クロス×オーバー編 第五話 過去ログ②

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モララー「絆…(その言葉を呟いた時、脳裏に懐かしい記憶が横切った。しかしそれらの記憶は一瞬で真っ赤に染まり、砕け散った――――)…二度と失わせはしない… 俺が大事にしたかった、守りたかったものを…!これ以上テメェなんかに奪われてたまるか!ナナシアッ!!!!(天のナナシアへ叫ぶ) 」

霧雨魔理沙「 ”絆”……敵は一人、私達は独りじゃない、何を恐れる事がある…?立ち向かうんだぜ……自由に生きたいなら、戦わなければならないんだぜ!(再び帚を構え直し立ちはだかる) 」

ワリオ「 ……俺は宝の山を探しに来ただけなんだけどなぁ…。…何がどうなってこんな化けモンと… …なんて言ってる場合じゃねぇか……。(こちらもナナシアを睨んで) 」

オーシャンクロー「おいおいほんまかい…まぁだこいつと遊んでなあかんのかい…(訛りが出る)堪忍せぇや、ほんまに…ジャキッ!!(鉤爪を構えいつでもなにでも迎撃できる体制を整えナナシアを睨む) 」

ヒロ「…しぶてえやつだな……!(ナナシアを見て) 」

ナナシア「だが…なるほど、これが歴戦の猛者どもの恐れた『絆』の力というものか。(納得したように小さく頷き、クククと笑みを零した)ここまで能力(変身)を多用したのは"あの時"以来だ… 思い出せば、"あの時"も確かにこのような『絆』の力を感じたぞ。(懐かしそうにモララーに語りかける。しかしその表情は決して穏やかなものではなく、計り知れないほどの"憎悪"が渦巻いているようだった)さて…"茶番"はここらで終いにしよう。――――そろそろ終焉の刻が近づいてきたようだ。(一切表情を変えないまま上空へゆっくりと飛翔し、モララーたちを見下した) 」

霧雨魔理沙「 –––––!!(格が違う…違い過ぎる……!霊圧を、感じる事ができない…ッ!)わ、私達は理解していなかったようだぜ……理解には、程遠過ぎたんだぜ 」

ドンキー「 それをお前が言うか……(ワリオにツッコミつつも汗)……さて、次はどんな姿を見せてくれるんだ?……何になろうと、ぶっ潰すだけだけどな…!(ナナシアに) 」

オーシャンクロー「(途中乱入したが故)聞いちゃいないが“そう”(滅びぬ)らしいな… 何者なのだ…一体…(得体の知れぬナナシアという存在に不快感を露わにし、ギリリと歯を鳴らす) 」

モララー「ナナシア……(離れているナナシアを静かに睨みつける) 」

ワリオ「 おいおい…マジかよ…。……ゴキブリ並みにしぶといな……。(ナナシアを見て) 」

ナナシア「―――言ったはずだ。貴様等が『何人もの私』を仕留めようと…私は滅びぬと。(いつの間にか、かつてロバートのよくいた崖の先端に佇んでおり、一同に向けて狡猾な笑みを浮かべていた。姿は元の黒いAAに戻っているが故、今まで変身してきたキャラクターたちとは別次元の気質が醸し出されている) 」

ギャラード「うんっ!……!?(声を聞き周りを見渡す) 」

霧雨魔理沙「 なん……………だと…………?(目を大きく見開き瞳を振るわせ、大気全体が震え骨の髄まで揺さぶられるような感覚に冷や汗を流す) 」

キサナ(XTREAM)「……やはり、これしきでは倒れぬか……。(倒しきれてない事を予測していたかの様に呟く) 」

オーシャンクロー「―――――――――――――――嗚呼っ!!クソッタレめ!!(悪寒と共に全てを察し毒を吐く) 」

モララー「ふぅ… ありがとな、お前ら… …… ……(これで一つの大きな問題が片付いた。化け物(ギラティナ)探しは…ちょっと休んでからにしようか――――――)―――――――!!!(何処からともなく聞こえた声に酷く反応し、起き上がった)」


――――――  素  晴  ら  し  い  力  だ  ――――――


霧雨魔理沙「100年後までごきげんよう…だぜ(勝ち誇ったように腕組みをしドヤ顔) 」

プロン「あはっ♪(ナナシアに大爆発が起こったのを見て)…やったねギャラードちゃん!! 」

オーシャンクロー「 おおっ!海竜のジゴフラッシュを!(嬉しそうに目を瞑っている) 「天晴」!!(ナナシアに攻撃が直撃したのを感じ、一同に賛辞を贈る) 」

モララー「くッ…!(閃光に目が眩み、しばらくして光がおさまったのを確認する)プシュゥゥ……(TURBO化を解き、重い一息を吐いて地に腰を下ろした)…やった…のか…… 」

ナナシア(ムスカ)「ぬああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!(一切の影を残さず絶大的な光線に呑まれてしまった) 」


カ   ッ     (魔理沙の『八卦炉』から地上の太陽の如き輝きを放つ光線が放たれる)


霧雨魔理沙「神など元よりいない、誰も天位になど立ってはいないんだぜ…逃げれば老いるぞ、臆すれば死ぬぞ––––忘れるな、 私 達 は 一 人 じ ゃ な い ん だ ぜ (両腕と魔道具をムスカに向け  散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる……命乞いをするのはお前だぜ、もう遅いけどな!『恋札』マスタースパーク! 」

ナナシア(ムスカ)「ぐぁ…ッ!!(ヒロの死角からの攻撃に対応できず、硬い土が顔面に直撃する)カシャア…!(サングラスが割れて地面に落ちる)小賢しい真似を――――――!!あ…あぁ…ッ…!目が…目があああああぁぁぁ~~~~~ッ!!!!(遮光用サングラスが外れたことで直に眩い光を受け、盲目状態となる) 」

キサナ(XTREAM)「…!ギィン!ガキィン!!!(短刀を振るって銃弾を次々と弾いていき、ムスカの近距離に来る)――――極光魔法……"ジゴフラッシュ"!!!(ムスカの顔面の前で手を掲げ、凄まじい光がムスカの顔を覆う) 」

ヒロ「……(土を球体状にし、硬化させつつムスカに向けて投げつける。) 」

ナナシア(ムスカ)「チラ…(自分の足場を一瞥し、金属板の上にいることを確認する)はっ! バゴォッ!! カキィンカンキィンッ!!(地面を思いっきり踏みつけることで金属板が盛り上がり、ナナシアを守る盾となって土と氷の二重奏を見事に防いだ)バカどもにはちょうどいい目くらましだ…ん?(横から接近してくるキサナを捉え)ひざまずけ!!命乞いをしろ!! ダァン、ダァン、ダァンッ!!!(そのままキサナに発砲する) 」

キサナ(XTREAM)「…油断してはいけない。…ラピュタ王国は圧倒的な科学力で全地上を支配していた…と言われる程なり……。(オーシャンクローに)…だが、ヤツに有効な攻撃方法も閲覧済み…!!(ナナシアに短刀を構えて向かっていく) 」

オーシャンクロー「 ――聞いたこともない、ラピュタ王国?ふっ、教科書に乗れなかった弱小国か?(キサナの声を聴き笑う)――!はははっ!めちゃくちゃやりやがる!こちらも見せようか、滅茶苦茶を―――でああああああああ!!バキバキカキンダンカァンカァンタァンバキンカキンガィンガガガガ――!!!!(真正面から銃弾を鉤爪で弾き飛ばしていく)ふん、どんなもんよ。 」

プラナ「…ふぅん…。何が神だ…。―――くだらん理想は、『紙』にでも書いているがいい……。(手を掲げると、自らに迫る銃弾を一瞬の内に凍結させ、地面に落とす)……ふっ!!(無数の氷の矢をムスカに降らせていく) 」

モララー(TURBO)「(――――すまない…!)(オーシャンクローにアイコンタクトを送る)兵力差ではこちらが有利…だが… くッ…!!ドッギンッ!!(アンビションで両腕を硬化させ、襲い来る銃弾の嵐を防ぐ) 」

霧雨魔理沙「 –––––いったいいつから……これが帚だと錯覚していた?(シャフ度) 成る程、それがお前の正義かロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ…(帽子をくいと整え帚を風車のように回転させる)ガキィンガキィンガガッガガァン!!(弾丸の一発一発を見極め弾き)––––思ったよりも醜いな、だぜ 」

ナナシア(ムスカ)「ジャカッ―――――ダァンダァンダァンッ!!!(人間離れした射撃で雷の槍の軌道を逸らした)民を守るか…否、すべての生命は私の為に存在しうるのだ。生けるものすべてに与えられた名…力…!それらは与えた者…即ち『神』に還元される。―――――私は『神』だ。ダダダダダダダダァァンッ!!!!!(リボルバーをあたかもガトリングのように撃ち続ける)ジャカ… チャ チャ チャ… カシャン!!(リロードをわずか"3秒で完了させ"、再び苛烈な銃撃を行う) 」

コールズ「…行くわよ……!(手を掲げ、土を発生させる)……はっ…!!(浮きあげた土をムスカに叩きつける) 」

ドンキー「 お、おう……してるように見えて来たかもな……(魔理沙に) 」

モララー(TURBO)「なッ―――――!!??(攻撃が回避されたことに酷く驚愕し、また、誤ってオーシャンクローに攻撃を繰り出してしまい更に焦燥感が募る)テメェ…ッ…!!ナナシアァ…ッ!!!! 」

オーシャンクロー「 してへんわ!(DNAが魔理沙につっこみを入れる) 」

キサナ(XTREAM)「―――――――ギャァン!!(Xの紋章が刻まれた右目を光らせ、ナナシアを見て)――――敵の全てを閲覧した。…今戦っている形態はムスカこと、『ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ』。……かつて存在していたと言われるラピュタ王国の王の末裔なり…! 」

霧雨魔理沙「 (帚を空振りし地面を穿つとその余波で床がビスケットのように砕ける)王が何故、人の上に立つ資格があるか知ってるか……?後に生まれて来る民を、守るためなんだぜ ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…(くるりと帚を一回転させ、腕を突き出し獲物を見せつけるように強調)––––––蠅を刈り取る形をしているだろ? 」

オーシャンクロー「 ぬおっ!?ふんぬっ―――――!!ズドンッ――――ブワッ  シュアアアアッ!!!(モララーの拳を胸に貰うも、筋肉で耐える。その際凄まじい衝撃波が風となり駆け巡る)ふう…良い拳だ、当たればヤツなどイチコロだな。(息を吐き、モララーに気にするなといった感じで) おおっ!皆の者よい調子よの!!(戦士達の攻撃を見ておもわず猛る) 」

プロン「…甘いよ甘い♪そんな動きで逃げられるわけ無いじゃない♪(パチンと指を鳴らすと、ナナシアを通り過ぎた超電磁砲が弾け、ナナシアの背後から複数の雷の槍となってナナシアを貫く) 」

ヒロ「………!(眼帯を…外した……!)(キサナを見て)…行くぞ……(袋に入った土を投げ上げ、そのまま浮かせる) 」

ナナシア(ムスカ)「―――――――ッ!! ズッ!! (何者かの箒による攻撃をバックステップで間一髪回避した)ははは…今のは流石に危なかったぞ。 」

ナナシア(ムスカ)「ヒュンッ――――(なんと、モララーのTURBOによる高速攻撃を、あたかも予知していたかのように華麗に回避した。そのため、モララーのパンチはそのままオーシャンクローにへと受け流されてしまった)君のその能力は先程の戦いで既に閲覧させてもらったよ。早く…そして重い一撃で獲物を仕留めるその能力。君も"当時"からかなりの成長を遂げたようだが、結局私の足元には及ばないのだよ。(モララーに)はっはっはっ…不死鳥に魔法…!まるでおとぎ話か何かかね!?(緊急回避で超電磁砲を退いた) 」

キサナ(XTREAM)「……我等は……こんな所で倒れるわけにはいかない…!!――――『XTREAM』!!(右肩の痛みを堪えつつも右目の眼帯を外し、力を解放する) 」


バッグォン!!(何処からともなくボックスカーがヘリポートに派手に着地し、ドアを撥ね除け…)ブ ォ  ン  !(何者かが帚を振りかぶりナナシアに叩き付ける)


オーシャンクロー「 (何ッ!)ガギィィィンッ―――!(鉤爪が弾かれ金属音が木霊する) なんと… 拙者の爪を冷静に弾くとは大した腕前だ…… だがッ――(モララーの攻撃を見てこちらも動く)合わせるぞッ!英雄!!(モララーの事は個人的に知っているらしく、モララーの反対側からこちらも鉤爪を高速でナナシアに振るいまくる) 」

プロン「……ラピュタの雷だっけ?…ま、どうでもいいけど♪――――――ちゃんと返してあげるよっ!(ナナシアを指差す人差し指から先程の雷の力を超電磁砲へと変換し、ナナシアに向かって放つ) 」

モララー(TURBO)「ぐあ…ッ!(受けた攻撃による反動をバックステップで和らげる)ちッ…さっきまでとは格が違う…!!変身元が誰なのかは知らねえが、負けるわけにゃ―――――いかねえぜ!!(なおもナナシアに高速パンチを繰り出そうとする) 」

ドンキー「…野郎オブクラッくぁwせdrftgyしゃじこlp:「」!!!(ワリオと激突) 」

ワリオ「この野郎覚……ごおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!?(ジャイアントスイングでドンキーの方に投げられて) 」

ナナシア(ムスカ)「ス――――(迫るモララーに肩透かしを喰らわせ、生じた隙をついて脇腹に肘打ちを繰り出す)ス…ブォンッ!!(背後からのワリオの拳を掴みジャイアントスイングでドンキーに激突させるよう、彼の方へ投げ飛ばした)はっはっはっ…私と戦うつもりか!?ダァンッ!!(オーシャンクローの唐突過ぎる乱入に驚きを見せることはなく、鉤爪に向けてリボルバーを発砲し、攻撃を弾いた) 」

オーシャンクロー「バドオンッ!(コールドビル屋上の扉を勢いよく開け放ち参上する) む !民間人か、はたまた無名の勇者か!なににせよ良くぞ持ちこたえたと言わざるを得ん。だがそこまでだ“魔人”!!(ナナシア) 専 業 英 雄 【プロヒーロー】 の ァ!お出ましよおおおーっ!! とああーっ!!ダシュッ――!!(跳躍しナナシアに鉤爪(武器)を勢いよく振りぬく) 」

ドンキー「弱く見えるとか… ……さっき散々ボコられてたお前が言うなやああああああああああああ!!!(挑発に乗るバカB。ワリオと共にナナシアに殴りかかる) 」

ワリオ「な…!!(そう言われて早速挑発に乗るバカA)…ふざけやがってええええええええぇぇぇぇぇ!!!全力でぶちのめす!!(ナナシアに殴りかかる) 」

プラナ「…とはいえ、奴も挑発に乗る程愚かでは無かろう…。……例え相手が誰であろうと、この星を泣かせる輩には全力で立ち向かう…。……『ヤツ』も、ずっとそうしてきたからな…!!(ある1人の勇者の事を思い浮かべつつもナナシアに構えて) 」

モララー(TURBO)「シュンッ――――――“TURBOツインナックル”ッ!!ドォゥッ!!ドォゥッ!!(ナナシアの懐に一瞬で移動し、両腕で放つ“TURBOナックル”を繰り出した) 」

ヒロ「……(…辛いようだな……)…あんま無理はするなよ…(キサナを降ろす)…(日本刀を取りし、ナナシアを見据える) 」

ナナシア(ムスカ)「あまり強い言葉を使わないでくれ―――――――― 弱 く 見 え る ぞ ―――――――― (両腕を広げ、自身を囲むように点在している戦士たち全員に「かかってこい」と挑発する) 」

キサナ「……。(つつかれて声は出さなかったものの、少し顔が引きつって) 」

モララー(TURBO)「奴を挑発するな!敵が一人だけとはいえ、テメェらが思っている以上に、奴は底知れない!ドォゥン…ッ…!!!(再びTURBO化を発動する)こうなりゃ完全に仕留めるまで全力だぜ…!(焦燥混じりの笑みを浮かべながら、ナナシアに拳を構える) 」

ヒロ「…そうか?……(キサナの右肩の、傷口から離れたところをつつく) 」

オーシャンクロー「この強大な力、魔物か神か!よもや只の人ではあるまいて…むんぬっ!!バァァァーン!!(コールドビルのエレベーターをこじ開け、シャフト内にでる)“おっしゃああああ!!!!”さ   ぁらあらららららああああああァァァ―――!(気合の咆哮。シャフト内を高速で駆け上がる) 」

ギャラード「……あっ、ありがとう、プロン……!(プロンに微笑む) 」


BGM♪



プロン「…ふーん…。…じゃあさ……(今から行われる事に少々胸を躍らせつつも)――――君、倒してもいいよね?…勿論、答えは聞かないけど♪(ナナシアを指差して) 」

ナナシア(ムスカ)「君たちのアホづらには、心底うんざりさせられる。この程度の力を攻略できたことが、よほどうれしいようだな。(不死鳥たちを見て)多勢を相手に不利だとは思わないさ、遠慮なく刃向かってくるがいい…小虫ども。(リボルバーを見せつけるように構える) 」

モララー「なっ… くッ…!(薙ぎ払われたが、空中で態勢を整えて着地した)っと…俺としたことが…もう少し冷静にならねえと…(その時どんどん集まってくる戦士たちを見つめ、不思議と表情が和らいできた) 」

キサナ「……少し、痛むだけなり……。…別に問題は……(ヒロに抱えられつつも) 」

プロン「……(ナナシアの落とした雷は、全て彼女の指先に落ちていき、吸収されていった…。)…中々、強い雷を落としてくれるね…。…ま、私にはいくら強大な電気でも関係無いけどねー♪(ギャラードを守る様に降り注ぐ雷を全て吸収していて) 」

オーシャンクロー「ばごっ!くああっ…大丈夫か(街の瓦礫の中から生存者を抱え、瓦礫を吹っ飛ばしでてくる)野郎…なんだか知らねえが好き勝手しよってからに。コキキ!――上空か。すこし黙らせてやらにゃいかんようだな!ダダダダ!(コールドビルに向かう) 」

ナナシア(ムスカ)「ガキィ――――ン…ッ…!!!(モララーの硬化した腕を"脚で受け止めた")はっはっはっ…! ブォンッ!!(そのままモララーを薙ぎ払う)…何!?…ほう、珍妙な真似をする輩がいたものだ…(異変の生じた雷を、面白がるようにその様子を見つめていた) 」

ヒロ「…‥大したことあるじゃないか……腕動かすとどれくらい痛い……?(キサナに) 」


――――クイッ…ヒュンッ!ヒュンッ!!!バチバチバチィッ!!(ムスカが笑っている最中の事である…。するとどうした事か、街全体に落ちる雷が急に向きを変え、何かに引き寄せられる様に一点のみに落ちていった…)


モララー「ぐ…ッ…!!(腕を交差し衝撃に耐える)…テメェ…―――ナナシアああああぁぁぁぁぁーーーーッ!!!!! ドッギンッ!!(右の拳に“アンビション”を纏うことで硬化し、その状態でナナシアに殴りかかった) 」

ワリオ「うおおおおおおおおっ!?(ヘリポートに直撃した雷の衝撃で吹き飛ばされそうになるも、何とか耐えて)…な、なんてパワーだ!まともに喰らったらおしまいだ…!! 」

ナナシア(ムスカ)「はっはっはっ…素晴らしい!!最高のショーだとは思わんかね!?ん…?(ふと自分も街並みを一望する。自ら放った絶大的な雷で大惨事となった国を見据え、この上ないほどの邪悪な笑みを浮かべた)あっはっはっはっはっ!!見ろ人がゴミのようだ!!はっはっはっはっはっ!!!(心地よさそうにに高らかと嗤い続けている) 」

キサナ「…た、大した事は…(ヒロにそう言うが…) ……っ…!!(貫かれた右肩の痛みに顔をしかめる) 」

ヒロ「……!!(衝撃で吹き飛ばされた瞬間、咄嗟にキサナを抱え込む) 」


――――ドゥンッ!!!(そしてその一つの雷がヘリポートにも直撃し、地面を抉り取り、それにより生じた衝撃で戦士一行が吹き飛ばされそうになった)


モララー「――――――――ッ!!!(ナナシアの齎した惨禍により変わり果てた街並みを一望し、焦燥感が迸った) 」

ワリオ「 って何か降って来たあああああぁぁぁぁぁぁ!?(降り注ぐ雷をみて)…もう駄目だ…!おしまいだぁ…!!(その場に崩れ落ちて) 」


―――――――――ドゥンッ、ドゥンッ、ドゥンッ、ドゥンッ!!!!!!(天へ舞い上がった巨大電撃球は打ち上げられた衝撃で勢いよく弾け飛び、無数の雷(いかずち)となって降り注いだ。一つ一つの落下速度はおろか、その破壊力も絶大であり、街中の至る場所に落雷し、巨大な爆炎を上げた)


ナナシア(ムスカ)「―――――― 電撃 “シンティラ”―――――― 」

ドンキー「…ま、マジかよ…!!……しかもあんなに上まで打ち上げやがって…!!…これじゃあ、どっから来るかわかりゃしねぇ!(モララーに) 」

ヒロ「……き、傷は……どれくらい酷いんだ!?(キサナに駆け寄る) 」

キサナ「……ヒロ……。(ヒロを見て)……少しばかり、油断した結果なり……(ヒロに) 」


キュウゥゥゥ―――――――ン(夜空に一節の光を描いたナナシアの巨大電撃球は、ペガサス国の遥か上空まで飛び上がった)


モララー「……!(ナナシアの様子を見て咄嗟に身構える)(今のは…電撃魔法か… いや、ただの電撃魔法じゃない…!!)何か来る… みんな気をつけろッ!!!(険しい表情で全員に聞こえるように叫んだ) 」

ヒロ「…っと………!!(キサナの姿を見て目を大きく開く)…おいキサナ……どうしたってんだよ……!(右肩を抑えているキサナを見て) 」

ワリオ「いよっと……(屋上に着地して辺りを見回す)…言われた通り屋上に来たわけだが… …どうなんてんじゃこりゃああああぁぁぁぁぁぁ!?(驚愕) 」

ナナシア(ムスカ)「(モララーとドンキーの発言に対し、口の淵を釣り上げて笑っていた)まあいい… これから我が降臨を祝って、諸君に我が力を見せてやろうと思ってね。(すっ、と片手をあげると、掌に光球が生み出される)…見せてあげよう、ラピュタの雷を!! ゴッッ!! バジジジジッ!!!!(光球は肥大化し、電撃を帯び始めた)…ドパァ…ッッ…!!!(そしてそれを天へ打ち上げた) 」

コールズ「……ええっ!(飛び立つ) 」

ドンキー「…お前が神だろうと紙だろうと何でもいいんだよ…。……お前みたいなクソ野郎に負けるわけにはいかねぇんだよ!!(こちらもモララーに続いて一歩踏み出して) 」

モララー「神だのなんだの…寝言をほざきやがって。テメェの御託は聞き飽きた。たとえ何度も這い上がろうと…俺は何度でもテメェをぶちのめしてやる!……もう、『あん時』のようにはいかねえんだ、俺は…!!!(だんっ、と一歩踏み出す) 」

ゴルト「…ひ、飛行手段が無いとはいえ流石にそれは……(ワリオを見て汗)…私達も行きますよ!(コールズ達にも声をかけ、プラナ、プロンと共に屋上まで飛んでいって) 」

ヒロ「屋上か……よし、今すぐ行こう(ヘリに乗りながら屋上へ向かう) 」

ナナシア(ムスカ)「小虫どもが何匹集まろうとその末路に変わりはないのだ。(集まる戦士たちを見て)君たちが『何人もの私』を仕留めようと…私は滅びぬ、何度でも蘇るさ!この力こそ、すべてを圧する"神の力"だからだ!!

ワリオ「お、おう…(ドンキーに)な、何をそんなにキレてんのかはわかんねーが…このビルの屋上に何かあるらしい……(ヒロに)…よし、行くぞ…!!ブオオオオオォォォォォォォォォ!!!!(屁で飛び上がってコールドビルの屋上まで来て) 」

モララー「ナナシア――――――!(怒りが頂点に達して殴りかかろうとした瞬間、増援に駆けつけてくれたヒロ一行を発見し動きを止める)…あいつらは…! 」

ドンキー「『よう』じゃねーよ!!!…まずはここまで上がって来て状況を確認しろってんだ!話はそれからだ!!(ワリオに) 」

ワリオ「ん…?ドンキーの声……(コールドビルの下の方にいるため、屋上の様子がわからない)……ようドンキー!宝の山は見つかったか!? 」

ヒロ「…ふぅ、ここか(ヘリで降りる) 」

ドンキー「 …な、何がラピュタ王だふざけやがって!!(ナナシアに言った後にバイクの音が聞こえて)…ん?バイクの音……(音のした方を振り返って)…ワリオ!!ようやく来たか!!!(拳を握り締めて少々イライラした様子で) 」

ナナシア(ムスカ)「あの程度で私の能力を打破したつもりかね?君たちは私の本当の力をまだ知らないのだ。圧倒的…絶対的な力… この力を持って私はすべてのものを平らげる。全世界は私の元にひれ伏すことになるだろう!!(両の腕を広げ、高らかに笑いだす) 」

ワリオ「……。(バイクに乗ってやって来て)…っしょっと…。(バイクから降りる)…ここがペガサス国だな…。(辺りを見回して) 」

モララー「無理するな… 急所は免れたとはいえ、まともに戦えるわけねえだろ。(心配そうにキサナに)……てんめェ…!(そして怒りを露わにした表情でナナシアと対峙する) 」

キサナ「……っぅっ…!!(貫かれた右肩を押さえて何とか体勢を立て直して)…だ、大丈夫なり……。…それよりもナナシアは…!?(モララーに) 」

ナナシア(ムスカ)「――― ザ ン ッ (煙の中から悠々とした足取りで現れる。その右手には、銃口から煙を上げたままのリボルバーがしっかりと握られていた)―――言葉を慎みたまえ。 君 た ち は ラ ピ ュ タ 王 の 前 に い る の だ 。 ( ド ン ッ ! ! ! ! )(―――“天空の王”―――) 」

モララー「―――――――!? キサナ…ッ!!!(キサナが目に見えない"刃"に襲われたのを見て目を見張り、すぐに彼女のもとへ駆け寄った)大丈夫か…ッ!!? 」

キサナ「―――――!(何とか戦えてはいるが、過去の記憶を想起してしまった彼女はいつもの様な状態ではなく、『突然飛んできた何か』を避ける事は出来なかった……。) 」


――――― ダ ァ ン ッ ―――――(刹那――――たちこめる煙の中から風を切るように何かが飛んできて……キサナの右肩を貫き、夜空の彼方へと消えていった)


ドンキー「……えー、めっちゃ効いてるんですがそれは……(炎が消えた後に吹っ飛ばしたナナシアに返して)……しかも反動パネぇ……(炎タイプでも無いのに無理してフレアドライブを繰り出したため、通常のフレアドライブより反動を受けているという……) 」

モララー「ふぅ…(体力温存のために一旦TURBO化を解いた)…ここまでかなりの深手を負わせたが… まだやるか…(煙のたちこめる屋上で、静かにナナシアの吹き飛んでいった方を見据える) 」

ナナシア(ダーイン)「ぐふッ…!?ごァ…!!(蹴り飛ばされた衝撃で体がよろめき、追い打ちをかけるように放たれた氷の塊が全身に直撃して地面に転がり倒れた)グググ… これだけの連係技でしかけて…なぜ僕の攻撃が効かないんだ―――――!!(立ち上がった時には既に、火ダルマの如く燃え盛るドンキーが目と鼻の先に迫っており―――)――――グアアアアアアァァァッ!!!!! ズシャアアアアアアアァァァーーーーーンッ!!!!(強烈な炎撃が直撃し、屋上にある壁に勢いよく激突した) 」

ドンキー「ってなぬうううううううううううう!?(鬼火に当たってそのまま燃え……)…イワアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァクッ!!!(と某凡骨みたいな叫び声をあげて)あっちちちちち!!!熱いんじゃワレエエエエエエェェェェェェェ!!!!(全身が燃えた状態でフレアドライブの要領でナナシアに突っ込んでいく) 」

キサナ「…!!(迫って来た闇エネルギーを寸前でかわし、襲い来る爪を短刀を取り出して受け止める)―――ブレイジングアイス!!!(ナナシアの近距離から氷の塊を何発も放っていく) 」

モララー(TURBO)「はっ!(伸ばされた爪の上に飛び乗るように回避し、そのままナナシアの腕を伝っていく)おらぁッ!!(ナナシアの顔面を蹴り飛ばした) 」

ナナシア(ダーイン)「シュボ…“ウィルオーウィスプ”! ボオオォォ…ッ!!!!(指先から飛ばした小さな鬼火が、大気中の酸素に反応して肥大化し、そのままドンキーに襲いかかった)ジャキャァ…ッ…!!!(そして両手の指先を剣のような鋭利な形状に変える)―――“二重演爪”!! シ ュ バ ッ ! ! (鋭利な手を伸ばし、モララーとキサナを串刺しにしようとする) 」

モララー(TURBO)「よっ…ヒュンッ!(エネルギー体を高速移動で回避)行くぜ…! ドヒュンッ!!(地面を何度も蹴ることで爆発的な脚力を発動し、一気にナナシアの背後へ回った) 」

ドンキー「あの恐ろしい化けモンから少年になっちまうとは… …たまげたなぁ… …ってそんな事言ってる場合じゃねえええぇぇぇぇぇ!!(その場緊急回避) 」

ナナシア(ダーイン)「―――――シュバッ…!!(粉砕されたジンメンの身体から一つの小さな影が勢いよく飛び出し、モララーたちの横に降り立った)―――“黒き翼”―――(続・ボクらの太陽に登場した敵キャラ。黒いマントを羽織った白髪の少年)さァ… 宴を愉しもう…! パチンッ♪(指を鳴らすと周辺に鬼火の様な闇のエネルギー体がいくつか出現し、それぞれの戦士たちに襲いかかった) 」

キサナ「……わかった……なり…。(モララーに頷くも、その様子が変わる事は無い。――――何故ならば、『それ』は、そこから思い出してしまった忌まわしき記憶は、甲羅に捕らえられた人間がナナシアの一部であるかなど関係無く……"彼女自身の罪"なのだから…。) 」

ナナシア(ジンメン)「んなんだt―――――ヒャギィィイイイイッ!!!!(モララーの強烈な乱打の雨を受けて全身と甲羅に大ダメージを追う)ぐゥ… おの…おのれ猫とゴリラごときがあぁ…はああぁ…ッ…!!!? ビキッ…ビキビキィ…ッ…!!! パリィィ―――――ン…ッ…!!!!(ドンキーの刺したとどめにより体が砕け散った) 」

ドンキー「なん…だと……!?(弾け飛ぶ顔を見つつも)……っ!!(ナナシアの発言に少し黙り込むも…)……っせえよ…。…お前が盾にしておきながら……お前の都合の良いように決めつけんじゃねぇ!!(ナナシアの卑劣な行為にキレた模様であり、ナナシアの甲羅に思いっきり蹴りを叩き込んで) 」

モララー(TURBO)「キサナ…――――?(彼女の様子を一瞥し)……!(いや待て… あの甲羅の人間も、ナナシアの一部なんじゃ…?……間違いない…!)そいつの戯言に構うなッ!その甲羅の人間もナナシアだ!!思いっきりぶちのめすぞ!!! ダッ――――!!(疾駆と共にナナシアの頭上へ跳躍する)――――“TURBOガトリング”ッ!!!! ズダダダダダダッ!!!!!(高速パンチの連打攻撃を甲羅ごとナナシアに叩きこむ) 」

ナナシア(ジンメン)「……! クルッ―――――ブシャアァッ!!(ドンキーのパンチに合わせて振り返り、甲羅…否、甲羅に浮かんだ人間の顔で攻撃を防いだのだった。ドンキーの凄まじい一撃はナナシアではなく人間の顔に直撃し、そして顔は鮮血を流しながら弾け飛んだのだった…)クカカカカカ… 殺ったな…?今、お前は人間を殺したんだ…!その罪を思い知るがいい。クカカカカカ!!(邪悪な笑みで嗤いあげる) 」

ドンキー「うわっ!気色悪ィ!!(襲って来るナナシアを見て)…こっち来んじゃねえええぇぇぇぇぇ!!!(ナナシアにジャイアントパンチを叩き込んで) 」

キサナ「――――っ…!(そのおぞましい光景を目にし、助けを求める声を耳にし、彼女の奥底に封じられた記憶が蘇る…。――――それは、今となっては思い出すのも酷な『あの頃』…)……その様な物を美しいとは… ……汝の考え、我には理解し難し…!(ナナシアに) 」

ナナシア(ジンメン)「クカカカカカカカカッ!!(ドシドシと足を踏み鳴らしながらドンキーに襲いかかろうとする) 」

モララー(TURBO)「…趣味の悪ィもん見せやがって… (今度は精神的に追い込むつもりか…クソが、ナナシアめ……!)(握り拳を構えてはいるものの、甲羅を目の当たりにしてから攻撃しようか考えあぐねている) 」

ドンキー「くそ…ワリオめ!…宝の山があるって聞いたから来たってのに、早速こんな化けモンとやり合う事になるとはな…。…おまけに当の本人は来ねェ…。……コイツぶちのめした後に恨むからな…!!(ジャイアントパンチのチャージに入り、腕をぐるぐる回して) 」

ナナシア(ジンメン)「―――“悪魔の仮面”―――(二足歩行の巨大な化物の亀。その甲羅には…"人間の顔が浮かび上がっていた")ウゥゥゥ… ウァァァ…! タ…タスケテ… タスケテクダサ……!(甲羅に浮かんだ人間の表情はみな悲愴に陥っており、各々が助けを求めているようだ)……お気に召したかね?私の美しい甲羅は…?(狡猾な笑みを浮かべてモララーたちに) 」


BGM♪



モララー(TURBO)「(ナナシアを殴打して退く)また変身か… (先程のキサナの忠告により、変身中で隙があるとはいえ迂闊に手が出せないもどかしさに苛まれた表情でナナシアの様子を窺っている) 」

ドンキー「れ、レベルアップだとぉ!?(歪み始めたナナシアを見て)…一体ヤツは後何回の変身を残してるんだ…!?(後ずさり) 」


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最終更新:2015年12月28日 23:21