概要
テツヤが一人で経営している掘り出し屋であり、同時に彼の実家でもある。
元々は既に他界した彼の祖父・マナゾウが設立・経営していたが、
彼が他界してからは孫であるテツヤがその遺志を継いで現在まで存続している。
外見は古く趣のある木造住宅。1階から3階まで様々な中古商品が所狭しに陳列されており、
その種類はアンティークから宝石をはじめ、家具や電化製品、玩具やゲーム機にぬいぐるみなど、
老若男女問わないラインナップとなっており、世間一般のリサイクルショップと大差変わらない。
理念
世間一般の掘り出し屋やリサイクルショップとは一風を画する独特の理念を掲げている。
それは、品物の「愛着度合」によってその価値が変動することであり、買取や販売にもその影響が出る。
5千円相当する新品未開封の品物を例にした時、一般的にはその商品は定価の凡そ3分の1相当の値段で買い取られるのが普通だが、
ジャンクションにおいては100円以下の値段がつけられる。
これは、その商品に「愛着がない」ことが原因である。
未開封品や大して使用されていない品物は使用者からの愛着がないことに等しく、
使われるだけの価値が備わっていないとテツヤは捉えている。
一方で、傷だらけでありながらもそれなりに手入れがされたような長い時間をかけて使われた品物は
「使われるだけの価値がある」として高く買い取り、そして高い値段で販売する。
このように、使用者の品物に対する「愛着」がこのジャンクションの買取・販売の基準となっており、
大切に使われた品物を、心から求める誰かに、納得のいく値段で売り付けるのがこの店の営業方針である。
この理念は元店主の祖父からの受け売りであり、長い間彼と生活を過ごしてきたテツヤにも染みついていることから、
例え営業困難に陥ることになろうとも決して変わらないと本人も自負している。
店を訪れたレミリア曰く、「そのモノが過ごした時間、そのモノが注がれた時間、
金銭に変換される数字はこの双方の時間を掛け合わせたもの」としてこの理念に一目置いている。
階層
出入り口付近に設置されたレジを中心に、様々な中古品が陳列されている。
主に電化製品や家具などの重量感のあるものや、トレカや宝石などの世間的に高額商品をメインに置いている。
店外にはアウトレットコーナーとして更に激安品が無差別に置かれている。
裏側は買い取った商品のメンテナンスやクリーニングなどを行う作業部屋があり、
更にその奥に三人暮らしできるほどの居住スペースがある。
陶器や布類などの生活用品、玩具やぬいぐるみなどのホビー類といった軽量感のある品々をメインに陳列されている。
絵画や骨董品などのアンティーク品がメインに並んでいる。
実は地下が存在するようだが、その様式は謎に包まれている。
経営者
掘り出し屋「ジャンクション」・二代目店主。
詳細はキャラページを参照。
本名「栗藤学造」(りっとう まなぞう)。
既に他界しているテツヤの祖父で、掘り出し屋「ジャンクション」の設立者にして初代店主。
幼少より両親を失った孫のテツヤを厳しくも優しく育て上げてきたが、テツヤが成人を迎える直前に癌で他界。
その理念は今のテツヤに大きな影響を与え、今も尚受け継がれている。
ひょんなことからジャンクションに訪れ、テツヤと友好を結んだ愛嬌のある美少女…の見た目をした男の娘。
ジャンクションの常連客となり、また本人の意思でボランティアとして時々お店の手伝いに来てくれる。
レンタルショーケース
キャロルとの出会いからテツヤが閃いたジャンクションの新しい商法。
従来のレンタルショーケースと同義で委託販売の一種であり、
店側が利用者にスペースを貸し出し、そこに売り物を出品・展示。
第三者の客がそれを見て購入できるというものである。
商品購入による収入の8割は出品者側に、残り2割は店側に管理維持費などの手数料として互いに分配される。
商品 |
出品者 |
値段 |
購入者 |
カブトボーグセット一式 |
キャロル |
3万6千円 |
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最終更新:2024年04月20日 00:26