ケイオスエンジン

ケイオスエンジン (けいおすえんじん)/Chaos Engine》

概要

変態技術集団と噂されているカオス技研によって発見された夢の残滓と呼ばれる気体が特殊な反応によりごく僅かな刺激だけで石油や石炭を燃焼させた時以上の爆発的燃焼*1を引き起こすことが発見されたためこの反応を持続的に引き起こすことで動力を取り出すための機関の研究開発が開始された。
構造としてはガスタービンエンジンと何ら変わりはないものの、爆発的燃焼に耐えうる金属と持続反応機構となっている。
次に夢の残滓の回収と貯蔵が課題となっていたが、前者は既存技術の応用*2で解決されたが、後者は新たに夢の残滓の液化が考案されたものの、液化を行うと特殊な反応を起こしても刺激だけで爆発的燃焼が引き起こされないことが判明したため幻想郷の河童達からなる研究機関の協力を仰ぎ、吸着収蔵合金で夢の残滓を吸着させることで解決した。

構造と動作

エンジンの構造は先も書いたようにガスタービンと変わりはないがその爆発的燃焼に耐えうる金属で構成されており、夢の残滓気体供給装置と気体貯蔵ならびに噴霧装置で機体を送り込み燃焼室内で反応を起こし刺激を与え爆発的燃焼を起こしタービンを回す。
外見はその形状から円盤にもドーナツにも見えるが、我々の知るエンジンと比べても出力は遥かに高く発電装置から得られる出力はテラワットどころかエクサワットを記録したとされる。
開発当初は爆発的燃焼により燃焼室をはじめエンジンそのものの破損が相次いでいたが、爆発に耐えうる合金の使用と従来のピストン方式ではなく成績の高かったガスタービン方式に切り替えたことで解決し秘密裏に実用の目途が立った。しかし、小型化と回収装置のダウンサイジングにまでは至っていない。
ピストン式エンジンの基本構造はエーテル機関、さらに遡るとディーゼルエンジンやガソリンエンジンの構造が元となっている。ただし、噴射ポンプを燃焼室に直接吹き付けスパークを発生させ爆発燃焼させるタイプだがケイオスエンジンはスパークプラグの代わりに対爆発型の超小型エーテル照射機構となっている。

夢の残滓はかつて発見された新たな気体であり酸素を燃焼させ点火する等の通常の反応では燃焼しないが、エーテル照射により対消滅反応を起こすと爆発的燃焼を引き起こす物質であるが液化すると性質が変化してしまい反応を起こさない物質である。霧化器を用いてもそのままである。しかし、異なる反応を引き起こしたことと核融合技術の応用による新たな研究に着手している。
なお、夢の残滓そのものはこの世界に存在する人々の見た夢の残り滓であるため枯渇することがない。

なお形状の元ネタはAC6のコーラル式ジェネレータである。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年09月13日 23:31

*1 ビッグバンに近いが、燃焼は酸素が用いられていない。

*2 見た目は太陽光パネルに何かを装着したようなものだが、掃除機のようなホースとノズルに吸着素子が張り巡らされている。