弁当屋のもふもふな日常

《弁当屋のもふもふな日常》


セルド「じんじんじんじん 料理屋仁 RADIO~♪ グッ イブニーング!こんばんは料理屋仁ラジオのお時間です。今日のお相手はワタクシ、あなたの隣人カイ原田・ロット・フェルグレイ。早速ですがお聞きください、セルド・ロット・フェルグレイで―― Butter-fly ご機嫌なチョォウになってェ無限大なああああああああああああああああ―――――!!!!(歌い切る) 」

セルド「―――ガッッッデム!(バァン)へ、へへ…お店の中なのにこんな大声をだしてもクレームひとつないぜ……くそ、新しい層のお客さん獲得を目指して20時スタートのバータイムを今日から始めたのに、誰もこないッ…!チラシとか配り回って宣伝したのにッ…ご当地グルメ情報誌の取材も受けたのにィッ…!!(グギギ) 」

仙狐「 …何やらお困りのようじゃのう。(突然セルドの前に現れる) 」

レオネ「コアなジョジョファンかデジモン世代かが来そうなノリだったのになー。店長は頑張ったガンバッタガンバッターウェーイ(キーを叩き発注表のデータを乾ききった目で見つめながら)お困りです。そのお困りはあなたがここで何かを注文する事で解消されるんですよねーヘッヘッヘ……    お客さんだー!!? 」

仙狐「 Σう゛やっ!?(レオネの大声にびっくりして両耳がピンッと立つ) 」

セルド「そうなんだお困りなんだよ!どうしてお客さんがこn……  お客さんだー!!?(レオネと声を揃えて仙狐に驚く) だよなレオネ俺頑張った、頑張ったんだよ頑張ったのに今日も明日も借金ー!ウェーイ!!(白目) 」

仙狐「 Σう゛ひゃんっ!?(追加でセルドの驚く大声にも驚いて両耳ピンッ) 」

セルド「ん、ん゛んっ…(咳払いをして自分を落ち着かせる)いやいや大声なんか出したりしてすまん、いらっしゃいませ。保護者さんはどこかな?見たところ子供だし、キミひとりなんてことはないだろ?(仙狐に) 」

仙狐「 むっ…わらわは子供ではないっ(小さな体で腕組みして頬をぷくっと膨らませる。ただただ可愛い) 」

レオネ「(ていうかちょうど店の前に行き先決まってなさそうな子いるけど……あれ学生だよな……馬0タイムは流石にまずいよなー) あやべ……っ(耳が立った様子を見て過度なリアクションで驚かせてしまったと認識し両手を揃えて一例)大変失礼いたしました。いらっしゃいませ、現在当店はバータイムとなっております。ええーっと……(そもこの人、どういうとこにわかってなさそうだな……)まあバーといっても、弁当屋なのでどうでしょう。晩御飯にお困りでしたらよろしければ…… 」

レオネ「ぐいっ(ゼルドの耳を引っ張り眉間にしわを寄せた半目で耳打ち)(お狐様だよっ。そっちの世界じゃ子供かもしんないけどこっちの法律上は結構な歳行ってる……とか多分そんな感じだ。異種交流を上手くこなせると口コミで客層増えるからこういうの逃さないほうがいいんだって) あー…大変失礼しましたっっ(ニッコー) 」

セルド「(なんだこのかわいい生き物)ホントかな?でもそんなにチビっこいんじゃ説得力がないぞ~?(けらけらと笑いながら仙狐に) ん、そうだな。別にメシも出せるし…未成年とかお酒ダメな人用にソフトドリンクも用意してるから問題ないだろう(レオネの発言に同調してカウンター奥の冷蔵庫を開ける)チビっ子ちゃん、お腹空いてな――――い゛っっ(レオネに耳を引っ張られ顔をしかめる)(え…そうなのか?確かに亜人だってのは分かるけどどう見たって子供―――わ、わかった…見た目じゃ歳がわからん人って居るもんな…じゃそういう方向で) あはは…先程の無礼たいっっへん失礼いたしましたぁ…(汗を浮かべながら空笑いをし仙狐に) 」

仙狐「 …うゆ?……ふむ。おぬし(レオネ)のほうは、少なくともそっちの無礼者よりかはまともな話ができそうじゃな。して……『ばぁ』…とは、いったい何なのじゃ? 」

レオネ「あーそっか……さすが弁当屋店長。夜になってもそこは広く対応すんのな(表情こそ変えないが『さっすがぁ!』と言いたげに肘でこづく)じゃああそこの学生さんも来てくれたらいいんだけどなー… (まっ……こればっかりはそれこそ種の数だけ常識があるようなものだ……全部に対応する義理もないけどさーって)え"っ……(やっぱりそこからかぁーッ!)あー、まぁ普段はお酒飲んだりお食事をしたりですね。(本当はお酒メインっぽいとこが強いんだけどどこは伏せとこ……)ちなみにお客様はお酒、お好きです?(割れ物に触れるような対応で笑顔を作りつつも緊張で小刻みに震えている カタカタカタカタ) 」

仙狐「 ふ……ふん……い、今さら、そのように謝られたところで……許してなど、やらぬからのっ…(ツンの中にちょっとデレが入り、セルドに) お酒……ああ!〝神酒〟じゃな!それならもう毎日のように届くので問題はない。(レオネに) 」

レオネ「(もう既に超許しそう……) ええっと……まあ日本酒とかワインとか………そういうの……です……っ(震え声)神酒に至ってはあれ、おそらく当店にお取扱いはございませんが一応お酒ですね……ええ、お酒……(お酒だよな……普通の酒飲むと凶暴化するとかそういうのじゃねーよな……頼むよ……) 」

セルド「ぶ、ぶれいもの…スィヤセェン…(デフォルメ涙目でグラスを磨く) まぁな?(肘でこづかれ片眉を上げながら得意気ドヤ顔)だなぁ…もっとでかでかと看板用意しとけば良かったか…  はぁーっ!(キューン!)(なんだこの、こう…!父性…!俺の中の父性が!)いやいや本当、すみませんでした。それよりよくぞ当店においで下さいました、精一杯おもてなしさせていただきますよ。 」

セルド「えっと…そうだな、ただの麦焼酎なんだけど神の河って酒があるから…どうしよう、名前しか関連性ないんだけどお出しして良いと思う…?てかお酒飲みにきたのかな…!?(汗 レオネに小声で) 」

仙狐「わいん……うぅむ、またしてもちぃとばかり難しそうな単語が出てくるとは。うやっ…ないのか…残念じゃのう…。………先程から気になっておったのじゃが、おぬし達、何やら顔が強張っておらぬかの…?(首を傾げる) 」

レオネ「フルフル(さりげなく首を横に振って『違うと思う』と告げる)……~~。(ここはあれ、もう晩御飯でもどう?みたいなノリで無難に攻めたほうがいいと私は思うわ、私は。子供扱いしたのはもう許してくれるしほんと地雷踏まないように真心を込めて料理を振る舞って胃袋をゲットみたいな……)やっ……これはあれです、どのようにおもてなしを致せば最上になるかと考える顔です。メニューなしでお望みのもの当てられたらかっこいいじゃないですかっていうあれ(っべえええハードル上げたあああ) 」

仙狐「 ……ぅゃ……???(レオネの言うことがちょっとよくわからない様子で首を傾げる)おもてなし……おぉ、そうであった!そういえばおぬしら、何か困り事があったのであろう?わらわが存分に持て成してくれようぞ?(甘やかしアンテナ稼動) 」

セルド「ンンン…(賛成だ、もうそれしか突破口がない気がする。じゃあそういう感じで――)んっ…あ~そうですそうです、やはりお客様の笑顔がいちばン゛ッ(般若の表情をし目の端でレオネを睨みながら肘で小突く)(っっまえ何ハードル上げとんじゃワレェェェェェ) ま、まぁともかく…夕飯はまだでしょう?せっかくですし、俺がなにか作りますか……ら…?(ん…?おもてなし?あなたが、我々に??  あれ!?!)(目がぐるぐる) 」

レオネ「スンマセンスンマセン(肘が1HITするごとに律儀にダメージボイスが鳴る) ーーーーー  ?  (SE付きで頭上にクエスチョンマークを浮かべ笑顔を張り付かせたまま硬直)えーっと……まぁ、はい……困ってるって言いましたけど……。 」

仙狐「 して…それはいったい、どのような困り事かの?ほれ、遠慮せず言うてみぃ。わらわに打ち明けてみるとよいのじゃ。 」

渡里「……(何?今の大声…)(セルドレオネの大声を聞いて中に入ってくる) 」

レオネ「えーっと……(これもうサクッと言っちゃっていいのかな?いいのかねこれ……) あっ(さっきの学生さん)イラッシャイマセー。お一人様ですか?(至って普通、特筆して上手くも下手でもない対応で一礼し) 」

セルド「っっ――― あーッ!困った…!誰かに俺が作ったご飯を食べてもらいたい…っ!非常に困った、自分じゃ美味しいのかどうかさっぱり分からない!これは、誰かに!食べて!もらわねばッ!(かーッと頭を両手で抱えて呻く)チラ(そして仙狐をチラ見) ! いらっしゃいませ、どうぞお好きな席へ(渡里を見てカウンター席を指し示す) 」

仙狐「 ……?…うゅん…?(セルドと目が合い、首を傾げる) 」

セルド「…………なんでもございましぇん…これでも食べて寛いでください(がっくりと項垂れ、チョコやピーナッツなどの甘い物と塩っ気のあるお菓子の盛り合わせをカウンターに置く) 」

仙狐「 ん、んん?そ、そうか……まあ、お言葉に甘えさせていただくとするかの。 ……あーーん…… ガチッ Σあがっ!(ピーナッツを噛んだ瞬間、異変が…)あがぁっ、い゛っ…イタタタタ……(自分の頬を押さえる) 」

セルド「あれ、ど、どうしました?なんか痛そ…ん…もしかして… 」

渡里「あ、こんばんはー(レオネにぺこりと頭を下げる)あ、どうもー(セルドに促され、カウンター席へ) 」

渡里「あ、こんばんはー。おひとり様です(レオネにぺこりと頭を下げる)あ、どうもー(セルドに促され、カウンター席へ) 」

仙狐「 はっ……う、うぅぅ……(涙目)エ、エヘヘ…さ、最近、妙に歯が衰えてきておるような気がしての……わらわも歳じゃな……(苦笑) 」

渡里「…ど、どうしましたか…?(心配そうに仙狐に声をかける) 」

仙狐「……うやん?おぉ、なんじゃ、おぬし……どうしたとは?(渡里に) 」

渡里「あ、いえ…頬を押さえて、苦しそうにしていたので……あの、もしよろしければ、そのピーナッツ、砕きましょうか…?(何 」

仙狐「あ……あぁ、これかの。いやいや、何、大したことなど……ぅぅ…そ、それに、行き当たりばったりでわざわざおぬしに頼ってしまうわけにもいかぬからな。 いや~…やれやれ…年老いた体というのも中々に不便なものじゃのぅ~。 」

渡里「そ、そうですか……?無理は、しないでくださいね…(心配そうな顔で席に戻る) 」



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最終更新:2024年01月24日 21:28