《藍の機関 / Indicum》 |
概要
罪剣「
クロリアー」を狙う正体不明の機関。
その目的は「
クロリアーを利用した恒久的な負の感情の封印」。
人間が持つ喜怒哀楽の負にまつわる感情の一切を抹消し、感情の抑制を図る。
"負の感情を蓄えて力"を発揮する罪剣の特性を利用し、対象の感情を掬い上げる事で目的の達成を狙う。
構成員は全員で300人程。
『
涙は藍より出でて藍より涙し』では、残党たちがかつてクロリアーの研究に携わっていた研究員ポールを利用し、
クロリアーの力を秘めた『罪の因子』を回収することで人為的に罪剣の再現を企んだ。
感情起伏論(エモーショナリー)
『
涙は藍より出でて藍より涙し』で判明した藍の機関の基本戦術。
「人間は感情一つで印象を変えることができる」理念の基に編み出された。
Dr.@が開発した人工臓器「モーション」を取り込んだ構成員が使用できるもので、
大気中のエーテルを取り込み、そのエネルギーを自らの戦闘能力に還元するシステムが導入されている。
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技一覧 |
身体能力を一時的に向上させる強化術。
大気中に漂うエーテルを吸い込み、
体内部の人工臓器でエネルギーに変換して肉体強化を図る仕組みとなっている。
外敵から与えられる衝撃を緩和する防御術。
エーテルを自身の体に取り入れ、それを不可視の膜(コーティング)として
展開することで衝撃を和らげる仕組みとなっており、取り入れた分だけ強固な防御力を発揮する。
エーテルを具現して作成した光帯で対象を縛り上げる拘束術。
自身の姿を消して惑わす隠密術。
大気中のエーテルを掻き乱すことで自身の身体をカメレオンのように
保護色を得て背景と同化する仕組みとなっている。
主に敵へ不意討ちや撤退する際に使用される。
手刀もしくは斬撃性のある武器の先端にエーテルを纏い、切れ味を増した攻撃を放つ破壊術。
高速移動術。
目にも止まらぬ速さで直線を駆け抜ける他、滑らかな曲線を描くようにも高速移動できる。
大気中のエーテルの軌道に乗って移動すれば空中でも高速移動が可能となる。
大気中のエーテルを瞬時に光の弓矢として具現化し、遠距離攻撃に転化した射撃術。
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構成員
藍の機関の創立者。
劇中未登場の為、詳細は不明。
『
キルライフ Ⅲ』に登場。藍の機関で幹部に値する人物。
チャーラからは「幹部長」と呼ばれていることから、幹部の中でもトップに位置する人物であるのが伺える。
高身長の童顔であり、四角い黒斑眼鏡をかけている。機関内では白フードを基本的に被らず、素顔を曝けている。
部下から、主にガイルからの人望は厚い模様。
チャーラからは妙な反抗を受けているらしいが、本人はあまり気にしてないらしい。
『
キルライフ Ⅲ』では大統領
リチャードへ物資の提供を行っていることが判明。
すべては罪剣復活のためだと語り、大統領を利用しこの世の憎悪を最大限に発揮させることで悲願を成就しようと企んでいた。
Rウイルス抗生剤を狙いに本部へ突撃してきたレインドと交戦した末に敗北する。
『
キルライフ Ⅲ』に登場。藍の機関構成員の1人。
身長2mを越える巨体に刃すら防御できる肉体を持つルグネの側近。
スポーツ刈りの黒髪や、ごつい顔つき以外は特徴はない。
だが、他人と話す時は淑やかで自然に優しいといった彼の個性がある。
『
キルライフ Ⅲ』に登場。藍の機関構成員の1人。
白フードは被らず下ろし、前髪は赤く、後髪は金に染まっているなどと、構成員の中ではかなりインパクト溢れる現代人。
今風、という風潮を好んでおり、ピアスを耳だけでなく舌につけたり、刺青を入れたりとチャラさを表現している。
藍の機関構成員であっても、それは自身の自由と目立てるという理由で加入しており、ルグネやガイルとは馬があっていない。
『
涙は藍より出でて藍より涙し』に登場。
本名、マッド・ロドル。
"怒"(エルガー)の異名を持つ。
妻のカルナと共に「藍の機関」に所属する巨漢。
白髭を生やした黒人の男性。乏毛症を患っている妻・カルナを気遣い、自身もスキンヘッドにしている(外見は「
こちら
」)。
穏やかな表情を保ちながらも、静かに憤慨の籠った瞳を浮かべている。
武装は戦斧だが、専ら拳一つの肉弾戦を多用する。
自身が受けた攻撃をエネルギーへ変換・蓄積し、
射程圏内の相手に高火力攻撃として返すカウンター能力"怒の矛先"(エルガー)を持つ。
『
涙は藍より出でて藍より涙し』に登場。
本名、カルナ・ロドル。
"哀"(ドラオア)の異名を持つ。
夫のマッドと共に「藍の機関」に所属する女性。
白く美しい肌をしているものの、乏毛症により髪の毛の一切生えていない(外見は「
こちら
」)。
優しい笑みを浮かべながらも、哀しみに暮れたような眼差しを浮かべている。
それに加え不妊症を患っているため子だからには恵まれないなど、
生まれながらに様々な持病に苦しまされている。
その故に夫・マッドの慈愛のみを心の拠り所としている。
武装は白い祈禱杖。
エリア内の物体や人物を強制転移できる能力“哀の涙腺(ドラオア)”を持つ。
『
涙は藍より出でて藍より涙し』に登場。
本名、チャクル・ディ・ロードゲイル。
"喜"(フロイデ)の異名を持つ。
全身を黒鉄鎧で覆い、素肌や表情の一切を覆い隠している男性(外見は「
こちら
」)。
相手を捲し立てるような怒り口調ではあるが声音は不自然にも明るい。やや好戦的な一面も強い。
全身に多種多様な武装を搭載しているが、
その実態は身体の一部分を様々な武装兵器へ自由自在に
切り替えることができる能力“喜の乱舞(フロイデ)”によるものである。
『
涙は藍より出でて藍より涙し』に登場。
本名、メリィ・カンカーナ。
"楽"(ルスト)の異名を持つ。
口元だけのガスマスクを装着した銀髪のダウナー少女(外見は「
こちら
」)。
常に倦怠感を抱いているかのような様子だが本人にとってはこれが気楽な模様。
武装は白い槍。
半径70m内にある音の一切を遮断する能力“楽の浄土(ルスト)”を持つ。
関係者
『
涙は藍より出でて藍より涙し』に登場。
とある組織から派遣され、藍の機関の研究員になった得体の知れない少女。
マッド、カルナ、チャクル、メリィの4名を従えて活動している。
最終更新:2024年07月06日 20:34