アウシュビッツ

《アウシュビッツ/Auschwitz》
アイコン ゲスト
年齢 不明(10代?)
性別
種族 人間
職業 科学者
好物 ドーナツ、ココア

素性が一切不明な謎の科学者。
少女のような風貌を持つ幼い少年だが大人びた口調をしている。
クリーム色をしたゆるふわのショートボブで瞳の色は蒼い。白衣を身に纏っている。
会話には顔文字を交えるなど幼い姿も垣間見られるが、その性格は非常に冷酷で罪人たちを兵器開発の実験体として使用している。
その幼い外見とは裏腹に天才的な頭脳を持ち、その能力を他人に売り込み認めてもらえるほどの積極性も備わっている。
それらの能力を活かすことで過去これまで多くの実績と功績を積み上げ、遂には世界政府から抜擢され、政府の科学班の一員として研究に勤しんでいる。
REWRITE編』で初登場し、「混沌の女神」崩壊後、女神の後継者としてキュウカに接触を図った。
自らの力で追い込み、洗脳した英雄たちを新たな混沌神下七神衆のメンバーとして迎え入れることで「女神」であるキュウカの支配下に置き、
新勢力『ネオ・アルカディア』を結成させる。
その後、キュウカの望む世界改革を基に新理想郷計画(ネオ・アルカディアスキーム)を提唱し、
彼女と共にケイオスを滅ぼし、新たな世界を築かんと計画を着々と進めていく。
科学者としての一面のみならず知略に優れた策略家としての素顔を持っており、その抜かりなき計画性にキュウカも一目置いている。
また政府上層部や神々などの一部の者しか知らない『結晶』や『カオスエネルギー』をはじめとする多くの秘宝の存在を知っており、
それに纏わる歴史にも精通している描写を見せるなど、幼い容貌でありながらもまるで長い年月を歩いてきているかのような描写があった。

しかしそれらは表向きの姿でしかなく、その正体はキュウカを混沌の女神に仕立て上げ、彼女を背後で操り世界支配を企む愚劣な男。
外見が幼く見えるのは、高性能人工臓器『セルシオ』を自らの身体に埋め込み肉体の80%以上を徹底改造している為である(実年齢は200歳を越える)。
その為驚異的な身体機能を有するほかに、磁力を操るという独特の能力を持ち、金属物質を自由自在に操ることができる。
そしてこの能力の対象は金属物質に限らず人体にも影響を及ぼすことができ、アウシュビッツはこの能力で英雄たちを操り洗脳してきた。

AS、アオ、ヒロ、キルビス、氷冬の英雄陣五名を洗脳した後は各々に『結晶』の回収を命じ、
その一方で自身はキュウカに抵抗するディーヴたちを殲滅するために『KR』をはじめとする多くの殲滅兵器を起動し、彼女たちに何度も襲撃する。
すべての『結晶』が揃うと、キュウカの命令によりある国にエクリプスキャノンを解き放つことで結晶化現象を引き起こし、新理想郷計画を大きく進行する。
しかしディーヴたちとキュウカの激闘の末にキュウカが正気を取り戻した際、自らの正体を明かすように一同の前に姿を現し、キュウカも含めた全員を危機に陥れる。
絶望の淵に立たされたディーヴたちを救ったのは、かつて彼女たちが戦って救った英雄陣であり、彼らと共に復活したディーヴたちにエクリプスキャノンを破壊され、
ナナの策略により結晶化現象も消滅させられたことで発狂する。
別世界への逃亡を図ろうとした時にキルビスに阻まれるが自身の能力でねじ伏せて再び洗脳し、彼を連れて行こうとしたが、突如現れたエクロシアの妨害に遭う。
エクロシアとの交戦中、ふとしたことで家族の存在を思い出し自ら洗脳から脱却したキルビスに驚愕し、その後は彼との一騎打ちに臨む。
激戦の最中で人工臓器「セルシオ」を破壊されたことで逆転され、彼の怒りの一撃に沈み、発狂しながら機能停止した。

閃劇のリベリオン』にて復活を遂げたと思われたが、そこから先は下記の「正体」の項を参照。

名前は『アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所』から来ている。

科学者


世界政府の科学班に所属している現在に至るまで数多くの研究施設に務めていたが、詳細は完全に明らかとされていない。
究極生命体や核兵器の開発を主に着手し、数え切れないほどの実績を積んでは別の研究へと移行、同時に別施設を転々と替えては
その繰り返しを行っている模様。
アウシュビッツ自身が能力者に対し余裕の笑みを浮かべるのも、能力打破策をその脳裏にインプットしている由縁にある。
世界最高峰の頭脳を持つ天才科学者「キルゴア」と肩を並べるほどの、あるいは彼以上の才能を持っているとされている。
キュウカを筆頭とするネオ・アルカディアに加わった後も、長年の経験と実績により培われた高度なノウハウと技術を駆使して
『エクリプスキャノン』を初め、『KR』と呼ばれる殺戮兵器や結晶化現象を引き起こす『クリスタルレイ』の開発を着々と進めていく。
実験は主に本人が雑種と定めた犯罪者を実験体として使い行われるが、その歪んだ性格故に生命を躊躇いなく貪る。

発明品


下記を参照。
+ ...
『エクリプスキャノン』
『クリスタルレイ』
上記の二つはこちらを参照。

『KR』(名称不明)
現在ドラマで名前のみ明かされている。

『NT55』
Dr.ワンナップリンが発明した『サンプル』の改良型薬品。
当時、彼と共に研究開発に携わっていたアウシュビッツはこの『NT55』の試作品と開発データを盗む。
『NT55』を自分なりに少しずつ改良を重ね、それを体内に移植している。
詳細はMr.ワンナップリンの作品一覧を参照。

『セルシオ』
アウシュビッツが独自開発した高性能人工臓器。
これを自らの身体に埋め込み肉体の80%以上を徹底改造したことで、老いた身体を強制的に若返らせていた。
臓器から発する電磁波による遠隔操作で交通機関やコンピュータ端末機能を強制的に支配することができる。

『エゼキエル』
『Judgement Of Kings』のみに登場した兵器。イメージはこちら
十字型の巨大空中空母。
球状の胴体に四つの甲板が付いた形となっており、胴体内には動力部がある。
アンドロイド兵やミサイル、対空レールガンなどの兵器をも内蔵している。

『機龍ヴァルハラ』
『パズル&ドラゴンズ』に登場する光属性モンスター。画像はこちら
カオスドラマでは『Judgement Of Kings』のみに登場した。ドラゴンをイメージした機動兵器。
最大の武器は口腔内に装備した集束荷電粒子砲。分厚い鉄壁をも一撃で蒸発させるほどの破壊力を持っている。
荷電粒子砲を覆う装甲の展開には一定のインターバルが存在し、照射後に狙い打たれる弱点がある。装甲は非常に強固だが、内部は脆い。


戦闘能力


アウシュビッツの持つ最強の武器は言うまでも無く、長い年月をかけて蓄積された膨大なノウハウである。
自然の摂理を超越する能力者に対抗できる弱点を一瞬で導き出し、彼らに圧倒的な『絶望』の二文字を刻み込む。

バトルロワイヤル世界大会の会場ホール地下に存在する謎の部屋「マスターズルーム」に保存されていた出場選手の戦闘データを回収し、
彼らの戦闘方法や弱点をはじめとする多くの情報を頭の中にすべて叩き込んでいる。
上記の人工臓器『セルシオ』による驚異的な身体能力に加え電磁波によるコンピューター等の遠隔操作を可能する。
またアウシュビッツ自身も磁力操作の能力者であり、金属物質を自由自在に操ることができる。

能力を発動した時自分は磁石体となり、引き合いと反発を繰り返すことができる。磁石体となった為に身体は頑丈となり生半可な攻撃はまったく通用しない。
弾丸やナイフ、更にはロボットやミサイルなどの兵器も金属で作られているためこの能力の前では一切通用しない。
また人間の血液の中には大量の鉄分があるが従来の磁気による操作は不可能とされている。
しかしこの能力による異常なまでの磁力操作によりその鉄分にも影響を与えることで相手の行動の自由を奪う事も可能にしている。
地球がそうであるようにケイオスもまた巨大な磁石であるため、地面に対し反発を起こすことで空を舞うような跳躍力を物にすることができ、
アウシュビッツはこれを主な移動法としている。
能力の応用により砂鉄を生成しそれを自由自在に操ることもできる。

人間関係


一介の科学者に過ぎないアウシュビッツだが、その人脈は想像以上に幅広い。
何時、何処で、誰に出逢ったかなどは現在ドラマでは描写されていないが、
同種族に限らず次元を超越したあらゆる種族に関与していることをほのめかす発言は明らかとされている。
その理由は、下記の「正体」で明かされる。

正体


+ ...
その正体は、アウシュビッツ本人がバックアップの為に作り出したクローンの一体である。
所謂パブリックドメイン(複数存在)であり、
たとえアウシュビッツが死んでもまた別のアウシュビッツが機能し続ける限り、「アウシュビッツ」という人間が消滅することはない
本人はASが誕生した時代、あるいはそれよりも遥か昔から存在する太古の人間であり(またあるいは、未来世界のアウシュビッツが過去へ遡り、
そこからクローンシステムを定着していったという見解もあるが、その真偽は不明である)、当時から己のクローン体を複製し、
またそのクローン体にもクローンを複製し、かつ洗練化するようにプログラムしている。
そうしてクローンからクローンへと移ることでアイデンティティーを永続的に確立し、ある意味で「永遠なる生命」を手にしている。
当然ながらクローン体全員がセルシオや磁力操作能力をはじめとする様々な機能を有しているため、
一体一体の寿命は非常に長く、200~500年は生き長らえることが可能らしい。
『閃劇のリベリオン』にてこの真実が明かされ、多くの劇中に登場したアウシュビッツの正体がクローンであることが判明される(JOKにおけるアウシュビッツは不明)。
クローン体は群集解析会を定期的に行い、各々が知り得たデータを共有し、
一つに集約された膨大なデータを新たに生み出したクローン体に移行することで際限なき大規模な研究を行い続けている。
そのため、劇中で彼があらゆることに精通している描写が見られたのは、ケイオスやそれ以外の世界、
そしてそこに住まう人々といったあらゆるデータを持っている所以にあり、
森羅万象という神の領域、禁忌に触れたこの上なき業深い人間として存在している。
その業深さはかのアキナガよりも深く黒く、"生"という欲望に対する異常なまでの執着が、このクローンシステムから垣間見える。


Judgement Of Kings


黒の組織/Onyxis♞に所属する科学者。
これまで数多くのテロリストたちに兵器を提供し、テロ活動を助長した黒幕として名高いマッドサイエンティストであった。
多くの国々に危険視されている人物だったが、ある時期を境に黒の国に所属し、それまでの国の軍事産業を大きく発展させてきたことで汚名返上を成し遂げた。
優れた武器や兵器を次々と開発・製造し、黒の国の強化に大きく貢献しているようだが、
彼自身は理念を持たない拝金主義者であるため二条派勢力とは常に対立していた。
白の国/♚Chess♛からの莫大な資金こそが最大の目的であったため二条派による白からの脱退に対して猛烈に反対していたが、
圧倒的な支持率を誇る彼女に敗れ、役目を失脚させられる。
白の国、特にエクロシアとのパイプがあり、彼を通じて兵器密輸を行っていた。
その為白にとってはKnight以上の超人的資源に格別され、所属国は違えど保護されていた。
エクロシアに♚Chess♛に勧誘され、彼と黒国殲滅計画(ブラックアウト)を画策するが、
その計画も彼にとっては金儲けのための単なる名目であり、報酬金こそが目的だった。
正式に♚Chess♛に迎えられ、ナナに指揮権を委任された後は、黒との対戦に向けてエクロシアと共に進撃の準備に取り掛かる。
迎えた第五戦(黒vs白)には自身が造り上げた空中空母『エゼキエル』と、四人の手練(Alvis主我、ラーヴァ、トキオミ)、
そしてアンドロイドの軍勢を引き連れ黒の国を落とすために進撃を開始する。
しかし、計画が露見していたことで二条をはじめとする黒の軍勢の奇襲に遭い、激闘の末、計画を阻止される。
その後黒国の城内地下にある牢獄へ投獄されたが、頃合いを見て影蜘蛛華纏魔群を装ったアンドロイド兵と機龍ヴァルハラを起動し、再び計画を始動する。
騒動の最中、白から迎えが来るのを待機していたが、牢獄に突如現れた幻影の道化師に殺害されてしまう。

Theme♪


Battle theme♪


台詞


  • 「死ぬことでしか世のためにならない彼らに、この私が華々しい最期を与えてやっているのだ。」

  • 「舞台に上がった英雄は一度倒れれば唯の人へと退化する、いや…"英雄"の名を与えた彼らから、"英雄"の名を剥奪されると言った方が正しい。大衆とはそんなものだ。」

  • 「この世に君の言う"正義"など存在しない。あるとするならば、勝者だけが己の"正義"を定義できる、そんな世界だよ。」


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最終更新:2017年04月02日 16:46