邂逅編:霞ちゃんがんばる

《隙間録 邂逅編:霞ちゃんがんばる》


私は霞。

再会を誓った彼がこの塔にいると信じて、いろんな人たちと一緒に頑張っています。

私はずっとこの塔で寝泊りしてるけれど、他の皆はそうでない人もいるから、集まったときにフロアを攻略しに行きます。

集まる日以外は、私はひたすらに特訓!

おしゃれとか、美容とか、そういう事にかまけてる人もいるけど、そんな暇はないんだから!



霞「ふっ、はっ!とうっ!」

広いエントランスの中を、ひたすらステップで駆け回り、フットワークの練習。

地面を蹴って壁へ、壁を蹴って壁へ。

小さい体格とスピードを生かした動きで、相手を霍乱!・・・できたらいいな。



霞「やっ!ブォンブォンッ!」

今度はいつもの二刀流で、ひたすら素振り!

色んな体格の相手を仮想して、どこら辺へ武器を振れば首を斬れるか。

どこら辺を突けば重要器官を潰せるか、とか。

そんな事を考えながら、ひたすらに素振り!



霞「えいっ!ダンダンダンッ」

次は、真上に射撃してそれを自分の体で受け止めて、耐久力を鍛える!

痛いけど、これぐらい我慢できないと彼に笑われちゃう。

それに、未だ見ぬ敵はこの程度の攻撃じゃあ済まないかもしれない。

だから、この程度の攻撃じゃあ音を上げてられない!



霞「今日も一日、お疲れ様・・・。」シャッシャッ

一日の終わり。

私の持っている武器達を、研磨します。

優しく、子供に触れるように、丁寧に。

彼から託された、二振りの剣。

いつか、いつか返すからね。



霞「はむ・・・どう、かな・・・?」

訓練の合間合間に、毎回手作りの料理を食べます。

エリノラちゃんに苦労をかけたら悪いと思って、自分で調達した料理器具で料理して、自分で調達した食材で料理します。

彼は私が料理を作ったら、とても喜んで食べてくれたから、次に会う時までにもっと練習しなきゃ。

霞「ちょっと・・・塩多いかな?」

得意料理はハンバーグ!

カレーだって作れるよ!

今度エリノラちゃんにも作ってあげようかな?





こうして、毎日を繰り返して、ひたすらに訓練!

霞「よーっし!」

霞「今日も一日、頑張るよ!」

私、負けないんだから!

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最終更新:2019年05月12日 18:32