清流館

《 清流館 》

概要

「清らかな流れのように、子供たちの心を育む場所」
というキャッチコピーを掲げていた、かつてEast・C・Landに数ヶ所存在した児童養護施設。

子供たちが過去の辛い経験を「洗い流し」、純粋な心で新しい人生を始める手助けをする、と謳われており、実際に様々な人種や出身の子供たちを迎え入れ、大勢を社会に送り出していた
施設長は慈悲深く、子供思いの聖職者、あるいは「教育者」として振る舞い、社会から信頼され、
開放的で明るい雰囲気の建物と庭園が特徴で、定期的に地域住民との交流会も開催されていた。
政府とも提携し、公の場で取り上げられることも多々あり、慈善団体としての認知度は高い施設だったという。
表向きには上記の通り、地域に根ざしたある種模範的な孤児院だったが……

実態と現在

その実態は、孤児を都合良く『流す』ことを目的とした「人体実験施設」であり、人体の「供給源」。
大半の子供たちは一般的な教育を受けて社会へと送り出されるが、
特殊な体質や出自、肉体的に優れているか、あるいは精神的に問題がある子供は「選別」され、
地下に隠された研究施設へと軟*され、非道な人体実験の検体、または人身売買の商品として扱われていた

独自の記憶処理技術を持っており、子供たちは実験の記憶を完全に消去された上で社会へと送り出されていたため、
無事に社会へと送り出された子供も、その記憶を思い出すことは稀だった様子。

選別や実験の過程を「濾過」や「精製」、
人身売買のルートを「水路」と呼ぶなど、「水」にまつわる隠語が多く使われていたことも特徴の一つ。

――数年前、警察と軍の一部派閥からなるタスクフォースが結成され、バックの組織諸共一斉摘発、強制介入が行われました。

『浄流作戦』と名付けられたこの作戦は、「清流館」を含む数ヶ所の施設に対し、同時に奇襲を行うという大規模な電撃戦として実施された。
武装した研究施設のスタッフ、および取引先の反社会的勢力による激しい抵抗を受けたものの、
人体実験や人身売買の証拠の数々が明るみにされ、組織は壊滅。現在は建物も全て解体されている

関連ページ


参考画像



地名へ戻る


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年06月29日 16:02