この物語に登場するキャラの設定が異なる場合があります。
高度成長期からバブルに果てに社会はより発展し、ありとあらゆるものが開発されてきた。そして、車もそのひとつであり、軽自動車から大型自動車まで幅広いものだ。だが、車の存在は移動手段や運送だけではないことも事実だ。それは車での競争だ!いわゆる、レース...モータースポーツの事である。最もモータースポーツは厳格なルールでの中で行われる物であり、それはいわば、品格な態度を求められるドライバーなければいけないのだ。
さて、本題に入ろう...。今回登場するドライバーはそれに似たる物で何故なら、無許可での公道を使ったレースをするからである。知ってると思うが?それらは違法行為であり、危険な事だ!そして、それで命を落とす確率も比較的に多い。世間的に見れば、許させる行為ではなく、現に多くの命を失われてる。決して品格や厳格がある行為とは言えないだろうそれ等の存在は走り屋って言うドライバー達だ!しかし、それでもなお、公道を選び走り続けるのは何故だろうか?車に対する思いを持ってるとはいえ、説得力に欠けるものがある!理屈以外にあるものなのだろうか?いずれしても否定ばかりでは話は始まらない!さぁ観てよう走り屋達が抱える車に対する思いをそして、走り続ける...意味って奴を...
とある豆腐店…そこは東北の一番北の地方にある豆腐屋で地元に聞く限り、何十年の前から存在するようで地元で知らない者はいない、それなりの有名店なようだ。
「は~~っしょん!!たっく…こんな、さみぃ時に子供を働かせる親がどこにいんだよぉ~!?」
「仕方がないだろ…。それで俺たちは食ってきてるだから、少しは感謝したらどうだ?椿...」
この二人はここの豆腐屋の長男と次男のようで…父親が経営する中村豆腐店の仕事を手伝っていたようだ。ちなみにその父親はかつてはラリー屋をやっており、9年連続優勝を誇っておりレース関係やありとあらゆる世界で人脈が広いらしくその広さは軍隊どころか政府レベルまでに達してるっていう噂だが、流石にそこまでは都市伝説でしか過ぎない……。
現在は妻の霊華と長男の翼、次男の椿、長女の霊夢の5人暮らしで豆腐屋を経営しながら家族を養ってる。
その頃、その父親は……
「「あぁ~まぁ、そういうわけだから頼むわ…。ちっと借りても減るもんねぇだろう?」」
「「減るもんが無いだ?よく言えたな…確かに車を凹まされたことないがなんで、また?車どうしただよ?影鳥」」
「「いや~…最近うちの901が調子悪くってさ、まぁそういうわけで一日でいいから貸してほしいだよ。」」
「「またか、そりゃお前の運転は相変わらずだからな。そろそろ潰したらどうだ?」」
「「いやなこった!あの901は特別なんだよ……!それに今時あんな車はなかなかねぇからな。」」
「「911の初期型だろう?おまけにカレラRSR…911カレラRS2.7をレース用に改造したものときたもんだ…!」」
「「まぁな」」
「「まったく、たださえ数十年前の車なのにレース用のやつをもってくるなんざ、たいしたやつだよ!お前は…」」
「「そんなことより車貸してくれるだろう……?」」
「「あぁ~……分かった!分かった!!明日もっていけ!お前とは長い付き合いだしな~。」」
「「恩に着るぜ…!葉月……」」
この男は葉月隆作。運送会社を経営してる影鳥の古い友人で彼も走り屋である。主にレガシィのワゴンタイプを好むようだ。走り屋としての実力もほぼ互角で影鳥とは永遠のライバルとも言えるだろう。
また、彼にも息子の優作っていう子が存在する。ちなみにその優作は霊夢と古い付き合いで時々、遊んでる。
「「それより、お前んとこの霊夢ちゃん また、遊びにきやがったぜ?」」
「「別にいいんじゃねーかー?」」
「「まぁ、思春期だし、仕方がねぇ~だけど、お前は自分の娘が心配じゃね~のか!?」」
「「別に気にすることはねぇよ。それだけ、大人になったってわけだろ?それとも、自分の息子が獣なのか?」」
さらっと、失礼なことを言うが、隆作にとってはいつもの態度で呆れながら返す。
「「バァ~カ!おめぇと一緒にすんなよ!?変態野郎…」」
「「ブツッ!」」
やり返すように答える隆作だが、あえて無視して電話を切った影鳥。
「あいつ!電話切りやがった…!?たっく~!困ったオッサンだ…(昔から変わらねえって言うのも...って言える立場でもね~よな?)」
そう思いながら隆作は受話器を置き、どこかへ歩いて行った。
「さて、そろそろいい頃合いか?」
影鳥は売場へ戻って行った。
「あぁ...ダルイ...いつもいつも配達させるだから...」
渋々と二階から豆腐屋の看板娘が降りてきた。
「相変わらず、いつも湿気た面で降りてくるよな?せっかくの面が台無しだぜ。」
「うっさい...アタシは低血圧なんだから、仕方ないのよ?」
「んなの事、耳にタコってぐらい聞いてるぜ?」
椿がいつものように妹である彼女にからかうのであった。いつもの光景である。
「二人共、いい加減しろ...!お前もさっさと顔でも洗ってこい...」
「はぁ~い、翼にぃー...」
そう霊夢は渋々洗い場に行くのであった。
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最終更新:2020年12月30日 18:02