施設概要
政府軍の兵士養成機関。身寄りのない少年少女を対象に政府軍兵士としての訓練や教育を施す。
元来はその目的や内容に偽りなくまともな養成所であったのだが、政府軍准将
システリア?が責任者に着任したことで状況は一変した。
システリアはより安価に多くの強靭な兵士を創り出すために、
『ブーステッド・チルドレン計画』を発動する。
身寄りのないのをいいことに集めた少年少女達をモルモットとして扱うようになり
手術や薬物投与による過酷な肉体強化措置やマインドコントロールなどの非人道的な実験を行うようになる。
それにより死亡や精神崩壊などが起きてしまうこともあり、生き残ったとしても強いトラウマが残ってしまうこともある。
スクールは性能(兵器として扱われるので能力とは言わない)・目的別にクラス分けがなされており
アウルム(金)、アルジャン(銀)、ブロンゾ(青銅)、イエロ(鉄)、ラトゥーニ(真鍮)が存在する。
スクール内では名前ではなくクラス名+番号で呼ばれ、番号が若いほどそのクラスで有能であることを意味する。
スクールでは一般的な学校のような授業も存在するが、あくまで一般的常識として学ぶ程度である。
主には軍学であるとか、軍で学ぶような武器・兵器の取り扱い、厳しい訓練や生徒同士の模擬戦など。
番号はそれらの成績を鑑みて付けられるが、模擬戦の結果が重要視される傾向にある。
政府軍からの指令があった場合、生徒を政府軍の任務に就かせることもある。
その場合は現場指揮官直属の兵という扱いになる。
外出は特例のアウルムクラス以外は正式な届け出を出さなければいけないが、スクールでの成績・態度がよいものは右から左で認可される。
スクールの事は他言しないよう精神制御を施しているため、1週間を超えるような長期でなければ問題にはならない。
スクールは19歳までであり、20歳になるまでにアウルムかアルジャンクラスに入っておらず
ブロンゾ・イエロ・ラトゥーニクラスでナンバー5までに入っていない者は
極めて危険な手術・投薬を受けさせる本当のモルモットと化してしまう。
それでも生き残った人間はブーステッド・マンと呼ばれ、精神は確実に異常をきたしているが恐ろしい強さを発揮する存在となる。
アウルムクラスは精鋭の為人数が少なく10人、アルジャンクラスは約20人、ブロンゾ、イエロ、ラトゥーニクラスは約40人ほど
クラス別の特色
アウルム
特殊な能力を持つ者たちが集められる。人為的に身に着けさせることのできない物の為、扱いはスクール内でも特別。
出来る限り危険性の低い手術や投薬が行われ、その能力を失わせずに支配下に置くことを重点としている。
制限のない自由な外出が許されているが、調整や実験の為に週に一度はスクールに帰ることが義務付けられている。
能力の特色上実験を行うのが得策でないと判断された場合は実験は行われないが、解析・調査は行われる。
アルジャン
空戦陸戦問わず高い能力を発揮することができ、精神も政府軍兵士として申し分なく
一般教養や火器管制などの座学・技術でも兵士としての水準を満たしている者が加入する一般人最高クラス。
スクールの成功例であるため扱いは比較的良い方で、安全性が確保された実験や武装のみが支給される。
ブロンゾ
前線で戦う能力に特に秀でた生徒が集められるクラス。
テスラ・ドライブと呼ばれる反重力装置を用いた空戦に重きを置く。
試作段階の武装を配給されることが多い。
イエロ
戦闘や情報戦などにおいて特に秀でた部分の無い生徒が集められるクラス。
そのため他のクラスに比べ実験がやや危険な物であることが多い。
主に陸上格闘・陸上射撃に重きを置いている。
ラトゥーニ
あまり前線で戦うに適さず、情報処理能力や電子戦、火器管制などのバックアップに長けた者が入るクラス。
実戦訓練では空戦での機動力とセンサーなどを用いた戦場での情報処理能力を活かしたバックアップ戦術を主に訓練する。
人物
――生徒一覧――
※卒業者、脱走者など元生徒を含む
最終更新:2022年07月15日 01:30