予定調和 微動編

予定調和(よていちょうわ) 微動編(びどうへん)


2019年7月3日

世界に大きな歪みが発生する。
再び、どこかの世界と混沌世界が繋がり、数多のキャラクターがこの混沌とした世界へといざなわれた。

加速し始める世界の流れ。
誰もがその事実を認識し始めるのだろうか。そして理解できるのだろうか。
それが、やがて来る"調和"の日が、刻々と近づいていることを意味していることなど―――


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門矢士「(腕を束ね、夏の夜空を仰いでいる)…再びこの世界に"歪み"が生じたようだな。だが…今度は以前にも増して強大なうねりを上げている… 世界の加速――― この地にまた一つ、二つと新たな「 命 」が流転するのだろうか。」

海東大樹「…『 混 合 』か。(いつからそこにいたのか、横たわった石柱の上に腰かけていた) どうやらまた、迷える子羊たちがこの青い牧場へと誘われるみたいだね。」

門矢士「海東…まさかだとは思うが、お前の仕業か?」

海東大樹「ふっ、冗談はよしたまえ。(滑稽そうに鼻で笑う) これは世界が気まぐれに選択したこと。僕たちでは思うようにはできない、だからこそ、予想なんてできない。…そんなことより、僕は楽しみで仕方がないんだ。また新たな「お宝」が僕の前に現れるのだから。…人の数だけ、そこに「お宝」はある。そう教えてくれたのは君だよね、士。」

門矢士「どうだったかな、忘れた。(知らなそうに両手を上げる)…だが、この歪みが齎す邂逅とやらで、歴史がまた一つ生まれ、そして弾けることは明白。「観測者」とやらもこの事態を既に予測し、今なお俯瞰し続けているみたいだからな。」

アコール「 く し ゅ ん っ (某所の一室で書き物をしていた最中にくしゃみする)うぅ…冷房、効きすぎたでしょうか…?」

海東大樹「君が訪れる世界にも素敵な「お宝」はある。君が行く先に僕は必ず現れる。そして「お宝」を頂戴する。覚えておきたまえ。(士に指差す)」

門矢士「お前に干渉されるといろいろ厄介になる。もう俺の前に来るんじゃねえぞ…―――― 破壊するぞ。」

海東大樹「冷たいことを言うね。ま、僕が求めているのはあくまで「お宝」であって君ではないからね。そこは勘違いしないでくれたまえ。(腰を上げその場を立ち去ろうとするが…)…ああ、そうだ。白いウォズが妙な予言をしていたよ。」

海東大樹「――――"オリオン座が見える極月、双つの世界が繋がるだろう"―――― ってね。僕には何のことだか分らないが、一応君には伝えておくよ。またね、士。(踵を返し、振り返ることなく手を振りながら、発生させたオーロラカーテンの中へと消え去った)」

門矢士「……(海東から伝えられたその予言に一瞬眉を顰めるも、ふっと嘲笑し瞳を閉ざす)……12月か。(両手をポケットに突っ込んで夏の夜空を仰ぐ)……「融合」とは似て非なる現象か。…なるほど、まったく、つくづくこの世界ってのは、常に"混沌"に満ちているものだな…――――」




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最終更新:2019年07月29日 20:37