マルガリッタ斎藤「ボスからの指令1 ブチャラディを始末しろ…か」

斎藤「ブチャラディを始末しろ……だってさ」

マルガリッタ斎藤、アクセサリーショップで「カワィィィィィィィィィィィEEEEEEEEE!!!」と絶叫して購入した「石の矢」に貫かれ
彼女の性格をそのまま反映したようなえげつないスタンド能力を発現
働きたくないため、スタンド能力で生活できるギャング、パッショーネに誘われるがまま所属するのだった

斎藤「ふぅむ、ブチャラディか……あいつ結構いい男なんだよなぁ、ナランチャも居るしただ殺すのは惜しいわね」







ミスタ「ブチャラディ、岸まで着いたぜ」

ブチャラディ「近くに、敵スタンド使いらしき奴のすがたは」

ミスタ「いねーな、ベンチで飲んだくれてるオッサンとビルの窓拭きやってる女ぐらいしか人影がねぇ」

ジョン「URYYyyy………(飲んだくれているオッサン)」

ブチャラディ「そうか。だが油断はするな、市街地なら姿を隠せる物陰が多い、いつなんどき奇襲されるかわからん」

ジョルノ「ブチャラディの言う通りですね、警戒するに越したことはありません(ミスタのカンは信用できないしな)」

ミスタ「ピストルズッ!」

ジョルノ「!?」

ミスタ「ぐず……風邪かな…昨日からくしゃみが止まらねぇんだが」

ジョルノ「(以外!それはくしゃみ!)」

ブチャラディ「フーゴの怨念でも乗り移ったか、体調管理は自分でやってくれよ」

ジョルノ「(フーゴェ…)ふざけてる暇はないでしょ…無駄は無駄だから嫌いなんだ、無駄無駄無駄……」

ナランチャ「………………」

ジョルノ「あ、ナランチャ起きてください、コロッセオは目の前ですよ……ナランチャ?」

ブチャラディ「?……どうしたジョルノ」

ミスタ「ピストルズッ!」

ブチャラディ「やかましいぞミスタッ!」

ジョルノ「………おかしい…ナランチャが…」

ブチャラディ「ナランチャが起きないんです……眼を開けたまま」

     \バァーンッ/
ナランチャ「………」

ミスタ「いやそれ既に寝てないだr 

ブチャラディ「いやそれ既に寝ているとは言えんだろ!」              ミスタ「ショボーン」

ジョルノ「脈は有る……心臓も動いているし、少なくとも生命は失われていない、ただ」

ブチャラディ「ただ?」

ジョルノ「動かないんだ、まるで見えない何かに固められているように。これじゃぁ剥製と変わりない」

ミスタ「おいおい、どーすんだよ。ここで足止め食ってる場合じゃねーんだぜ?とりあえず、ナランチャは亀の中でトリッシュに様子見てもらって先に進m「スティッキー・フィンガァァァァァァァ!!!!」

ミスタ「         」

ブチャラディ「こんな事をできるのはスタンド以外あり得ないはずだ、ミスタは敵は居ないと言ったが、俺達は既に敵の射程距離内に入っているぞ!ジョルノ!」

ジョルノ「ええ、ナランチャをこのままにしておく訳には行きません、反撃するべきでしょう(哀れミスタ、ジップで口を塞がれている……)」

ブチャラディ「……敵らしき者の姿を確認できないな…果たしてどう対応するべきか」

ジョルノ「横たわってる老人はあり得ませんね、消去法で行くと…」

ブチャラディ「さっきまであそこに『居た』窓拭きの女か!」バッ

ジョルノ「居ない!既に何処かへ隠れたのかッ!」

シユッシユッ…

ブチャラディ「!死角から霧吹きの音がッ!後ろだジョルノ!」

ジョルノ「無駄ァツ!」

メメタァッ

ブチャラディ「くっ…素早いな……」

ジョルノ「外しましたね…ですが一瞬、姿は確認できた。やはり窓拭きの女だったようです」

ブチャラディ「く……!ジョルノ、なんともないか」

ジョルノ「僕は何とも……ん?」

     \バァーンッ/
ミスタ「        」

ブチャラディ「ミスタが剥製にッ!」

ジョルノ「死んではいません、心配ないでしょう サラッ」

ブチャラディ「そうだな……サラッ」

ジョルノ「それはそうとブチャラディ、敵が何処へ逃げたか……だいだい見当が付きました」

ジョルノ「敵のスタンドは恐らくさっきの音の正体、【霧吹き】でしょう、あれが何らかの効果を成してナランチャを剥製にした筈です」

ブチャラディ「成る程、スタンドの形状を活かして窓拭きにカモフラージュしていたという事か」

ジョルノ「今気付いたのですが、ナランチャの剥製はかすかに湿っていた。つまり剥製にする能力は水を使用するという事です」

ジョルノ「こちらにバレてしまった以上、相手はもう形振り構わないでしょう、つまり……」


シユ……シユ……シユ……


ブチャラディ「ぐあああああああああッ!何だとォォォォ!?」

ジョルノ「!?ブ、ブチャラディの腕が剥製に!?」

ブチャラディ「く……一体何が起こったんだ……!?」

パラパラパラ……

ブチャラディ「水滴が空中を舞って……そうか!上さジョルノ!奴は上からお前の言っていたスタンド攻撃をばら撒いているんだ!」

ジョルノ「五回建てのビル!あそこから……!」

ブチャラディ「無差別攻撃か……!一般人まで次々と剥製になって行く……」

ジョルノ「ブチャラディは屋根がある場所に避難を!僕のスタンドなら、対抗策が有る!」

ブチャラディ「信じて良いんだな…」

ジョルノ「……コク」

ブチャラディ「………ッ…すまない、任したぞジョルノ!」





斎藤「……?」

斎藤「へぇ、あのジョルノとか言う奴、私の能力の正体を知ってしまったのね…」

斎藤「屋根のあるルートを辿ってこちらに近付いている……甘い!甘過ぎるッ!」

斎藤「直は素早いんだぜ?呼吸器に直接スプレーしてやれば内部から剥製化して呼吸器すら停止し本当に死ぬッ!」

斎藤「ツメが甘いんだよォォォォ!ジョルノ・ジョバーナァァァァ!」バッ

ガチャ……

ジョルノ「!?」

ドサッ……

斎藤「はっはぁー!阿呆みたいに大口開けて飛び込んでくるとはね!これで一番厄介な奴が始末できたわぁ…」

斎藤「WRYYyyy…さーって、この間抜けの死相を眺めてから残りの奴らをコレクションに加えに……」

ジョルノ「WRYYYYYYYYYYYYYYYYッ!!!!!」

ドッギャァァァァン

斎藤「へぶ!?  み、右ストレートだと!?」

ジョルノ「やれやれ、無駄無駄、無駄は無駄だから嫌いなんですよ……」パンッ

斎藤「ああ!私のザ・スプレーが弾かれて……」

ジョルノ「次にあなたは『何故口に散布されたのに生きてるんだァー!』と言う」

斎藤「な、何故口に散布されたのに生きてるんだァー!」

「ハッ」


ジョルノ「答えは簡単ですよ、あなたのスタンドは水を媒介にして能力が効果を成す、つまり能力を伝達させた水、という訳です」

ジョルノ「だから僕の歯を全て、水分を吸収するクラゲに変えておいたんですよ、あなた見ました?僕がわざわざ歯を食い縛り剥き出しにして屋上へ飛び込んだのを」

斎藤「く、くぅっそぉー……、騙しの手品だったと言うのか!」

ジョルノ「あなたのスタンドは一人歩きできないようですね、取りに行こうとしても無駄です、僕のスタンドの方が素早い」

ジョルノ「無駄なんですよ、無駄無駄…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


斎藤「う、嘘……何してる、やめろ!馬鹿ツ!」

ジョルノ「貴方、覚悟して来ている人ですよね。人を始末するってことは、逆に自分が始末される可能性があるって事を覚悟して来ている人って訳ですよね」

斎藤「や、やめろって!これはボス言われて仕方なくやてたのよ!断じて剥製コレクションを増やそうだとかそんな事はn…」

ジョルノ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

WRYYYYYYYYYYYYYY!!!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァッ!!!!!」


合計、120HIT!!

斎藤「ヤッダァァァァバアアアアアアアアアアァァァァ!」


ヒユウウウウウ…ン
グシャァッ

マルガリッタ斎藤は社会復帰出来なかった、何故ならジョルノにシュートされ場所、以外ッそこはゴミ収集車だったからだッ!

燃えるゴミは月水金

ジョルノ「……本体を倒せば剥製化も解かれるはず……。ろくでもないタイムロスだった。やれやれだぜ」



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最終更新:2024年04月11日 00:45