Story of Residents of Scarlet devil and Residents of Pop star

()《Story ofResidents of Scarlet DevilandResidents of pop star/異星の住民紅魔の住民の物語》

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カオス界に突如迷い込んだ異星からの訪問者。

ひょんな事からとある高貴な種族と出会う。

何かと

重い雰囲気


殺伐とした展開

の多いこの世界の中、周りを気にせず

彼/彼女らは日々遊び、生活、そして探索をする、そんなお話。

その小さな探索によってこの世界の謎が少しずつ明らかになっていく事も、

もしかしたらあるかもしれない…。

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序章

陛下と閣下と星の戦士と、時々冒険

「序章にしては長すぎるんじゃ無いんでGESか(ryゲファッ」

Chapter1 血濡れの報復

『従者』

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~カオス界中央部・とある館~

キュッキュキュッキュキュ…ゴシゴシゴシゴシ…(数多くある部屋の中の一つの個室から何かを拭く音が響いている)
デデデ「―くそっ、このこびり付いた一つの埃が取れんZOY!(キュッキュッキュッ…)(個室の窓を拭いている)」
デデデ「かくなる上はこのハンマーの柄を使って…(ガリガリゴリッ) よっしゃ!取れたZOY!やっと終わったZO~Y、これで今日の掃除も終わりかZOY、よっしゃ!今日も休めるZOY♪(雑巾を置いて自室に戻る)」
デデデ「(パチッ)チッ、どこもかしこもニュースばかりZOY。もっとマシな番組は無いのかZOY?(自室の旧型テレビでチャンネルを回す)」
駄目だこりゃ☆ チャララチャラチャーン♪
デデデ「おっ、これはド○フじゃないかZOY!?再放送か?だっはっは、何にせよまわしてみれば一つはいい番組が見つかるもんだZOY(座る)」
CM「信頼の高品質! 環境対応も抜群!…(略)…エスカルゴンテクノロジー♪(さっきのCMが流れる)
デデデ「こらァ!変なタイミングでCMを入れるんじゃないZOY!ん?今の声はどっかで聞いた事があるような声だZOY。エスカルゴンテクノロジーだとォ!?おのれぇ…奴め、何時の間にスポンサーになったんだZOY!?」
ザザッ… もしも、こんな病院があったら…(CMが終わった後、すぐに元に戻る)
デデデ「くそっ、エスカルゴン自体が出ていなかったZOY!おのれぇ、ワシ抜きでぬくぬくと過ごしおってからに…」
ドンドンッ(部屋内に強いノック音が鳴る)
デデデ「あぁん!?こんな時に何ZOY!?」
???「あんた…また掃除箇所を一つ忘れていたわよ?(部屋に入ってくる)」
デデデ「何ィ…あーっ!!!しまったァ!あの生意気な汚れに気を取られて、最後の部屋の掃除を忘れていたZOY!!」
???「全く、度々こんなミスを起こしている様じゃ使用人として失格よ…次やったら食事量を減らされてもも文句は言えないと思う事ね」
デデデ「そりゃ無いZOY、咲夜!!ワシはこの数少ない休憩時間で日頃の疲れを癒しているんだZOY!!これ以上楽しみを減らされたら苦しすぎるZOYッ!!」
咲夜「あのねぇ…本来あんたは殺されていてもおかしくなかったのよ?それも、あんたは妹様の性格を抑えた件で特別に自室も与えられて居る。これだけでも相当な特別優遇なの」
デデデ「黙れ!このワシ、大王様が毎日毎日くだらん業務で働いてやっているんだZOY!もっとこのワシに相応しい特別優遇待遇をせんかぁぁー!」
咲夜「(ビュッ!)(デデデのこめかみにナイフを投げる)」
デデデ「ぬぉぉー!!?(パシィーン!)(ナイフを白刃取り)くそっ、やればいいんだろうがやれば!ほれっ、返すZOY!(ナイフを投げ返す)」
咲夜「…分かれば宜しい(ナイフを取る) (やはり反射神経は並より上ね…)」
デデデ「それで、また何時もの様にその部屋を掃除しなおせばいいんだろ。さぁーてもう一分張りだZOY(掃除用具を持つ)」
咲夜「あ、今回はいいわ。お嬢様があんたをお呼びになられたからそっちを優先して」
デデデ「あぁん、レミリアの奴がワシに用事だとォ?そんなもんお前がやればいいんじゃないかZOY」
咲夜「できれば私もあんたなんかをお嬢様に近づけたくは無いけど、お嬢様が直々にあんたを名指しされたの。だから仕方が無いのよ…」
デデデ「(だっはは、あの小生意気な小娘がワシを呼ぶとは珍しい事もあるもんだZOY!)よしっ、ワシの顔を見せに行ってやるとするZO~Y(自室を出て行く)」
咲夜「全く…一度あんな目に逢っておいて、よくあそこまで陽気で居られる物だわ(呆れた顔でデデデの後を着ける)」


~大広間~

デデデ「おぉいレミリア、この偉大なるワシに何の用事だZOY?(大広間に)」
レミリア「あら、咲夜からも聞いたけど…本当に最初から変わってないわね、その態度と言い礼儀の無さと言い…ふふっ、今まで見て来た部外者の中でも貴方が一番よ」
デデデ「そう褒めるで無いZOYでぇはははは、それより肝心の用件について早く言えZOY!」
レミリア「用というか、貴方は初め私が出した…宿題とでも言うのかしら? 終わらせたの?って聞きたいだけよ。そもそも覚えてらっしゃるのかしら(くすっと笑い)」
デデデ「約束ぅ?確かに何かをお前と交わした記憶があるが…ちょっと考えさせろZOY(腕を組む)」
レミリア「あら、完全に忘れていた訳じゃ無いのね…さぁ、少しでも思い出せると良いわね(クスクス)」
咲夜「(頭に何本か刺せば、少しは思い出したりはしないかしら)」
デデデ「ぐむむっ、馬鹿にしおってからに…待っておれ!今その幻想を打ち破ってやるZOY!こうなりゃ一から記憶の糸を探るZOY…よしよし、だんだん思い出してきたZOY(回想)」

~【回想】過去のデデデ城・跡地~

シュゥウゥウウ…(熱がまだ残っている落城された直後の新デデデ城・跡地―)

デデデ「こ…ここは何処だZOY…?わ、ワシのベッドが無くなっておるZOY・・・(黒焦げになって瓦礫に埋まっている)」
グラ…バッキィンッ(飾られていたデデデの銅像が倒れ、空しく砕ける)
デデデ「(ガ゙チャンッガラガラッ)な、何がどうなったんだZOY!?地震か?隕石か?愚かな愚民どものクーデターかァ!? (瓦礫から出てくる)」
バキバキッガランッドサドサッ…(周囲の外壁も砕かれ、城内の壁・天井・家具もほぼ全壊され土台と瓦礫のみが残っている状態になっている)」
デデデ「ん…?げぇっ!?こ、これは…な、な、なんたる姿だZOY…!ワシの、ワシの城がぁああァァア!!!!おーいおいおいおい…(蹲って嘆く)」
ガチャンッ ヒュゥウゥウ…(辺りには崩れ落ち行く瓦礫と北風の音のみが流れる…)
デデデ「おぉい、誰か居ないのかZOY!?エスカルゴーン!!カービィー!!メタナイトーー!!ワドルドゥーー!!ワドルディ兵士ーーーーッ!!!居たら返事をしろZOOOOOY!!!」
ヒュゥゥゥウゥ…(人っ子一人の気配すら感じられない
デデデ「おい、居留守を使うんじゃない!返事をしろ貴様らッ!ワシを舐めたら裁判抜きで極刑だZOY!!誰かぁー!!返事をしろおぉぉおーーーッ!!!!!(歩き回り、瓦礫を探ったりして調べまわる)」
ザッザッザッ ガサガサッ ガサゴソガサ ガチャガチャガチャ…ゴチーンッ☆(頭だけのデデデの銅像がデデデの脳天にクリーンヒットする)
デデデ「グワバッ☆ 体力の限界kai…(ドサァッ) (ムクッ)―なんてくだらんギャグをやっている場合じゃないZOY!おーい!居るんだろ!?いい加減出て来るZOーーY! (探し回る)」
ガサガサッバリバリッガシュッ ガラガラ…
デデデ「…本当に誰も居ないのかZOY? おのれぇ、ワシを出し抜き戦前逃亡とは…次会った時は覚えていろZOYッ!!!全員極刑ZOOOOY!!!」
デデデ「…しかし、どうしたもんかZOY?まずは、寝床を考えねばならんZOY」
ギシッ…(歩いていると、足元に瓦礫の隙間から地下道への道が見えた)
デデデ「この世界の平民共と同等になってしまうが、カオスホールにでも寝泊りするとするかZO…Y?そういえば、ワシの掘った地下道がまだ生きているんじゃないかZOY?(その箇所の瓦礫をずらし、地下道への地扉を開く)」
ガチャッ ギィィ…(幸い地下道に支障は無かった)
デデデ「よっしゃァ!流石地下だ、地上がメチャクチャになっても傷ひとつないZOY!となるとアンダーグラウンドロードに住んでも…いかんいかん、何でワシが地底人染みた暮らしをしないといかんのだZOY いや、待てよ?確かもう一つ地下道があったZOY。その行き先といえば…紅魔館!あのワシの城に対抗する程豪邸な屋敷だZOY!そっちの穴は確かこの辺りに…あったZOY!(グッ) (探し回り、もう一つ地扉の取っ手を握る))」
ググッ…ガコンッ(その地下道もきれいに残っていた)
デデデ「うむ、この道もクッキリシッカリ残っているZOY 確かあの館の館主はカプリカコーンとか言う吸血鬼だったかZOY?奴も吸血鬼という事は… だっはっは、水とハイパワーな懐中電灯があれば楽勝だZOY!!やはりワシは裕福でなくてはならんからなァ、あの屋敷なら許容範囲だZOY!!よっしゃー!すぐに突撃だZOOOOY!!(手持ちのライトと水の入ったポリタンクを瓦礫から出して地下道に突っ込んでいく)」

ドタバタドタドタ…

そして…

ドゴォン!ヒュンヒュンヒュンヒュンッズドォンッ!バゴッバキッ シュンシュンシュンパシュンッ!(館内で弾幕の光が飛び舞っている)

デデデ「こんのォ…ぐわッ!!(ドコォッズガァンッ!)…くそっ!ここまで部下が居るとは予想以上だZOY!こらァー!!道を空けんかァ!貴様らになど用は無いZOY!!(ガシャァンッ!ドガシャッズガンッ!) (弾幕をモロ喰らいながらも、ハンマーを振り回しながらスーパーアーマー状態で切り抜けていく)」
メイド妖精×多数「くっ…この侵入者…いくら弾幕を撃っても消滅しない!?物理だけでここまで攻め込んで来るなんて、とんでもな…きゃぁっ!(ハンマーで吹き飛ばされていく)」
デデデ「だがこいつらが守り抜いている方向に行けば何れ主の下にたどり着く筈だZOY!奴に会えさえすれば…こっちのもんだZOY!どぉりゃァァーーッ!(ズガシャァァアン!) (鬼殺し火炎で広間の重厚な重扉を破壊して突き進む)」


メイド妖精「いけないっ!あの扉の先はお嬢様のお部屋、これ以上進まれるとお嬢様にまで危害が加わってしまう…なんとしてでも止めないと…!(デデデの前に立ちふさがる)」
デデデ「えぇい邪魔だと言っているだろうがァッ!!退かんとこうだZOY!ジャイアントスウィング!!(ビュゴォォンッ!) (強烈なハンマーの一振りを立ちふさがるメイド達の中心にぶちかます)」
メイド妖精「きゃぁぁあッ!ま、魔力も無しに此処までできるなんて…!(吹き飛ばされ)」
咲夜「貴方達…退きなさい、私がやるわ(廊下に出る)」


デデデ「よっしゃ、粗方片付いて…くそっ!また新手かZOY!」
咲夜「…今ならまだ許すわ、大人しく出て行きなさい」
デデデ「そいつはできない相談だZOY!ワシの旺盛な独裁心は諦める事を知らんのだ、ここまで来て今更止められるかZOYッ!!!さっさと退かんと貴様もぶっ飛ばすZOY!!(ハンマーを振ってまた突っ走り始める)」
咲夜「聞く耳無し、問答無用ね(ス・・・ヒュンッ!(多数のナイフを取り出し、投げる)」
デデデ「そんなチンケな刃物…脅しにすらならんZOY!!(突き進みつつ)」
シュ・・・ビュンッ!(デデデに四方八方から大量のナイフが襲い掛かる)
デデデ「何ィッ!?こりゃ数が多…どぅふァッ!!(ザクザクザクッ) お、おのれェ…(何本ものナイフに貫かれる)」
シャキンシャキンシャキンシャキンッ!ドスドスドスドスッ(無数のナイフが次々と襲う)
デデデ「ふん、数は多くてもこんなもの…たかが小さい包丁みたいなもんだろうがァ!ワシがこんな刃ごときで…退くと思うなァァァーーッ!! スーパー…鬼殺しクラッシュ!!(ブォンッ バッキャァァァアアン!!) (ナイフ弾幕を獄炎を纏った強烈な打撃で根絶やしにする)」
咲夜「くっ…単なる捨て身だと思えば…。かなりしぶといわね…」
デデデ「貴様は此処の召使どものリーダーかZOY!?だが貴様ワシを止めることはできなかった様だな!だっはっはっは あれが主の部屋かZOY?よっしゃァ!覚悟しろZOOOOY!!(突き当たりの部屋の扉に向かう)」
咲夜「撃っても刺しても殆ど応えないのは厄介だわ…。 でも…ここまでよ(ヴォン…)(デデデ周辺の時間を停止させる)」
デデデ「レプリカだかパプリカだか知らんが、今日が貴様の主であった長い年月の最後の時だZOY!覚悟―…(ピタッ) (扉に手をかけようとした所で時 間 停 止)」
咲夜「…残念だったわね、あんたの様な侵入者にお嬢様の視界に入れられる訳にはいかないの(停止したデデデの首元にナイフを突き付ける)」
デデデ「(ピシィ…) (停止中で口も聞けない状態)」
咲夜「容易にこの館に入り込んだ事を後悔する事ね…。このまま―死になさい(首を斬ろうとする)」
レミリア「咲夜…ストップ ちょっと待ってくれない?(部屋から扉越しに聞こえる)」
咲夜「お嬢様?(手を止める)はい、どういった御用時でしょうか?」
レミリア「随分と騒がしいじゃない?ここまで暴れまわった侵入者は久々だわ それで…その侵入者の顔の特徴を教えてくれないかしら?確認するまで殺しちゃ駄目よ」
咲夜「顔…ですか? 目立つところと言えば…青い肌に黄色い唇、かなり特徴がある顔です」
レミリア「青い肌に黄色い…ねぇ咲夜、ちょっとその侵入者を生け捕りにして私の部屋まで持ってきて頂戴。私が確認するわ」
咲夜「お嬢様!?しかしこの者は非常に野蛮でお嬢様の目に入る事自体が…」
レミリア「その特徴を持った生物に、私に心当たりがあるのよ」
咲夜「(こんな醜い生き物に心当たりが?それでも此処まで強い特徴を持った者など他には居ない、やはり…)…分かりました、少しお待ち下さい(ツカツカ)」
レミリア「ふふ…どうやら、相当な変わり者の様ね」

~数分後…~

デデデ「(ドサッ)いてェッ!!おのれェ、かくなる上は…(ギチギチッ)なぬゥッ!?こりゃ何ZOY!!こらァ!さっさと外さんかぁーー!!(鋼鉄の縄に縛り上げられて部屋に投げ出される)」
レミリア「あら、鉄の鎖なんて…やけに厳重じゃない?」
咲夜「ええ、この侵入者の力は怪力と呼べる程でしたので…。お嬢様、成るべく近くにお寄りになられない様に御注意してください」
デデデ「こらァそこのガキ、お前の仕業か!?この偉大なる大王たるワシにこんな無様な姿を曝け出させおってからに…さっさと縄を外せさせろZOY!!」
咲夜「っ…お嬢様になんて口を…!」
レミリア「貴女は手出しをしなくて良いわ、戻りなさい咲夜…。」
咲夜「お嬢様!?この得体の知れない醜い家鴨の様な者と二人きりになる等…!」
レミリア「ふふっ、大丈夫よ…心配には及ばないわ。何かあっても周りが少し紅に染まるだけ、そうなった時の掃除だけは任せるわ」
咲夜「しかし… …分かりました。ですが少しでも何か不振な気を感じた場合は、即座に参りますわ(一瞬デデデを殺意の目で見た後、拝啓後に部屋を出て行く)」
レミリア「あの目をした咲夜を見られたのも久しぶりねぇ…」
デデデ「おいこらっ!何シカトこいてんだZOY!さっさとこの邪魔な鎖を外せと言っているんだZOーーY!!(ギチギチジタバタ)(僅かに動かせる足をバタバタさせている)」
レミリア「そんなに興奮して…何か嫌な事でもあったのかしら?さっき外で大きな物音が聞こえたけれど」
デデデ「当たり前だッ!大いにあったZOY!突然でかい音がしたかと思えば…ワシの城が跡形もなく砕け散っていたZOY!!!」
レミリア「あらあら、それは災難だったわね…ふふふっ、それで目の前の私の館を乗っ取ろうとした訳?単純ねぇ…」
デデデ「黙れ!あと一歩の所で…くそっ!最後の最後でしくじったZOY!敵がストップウォッチを持っているのは想定外だったZOY…」
レミリア「まぁ、地下から入り込んだとは言え、よくあそこまで来られたわね…デデデ、だったかしら?流石フランとまともにやりあっただけあるわ」
デデデ「何、やはり貴様も奴を知っているのかZOY?奴も見た目に反して中々手ごたえのある奴だったZOY、だはは」
レミリア「それにフランが最近、よく姿を消すのよ… …貴方の仕業でしょ?」
デデデ「その通り!ワシが奴をあのクソ暗い空間から外の世界へと出してやったんだZOY!あまりのワシの優しさに奴も泣いてワシにひれ伏していた(していません)ZOY、だっはっはっは」
レミリア「はぁ…大層な自信ねぇ、全く…余計な事をしてくれたわ」
デデデ「でぇははは、ワシの自信は天に届く程に特盛りだZOY♪ところで貴様は妙に奴の事に気をかけている様だが、奴が貴様の忠実なる下僕のトップだったりするのかZOY?」
レミリア「そんなものじゃないわ、…私の妹よ」
デデデ「何ィ!?そうだったのかZOY! ふぅむ…言われてみれば奴と貴様には似ている部分が見えるZOY、姉妹揃ってガキの癖に生意気なほど大人びているなァ」
レミリア「ま、それはどうでもいいわ。それで、私が言いたいのは…少し貴方に頼みがあるのよ」
デデデ「頼みィ?それを達成すれば館の権限が貰えるクエストかZOY?」
レミリア「…この件がもし解決できたら、―考えてもいいかしらね」
デデデ「おっしゃァ!その報酬ならどんな高難易度でも精が出るZOY! ほれ、早くその頼みとやらを言ってみろZOY!ワシがズバーンと解決してやるZOY」
レミリア「今、フランがよく外に出るって言ったわよね。もしそれが本当なら、今頃この世界でもあの子が何かやらかして騒ぎにでもなると思ったのよ。でもあの子は何も問題は起こしていない…。つまり貴方か、或いは外で出くわした誰かが少しはあの性格を直したって事。心当たりはあるかしら?」
デデデ「ほーん?つまり、奴が外に出ると毎度のように街をぶっ潰したりする位の大騒ぎを起こしていたのかZOY?確かに初対面のワシにいきなり魔法をぶっ放してくるだけあるな、でぇははは」
レミリア「それは違うわ、貴方が余計な事を仕出かすまであの子が一度も外に出した事は無いもの。でも…下手に刺激すれば貴方の言うとおり、街ひとつ位は軽く無くなるわ」
デデデ「あれだけのパワーが有り余っているからな、マイクカービィ並だったZOY。・・・しかし奴は400年かそこら生きているとほざいていたが、もしやあれも本当だったりするのかZOY?確か自分の事をヴァンパイヤーンだとか言っていたな」
レミリア「ええ、あの子も吸血鬼…495年生き過ごしてきた、ずっとこの館の中でね」
デデデ「でぇははは、まさに究極の箱入り娘だな!ニートも真っ青だZOY」
レミリア「貴方がちょっかいを出すまでは、外の世界を知らないあの子にとって、館の中が世界のすべてだと思っていたみたいだけど。 それで頼みの事だけど…またフランの遊び相手になってくれないかしら?あの子とまともにやりあって生きているんだから、その位はできるわよね?」
デデデ「だーははは!何を言い出すかと思えば何だ、奴と遊んでやれば良いだけかZOY!そんなもんお安い御用だZOY!」
レミリア「でもそれだけじゃちょっと生温すぎるわね…。そうだ、貴方もここの使用人になってもらおうかしら。ちゃんと働けば食事と寝床も用意してあげるわよ?」
デデデ「おい、何でワシが扱き使われければならないんだZOY!?ワシは大王!そんな無様な事ができるかZOY!」
レミリア「使用人でも食事は豪華よ?それに頼みを果たせば多額の資金も用意してあげようと思うんだけど…。」
デデデ「何、食事が豪華だと?それに莫大なる資産となぁ?ぐぬぬ… しかし、大王たるワシが労働など…しかし…うぬぬぅ えぇい!やってやるZOY!だがその約束を破棄した時にはタダじゃおかんZOY!!分かったな!?」
レミリア「はいはい、分かったわよ(クスッと笑いながら) それじゃ交渉成立ね。…咲夜、入りなさい」
咲夜「はい、お嬢様(ガチャッ) (呼ばれると共に部屋に入ってくる)」
レミリア「咲夜、この人…デデデの拘束を解きなさい」
咲夜「此処で…ですか?幾らなんでも危険すぎます!せめて地下に幽閉してから開放した方が…。」
デデデ「こらぁ~、なんだその扱いは!ワシを何だと思ってるんだZOY!?魔獣みたいな扱いにするんじゃないZOY!」
レミリア「ふふ、大丈夫よ。少なくとも今は納得しているみたいだし、敵意も感じないわ」
咲夜「しかし…。 …畏まりました、少々お待ちください」
カチャカチャチャキ…シャコンッ!(閂式に錠が取れる)
デデデ「だっはー!やっと開放されたZOY♪ さぁーて、さっさと地下室に案内するZOY。場所は知っているが、わし一人で行くとまたあの妖精どもの攻撃を喰らうだろうからな、所謂エスコートだZOY」
咲夜「メイド達には館内の清掃に戻るように伝えたわ。…付いて来なさい(部屋を後にする)」
レミリア「それじゃあ、宜しく頼むわ。くれぐれも無駄死にはしないようにね」
デデデ「だっはは!ワシは大王!そう簡単にくたばらんZOY、でぇははは(咲夜に続いて部屋を出る)
レミリア「…ま、賛同した時点で死なないのはもう分かってるのだけれど…何の裏付けも無く、あそこまで大層な自信を持つなんてね。長生きしそうだわ(見送る)

そして廊下にて…

デデデ「しかし…何処を見ても赤一色だな。目に悪い館だZOY。ここまで赤色に執着するとは、やはり本物の吸血鬼という訳かZOY(歩きながら)
咲夜「お嬢様の趣味よ。この館の家具は殆ど赤に統一されているわ」
デデデ「ほーん、根っからの血好きかZOY…だがこれは中々アブノーマルで良いセンスをしているZOY、だっはっは」
咲夜「さ、ここから先は一人で行きなさい。ここから入り込んだ訳なんだから…後は分かるでしょ?(地下への階段の前で立ち止まる)」
デデデ「おう、此処まで来ればもう無人だからな。後はワシ一人で十分だZOY!(地下室へ向かう)」
咲夜「それにしてもお嬢様自身が部外者を呼ぶなんて…信じられないわ、増してやあんな醜い者を…。(呆れた様子で持ち場に戻る)」

~紅魔館 地下室~

デデデ「(ガコッ)よし、着いたZOY!(重厚な扉から地下室に出る)」
スゥ…(エスカルゴンが定期的に清掃・交流をしていた為に地下室の汚れがほぼ無くなり、禍々しき気もかなり薄れている)
デデデ「おおっ、やはり以前よりは大分爽快な空間だZOY☆これで後は通気性が良ければ良いのだがなァ… さぁて、奴は何処に居るんだZOY?おーい、偉大なる大王が直々に来てやったZO~Y、表をあげーい!!」
フラン「あ、その声……もしかして青赤?(別の部屋から)」
デデデ「色で覚えるんじゃないZOY!まぁ良い、貴様の姉がどうしてもと言うからまた遊びにきてやったZOY、感謝せい」
フラン「丁度良かった…。間違ってこれを壊しちゃったんだけど、直せる?」
デデデ「何ィ?以前ワシのやったPCでも壊したのかZOY?全く、エスカルゴンが居ないから面倒だZOY、(部屋に出向く)」
(部屋の中には鮮血が散らばっている)
フラン「ほら、ちょっと遊んでいたら…こうなっちゃった(引き千切れた死体を指差し、自身にもべっとりと血糊が付いている)」
デデデ「おぉ、こりゃあ見事に真っ二つだZOY!しかも人形じゃなくてモノホンの愚民がフルバーストかZOY。こんなもんになってしまったら晒し首位にもできん…って、何があったZOY!?まさか貴様、処刑人にでも転職したのかZOY!?」
フラン「処刑人?なにそれ。人間が入ってきたから遊んでいたんだけど…何でかしらないけど壊れちゃったの」
デデデ「ほーん…つまり無意識の内にやっちまった的なノリかZOY。エスカルゴンの奴め愚民の扱い方を上手く教えなかったなァ?愚民は血税を吸い尽くして甚振るのが最高の娯楽だと言うのに…奴は極刑ZOY!」
レミリア「…やっぱり力の制御ができていないみたいね、フラン(地下室に姿を現す)」
フラン「あ、お姉様、久しぶり。何かお話を聞かせてくれるの?」
デデデ「むむ?何でお前が此処に来るんだZOY?茶菓子でも貪っているのかと思ったZOY」
レミリア「ちょっと気になったから、見に来ただけよ。それにしてもフラン、またやってしまったみたいね…。あれ程殺さないようにと言ったはずよ?」
フラン「だって、ちょっと引っ張っただけで壊れちゃったんだもん。能力も使ってないのに」
レミリア「(溜息をつき)いくら貴女が穏やかになったとしてもそれじゃあ危なくて外の世界には出せないわよ」
フラン「だって、だって…私、やりたくないのにすぐに壊れちゃうもん… 壊したくないものまで、壊しちゃう…。(別の部屋に走っていく)」
レミリア「はぁ…、このままじゃ力の制御ができるまでまだまだ時間が掛かりそうね…。そうだ、貴方はフランとまともにやりあったんでしょ?フランの制御の手助けになってくれないかしら?」
デデデ「こらぁ!何でワシがそんな事まで承らないといけないんだZOY」
レミリア「いいじゃない、それに遊び相手になるついでだからあって無い様なものよ?」
デデデ「理由になっとらん!大体ワシがそんな事をやらねばならん意味が無いZOY、こういうのは実の姉である貴様の…しかし退屈凌ぎには良いかZOY?トレーニングにもなるかもしれんな…。よし、特別に許可してやるZOY!感謝せい」
レミリア「ええ、心から感謝するわ。それじゃあ後は頼んだわよ…」

~そして現在…~

デデデ「思い出したぞ!確か貴様の妹の面倒を見る約束だったなァ」
レミリア「あら、随分と長い間考えていたみたいだけれどちゃんと覚えていたみたいね」
デデデ「だっはっは、ワシとした事が少し手間取ったが、見事に思い出せたZOY☆」
咲夜「(完全に忘れていたのかと思ったけど、意外と覚えていたのね)」
レミリア「それでどうかしら。フランは以前よりはちゃんと人間を扱えるようになった?」
デデデ「いや、まだ完全では無いZOY。人形で試させてやったが手と足が握りつぶされたりしたZOY。即死とまではいかんがあれだと無意識の内に拷問行為をしてしまうZOY」
レミリア「要するにまだ時間がかかるって事ね。でも進歩が見られるわね、最初なんて数秒足らずで壊してしまう事もあったのに…。」
デデデ「これもワシの指導があったこそだZOY、感謝せい!でぇははははは(ドヤ顔)」
レミリア「ふふ、その清々しいまでの傲慢さもある意味理由の一つかしらね。それじゃあ今日はもういいわ、戻っていいわよ」
デデデ「わはは、今に見て居ろレミリア!近い内にこの館をワシの私用地とし、『魔性の宮・ヴィアラガデロ』に作り変えてやるZO~Y!だーはっはっはっは(笑いながら部屋を出て行く)」
咲夜「あっ、礼もせずに無礼な…!…失礼しました、お嬢様(礼をした後、デデデを追いかける様に部屋を出る)」
レミリア「今時、あれ程まで単純思考の妖怪も珍しいわね…。扱いが楽だわ(紅茶を啜る)」

『巡合』

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~カオス界 中央部 とある図書館~


エスカルゴン「何々、マジックソーラーによる太陽からの力を利用して、そこに魔力を媒体にして、大量の電力を作り、少量のエネルギーから多大な電力を…(凄まじい数の本棚の中、机に座って本を読んでいる) 」
エスカルゴン「(うーむ、このエネルギー製法が使えればもっとクリーンな工場を作れるGESが…魔力が必要な上に「マジックソーラー」なんて作れそうも無いものまで必要となると無理でGESなぁ・・・。)(本を読み終え、本棚に戻す)」
小悪魔「さて、この本はここに、この本はここに…。 あ、今日は。今日も来ていたのですね。 お探しの本は見つかりましたか?」
エスカルゴン「あぁ、小悪魔でGESか。いや、どうにも私が実践するには難しい方法が書かれた本ばかりでGESなぁ…。「魔力」さえどうにかできればかなりできる範囲が広がるんでGESが」
小悪魔「確かに魔法も使えない人が、いきなり魔力を扱う事は難しい事ですね…。」
エスカルゴン「まぁ無理なら他の方法を考えればいいだけでGESからな。さてと…他に何か使えそうな本は無いでGESかね(本を探す)」
パチュリー「あら、今日も来ていたの?その様子だとまだお目当ての本は見つかってないみたいね(本を読み耽っていた所、エスカルゴンが視界に入る)」
エスカルゴン「えぇ、中々使えそうな本は見つからないでGESよ。新たなエネルギー製法と言っても、私に可能な方法もそこまで無いでGESからな…。質もピンからキリでGESし」
DIO「(魔法…か。このDIOの世界や星の白金以外に時を止める手段でもあるとヴァニラから聞いてはいたが…ふむ、話題の種に聞いておこう)(読書をしながら聞き耳を立てる)」
パチュリー「この数多くの本棚の中から捜し出すのはかなり骨が折れるかもしれないわね」
???「おい、聞いたか? あぁ…聞いた聞いた。まったく普通だった若者がある日を境に、突然魔法をぶっ放つようになったってんだからぁ驚きよぉ (なにやら会話が聞こえてくるが、どちらも全く同じ声)」
エスカルゴン「(なんか凄い威圧感があるヤツが居る気がするんでGESが…。気のせいでGESかね(汗))科学系統や薬学系統等ならどうにかなりそうなんでGESがねぇ…。」
小悪魔「今日はお客さんが多い日ですね…。読書の秋だからでしょうか?」
DIO「(ほう…あの小娘は只の人間という訳ではなさそうだが、あくまでも普通の人間に扱えるとはな…ならば、このDIOに扱えん訳がない)ゴゴゴゴ… ふむ、仕掛けてみるか 」
パチュリー「あら貴方、そんなものが得意手だったの?だったらかなり使えそうな本が沢山あった筈だけど…。(…何処かから強い闘気を感じるわ)」
エスカルゴン「うーむ、科学の本といっても、私も知っている物ばっかりだったでGESからなぁ… ん?一般人がいきなり魔法を使う…?まるで漫画みたいな話でGESな…。」
???「そいつあれだろ?自分ちに女何人も連れ込んでるっていう… 知ってるよ。噂じゃとんでもない「たらし」って事らしいけど... (会話声がしているが、以下略)」
DIO「……ニッ(パチュリーを一瞥し人し指を立て敵意のない笑みを浮かべる) ほう、女の多い家…か、ペットショップにこのDIOの目として一働きしてもらうとしよう(ようはパシリ) 」
エスカルゴン「何か…まともな奴じゃない感じでGESなぁ・・・。流石に陛下よりはましでGEしょうけど」
パチュリー「(敵意は無し…か) ま、散らかしたりしないなら別にいいわ」
???「アパートに住んでるんだっけか?そりゃ、ひとみんも苦労するわねぇ おぅおぅ、ひとみんってのはぁ誰だい え?いやー…まあ、ちょっとした (全部同じ声)」
小悪魔「同じ人が喋っている様にも聞こえるのは気のせいですかね。まさか、自作自演だったり…?」
DIO「安心しろ、安心しろよ…同じ吸血鬼の館に住まう者同士警戒し合うことも無かろう…最も、あの紅く血のように塗りたくられた城とは無関係だがな」
エスカルゴン「どっちにしろ、五月蝿くて本が読みにくいったらありゃしないでGES。まぁこの話が本当ならある程度の情報になりそうなんでGESが…。おーい、お前達、ここは図書館でGESぞ。離すならもう少し静かに話すでGES(声のする方角に向かい)」
???「うぉっと、いけね、怒られちまった ……(エスカルゴンの注意以降、話し声?は途絶えた)」」
パチュリー「へぇ、貴方もレミィと同じ種族なのね。最近じゃ珍しいかしら?」
DIO「そうか、最近では吸血鬼は珍しいと言われる程衰退したのか…まぁいい、希少な存在となったのだからな 同じ、という点ではそちらの銀髪のメイドと接点があるようだな、聞いた話でしかないが 」
エスカルゴン「あら?誰も居ないでGES…。…まぁ、静かになったからよしとするGESか(声が途絶えて)」
パチュリー「もしかして咲夜の事かしら?そりゃそうよ、今ならレミィと一番近い位置に居ると言える程だもの」
DIO「ほう……更に上にレミィとかも居るのか、面白い…気に入った。昨夜にレミィ…覚えておく…。近い内合間見えるだろう、このDIOの名を、主に伝えておいてくれ(昨夜が時を止めたのと同じように姿を消し、後には本が残った)」
パチュリー「またね、久しぶりの同じ種族にレミィも喜ぶと思うわ。これは置き土産としてもらっておこうかしら(本を持ち)」
エスカルゴン「それにしても本当に良い本は見つからないでGESなぁ… この辺りは調べつくした感じでGES(本棚を見て廻り) 」
パチュリー「その辺りには無いわよ、確かこの辺りに……届かないわ(本棚の上部のほうを見て」)
エスカルゴン「あらー…ありゃまた面倒な場所に…。脚立でも無いんでGESか?マジックハンドでも持ってくれば良かったでGESかね 」
パチュリー「大丈夫よ、こんな時は本を山積になっている本を…はっ(トッ) (その辺りに山積みになっている本に乗る) 」
エスカルゴン「ちょっ、んな崩れそうな本を踏み台にしたら危なっかしいでGESぞ!? 」
小悪魔「パチュリー様、その高さでは無茶すぎませんか…? 」
エスカルゴン「(大体魔女っていうもんだから、魔法でスパッと取ったり、普通に飛んで取ったりした方が数倍楽だと思うんでGESがねぇ…。) 」
パチュリー「大丈夫よ、もう少し…ほら、取れたわ。これとこれなんか使えるんじゃないかしら?(数冊の本を持って降りてくる) 」
エスカルゴン「あぁ、どうもでGES。何々?「魔科学完全分析書」「最も真理に近づける錬金術の本」「スーパー・エコロジー・マスター」…?なんか胡散臭い名前の本ばっかでGESな」
パチュリー「中身は大した物よ?それなりの知識があるのなら、意味が分からないって事は無いと思うわ」
エスカルゴン「まぁ、この図書館に一番詳しいお前が言うなら信じるでGESが…。この魔科学ってまさか地上のエネルギーの大半を使うとかそういうのじゃないでGEしょうな?」
パチュリー「…それは別の世界の魔科学ね。それとは根本的に違うわ」
小悪魔「むしろ、エネルギーの消費はかなり抑えられる方だった筈ですよ」
エスカルゴン「ほほぉ、それなら安心でGES、本を探してくれてどうもでGES。じゃあいつものように1週間だけ借りさせて貰うでGES。…それじゃ今日も世話になったでGES~(本を持って図書館から出て行く) 」
小悪魔「はい、お気をつけて」
パチュリー「あまり汚さないようにね。さて、続き続きっと(再び本を読み始める) 」

~平原 紅魔館付近~

エスカルゴン「しかし本を探すのに数時間もかかるとは、情報探しも楽じゃないでGESなぁ…。ネットだとガセ情報も多いでGESし」
カービィ「あ、エスカルゴ~ン!今日も本を借りに行ってたの?(飛んで来る) 」
エスカルゴン「おぉ、カービィ。今日はパチュリーが直々に選んでくれた本でだから、かなり期待できそうでGESよ」
カービィ「それは楽しみだね♪僕も今度借りに行こうかな~ 」
エスカルゴン「多分いいと思うでGESが、絵本とか漫画とかは殆ど無いから、カービィにはちょいと退屈かもしれないでGESぞ? 」
カービィ「何それ~、僕は幼稚園児じゃないよー! 」
エスカルゴン「まぁ、大王様よりははるかにマシでGEしょうけど…。来てもいいけど、決して本で遊んだりしないようにするんでGESぞ? 」
カービィ「うん、気をつけるよ。それに慣れるまではエスカルゴンと一緒に行っていい? 」
エスカルゴン「そっちの方が私も安心だから、是非そうしてくれでGES。さぁて、工場に帰るでGESぞ 」
カービィ「うん、僕もその本、見てみたいからね♪ 」

~カオス界最東端 エスカルゴンテクノロジー本店~

エスカルゴン「(自室にて)さて、まずはこの「魔科学完全分析書」でも読んでみるでGESか 」
カービィ「魔科学…魔法で何かを作るのかな? 」
エスカルゴン「いや、そうじゃなくて…まぁ読んでみれば分かるかもしれないでGESな。えーっと何々?科学で魔法を利用するには「魔結石」と言う物質が必要であり、さらに魔方陣が描かれた武装を作る必要があると…。うーむ、魔方陣はなんとか真似て打ち込むとして魔結石なんて何処で手に入れるんでGESかねぇ 」
カービィ「やっぱり、新しい物が必要なんだ…作り方とかって書いてないの? 」
エスカルゴン「ちょっと待つでGES。……おぉ、少量のプラズマとなり得る物質と石英(水晶)を混ぜ合わせれば作れるみたいでGESな。プラズマ物質は…蛍光灯なんかでいいでGESな。水晶も近くの岩盤から採掘できたはずでGES 」
カービィ「わぁ、この材料なら手っ取り早く作れそうだね♪ 」
エスカルゴン「ええ、後は魔結石に対応する機械の作り方でGESが…これは後でよく読んでおくことにするでGESかね 」
カービィ「うん、それは難しそうだからね…。 」
エスカルゴン「次は「最も真理に近づける錬金術の本」…しっかしすっげえ酷いネームセンスな本でGESなぁ…。間違いなくこの3冊の中で一番胡散臭いでGES 」
カービィ「でも、錬金術って言うから色々混ぜ合わせたりするのに使えそうだね 」
エスカルゴン「情報が確かなら良いんでGESがね…。ふむ……普通の錬金術のレシピ本と言ったところでGESかね。魔結界の混ぜ合わせ方も載っていたでGESし、中々良い本でGESな 」
カービィ「そっか、役に立つ本で良かったよ~ 」
エスカルゴン「そして最後の「スーパー・エコロジー・マスター」はっと…、やっぱり省エネの事についての情報が多いでGESな。でもこの高性能のソーラーパネルの作成法は使えそうでGES。材料も安上がりなみたいでGESからな 」
カービィ「うんうん、省エネも大事だからね♪これからは電気代が減るよ~ 」
エスカルゴン「まぁそれもそうでGESな、陛下の無駄遣いが無いとはいえ、電気代も馬鹿にならない額でGESし。それにしても今回の3冊はみんな当たりと言える本でGESな。パチュリーの奴に直々に探してもらったのは大きいでGES 」
カービィ「そうえいばエスカルゴン、そのパチュリーって人ってどんな人なの?紅魔館の図書館の事を一番良く知ってる人だって聞いたけど 」
エスカルゴン「ああ、確か本名はパチュリー・ノーレッジって名前でGEしたかね。奴はあの図書館が殆ど家同様なみたいでGESからな、隅から隅まで知り尽くしているらしいでGES 」
カービィ「へぇー、本が大好きな人なんだね 」
エスカルゴン「まぁいっつも本が散らかしっぱなしだったり本の扱いが雑だったりするのが玉にキズでGESがね…。小悪魔って言う助手みたいな奴がフォローしている分まだマシでGESが 」
カービィ「図書館に二人も人が住んでるんだ、とっても広そうだね♪ 」
エスカルゴン「ええ、この世界でも私が見てきたどの図書室と比較しても比べ物にならないほどの広さと本の密度を誇っているでGESな。まさに情報の集合体と言える場所でGES 」
カービィ「本好きにはたまらないね!でも、そんなに沢山の本を全部読むのにどのくらいの時間がかかるのかなぁ? 」
エスカルゴン「10年…いや、生涯かけても読みきれそうにないでGESなぁ。パチュリーが言うには地下室にも本はあるらしいでGESし、所々に隠し本棚まであったでGESからな 」
カービィ「凄いね、それじゃあそのパチュリーって人もおばあさんなのかな…。 」
エスカルゴン「いんや、見た目じゃ20にもなってないように見えるでGES。奴は魔女なみたいでGESから、少なくとも内面的には我々よりかなり年上なんでGEしょうなぁ 」
カービィ「そっかぁ、だからそんなに本に詳しいんだね。今度行った時に僕も面白そうな本が無いか教えてもらおうっと 」
エスカルゴン「案内人って訳じゃないんでGESがね…。っと、そういえば元気ドリンクを切らしているんでGEしたなぁ。あれが無いとちょっときついでGESし、ちょっくら買ってくるでGES 」
カービィ「うん、分かったよ~。あ、そういえば中央の辺りにあるスーパーで元気ドリンクが安売りしてたよ~。沢山あったから、まだあるんじゃないのかな 」
エスカルゴン「おお、それは丁度良かったでGES。ちょいと遠くなるでGESが行く価値はあるでGESな。それじゃワドルドゥ達と一緒に留守番を頼んだGESぞ~(外に出て行く) 」
カービィ「いってらっしゃ~い!…テレビでも見てよっと(別の部屋に入って行った) 」

~紅魔館 大広間~

デデデ「おーい、お茶! 」
咲夜「…自分で入れなさい お嬢様、お茶が入りました(デデデをスルーしてティーカップを運ぶ) 」
デデデ「ぐぐ…、(毎度毎度馬鹿にしおってからに…今に見ていろ、倍返しにしてやるZOY!)(渋々自分で茶を入れる) 」
レミリア「ありがと、咲夜。(紅茶を飲む) …あら?これ、いつもの紅茶と違うんじゃない? 」
咲夜「はっ… すいませんお嬢様、いつも使っている茶葉が切れてしまいまして…。 」
レミリア「そ、まぁいいわ。血さえ良ければ茶葉が少しくらい変わってもいいし」
デデデ「(自分でポットを持ってカップに茶を入れて紅茶を飲む)血ィ?なんで血というキーワードが出てくるんだZOY?…むぉ!?不味ーい!なんだこの茶は、鉄の味が混じってるZOY! 」
レミリア「あら、それを飲んだの?それは私専用の紅茶よ。多分貴方の口には合わないでしょうけど 」
デデデ「こんなもん飲んでいたら口の中が気持ち悪くなるZOY! まさか貴様は普段飲む茶にまで血を入れているのかZOY!? 」
レミリア「少しだけだけれどね。それもある程度上質の血液じゃないと飲む気はしないわね 」
デデデ「血にも質があるのかZOY?酒のランクみたいなもんかZOY。だったらその血はその辺の通行人を極刑にして搾り取ってるのかZOY?これぞまさに本当の血税だZOY! 」
レミリア「違うわ、その方法だと血の質が悪い者まで混じってしまう。それ以前にこの世界では強い者も多いもの、返り討ちに可能性も少なくないわ 」
咲夜「何であんたはそんな事ばかり…。今やっている集め方は所謂「取引」ね。お嬢様の指定した人間に相応の財産を受け渡すのと引き換えに、血を採集させてもらうのよ 」
レミリア「そう、手当たり次第に探すよりはずっと良い血液が入りやすいわ 」
デデデ「輸血ビジネスかZOY、貴様らも考えたな!金と違って血は誰でも持っている分、楽勝だZOY! 」
咲夜「まぁ、いきなり「血を遣せ」と言っても受け入れる人は少ないから、それなりに苦労する事はあるのだけれど… 」
レミリア「それでも大抵は最終的には血を寄越してくれるから、そんなに難しくはないわね。欲の無い人間なんて居ないし 」
デデデ「多少障害があるとはいえ、ローリスクである事には変わりが無いZOY! 」
咲夜「(それでも浴が大きかったりする人間には苦労する事があるのだけれど…) 」
デデデ「さーてと、そろそろ部屋に戻るかZOY(席を立つ) 」
咲夜「あ、紅茶の茶葉が無くなったから買ってきてくれないかしら。茶葉は普段使っているやつでいいわ 」
デデデ「まーたこき使う気かZOY!まぁ良い、これも館入手クエストの為だZOY、買ってきてやるZO~Y(部屋を出て行く) 」
咲夜「全く、また礼も無しに…。 使用人というものを分かっていないわね 」
レミリア「あの性格は、誰の手に掛かっても変わりそうも無いわ(微かに笑いながら) 」

~平野 紅魔館付近~

デデデ「茶葉を買うついでに、ポテトチップスでも買うかZOY、それとヘッドホンがオシャカになってきたから、新たなヘッドホンも探さないといかんZOY(門を出る) 」
美鈴「ぐー…。(門の端で立ったまま寝ている) 」
デデデ「こいつめ、門番の分際で大王であるこのワシが動いている前で爆睡しおってからに…。起きろッ!!(パシィン!)(美鈴の頭を隠し持っていたハリセンで叩き付ける) 」
美鈴「イタッ! …ふぇっ!?いや、ね、寝てません!寝てませんよ!?(慌てて跳ね起きる) 何だ、あなたですか…。 」
デデデ「貴様はいつも眠りこけおってからに、そんなんじゃ案山子でも置いておいた方がマシだZOY! 」
美鈴「と、とんでもないです!私だってやる時はやりますよ! 」
プリン「~♪(門の前で歌う) 」
デデデ「おぉ?貴様はまさかカー…えぇいプリンか!貴様の風貌は紛らわしいZOY! 」
美鈴「あらかわいい、此処まで迷い込んで来たんですかね? 」
プリン「…ぷりゅ?(眠らないので不思議がる) 」
デデデ「何が「ぷりゅ?」だZOY!何か疑問でもあるのかZOY(プリンに詰め寄る) 」
美鈴「(そういえば、この子の唄はとても心地よい唄でしたね…。眠気を誘うというか何というか・・・) 」
プリン「ぷいっ(デデデを強く嫌ってそっぽを向く) 」
デデデ「こ、このぉ…ワシを馬鹿にしおってからに…!(ワナワナ) 」
プリン「…プークスクス 」
美鈴「まぁまぁ、ほんの軽い悪戯なんですから笑って許してあげましょうよ(微笑) それにしても、癒されますね~…(プリンを見ながら) 」
プリン「(デデデにあっかんべ~してどっか転がっていく) 」
デデデ「ぐぬぬ…まぁ良いZOY、直々ワシのものになる館だ!しっかりと見張っていろZOY 」
美鈴「あれ?そんな話、聞いた覚えが…。 あ、お出掛けですか? 」
デデデ「少しだけ買い物にな。また奴に余計な遣い事を頼まれたZOY 」
美鈴「また何時もの通りですね~。それではお気をつけて 」
デデデ「よしよし、その意気だZOY♪ さーて、行くかZOY(館を離れていく) 」
美鈴「あの話、本当なんでしょうかね…嘘を言っているようには聞こえませんでしたけど…。 」



゚+。*゚+。Main character゚+。*゚+。

デデデ大王

レミリア・スカーレット

十六夜 咲夜

エスカルゴン

カービィ

パチュリー・ノーレッジ

小悪魔

紅 美鈴

フランドール・スカーレット

メタナイト

ワドルディ


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最終更新:2021年02月01日 23:51