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16-296

16-296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/05(土) 19:45:57 ID:/D7EYroE0
龍宮真名の日記

今日は学校帰りにゲームセンターで犬のぬいぐるみを三つ取った。
上機嫌で部屋に戻ったが、机もベッドも置き場所が無い事に気付く。
仕方ないので刹那の机に置いた。簡素な机もこうすると賑やかだ。
刹那の反応が楽しみだ。喜ぶだろうか。


桜咲刹那の日記

朝、目覚ましが鳴る一分前に起きる。体調良好。
いつも通り学校を終えて、お嬢様の護衛をしながら寮に戻る。
部屋に入ると、私の机にぬいぐるみが三体。龍宮の物らしい。
勝手に置いてあったので勝手に捨てようとしたが、龍宮が殺意をこめて睨んで来たので断念。
というかこれを書いてる今も睨まれてる。怖い。もう部屋に居る事さえ困難だ。
……今日は野宿か。


長谷川千雨の日記

今日は寝過ごして学校に遅刻する所だった。ザジに助けられる。
学校でザジと別れ、久々に街をうろついていると同じクラスの龍宮を見かけた。
ぬいぐるみを持ってゲーセンから出てきたのは驚いたが、
この前あんみつを幸せそうに食べてたのを見た時よりは衝撃が少なかった。
触発されて私もチャレンジする。運良く一発で取れた。ザジにあげようと考える。
部屋に帰ると何故か朝倉も居た。いつまで経っても帰らないのでぬいぐるみを投げて追い払う。
するとザジに怒られた。ぬいぐるみ投げはどうも許しがたい事だったようだ。
……腹が減った。謝るからそろそろ夕飯を作って欲しい。
16-297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/05(土) 19:46:51 ID:/D7EYroE0
朝倉和美の日記

今日はちうちゃんが遅刻寸前に登校してきた。
「夜更かしでもしたの?」と聞くと殴られた。深読みしすぎだと思う。
学校が終わってヒマだったのでちうちゃんの部屋にお邪魔する。
ザジちゃんが居たので話しかける。なんとか会話に成功。
ちうちゃんが帰って来たのでまた会話。しばらくしたら「もう帰れ」と追い払われる。
その時はちょっと恨んだが、そのおかげで刹那さんと会えたのでまぁ良し。
刹那さんが言うに、部屋に居づらいので外で野宿するだとか。
実は私は刹那さんも狙ってたので「そこじゃ風邪を引く」とか言ってラブホへ連れてく。
入り口でこんな所入れないと騒がれたが、例の薬を使って静かにさせ、ベッドに寝かす。
今もこれを書いている横で寝てる。寝顔が可愛い。
さて、どう悪戯しようか……。楽しい夜になりそうだ。


近衛木乃香の日記

今日の朝食は目玉焼き。英語ではサニーサイドアップだとネギ君から教わった。
放課後せっちゃんを捕まえ、一緒に下校。二人だけなのは久しぶりや。
部屋でぼうっと外を眺めてると、せっちゃんが通るのを見つける。
途中で朝倉に話しかけられ、ついていっていた。
変に思って後を追うと、せっちゃんがホテルに連れてかれるのを発見。
慌てて寮に戻り、龍宮さんから銃を借りる。
最初は渋っていたが、事情を聞くと龍宮さんはやけに協力的になった。
怪しいと思ってたが、やはりせっちゃんに気があるんやろか。
そして龍宮さんとホテルを襲撃。朝倉にもう二度とせーへんよう教育した。
部屋に帰るとネギ君が心配していた。これからは夜出かける時は一声掛けておく事にする。
16-298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[終わり。] 投稿日:2005/11/05(土) 19:47:28 ID:/D7EYroE0
神楽坂明日菜の日記

昨日の夜に書けなかったので朝に書いている。
昨日は木乃香が帰ってくるのが遅かった。ネギに新聞配達があるから先に寝ていいと言われた。
今日の朝、新聞配達に行くと、近くのホテルの前に刹那さんが警察と話していた。
驚いて事情を聞くと、泊まっていたホテルの部屋が眠っていた間に破壊されていたとか。
おまけに刹那さんはホテルに泊まった記憶がなく、話がややこしくなっているらしい。
ネギに今日は遅れるとの伝言を頼まれた。あまり遅れないよう願っておく。


ネギ・スプリングフィールドの日誌

3-A在籍31名
欠席二名 相坂さよ(不明)朝倉和美(怪我)
遅刻一名 桜咲刹那(事情聴取?)
一言
刹那さんの事情聴取は何か事件に巻き込まれたらしい。刹那さんには怪我もなくて安心だ。
朝倉さんの怪我は精神的な物が大きく、二、三日寝込むらしい。
お見舞いには木乃香さんと龍宮さんが志願してくれた。早く元気になってほしい。
他は何事もなく、平穏な一日だった。こんな日がずっと続くといい。

16-302

16-302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[保守] 投稿日:2005/11/05(土) 20:17:02 ID:99RjVj/zO
楓「今日はいつもラブラブな二人に折り入って話があるでござる!」
ちう「な、なんだよ…何か珍しいな」
楓「あ、ああ、あ!あの、」

双子(頑張って!後一息)←覗き見中

楓「こ、恋の仕方を教えて欲しいでござる!」

双子(やったぁ!言えた!)

ザジ「え?『恋はしたたかOH!シークレット星イボで小皿』?…もう一回言って」
ちう「ザジ…嫌がらせはやめなさい」

双子(次のイタズラのターゲットはあのピエロに決定だお)

16-327

16-327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 00:10:33 ID:PDYCTzSi0
やあ (´・ω・`)

ようこそ、3-Aメイドカフェへ。
このミルクはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「新田に中止させられた」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この外観を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
この跡地を残したんだ。

さぁ、保守をしようか

16-330

16-330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 01:26:04 ID:VbOIcFbT0
わずかな勇気・・

ネギが私に言った言葉
アイツはそれがどれほどのことなのかわかっているのだろうか?
今、私はその一歩が踏み出せないでいる
恐怖が私の足元を覆い、枷のように足を動けなくしていた
もし、増えていたら・・・
高畑先生、私に勇気をください

明日菜 「えい!」
デジタルのメモリが数値を示してゆく
亜子 「ほい、明日菜は5×kgや。半年前より3kgアップやな」
明日菜 「い、いやぁ〜!」

乙女の絶叫が保健室に響いた

16-357

16-357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 12:33:07 ID:2jNQflLOO
ウルスラの英子
彼女はまた懲りもせずネギ奪取の企みをしていた
「ああ、全く!何故?」
いらつき格闘技の真似をする英子、それを見る怪しい目に気付かなかったのが不幸だった
「たゆん…たゆんや」
亜子が羨望の目で英子を見る
「な、なんですの。このお子ちゃまは」
「う、うちのお姉様になってください」
言うが早いが亜子はロザリオを手渡す、先輩に告白した時のペア物だ
「えええ!それは別の学校でってあわわ」
そこに運悪く取り巻き二人が
「え、英子」
「(;´Д`)イヤァァァ」
走り去る二人、
「お姉様たゆんたゆん」
「ちょ、ああん」
本校中等部では当たり前の亜子の行動はウルスラでは大騒ぎになった
英子はショタで百合となってしまった

16-365

16-365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 18:12:04 ID:3oU5JsS0O
『月光に吟う魚は』

今宵は欠けずの月。滑らかに、鋭く、月明かりが闇を泳ぐ雲のカーテンから洩れる。
草木も、石も、全てが息づき、私の産毛を擽るエーテルに溶けこむ。第六感のスープを食しながら、この夜を味わう私は吸血鬼。
人の温もりに飢えた剣が疼く。後付けの本能が神経を揺さぶる。鍵で扉を固く閉め、自ら鳥籠に繋ぎ止める。
明るすぎる月が、個々の星々の眼光を大衆に変える。私も銀の月しか目には入らない。相思相愛が叶うのは今宵だけ。
私は鳥籠の鳥。翼を毟られた鳥。自由を奪われた鳥。なのに、この両手は翼のままで、何ひとつ掴めない。ナギ…お前の名前すら掴めない。
なぜ、私は苦しむ?
嗚呼、私も溶け込みたい、芳しいエーテルの流れに。そして、今宵だけの魔性で、お前を籠に閉じ込めたい。私だけの籠に閉じ込めたい。
求めても与えるものか…。その代わり、お前を杯にしてやろう。なみなみ注いだ葡萄酒で、今宵を永遠にしてやろう。
私がお前の月となるように。

======================
『大雨、時々、晴れ』で調子に乗ったので、エヴァをひとつ投下しました。
明らかに場違いな気もするがw
やはり『大雨、時々、晴れ』が限界な気もする。

でも、たまには良いよね?
カールでした(`・ω・´)

16-370

16-370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 19:20:12 ID:VbOIcFbT0
1/4
お嬢様が私の背中に抱きついきた
私はいきなりの事で体勢を崩しそうになったが何とか倒れないよう持ちこたえる
お嬢様はそっと私の脇の下から両手を通し、お腹のあたりで腕を絡めた
背中にはお嬢様の胸があたり、その感触は私の鼓動を激しくさせる

お嬢様はそのまま何も言わず、私の髪の毛の匂いを嗅ぎはじめた
湯浴みに洗髪は毎日欠かさない。別に匂いをかがれたところで問題はないのだが、なぜか恥ずかしくなった
おそらくはお嬢様がする行為は私の心を刺激するのだろう
私はお嬢様を引き離したかったが、私の欲望がそれを拒んだ
もっとこの感触を味わいたいという欲望が体を硬直させ、お嬢様のわがままを受け入れている
16-371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 19:21:26 ID:VbOIcFbT0
2/4
しばらくしてお嬢様の手が活発に動き始めた
お腹をさすっていたその手は、だんだんと上に上がり服の上から私の胸に触れる
こうなる事は予想していたが、その刺激は予想以上であった
刹那 「あっ・・」
思わず声を上げてしまった
お嬢様の指が1cm動くたびに、私の脳には真っ白な閃光が叩きつけられる
私はだんだんとその刺激に耐えられなくなり、荒い息と途切れ途切れな喘ぎ声を漏らす
そうしているうちにお嬢様は私の髪の毛を割り、うなじを探し当てると舌でぺちゃり、ぺちゃりと音を立て舐め始めた
刹那 「んぅ・・」
思わずのけぞってしまう
私は必死に倒れない様に耐えていた
目をつむり、拳を握りお嬢様の愛撫を受け入れている
お嬢様の体温、お嬢様の臭い、お嬢様の息遣いはどれも私を刺激した
少しでも気を抜けば崩れ落ちるように倒れてしまうだろう
そうしてしまいたかったが、私はまだお嬢様の真意をつかめなかった
倒れてしまっても良いのか?それをお嬢様は望んでいるのだろうか?
そんな考えが私を立たせていたのであった
そう思っていたとき、ふとお嬢様の愛撫が止まる
16-372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 19:22:11 ID:VbOIcFbT0
3/4
木乃香 「せっちゃん・・」
そういえば初めてであった。このときになって初めてお嬢様は私に語りかけてきたのであった
木乃香 「我慢するほど・・いやなん?うちのこと・・」
色に染められ始めた私の思考はまだその言葉の意味を理解できなかった
木乃香 「イヤならイヤと言ってな。ウチ、せっちゃんのこと好きやからこんな事したんやけど・・」
刹那 「お・・お嬢様・・」
木乃香 「ゴメンな、こんな無理矢理みたいこと。せっちゃんはお父様に世話になったから我慢しとるのやろ・・」
刹那 「そ、そんなことは・・」
木乃香 「無理せんでええよ。せっちゃん」
そう言ってお嬢様は私から離れた
私は振り返りお嬢様の顔を見ると、お嬢様の目には涙がにじんでいた

木乃香 「せっちゃん、お願いがあるんや。ウチの頬、ぶってくれへん?」
いきなりの申し出に私は戸惑う
刹那 「何をおっしゃるのですお嬢様!」
目尻に涙をため、お嬢様はにっこりと微笑んできた
木乃香 「そうしてくれれば忘れる事が出来そうなんや、せっちゃんのこと」
ショックだった。私の態度はお嬢様をここまで傷つけていたのであろうか
考えてみればそうだ。あんな事をされて、ただじっと何も言わず突っ立っていれば嫌だけど何も言えないという風に見えてしまう
私は自分のうかつさを呪った
このままお嬢様を傷つけず、誤解を解く方法はないのだろうか。そう思ったとき、体は勝手に動いていた
16-373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 19:23:33 ID:VbOIcFbT0
4/4
私はお嬢様に優しく抱きつくと、ゆっくりと床に押し倒した
きょとんとするお嬢様に私は黙って口づけをする
刹那 「なにいっとるん、このちゃん。ウチはこのちゃんのこと大好きやで」
木乃香 「え・・」
刹那 「嫌やったら抵抗するわ。気持ちよかったから動けんだだけやで、このちゃん」
そう言ってもう一度私はお嬢様の唇を奪った。今度は長く、そしてお嬢様を味わうためのキスだ
舌を絡めあい、お互いの唾液をすすりあう。唇と舌と粘膜と、そして息をも使って長くキスをした
木乃香 「せっちゃん・・言い忘れとったことがあるんや」
刹那 「なに?」
木乃香 「好きやで」
刹那 「ふふ・・ウチも好きやで・・」

二人は床に服の寝床を作り、その上で愛を重ねてゆく
どちらかが気絶するまで宴は終わらない・・


新田 「なんという本だ。まったくけしからん!」
新田が廊下で偶然拾った一冊の本、中身を見た新田は激怒した
そして本にはこう書いてある
愛 心のすれ違い  発行:早乙女ファクトリー 著:パル

校舎のスピーカーから怒気を含んだ、それでいて静かな声が響き渡る
新田 「3−A、早乙女ハルナさん 至急、生徒指導室まで来てください。繰り返します・・」

16-385

16-385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:08:22 ID:6+f2EuoE0
茶々丸夢

 ここは――――――――

 周囲を認識。データ採取。照合中。…【NO DATA】…
 自己所有データとの一致…0件
 …情報収集開始…
 判ること――周りが靄ばかり、かなり濃厚。
 色、桃。ピンク。
 その他判別不能。本機足下も良く見えず。
 …収集終了…

  ―――――――――です。

 私は今、そんなトコロに居ます。
16-386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:09:06 ID:6+f2EuoE0
 寝る、つまり電源を落とした場所は、マスターの自宅内。翌6:00に自動的に起動するようセットして
おきました。この記憶情報に誤りはありません。
 では、私は何時の間にこんなバショへ赴いたのでしょう。
 私は様々なシステムを有していますが、瞬間移動と呼ばれる類のモノは無かった筈。
 その前に、ココはドコでしょう。
 視界がピンク色の靄で覆われている為、地形の認識が出来ません。
 足元ですら不明瞭なので、私がココに立っているという自覚が曖昧です。
 歩き出したら、奈落にでも堕ちて逝きそうな。
 …検索…
 奈落――「地獄」の意の梵語の音訳。
 地獄――六道の一つ。罪悪を犯した人が死後に行って苦痛にあうといわれる所。
 ならば、ヒトでないワタシはドコへオチテ逝クというのデショウか―――。

 『お前は、何処に召されることもない』

 …今、聞き覚えのある声が。
 その方向に向くと、ああ、あの姿は。見紛うものですか。あれは、マスター。
 我が主、Evangeline.A.K.McDowell.
 ああ、なぜマスター、このようなトコロに。でもお会い出来て良かった
 『所詮、お前は人には及ばん、人の贋作に過ぎん』
16-387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:09:38 ID:6+f2EuoE0
 ???
 解りません。マスターはいきなり、何をお言いになっているのでしょう?
 『解らんか。お前も鈍ったな茶々丸。そろそろアタマを取ッ替えたらどうだ』
 何を仰るのですマスター。私の頭脳は現在で最も先進の技術の粋を集め創造された高性能CPU。
 これに勝る頭脳は存在しません。ハカセの言です。間違いありません。
 私に搭載されたのはほんの数ヶ月前です。劣化するのは程遠い。
 メモリの心配も不要です。まだ容量は空いています。この先約10年は持つでしょう。
 いざという時――不慮の事故、トラブルに於いてメモリが消去しても大丈夫です。私のメモリデータ
は、一週間単位でディスクに保存しています。大本のデータはハカセのパソコンにもあります。
 なので、マスターのその要求に応えるのは無意味です
 『ふん。私の言わんとすることを、まるで理解していないなお前は』
 マスターの発言の主旨、ですか。
 すみません、マスター。確かに私は、発言をそのまま受け取っていました。
 私にはマスターの真意が解りません。どうか、お教え頂けませんか
 『そうか。やはりお前は只の機械だな茶々丸。人の心というものにはとんと理解が薄い』
 すみませんマスター。
 でも、何かおかしいです。
 人の心。この単語が頻繁にマスターの発言の中に含まれています。
 マスターはこの単語に、何か拘りがあるのでしょうか
 『拘りなぞは無い。ただ単に、それがお前と私たちの絶望的な差だ、ということだよ。
 解るか茶々丸。人の心を持たない、理解出来ないお前に』
16-389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:10:09 ID:6+f2EuoE0
 ……新たな生物反応をキャッチ。
 マスターの隣から発せられています。この反応は、私が判るものです――
 ああ。あれはネギ先生。私のクラスの担任のネギ先生。negi springfield.
 そして、私が特別な行為を抱いている―――
 『このぼーやは振り向かない』
 ぎゅっと。
 ああ。マスターが、ネギ先生のカラダに、手を。
 ああ。ネギ先生も、マスターの、カラダを。
 あの、行為は知っています。接吻。愛し合う男女が、自分の口と口とを合わせる行為。
 私が、密かに憧れていたコト。
 その後の行動は、私のデータにはありません。
 しかし、少々の理解は出来ました。
 マスターの艶っぽく淫らな嗚咽が辺りに響き渡り。ネギ先生が下半身を露にして。
 マスターのカラダを、貫く。逞しい。子供とは思えない一面。それが、ネギ先生の魅力で。
 私が。キカイのカラダで在りながら、惹かれた一因。その、一面が、全面に発揮されている。
 荒々しい。汚らわしい。目を覆いたい。アノ行為が何なのかは判らないけど、その様から私はアレを
嫌悪します。
 でも、相手がもし、ネギ先生ならば―――どうでしょう?
 でも、そのネギ先生は、今マスターと。
16-390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:10:42 ID:6+f2EuoE0
 ああ、マスター、そんな表情は私のメモリには在りません。なんと表現すれば良いのですか、ハカセ。
私の持ち得る語彙データでも、的確なコトバが見当たらない。嬉しい?違う。楽しい?違う。極楽?
違う。気持ち良い?違う。ああマスター、いくとはどういうイミなのですか。一体ドコへ行かれるというの
ですかマスター。私はお供して宜しいのですか。ああ、ネギ先生も言っています。ネギ先生はマスター
と同じトコロへ行かれるのですか。分かりません。地名のデータを与えてください。そうでないと、私は
アナタタチと一緒にいくコトが出来ない―――
 『来なくていいんだぞ茶々丸。お前は来れない。当然だ。お前はロボットだものな。人と同じ所へなど
行くことが出来る筈が無い』
 そんな、マスター。嫌です、マスター。私は常にマスターのお傍に。
 『何を言ってるんです?茶々丸さん。アナタは機械じゃないですか。そんなの無理に決まってます』
 『ああ、良い事を言うなぼーや。そうだ茶々丸、お前は機械だ。叩けば狂うし水を掛ければいかれる。
食事は要らない。消化器官が無いからな。睡眠という概念は無い。スイッチを切ればそれが睡眠に
分類されるものだ。だがそれは死と同義だ。誰かがスイッチを入れなければそのままだ。一生目が
覚めることもない。何だコレは?この数々の事象は。まるで化け物だなあ、茶々丸?お前は人の手が
生み出した現代の怪物なんじゃないのか』
 『ええ、僕もそう思いますエヴァンジェリンさん。茶々丸さんが僕の生徒だなんて、とっても恐ろしい
ことですよね。よく何ヶ月も授業ができたなあ』
 何を。
 …只今の会話の解析完了…
 何を。
 解っています。今の会話は、とてもよく理解出来ました。先程とは違い、私の語彙でも十分に対応
可能です。
 私ハ今、マスターニ化ケ物ト称サレタノデス。
16-391 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:11:03 ID:6+f2EuoE0
 『ハハッ、そうだよ茶々丸!よく解ってるじゃないか茶々丸!お前は化け物だ、私も血迷ったものだ
な、このような奴を従えていたなんて―――――!』
 アア。今、何カ、
 『本当です。心から同じ気持ちですよエヴァンジェリンさん。どうやってアレは入学したんでしょう?
いえ、そんなコトをどうやって考えたんでしょう?』
 私ノ存在ヲ、
 『思い上がったのさ、自分は人間と同等の能力があると!とんだ自惚れだ、貴様など何処まで行こ
うと、鉄屑の寄せ集めに手を加えただけの人形なのにな!』
 存在?
 『そうですね。あまつさえ僕に行為を抱いているそうじゃないですか。止めて下さいよ、迷惑なんて
もんじゃないですよ。自分の価値を見誤るにも程があります』
 『全くだ。茶々丸、要は何が言いたいかというとだな』
 消えろ、と。
 マスターは言いました。
 そうですね、所詮私はただ動いて喋るだけの機械人形。
 自分に存在価値を見出そうとするなど、
 愚カシイニモ程ガアル―――――――――。
16-392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/11/06(日) 23:11:24 ID:6+f2EuoE0


 朝です。6:00。
 どうやら、昨夜のタイマーは正しくセットされていたようです。
 奇妙な夢を見ました。いえ、私でも「夢を見る」という行為が可能だったのですね。
 その夢は、不快なものでした。
 私の内の何かを見たような。
 脈絡は殆ど無かったように思います。
 よく解りません。ハカセに分析して貰いましょう。
 恐らく、私のメモリには保存されているでしょうから。
 『う〜ん、ナギ…。むにゃむにゃ……』
 すぐ近くで、マスターの寝言が聞こえます。起こして、食事を作らなければ。
 今は、最愛のマスターに従事します。

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最終更新:2007年09月30日 18:05