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氷冬「もうすぐ暖かくなるのかぁ……はぁ…。(階段に座って) 」
宇錬銀閣「(氷冬がいる階段の下で正座したままうたた寝) 」
氷冬「イヤだなイヤだな、寒い時期が続いてくれたらなー。あんあんあん……ぁ…(だだこねて足をばたつかせると銀格の背中に当たる) 」
宇錬銀閣「・・・・・・・・。(不機嫌そうに氷冬を睨む) 」
氷冬「ぁ……ぅ、ごめんなさい。(深々と頭を下げ) 」
宇錬銀閣「・・あぁ、いや。こっちも寝不足でね・・・気づかなかった。おっとっと・・・(斬刀「鈍(なまくら)」を落としそうになるが、セーフ)(氷冬に) 」
氷冬「―――!!ちょ、その刀…!(ギンと血走った目で刀を凝視)真っ黒い刀……それ、貴方の? 」
宇錬銀閣「!!!?・・ま、まぁそうだけど?(汗)(氷冬に) 」
氷冬「渋いわ……(いつの間にか目を輝かせてあらゆる方向から刀を見続けている)……ハッ ご、ごめんなさい。本当にごめんなさい。私…人の刀を見ると、つい…興奮して……。(赤面) 」
宇錬銀閣「ああ、いや。剣士なら剣に興味持つのは当たり前だ・・・・・・ん?そういや、アンタどこかで・・・・確か恐寒山の雪女? 」
氷冬「あれ…そう言えば、 何処かで見た顔……あっ!一度会ったことあるね…!(銀閣に) 」
宇錬銀閣「宇錬銀閣だ。現下酷城当主・・・・ま、周りは砂漠ばっかだけどな。 」
氷冬「あ、名前は知らなかった…。(汗)さば…やだ、一番苦手なとこじゃん…。 」
宇錬銀閣「ああ、結局俺の守るものって言ったら・・・もうこの刀しかねぇんだ・・・・。そういやアンタの名は?雪女って名前じゃあるまい? 」
氷冬「私?私は…・氷冬。雪女だけれども、今は剣士でもあるわ。…分かるよ、私だって…自分の刀を護りたいもの。(俯き、腰元に納めた刀四本を見つめる) 」
宇錬銀閣「四刀流・・・いや、最大で四刀流まで使えるってことか。(ニッと笑う) 」
氷冬「あ…見抜いた?(つられて笑う)うん、四刀流の使い手なの。 」
宇錬銀閣「ほう・・おもしろそうな流派だな。 」
氷冬「…でしょ?貴方は…見た感じただ者じゃなさそうね。刀の質を見ても分かるけど…。(銀閣に) 」
宇錬銀閣「(ニッと笑い)試してみるか?俺の剣と、アンタの剣を・・・(正座したまま笑いながら) 」
氷冬「へぇー……いいねぇ。久々に振るいたかったし、ね。(不敵に笑み、構える) 」
宇錬銀閣「(正座しながらジッと氷冬を見たまま動かない) 」
氷冬「チャキ……(二本の刀を抜刀し、じりじりと歩み寄る) 」
宇錬銀閣「(正座したまま動くそぶりすらみせない)どうしたい?来ないのかい? 」
氷冬「………(躊躇した表情でじっと構えているが、思い切って接近する) 」
宇錬銀閣「(接近した瞬間、柄に手をかける) 」
氷冬「スワ―――――(一本の刀を平行に構え、斬りかかる) 」
シャリーン・・・・。(氷冬が接近した瞬間に鈴がなったような音がする)
宇錬銀閣「ひょっとして、アンタのその二刀流は刀を斬られても尚斬りかかれる流派なのかい?(チャキンと刀を鳴らす) 」
氷冬「やはり貴方……ただ者じゃないね。私の剣術を見抜き、そして――――――その早過ぎる太刀筋なんかも、ね。ズバァッ…(着物の腹部が切り裂かれる) 」
宇錬銀閣「・・・今のが秘剣「零閃」さ。だが、びっくりした・・・・アンタの刀ごと斬ったと思ったのに・・・・。 」
氷冬「ご生憎様、この刀たちはみんな…そこらの逸品物じゃないから。…びっくりしたのはお互い様の様ね。今の太刀筋…普通の人じゃ絶対に見抜けない能力じゃん。どうやって繰り出しているのかは分からないけど…久しぶりに、胸が高まってきそう…♪スルル… チャキ、カララン……(二本の刀を一度しまいこみ、四刀流へと構える)私も本気を出させてもらうね。 」
宇錬銀閣「フフフ、まさか今のが本気の零閃だと思ってるのか?違うね・・・真の零閃は、光の速度を超える・・・・・!(立ち上がり構える) 」
氷冬「(表情は焦りを見せているが、目は好奇心で輝いている)光の速度…なら見せて頂戴な!――――――ドゥン…ッ!!!(爆発的な脚力で地面を思いっきり蹴り、猛スピードで駆け出す) 」
宇錬銀閣「ふん、『零閃編隊・五機』!!(さらに速い零閃が五つ。剣閃が見えない) 」
氷冬「ヴィョワン…ッ……!!!(零速に触れた途端に身体がホログラムの様に歪み、消える)――――――ドゥッ…!!!!(するといつの間にか銀閣の懐に潜り込んでおり、四本の刀の柄で腹にめり込ませる) 」
宇錬銀閣「ぬううう!?く・・・・やるじゃねぇか、有りもしない幻覚斬っちまった・・・・だが、何だその詰めの甘さはよぅ!!(間合いを取る) 」
氷冬「へへ…詰めが甘いのは当然、だって今編み出した技だもの。…刀の柄で攻撃する、私が持つ唯一の高速剣術…名付けて“啾愁禾(なすか)”。(こちらも間合いを取る) 」
宇錬銀閣「へ、今編み出した技でこの威力か・・・。だが、まだまだ甘い・・・俺の零閃はまだまだ出撃可能だ。さて、お前さんにはどれくらい出るかな・・・?(構える) 」
氷冬「(目に留まらない抜刀術…まさに零の境地ね。)ダッ…(駆け出し、銀格の目の前で足を踏み込んで止まる)四刀流“集慧薙(しえな)”!(そこから強烈な横薙ぎを連発する) 」
宇錬銀閣「『零閃編隊・二十機』!!!!!!!(さらに速い零閃が20) 」
氷冬「―――避けきれないのなら、弾き返すだけ……っ!(出来る限り腕を強く振り、零閃の斬撃を僅かだが見切って弾き返す。それでも着物や頬には切り傷ができる) 」
宇錬銀閣「ムダだ!物質であれば分子レベルで切断する剣だ!!・・・取って置きだ、『零閃・穿(うがち)』!!!(零閃の容量で突き、もちろん剣閃はみえない) 」
氷冬「だったら――――――ッ!(零閃による突きを直に受け、それと同時に目と鼻の先に接近する)――――――“魔血秘血(まちぴち)”…。(強力なカウンター斬りを、右肩から下半身へ繰り出す) 」
宇錬銀閣「な!!!?おおおおおおおおお!?(咄嗟にかわすが剣圧に吹っ飛ばされる) 」
氷冬「ザク、ザクッ…(即座に刀二本をその場に突き刺し、跳躍する)二刀流……飛出・“啄木鳥”!!(刀二本を逆手に持って突き刺そうとするが、銀閣の体の上に馬乗りになり、彼の顔面真横の地面を突き刺して身動きをとれなくする) 」
宇錬銀閣「ぅ・・・・・・・・ふ、ふふふふふ、俺の負け・・・・か。(闘気が消える) 」
氷冬「いいえ……"おあいこ"よ。(銀閣から降り、刀四本をしまい込む) 」
宇錬銀閣「・・・・・・・?(立ち上がり氷冬を見る) 」
氷冬「結局私は…貴方の零閃というのを攻略する事は出来なかった。…悔しいから、私も敗北しているの。(俯く) 」
宇錬銀閣「・・・・そうかい・・・(去る) 」
氷冬「でも次は……負けないから…。(去っていく銀閣を見送る) 」
氷冬「……。(刃こぼれした刀『冬空』を両手で持ち眺めている) 」
カズネ「あ… 氷冬…? 」
氷冬「………!…カズネ…。(声をかけられ我に返る) 」
カズネ「こんばんは 氷冬 武器…見ていてたの 」
氷冬「……大切な刀のその一本、『冬空』(とうくう)…もう壊れそうなんだ…。(しゅんとした顔で冬空を見つめ) 」
カズネ「刀 威力高い でも 壊れやすい 武器 だと聞いた… 誰かに 治して貰うと… いい…かもしれない 」
氷冬「(黙って首を振る)…あまりにも酷くって、何処を当たっても…もう…直せないって、断られた。…やっぱりさ…形あるモノって、いつかは壊れちゃうもんなのかな。分からなくもないけどさ…直前を目の当たりにすると、何か…込み上げてくる。苦しみか、虚しさか、寂しさか……私にとって「刀」は、命と同じくらい大切な物。だから…なんだか、本当に、悲しくなってくる…。 」
カズネ「うん… 形あるもの 特殊でもない かぎり いつか 壊れる… 大切なもの・・・ 壊れる 辛さ…計り知れない 気持ち わかる… 」
氷冬「…この子と一緒にいられるのも、あとどれくらいなんだろう……ス…。(冬空を腰に納める)…そうね、貴方の刀は特殊だものね。 」
真庭鳳凰(四季崎)「(歩いてくる) 」
氷冬「あ、まにわに。 」
僧侶風の身形の男「(リワープの杖で出現る) 」
真庭鳳凰(四季崎)「はは、今の俺はまにわにじゃねぇ・・・俺は四季崎記紀だ(氷冬に) 」
氷冬「あ、そうなんだ。外見じゃ見分けがつかないや。(苦笑) 」
カズネ「せめて 少しでも長く・・・ 持つと 良い… 四季! 貴方なら… 」
真庭鳳凰(四季崎)「刀がどうとか言ってたが・・・ダメになっちまったのか? 」
カズネ「貴方は 前の僧侶 また・・・狙いに 来たの 」
僧侶風の身形の男「狙う…とは?なんのお話か存じ上げませんが。それより、武器が破損してしまっているようですね 」
氷冬「……。(無言で頷く)…?(カズネの発言を聞いて四季崎の方を、少し驚いた表情で見つめる) 」
真庭鳳凰(四季崎)あぁ、言ってなかったか?俺は大昔の刀鍛冶だ。カオスソード・変体刀を作ったのは俺さ(氷冬に) 」
氷冬「―――――!!!………ぃ、じゃあ…直せれるの…? 」
カズネ「変体刀の 中では 損傷知らず のものもある… でも 損傷のできるもの…でも 四季なら 直せる…かな うん…そう 」
真庭鳳凰(四季崎)「壊れ具合による・・見せな 」
僧侶風の身形の男「…お話を聞いている限りでは要するに、万全な状態に戻せばよろしいのですね? 」
氷冬「うん…。(冬空を鞘に納めたまま差し出す)うん…。(男に) 」
僧侶風の身形の男「…では、これを。(ハマーンの杖を取り出す) 」
真庭鳳凰(四季崎)「(刀をすっと抜き、見てみる) 」
氷冬「…杖?(傾げる) …どう…?(心配そうに) 」
カズネ「僧侶にも 直せるの…? どう 四季… 」
真庭鳳凰(四季崎)「・・・僧侶は何をすんのかねぇ? 」
真庭鳳凰(四季崎)「直せないことはない・・・が。 」
僧侶風の身形の男「これは大変貴重なものであり、少しの破損はもちろん、技術で直せる見込みのないものまで蘇らせることができるのです。 」
氷冬「…ぇ……? 」
真庭鳳凰(四季崎)「僧侶の旦那か、俺か・・・選べ。それで、“未来”が変わる 」
カズネ「直し方でも 未来が…変わるの それとも 武器の… 」
僧侶風の身形の男「ただ、その杖を扱うのは至難。下手をすれば逆効果…つまり損壊度させてしまうこともあります。 」
僧侶風の身形の男「無論、私はそのような失敗をおかしたことはありませんが。 」
氷冬「…………どっちもって、そんな贅沢は言わせてくれるのかな…?もし言わせてくれるならそうしてほしい…私はまだ、貴方達の腕を見たことがないし、そもそも刀を直してもらうのだって人生で初めてだし。なんなら、今…見ておきたいの。鍛冶が、魔法が、「私の命」を直せられるか…!! 」
庭鳳凰(四季崎)「(・・・・・・・・。)その選択でいいのか? 」
氷冬「できるならそうしてほしい…いえ、そうして!! 」
カズネ「どっちも… それが でき…貴女の 命… 武器が 命 そのものな程 大切… 」
真庭鳳凰(四季崎)「(薄くニッと嗤う)いいだろう、やってやるが・・・後のことは責任持たんぜ?いいな?(携帯用鍛冶用具を出す) 」
氷冬「剣士になるって決めた時から…既に何事においても覚悟しているから…!もし、後のことが思い描いていたのと違っていても――――悔いは無いよ。 」
カズネ「うん… その選択 間違っていないと 思うのなら …やってみると いいかも しれない 」
僧侶風の身形の男「すみません、急ぎの用事ができてしまいました。といっても野暮用のようなものなのですが 」
真庭鳳凰(四季崎)「(・・・・・・・・。)(冬空の刀身を鉄鎚で打ち付けている) 」
カズネ「うん 僧侶…またね …(じっと刀を見ている) 」
真庭鳳凰(四季崎)「ほらよ、こんなもんでいいだろ。(渡す) 」
氷冬「……。(ただ、黙って見守り続ける)…あれ、そうなの?(汗) 」
刀に特に変わったところは見当たらないが、刃毀れなどは直っている。
氷冬「わっ…早い―――――!!…すごい……綺麗に仕上がってる…!まるであの時拾ったのと…いえ、それ以上の輝きを増している…!(驚きを隠しきれない顔で刀身を見つめる) 」
カズネ「やっぱり 凄い 四季… 直すのも 楽に・・・できるなんて 」
真庭鳳凰(四季崎)「まぁこんもんよ♪・・・ただし、『弱点』もそれなりに出来てるから気をつけろ?こればっかりはどうしようもない。 」
カズネ「弱点…? 」
氷冬「ありがとう…ありがとぉ…っ!!(泣きじゃくっていて、『弱点』の二文字が運悪く耳に入らなかった) 」
真庭鳳凰(四季崎)「・・・やれやれ、それからもう一つ。予知能力者としての忠告だ、お前のこれから行く先に・・・『二つの剣』が見える。 」
氷冬「…え……二つの…剣…? 」
カズネ「二つの剣 また 何か 新しい 武器が… 」
真庭鳳凰(四季崎)「一つはお前の知っている剣・・・っていうか刀だ。もうひとつは・・・禍々しくも純粋っていったところか・・。 」
氷冬「私が知っている…刀?…禍々しく、純粋な…。……でも、この先で未知なる刀に出逢えるってことだよね!?嬉しいよ、そんな事が聞けて♪ 」
真庭鳳凰(四季崎)「その一つがこの近くにいるが・・・どうだ? 」
氷冬「え…本当?(少しばかり目に輝きが現れる) 」
カズネ「貴女の剣と 禍々しく 純粋な… 一体 どんな… 」
真庭鳳凰(四季崎)「(・・・・・・・・。)ここから西のほうだ。行ってみるといい。 」
氷冬「うん、ありがとう。……本当に、『ありがとう』!(微笑みかけた後、急いで西の方角へ走っていく) 」
カズネ「四季 西に どんな剣が…(走っていく氷冬を見て) 」
????「(暗闇でみえない)・・・誰かくるなぁ。この感じ・・・覚えがある。あのお姉ちゃんかい・・。 」
真庭鳳凰(四季崎)「行ってみりゃわかる、クックック♪(ゆっくり歩いて追いかける) 」
カズネ「…?う うん…(四季に付いていく) 」
氷冬「人気のない場所…外灯すらないじゃん――――!!?(????を見て身構える)…誰…? 」
宇練銀閣「・・・・やっぱりアンタか。 」
氷冬「この声……あ、銀閣!……そういうこと、なんだね…。(冷や汗と不敵な笑みを浮かべる) 」
カズネ「暗い 場所… あ…(銀閣を見て) 」
宇練銀閣「どうだい?零閃の攻略法は? 」
真庭鳳凰(四季崎)「氷冬の知っている刀・・・斬刀「鈍」だ。 」
氷冬「………ええ、でも…これと言って良い案は思い浮かばなかったんだけどね。(苦笑)…けど、今なら…決着をつけられるよ。 」
宇練銀閣「・・・そうかい。(居合の構え) 」
氷冬「ス…チャキッ(四本の刀を同時に抜刀し構える)今度こそ…白黒はっきりつけないとね。 」
カズネ「決着… 因縁の 真剣勝負 なの…」
宇練銀閣「零閃編隊・五機!!!(零閃を五発) 」
真庭鳳凰(四季崎)「・・・・・・・・・ふ(氷冬と銀閣を見て) 」
氷冬「(来たっ…連撃!)ザッ…!(その辺の木々を利用して逃げながら回避する) 」
宇練銀閣「此間のようにはいかねぇよ!(さらに放つ) 」
カズネ「本当の 刀使い…やっぱり 凄いのね… 私 如何に 未熟か わかる・・・ 」
氷冬「――――ッ!!ザン…!(零閃の一発が頬を掠る)(先ずは間合いを詰めないと…っ!)キン…(二本の刀を鞘におさめ、二刀流に変更)“隼”(ハヤブサ)…!(目に留まらぬ速さで移動し、更に放たれる零閃を回避しながら徐々に銀閣へ接近する) 」
宇練銀閣「(ニッと笑み、突然目を閉じる) 」
氷冬「隼―――――(ある程度近づいた個所から一閃を繰り出そうとする) 」
宇練銀閣「零閃!!(目を閉じながら) 」
カズネ「…ッ(一閃を見て) 」
氷冬「え―――――あっ…!!ズザザァー…ッ…!!!(零閃を直に腹部に受け、反動を和らげせめて吹き飛ばされないよう足を踏み込むが、地面に膝をつく)……はぁ……はぁ……うっ…!?(腹を押さえ) 」
宇練銀閣「手ごたえは・・・少しあったな。(目は閉じたまま) 」
カズネ「氷冬…! 」
氷冬「気配で読み取ったんだ……ぁ、う…っ……!(痛みを堪えながらも構える)二刀流…“鶯(ウグイス)”!!(高速回転をかけ、銀閣を切り刻もうと接近する) 」
宇練銀閣「残念だったな・・・限定奥義発動可能だ!『斬刀狩り』!!(先ほどより速い零閃を十発) 」
カズネ「…。(真剣勝負を重視) 」
氷冬「―――――――――ッ!!!(切り刻む前に限定奥義を浴び、返り討ちにあう)ぐぅ…あ…っ…!カラン、カララン…(吹き飛ばされた先で倒れ、二本の刀も手放してしまう) 」
その時、偶然か否か・・・零閃の一発が先ほどの冬空にもろに直撃する
ピキ――――――パリィーー……ン…ッ……!!!(氷冬の所持していた冬空の刀身が真っ二つに割れた)
カズネ「…! 刀が…!! 」
宇練銀閣「・・・・・・。(剣気を緩める) 」
真庭鳳凰(四季崎)「・・・だから弱点があるっていったのに・・・・。 」
氷冬「……!!冬空……?!(折れた冬空の元に寄ろうとするが、負った傷のせいで…ただ、その場に蹲っている) 」
カズネ「四季… 今の 一閃 弱点だった と言うの… 」
宇練銀閣「刀、折れちまったな。(欠伸しながら) 」
真庭鳳凰(四季崎)「というか・・・・あんまり強い衝撃にはな。しゃーねぇさ。 」
氷冬「……ス…(立ち上がって折れた冬空の柄を持って拾い上げる)……刀が折れたのは戦いのせいなんかじゃない…。(俯いていた体が、徐々に元へ戻っていく)……刀は拾われた時、所有者に全てを託している。だから…刀が折れた時、それは所有者の責任なんだって…。だから、いい……だからこそ、私だって…忘れかけてた、いつかの、“戦う意思”を思い出せたから…っ……!チキャ…(四刀流に変更) 」
カズネ「四季… また…直せるの(折れた刀を持ち) …ヒールウォーター!(氷冬に回復魔法をかけようとするが) 」
氷冬「何もしないでカズネッ!!! 」
宇練銀閣「・・・・・(なぜか黙って氷冬を見ている) 」
真庭鳳凰(四季崎)「ここまでくると、手遅れだ。っていうか元々寿命が来てたのさ 」
カズネ「…ッ! 分かった 貴女の刀 だもの…(手に持った刀を直ぐに降ろす) 」
カズネ「寿命… 老朽 していた… 」
僧侶風の身形の男「(リワープの杖で再来) おや、これはまた派手に。 」
氷冬「…剣士には守るものが必要なの…そうでなければ、戦えなくなるから…。(刃のない刀一本を加えた四刀を見つめる) 」
宇練銀閣「ここまでとはね・・・限定奥義の威力をみせてやろう(再び構える) 」
氷冬「やっぱり…かっこいいね、貴方。貴方を見ていると、奥の手を隠していた自分が恥ずかしく思えてきた。――――――やろう…っ!(こちらも構える) 」
カズネ「限定奥義… か… 僧侶 また… 」
僧侶風の身形の男「どうやらお取り込み中のようですね。 」
宇練銀閣「零閃編隊・百鬼夜行!!(無数の零閃が広範囲に飛ぶ) 」
氷冬「――――――ダッ!!(爆発的な脚力で駈け出す)ヴィヨワン…ッ!!(“啾愁禾(なすか)”による高速移動術で、百鬼夜行を喰らいホログラムのように歪んで消える) 」
カズネ「うん 真剣勝負… 手を 出したら いけない…勝負 」
僧侶風の身形の男「しかし、ただ見ているだけというのもあまり面白みに欠けます。 」
宇練銀閣「(目を閉じているので惑わされない)・・・・・・。 」
氷冬「(いつの間にか銀閣の背後に回り込んでいた)全てが零閃の射程範囲内?違うでしょ!(天高く跳躍)真上の敵には居合抜きもないでしょ!!! 」
カズネ「私も 手が出せないのは 少し…歯痒い でも… 」
僧侶風の身形の男「神に仕えし身…諍い事など、言語道断。 」
宇練銀閣「!!!?ゆ・・雪女ぁーーー! 」
氷冬「ズァッ!!(素早く垂直に落下し、四本の刀を構える)四刀流奥義――――“莽斬魅祇流”ッ!!!(両手の刀を風車のように片手で回転させながら、落下して滅多斬りをする。その際に無数の風刃が生まれ、攻撃と同時に銀閣を切り裂く) 」
宇練銀閣「・・・・・・・・・・これでやっと、ぐっすり寝られる。(斬られた刹那に) 」
カズネ「僧侶… 貴方でも そんな考え あるのね… …!(大規模の斬撃を見て) 」
氷冬「(斬った刹那に血飛沫を浴び、空中で刀四本を納めた後、ぐらりと前のめりに倒れて地面に落下する) 」
真庭鳳凰(四季崎)「宇練銀閣・・・己の剣士としての生き様・矜持をライバルに託し死亡・・・・・DeadEND 」
カズネ「僅差で 氷冬 勝った……。 」
僧侶風の身形の男「…おかしいですか?争いなど、なにも生みはしない。 」
カズネ「可笑しくない でも 戦う人 その人の 誇り…あるのかも しれない 悪くない…終幕 なの 」
氷冬「はぁ……はぁ…………。………。(うつ伏せに倒れ込んだまま眠りにつく) 」
斬刀「鈍」が氷冬の傍らに転がる
僧侶風の身形の男「誇り…ですか。 また、尊き命が失われた…(黙祷) 」
真庭鳳凰(四季崎)「(斬刀「鈍」を鞘に納め、眠った氷冬の手に持たせる)これはお前の刀だ。好きに使いな。・・・お前じゃ零閃は無理っぽいがな、はっはっはっはっは♪ 」
カズネ「うん その誇りの 戦いに 手を出すのは いけない…私も さっき 覚えた ばかり… ぐっすり 休んで… 」
カズネ「これで 氷冬も 変体刀 手に入れた… 」
僧侶風の身形の男「…その誇りの戦いを、嘲笑うのもよくはありませんね。…四季さん、とおっしゃいました方。 」
真庭鳳凰(四季崎)「嘲笑っちゃいねぇよ。刀鍛冶として十分な成果を見てうれしいってとこだ。 」
カズネ「(私の 限定奥義… まだ 分からない でも 何時か…)(血刀を少しだけ出し) うん 自分の作った刀 成果 出るの 見ていて 苦しくは 無い…かな 」
僧侶風の身形の男「そうですか…最近、かどうかは定かではありませんが人々の心を踏み躙り、挙句に嘲笑う者が時折いるというお告げがあり。 」
カズネ「そういう人 居る… 残忍で 残酷な人 多い 」
真庭鳳凰(四季崎)「少なくともそんなことはしねぇよ(僧侶に)あたりめぇだ、自分の作品だぜ?(カズネに)・・・さて、次の剣だ、氷冬・・・次の剣は銀閣よりも・・・歪だ(消える) 」
カズネ「私も そろそろ… 行く また 機会 あると良い(走っていく) 」
僧侶風の身形の男「やはり、いるのですか…(カズネに) それを伺えて安心しました。(真庭に) …おやすみなさい。(リワープの杖で消え去る) 」
~とある墓地のある丘~
氷冬「(宇練銀閣という名前の刻まれた墓の前に立つ)……ありがとう。貴方には…言っても言っても言い尽くせないほど、感謝の言葉を贈りたい。それと…これは返すね。 」
…ザク…ッ(彼女が右手に握っていた斬刀「鈍」が墓の傍に突き刺さる)
氷冬「貴方の刀は確かに良いモノだけどさ…私には到底使えこなせないよ。それに、やっぱりこれは貴方に持っていてほしい。そんな気がした…。(少し綻んだ表情で呟く) 」
氷冬「それと、もう一つ……。 」
…ザク…ッ(死んだ刀『冬空』が墓の傍にもう一本突き刺さる)
氷冬「…『冬空』、ついでに供養させてね。…………。(両手を合わせ黙祷する) 」
氷冬「………いつか貴方と戦ったこと、名のある剣士に自慢してあげるから。……さようなら、「宇練銀閣」…。(丘から立ち去る) 」
~とある墓地のある丘~
ヒュォォ……(わずかに強い北風により、墓地の傍に立っている木々が怪しく揺れる)
×××「ザッ……(不気味なくらい静かなその墓地に現れ、ある墓の前に立つ)」
その墓の傍には二本の刀が鞘に納められたまま突き刺さっていた
×××「(二本の刀の内の一本―――――――斬刀「鈍」の柄に手をかける)……みーっけ♪(不気味な笑みを浮かべ、その刀を回収し颯爽と消えた)」
To be continued in "Rebellion"―――――
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