槍がいくつも解き放たれる) 」
ミラクルクリボー「(おっ、今がチャンスか…!?)くらえッ!!“鉄塊”!!(硬質化した脚で蹴りを繰り出そうとする) 」
フォックス「くっ…!!シュピンッ、シュピンッ!!!(フォックスイリュージョン(高速移動)でバーナーから逃げるように回避) 」
ヒロ「(…地面が無機質じゃあ…!)(足下を見る)…どうするか…/(ユミを見る) 」
氷冬「―――ッ!ガキィンッ!!(二刀で防ぎ、残りの二刀で斬り払う) 」
ユミ「クルルルル…スタッ …ビュオッ!(弾き飛ばされたことで空中で回転しながら落下するも着地し、立ち上がる様に接近して斬りかかる) 」
Dr.Kill「(ブラスターのエネルギー弾が体をすり抜けていく)…“炎刀漸進”!!(フォックスに向けて灼熱のバーナーを再び放つ) 」
フォックス「来たか、くッ…!!(二段跳躍からの空中回避でバーナーを避け、Dr.Killの横へと駆けだす)こっちだ!! ドピュンッ、ドピュンッ!!(ブラスターを放って注意をひきつける) 」
ハルシオン「ああ…わかっている…。(Dr.Killの様子を窺う)……いまだッ、避けろ!!(右へ滑り込むように回避し接近する) 」
Dr.Kill「ボォン…ッ!(瓦礫を吹き飛ばして復帰し、両の掌をハルシオンとフォックスの方へ向ける)――――“炎刀漸進(イクスバーナー)” ボオオオオオオォォォォォォーーーーーーッッ!!!!!(両手から灼熱のバーナーを噴出する) 」
ミラクルクリボー「いでで…(起き上がる)ちきしょう…なんて素早い女だ…!死角とかねえのかよ!(ユミを見て驚愕する) 」
氷冬「(避けられた…!?)――――ッ!!ガキィンッ!!(突きを刀で弾いて退く)はぁ……はぁ…… …できる…!(汗が頬を伝って無機質な地面に滴り落ちる) 」
ユミ「…スタンッ!!(視界に映らない氷冬の攻撃を感覚で跳躍回避する)……スッ!!(上空から突き刺そうとする) 」
フォックス「…わかった、だが、無茶はするな。(こちらも麻痺の浸食が拡張しつつある) 」
ハルシオン「はぁ…はぁ……くッ…(麻痺が徐々に体を浸食していく)…僕が奴を抑え込む…アンビションの能力者に触れられたら、いかなる能力者も能力を発揮できなくなるからね…!!その間に、ありったけの攻撃を叩き込むんでくれ! 」
フォックス「攻撃を与えた…!?…そうか…アンビションが使えるんだな。(横目でハルシオンに) 」
Dr.Kill「――――!!!ドッシャアアァァァーーンッ!!!!(ハルシオンのアンビションを纏った殴打が顔面に直撃し、岩壁に激突する) 」
氷冬「―――――ッ!“金閣寺”!!(ユミの背後から四刀で斬りかかる) 」
ミラクルクリボー「早ぇ――――ぐはあぁ…っ!!(吹き飛ぶ) 」
ハルシオン「…けほっ……攻撃が効かないのであれば―――――“アンビション”…効果!!(拳にアンビションを纏い込む)はぁッ!!(再びDr.Killに殴りかかる) 」
ユミ「…ズバァンッ!!(蹴られる前に円弧状にミラクルクリボー切り伏せる) 」
フォックス「(ハルシオン同様に煙をわずかに吸ってしまい)チッ……麻痺作用のあるガスか…!…厄介な能力だ。(物理技は通用しない…相手は広範囲に広がる攻撃でこちらを仕留めようとする…。くっ、一体どうすれば…)(表情に焦りが現れる) 」
ハルシオン「なっ―――――(Dr.Killの身体をすり抜け転倒する)……!(突然迫ってきた煙から退こうとしたが間に合わず、呼吸してしまう)(こ、これは…ッ…!!) 」
ミラクルクリボー「ずおらァッ!!(ユミの顔面めがけ回し蹴りを繰り出す) 」
Dr.Kill「スカッ、スカッ…(ハルシオンとフォックスの攻撃がすべて体をすり抜けていく)……ブワンッ…!!!(両腕を広げると同時に黄色の煙が展開される) 」
フォックス「早撃ちは得意じゃないが……ドピュンッ、ドピュンッ!!!(ブラスターの高速連射でDr.Killを射止める) 」
ハルシオン「向こうは何とかなりそうだな…。(ヒロたちを見てほっとする)さて、こっちも進むぞ!! ボォンッ…!!!(両の拳に炎を纏う)行くぞ、はああぁぁーーーーッ!!!!(その状態でDr.Killに殴りかかる) 」
ユミ「ガチチッ…ガキィンッ!!!(鍔迫り合いで吹き飛ばされるも重心をかけて耐える)……!(向かってくるミラクルクリボーとヒロを視界に捉える) 」
氷冬「ガチッ、ガチチ…ッ…!!! ぃやあああぁぁッ!!(空中で静止したまま鍔迫り合いが発生し、そのまま力任せにユミを吹き飛ばす) 」
ヒロ「…おうっ!(早まるなっ…氷と炎じゃ、圧倒的に相性が…!)(氷冬の方に向かって走り出す) 」
ミラクルクリボー「合点ッ!!(ユミに向かって跳躍しながら移動する)」
――――――――ズガキィィィンッッッ!!!!!!!(氷と炎の強大な斬撃がぶつかり合い、塔内が激しく震撼した)
フォックス「一人で戦おうとするなッ!!相手は【七神衆】だぞ!!ミラクルクリボー、それからあんた(ヒロ)!あの娘を援護しろ!こっちは俺達が押さえる…!(ブラスターをDr.Killに向ける) 」
ハルシオン「なっ…(氷冬の行動を見て唖然となる)ダメだ!決して一人で戦っていい相手ではないんだッ!!! 」
ユミ「……!! ズアッ!!!(氷冬の攻撃に合わせ刀を振り上げる) 」
氷冬「この女は私がやる…!手出ししないで…ッ!! ダンッ!!(天井すれすれまで高く跳躍し、四刀を前に構える)――――“荒刕刈雫”!!!(ユミの頭上目がけ思いっきり四刀を振り下ろす) 」
フォックス「……!!おい、待てッ!早まるな…ッ!!(駆け出した氷冬に) 」
ユミ「ススス……(赤刀『
イグニス』をゆっくりと抜刀する)シュボン…ボボボボ……!! (向かってくる氷冬にその切っ先を向けると、刀身が炎上した) 」
氷冬「――――――タンッ(何の前触れもなく突発的にユミに向かって駆けだした) 」
ハルシオン「――――ッ!(見たことのない敵だ…。だが、只者でないことははっきりとわかる。…初手をどう繰り出すか…) 」
ヒロ「…こっちを見な…もうすぐ自分がぶちのめされる相手を…な!(Dr.killに) 」
フォックス 「(ブラスターを取り出す)……よりによって二人とはな…。だが、まとめて粛正するには都合がいいな。(臆せず身構えている) 」
氷冬「……!!(ユミ…否正確には、彼女の刀を見て驚嘆する)(あの刀…一目見ただけで解る。あれは、赤刀…!これは…想像以上に戦い辛いかもしれないけれど、弱音なんか吐いていられないわ。)…実力以上の相手なら…こちとら、いくらでも相手した来たんだから!!チャキキン…!!(一気に四本を抜刀し、凄まじい覇気を剥きだしてユミに構える) 」
ミラクルクリボー「とうとうお出ましだな…!(…ッ…なんだこの木は…気に入らねェ… 覇気ってもんがまるで感じられねえぜ・・・!) 」
Dr.Kill「(全身を包帯で覆われた赤雑じりの黒長髪の科学者で、下半身が気体化している)ヒュヒュヒュ……。(地面に俯いたままで戦士たちの姿を確認しようとしない) 」
ユミ「(狐耳と尾を生やした美少女。腰に刀を携えている)……。(後ろで手を組んで戦士たちと対面する) 」
ヒロ「…全くだ。…敵だ。暗闇でもはっきりわかる…(二つの影を見て身構える) 」
ハルシオン「……!(この重圧…相手は奥に!…しかも、二人感じられる…。)(奥川を睨むようにじっと凝視する) 」
フォックス「……!!(塔の中を進み二つの影の存在に気づく)………誰だ…。(身構える) 」
ォ ォ ォ ォ ォ ォ ! ! (塔内の奥側から、とてつもない邪気を放つ二つの影があった)
氷冬「…暗いわね…夜だから尚更かしら。(塔の隅々を確認しながら進んでいく) 」
~追憶の塔・壱~
ハルシオン「…よし…!じゃあ―――――行くぞ…!(暗い塔の中へと足を進める) 」
ヒロ「…OK。どんな敵が来ようとも答えは一つ…ぶちのめす(塔を見上げる) 」
ミラクルクリボー「俺様がいれば問題ねえッ!!七福神だがなんだが知らねえが、ぶっ潰してやらァ!! 」
フォックス「だが、七神衆の実力は想像以上に驚異的だ。本部の上層部によれば、一人辺りで大国を落とすのも下らないという。ここは慎重に、かつ大胆に…そして連係して戦闘を行うぞ。 」
氷冬「たとえ相手が誰だろうと関係ないわ。…この刀で、ブッた斬るだけ…。(自分の刀をそっと撫でる) 」
ハルシオン「(息をのみ込む)みんな…くれぐれも気をつけてくれ。この塔にいる敵は七神衆の一角だ。今までの敵とは格が違う…!できれば一人で戦うことは避けてほしいんだ。 」
ミラクルクリボー「んじゃあまずは、目の前のここから制覇していこうぜ!!(ぴょんぴょん飛び跳ねる) 」
フォックス「…向こうにも、同じようなものが立っているな。(遠くに見える三つの塔を見据える) 」
氷冬「はっ、はっ…(塔のもとへ到着し、天高く聳えるそれを見上げる)……ここね…。」
アキナガ「さて、そんな『卿』からは…何を頂くとするか、ねえ―――――――――」
アキナガ「日のうちに二度も驚嘆させられるとはね…。どうやら『卿』はよほど人の意表を突くことが好きらしい。 」
アキナガ「…いつの間にかそんなことが起こっていたのかね。吃驚したよ。(颯爽と走っていく戦士たちの背後を見つめて不敵な笑みを浮かばせる) 」
戦士たちがいた場所に、一つの影が姿を現した
ヒロ「真実…この世界の秘密を知れるなら、どんな道だって…!(走り出す) 」
ミラクルクリボー「っしゃー!!待ってろ強い奴ゥーッ!!!(走り出す) 」
フォックス「礼ならいい…俺はただ、任務を全うするだけだ。ダッ…!!(氷冬に続いて駆け出す) 」
ハルシオン「とにかくみんな、協力感謝する!僕も共に戦おう…!この絆の力で…真実を切り開く! 」
氷冬「あそこね…!(四つの塔が聳え立っている方角を一望し、軽い身のこなしで残骸を飛び越えながら走っていった) 」
ハルシオン「目指すべき場所は――――――あそこだ!(4つの塔がそびえ立っている方角を指す)もう既に、あそこで戦いが始まっている…! 」
氷冬「戦いに行くってことは分ったけど…何処へ行けばいいのかしら? 」
フォックス「まあ、どの道奴ら(七神衆)は逃してはおけなかったしな。あのキセルとか言う男も含め、全員倒してやるさ。…やはり、俺たち以外にも…。 」
ハルシオン「……。(な…ここの皆にとって、世界の真実とやらは蚊帳の外らしいな…。だが、これもまた『絆』だ。これから僕たちは、この強い絆の力を持って戦いに挑むんだ。…絶対に、失わせはしない…!)…よし、話はこれで終わった。ここには僕たち以外にも、多くの者たちが駆け付けにやって来てるそうだ。僕たちも急ごう! 」
ヒロ「フォックスに、ミラクルクリボーだな…よろしくな!(二人に)…真実がどういうものかはわからん…だがわからんままほっとくのも性に合わん…その残りの6人とやらをぶちのめせばいいんだろ?やったるよ。」
ミラクルクリボー「なんだよなんだよなんだよぉ!この先に強えぇ~奴がいっぱいいるのか!?面白ぇ…ッ!!最近体が鈍ってっから、久々にヒートアップしたくなってきたんだよなぁ!! 」
フォックス「…俺はもともとこの世界の住人でもないし、その真実とやらに興味はない。だが…その前線で戦っているという『英雄』の気持ちを理解したくなってきた。何故、あるかどうかも疑わしい真実のために奴らと戦うのか…その行き先を、俺も見たくなってきた。(腕を下す) 」
氷冬「真実…ねぇ…。 ……それを知った時、この世界がどう変わるのか見てみたい気はするけれど。それよりも私は――(不敵な笑みを浮かべる)―――――あの剣豪の男にもう一度会いたい。そのためなら、どんな相手だって斬り伏せてやるわ。 」
ミラクルクリボー「こいつ(フォックス)の連れのミラクルクリボーだ!よろしくな、人間! 」
フォックス「俺はフォックス、世界政府に所属している。(階級は中尉)俺も君たちと同じく、誰かに誘われてきたんだ。 」
ハルシオン「それは…僕にもわからない。だけど、彼は言っていた。「真実が解き明かされたとき、
ケイオスは転変する」と…。そして、真実を得るためには…彼を除いた七神衆を皆、片づけなければならない。そうしなければ真実は得られない。現に今!すでに先陣を切って戦いに挑んでいる一人の英雄がいる…!僕はあの方に会ったことはないが…尊敬に値する人物だ。そんな方が、僕たちより先に前へ出て、身を削られながらも、懸命に挑み続けている。僕らも戦うべきだ…!その真実とやらが明かされ、世界に何が起こるのかは分からない。だけど、前進しなければこの世界は変わらないんだ…!! 」
ヒロ「氷冬ちゃんだね、俺はヒロだ。よろしく頼むぜぇー(氷冬に)…んで、そちらのお二方は…?(フォックスとミラクルクリボーに)混沌神下7人衆の、キセル…?…(あいつ、か…?) 」
フォックス「(七神衆…なるほど、奴らが絡んでいたのか。)……。(腕を束ねて無言で話を聞いている。) 」
氷冬「ええ、そうよ。その様子だと、貴方もここに呼ばれたようね。…私は氷冬(つらら)。これも何かの縁ね、よろしく。(ヒロに)…キセル……??(ふと脳裏にキセルと初めて出会った日のことが思い出される)…あの凄い斬撃を操ってた…剣豪のこと…!?…秘密って…秘密って、何よ。 」
ハルシオン「…『あの男』とは―――――――混沌神下七神衆の『キセル』だ。そして、僕らをここに誘ったのは…あの男だ。僕たちに、この世界にまつわる重大な秘密を教えるために…。 」
ヒロ「……この世界の真実…?おいそれってどういうことでい!?それに直接聞いたって…(ハルシオンに) 」
ミラクルクリボー「だ、誰なんだよ…そいつって…!? 」
ハルシオン「そうだ。それを僕は…『あの男』から直接聞いたんだ。 」
氷冬「この世界の…真実……?(怪訝そうにハルシオンに) 」
ヒロ「選ばれし、もの…?ここに誘われた理由?…あんた、聞かせてくれるというのか?(ハルシオンに)お、そう?ありがとうな。君もここに呼ばれたのかい?(氷冬に) 」
ハルシオン「まず、僕の言うことをよく落ち着いて聞いてほしい。…僕たちがここに誘われた理由…それは―――――この世界の真実を解き明かすためだ。 」
ミラクルクリボー「なに!?つ、つまりここにそ誘われたってことは…俺たちが強い存在だからかっ?!おいおいマジかよ照れるじゃんかよ。(妄想的自己解釈) 」
フォックス「 誰かと思えば、こんなところで英雄に出会えるとはな。(アオも、ここに来ているのだろうか…。) 俺たちが、選ばれし者…?どういうことだ。 」
氷冬「い、いえ……良い刀ね…。(ヒロの刀をまじまじと見つめながら)誰かしら…??…あら、随分可愛らしいお饅頭さん。(ハルシオンを見て)選ばれし者…?ここに誘われた理由…?貴方、何か詳しそうね。 」
ハルシオン「(機械の残骸の陰から姿を現す)なに、僕もまた…君たちと同じ、選ばれし者だ。 …ただ、すべての者たちがここに誘(いざな)われた理由を知っている訳ではなさそうだな。(困った表情で苦笑する) 」
ヒロ「…ん?どうした、俺の刀になんかついてる?(氷冬に)…?(声がした方を見る) 」
フォックス「 ……。(声のした方へ振り替える)…お前は、確か……! 」
ミラクルクリボー「(謎の声に反応し、岩石の上に移動する)誰だ…!? 」
――――――――ここで何が起きるのか?そうだな、僕は知っている。(全員に聞こえる謎の声)
氷冬「誰…?(フォックスの発言に周囲を見渡すとヒロが視界に飛び込んだ)男の人…あれは、刀…?(体がぴょくっと疼く。どうやらヒロの刀に反応したようだ) 」
フォックス「さあ、な…。(歩きながら周囲を見渡す)見たところ廃墟のようだし、祭りやイベントがあるというわけでもないだろう。何処かの犯罪組織が仕組んだ罠かもしれないと警戒はしたが…生憎レーダーにはここにいる者以外の存在をキャッチできていない。これから何が起こるのかなんて、俺にもわからな―――――ピピピッ(レーダーが生命の反応を感知)…誰か来たな…。 」
ヒロ「…(日本刀を見つめながらやってくる) 」
氷冬「そ、私は四刀流の使い手よ。(ふふんと鼻を高くして)政府の?そう…そんなことが…。…でも、こんなところに呼びつけておいて、一体何があるのかしらね。 あ、貴方は何も知らないのね…。(汗) 」
ミラクルクリボー「やっと仕事を終えてこれから帰るとこだってのにこいつ、勝手にどこかへ走ってくもんだからよぉ~…!俺はしゃーなしについてきただけさ。 」
フォックス「剣士…ああ、確かに良い刀を持ってるな。四刀も操るとは相当な力量の持ち主だと判断できる。…そうだ、俺たちは政府から受けた任務を遂行した後、本部へ帰還する途中に…誰かが頭の中に話しかけてきたんだ。「こっちにこい」とな。 」
氷冬「私は氷冬、こう見えても剣士よ。そう、貴方も……ん??(ミラクルクリボーを見てきょとんとする)う、うん…よろしくね…。(汗) 」
ミラクルクリボー「ひょこ!(フォックスの背後から現れる)んでもって俺がミラクルクリボーだ!!(唐突) 」
フォックス「星か…。(今宵は星が嫌に輝いている…こんなこと、今までになかったっけな…。)…フォックス…フォックス・マクラウド。俺も、あんたと同じく、誰かに導かれたのさ。ここに、な。 」
氷冬「天の導き、ね…。だとしたら…あの北極星が、私たちを呼び寄せたのかもしれないわね…。(夜空の中でに的礫と輝く恒星を見つめながら)……貴方は…? 」
フォックス「さあ、な… 天の導きというものじゃないのかな。俺はそういうファンタジーな出来事は信じないが。(岩石に凭れて、彼女の独り言に応える) 」
氷冬「……誰かの呼ぶ声がした。(廃墟の真ん中で呆然と立ち尽くし、夜空を見上げる)……あの声は一体何だったのかしら…。 」
最終更新:2014年06月02日 20:32