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28-584

28-584 名前:『One More Sweet』 おるすばん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:54:19 ID:???
『One More Sweet』 おるすばん

1/5

「―――じゃあ行くね。……絶対、絶対に帰ってくるから!」
 ゆーなはウチの手を取り、半分べそをかいとる。あはは、しゃあないなあ……。
「もう、大袈裟やなあ。たかだか三日間やし。まるでもう二度と逢われへんよーな言い方やん」
「ううっ……、三日間も亜子に逢えないなんて、あたしにとっては大問題だよ〜」
「ちゃんと電話もするし、メールかてぎょーさん送るから。ゆーなは優勝目指して頑張らな!」
「うん……。そうだね……」
 ゆーなは顔を上げ、にっこりと笑った。よかった、やっといつものゆーなになってくれたわ。
「じゃあ、頑張ってくるねっ!」
 こうして、ゆーなはバスケ部の大会に出発した。ま、大会ゆーても公式戦やのうてカップ戦やゆーとったけど……。
ゆーなの部はあんま強うないから、大会に呼ばれただけでゆーなは舞い上がってたんや。けど今日の朝になって、
ゆーなはウチと離れとうない言い出して……。
「ゆーなは淋しがりやさんやもんなあ……」
 ウチはゆーなを見送ると、特に予定も無いので自室に戻った。
「―――ま、ウチかて淋しないゆーたらウソになるけど……」

 夜になって、早速ゆーなから電話があった。
「えっへへー、今日はバッチリ勝ったよ! このままいけば予選リーグ突破も夢じゃないねっ!」
「ウチも応援しとるから、頑張ってや〜」
 バスケの話となると、ゆーなの口は止まらない。今日の試合の事を嬉しそうに語ってる。えへへ、向こうでも
元気一杯に暴れてきたみたいやね。
 たっぷり一時間は話し込んだのち、ウチは電話を切った。途端に部屋は静まり返ってしまう。今日はまき絵も
お泊まりやから、部屋に居るのはウチ一人だけ。いい機会、とばかりにウチは好みの曲を流しつつ、まったりと
読書に没頭した。
 少しうとうとしかかってると、ゆーなからおやすみのメールが届いた。えへへ、ゆーなはマメやなあ……。
即座にメールを返信し、ウチもベッドで横になる。久々にのんびりした一日やったな……。
 おやすみ、ゆーな―――
28-585 名前:『One More Sweet』 おるすばん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:55:37 ID:???
2/5

 翌日の朝。ゆーなにモーニングコールをした後、一人分の朝食を作る。やっぱり一人で食べる御飯は
ちょっと物足りない。いまいち気分が乗らないまま、ウチは部活に出掛けた。
 部活から戻って、ゆーなにメールを送る。けど、返事が来ない……。試合中なんやろか?
 夕方になってまき絵が帰ってきた。いいんちょも一緒や。今日はウチらの部屋にお泊まりするみたいやね。
「ほな、ウチはアキラんトコ行くわ」
 二人の邪魔をせんよーに、ウチはアキラの部屋に避難する。今日はアキラもヒマやゆーとったし……。
でも、ゆーながおらんのにこっちにお泊まりするなんて思わんかったわ……。
 ウチとアキラはしばらく二人でまったりとおしゃべりしとった。けど……、
「ごめん亜子、ちょっと真名に呼ばれて……」
 アキラは電話を切ると、申し訳なさそうに告げる。
「あはは、ウチの事は気にせんでええよ」
「部屋は好きに使っていいから。ごめんね……」
 アキラは大急ぎで部屋を出ていくと、主のいない部屋にはウチだけが取り残された。
「せや、もっぺんメールしよ……」
 そう思った瞬間、ウチの電話が鳴った。ゆーなからの着信や!
「もしもし……!」
「やったよ亜子っ! あたしたち、決勝トーナメントまで勝ち進んだんだよっ!」
 ちょっとどきどきしながら電話を取ると、すっかり興奮したゆーなの声が聞こえてくる。
「ホンマなん? やったやん!」
「うんうん。でさ……」
 ゆーなは昨日と同じように元気一杯なカンジで喋り倒す。ウチはただ、うんうんと相槌を打つばかり。けれど、
こんなにゆーなの声が愛しく思ったのは初めてや……。あはは、ウチの方がよっぽど淋しいみたいやん……。
「あんな、ウチ……」
 つい、ウチは弱音を吐きそうになる。アカンアカン、今ゆーなは大事なトコなんやから、ここで変な事ゆーたら
えらん心配させてまうやん……。
「ん、どーしたの?」
「い、いや、なんでもあらへん。……今日はぐっすり休んでや。ちゃんと疲れとらなアカンよー?」
 ウチは何事もなかったかのように、務めて明るい口調で話した。
28-586 名前:『One More Sweet』 おるすばん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:56:40 ID:???
3/5

「りょーかい。じゃあ、明日の夜には帰るから」
「うん。明日は頑張ってな!」
 そう言って電話を切ると、思わず泣きそうになってしまった。明るいだけの部屋で、ウチはどれだけゆーなが
大きな存在だったのか、いかにゆーなを愛していたのかを思い知らされた。
「たかだか三日間、ってゆーたのはウチの方やったのに……」
 身体が、心が、ウチの全てがゆーなの温もりを求めている。淋しい。ゆーなに逢いたい。
「ウチはダメダメやな……。ゆーなかてガマンしとるのに……」
 明日。明日の夜にはゆーなに逢える。それまでの辛抱や。
 とさっ……、とゆーなのベッドに倒れ込む。今日はもう眠ろう。
「せめて……、夢の中でゆーなに逢えるとええのに……」
 淡い想いを抱きながら、ウチはゆーなのベッドで眠りについた―――

 目覚めは最悪だった。ずっと落ち込んでたせいやろか、よりによってゆーなが居なくなる夢を見てもうた。
「ゆーな……」
 思わず恋人の心配をしてしまう。何事もなければいいんやけど……。
 部活の時も。まき絵やアキラとおしゃべりしている時も。心はずっと上の空だった。つくづく自分の悲観的な
性格が恨めしい。もうすぐゆーなに逢えるのに、この不安はなんなんやろ?
 ウチはゆーなの部屋で待つだけ。何もせずに、ただじっと待っていた。
 午後六時……。
 午後七時……。
 八時……。九時……。
 カチカチ、と時計の秒針が耳に障る。いつも賑やかな部屋の主はまだ帰ってこない。何度も電話しようかと
迷った。けれど、得体の知れない不安が邪魔をする。ゆーなからの連絡もない。
「ゆーなぁ……。早よ、早よ帰ってきてやぁ……」
 淋しさに耐え切れなくなり、じわり、とウチの目が滲んだ瞬間―――
 バァンッ!
 勢い良く玄関のドアが開け放たれたのだ。
28-587 名前:『One More Sweet』 おるすばん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:58:12 ID:???
4/5

「たっだいま〜っ! 亜子来てる〜?」
 元気一杯の声。ウチの大好きなゆーなの声が響いた。
「ゆーなっ!」
「ただいま亜子。……って、きゃっ!?」
 いてもたってもいられなくなり、ウチは玄関で靴を脱いでる最中のゆーなに飛び付いた。
「ゆーなのあほっ! こない遅うなるんやったら連絡してやぁ……!」
「えっ、ちょ、ちょっと亜子、泣いてるの……?」
 茫然とするゆーなに構わず、ウチは子供みたいに泣いた。それはもう、思いっきり泣いてもうた。
「もう、しょうがないなあ、亜子は―――」
 ゆーなは優しく包み込むように抱きしめてくれた。それは、ウチが欲しかった温もり。
「ごめんね。ちょっと帰りの電車がトラブっちゃって、こんな時間になっちゃったの」
「ひっく……、ゆーな……、ぐすっ……、ゆーなぁ……」
「心配させてごめんね……」
 ゆーなはウチが泣き止むまで、ずっとウチの頭を撫でてくれてた―――

「ううっ、ごめんな……。ちょい取り乱してもーて……」
 しばらくして、ウチはようやく平静を取り戻した。……やけど、さっきまでの自分が恥ずかしい。
なんやもう、耳まで真っ赤になっとるんが自分でも分かるくらいや。
「うふふ、想像してた以上のお出迎えだったにゃ〜」
「ううっ、ゆーながいじめる〜」
 いつもの調子でウチはぷい、と顔を背ける。けど、これは作戦やから。もうお返しは考えてある。
「ウチ、ゆーながおらんとダメダメやってんよ……。せやから……!」
 再びウチはゆーなに抱きつくと、いきなりゆーなの唇を奪う。えへへ、もうガマン出来へんのやもん♪
「んんっ…ふっ……、はぁ……」
 ゆーなはびっくりした表情で、ウチのされるがままにしとる。ウチは思う存分にゆーなの唇から舌の感触を
堪能した。微かに漏れるゆーなの息がくすぐったい。ウチは右手でゆーなのサラサラな髪を愛撫する。
えへへ、なんやゆーなの顔が赤うなってきた。めっちゃかわええ……。大好きやで、ゆーな……。
 ようやくウチは顔を引くと、そのままゆーなの胸に顔を埋めた。ゆーな、どきどきしとる……。
28-588 名前:『One More Sweet』 おるすばん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 01:59:46 ID:???
5/5

「もう、亜子は甘えんぼなんだから……」
「うんっ! 今日はこのままゆーなに甘えたいんや♪」
 ウチはゆーなの腰に手を回し、すりすりとゆーなに頬を寄せる。今日はもう離さへんからなっ!
「あの〜、あたしシャワー浴びたいんだけど……」
「せやったら一緒に入ろっ♪ ほんで、ウチがマッサージしたるから!」
「あはは……。亜子がこんなに積極的になるなんて……」
 ゆーなは照れくさそうに頬を掻きながら、こくりと頷いた―――

「―――亜子。もう朝だよ」
 翌朝。ウチはゆーなの声で目が醒めた。
「今日も部活あるんでしょ? もう八時だよ」
「えへへ……。ちゃんと今日はお休みする、ってゆーといたもん♪」
 きっぱりと宣言して、ウチはゆーなの身体を抱き枕にする。
「はは……、ちゃっかりしてるよ……」
 ゆーなはそっとウチの頭をなでなでしてくれる。えへへ、やっぱ起きたらゆーなが隣におる、ってええなあ……。
「ま、あたしも部活休みだし、今日は亜子とごろごろしてよっかにゃ〜」
「あはは。ゆーなくたくたなんやろ?」
「そりゃあ昨日はハードだったからね〜。試合も決勝まで残った上に、亜子の熱烈なお出迎えがあったし……」
「たまにはウチの方から、ってのもええやろ?」
「うふふ、まあね。意外と亜子もやる時はやるもんだにゃ♪」
「ウチはゆーなのマネしただけやもん♪」
「言ったな〜? じゃあ今日はあたしの番だからねっ!」
 そう言ってゆーなはもぞもぞとウチの身体に手を伸ばしてくる。あはは、なんやかんやゆーても、
ゆーなは元気有り余っとるやん。
「ええけど、アキラ帰ってくるんとちゃう?」
「ま、その時は見せ付けちゃえ!」
 こうして、ウチは朝っぱらからゆーなに可愛がってもらうのでした―――
(おしまい)

28-593

28-593 名前:Dr.アコー診療所2nd・9[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 07:35:19 ID:???
Dr.アコー診療所2nd・9

1/4

 麻帆良学園中等部の保健室。そこにはちょっと性癖に難のあるドクターがいました。
「亜子〜、ちょっとお湯もらうね〜」
 穏やかな昼下がり。裕奈と亜子先生は保健室で昼食を取る事にしました。それにしても裕奈のお弁当は
大きいですね。何が入っているのでしょうか。
「ええけど何作るん?」
 亜子先生が小首を傾げると、裕奈はお弁当箱の蓋を開けました。中身はチャーハンのようです。そこへ裕奈は
インスタントの卵スープを投下し、ポットでお湯を注ぎました。
「これでスープチャーハンの出来上がり、っと」
「またスゴイお弁当やな〜」
「えっへへー、昨日の夕飯がチャーハンだったんだけど、ちょい作りすぎちゃってさー。スープチャーハンだったら
残り物でも美味しく頂けるでしょ?」
「なんや作者がようやっとる手抜き料理みたいやな〜」
 亜子先生のツッコミを流しつつ、裕奈は美味しそうにレンゲを口に運びます。
「で、亜子はお弁当どうするの? 手ぶらみたいだけど」
「えへへ、今日は出前頼んだんよ」
 と、タイミング良く亜子先生の昼食が届いたようです。
五月:どうも、超包子です。ご注文をお届けに来ました。
 やって来たのは五月さんです。二つのせいろを手に、彼女は静かに保健室のドアを開けました。
「あれっ、さっちゃんが出前持って来たの?」
 裕奈の疑問はもっともです。五月さんは超包子の看板料理人ですので、本来なら厨房が彼女の持ち場ですから。
五月:お店の方が一段落したので、私も休憩なんですよ。それで私もご一緒させていただこうかと……。
「ちゅーコトや! ほなさっちゃん、のんびりしてってや〜」
 こうして三人は和やかなランチタイムを迎えました。期せずして三人とも中華料理ですね。まあ、裕奈のは
本格中華とはおよそ掛け離れた代物ですが。
「ほっとけー!!」
 地の文にツッコミを入れるのは反則ですよ、裕奈さん。
28-594 名前:Dr.アコー診療所2nd・9[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 07:35:55 ID:???
2/4

五月:よろしければ裕奈さんもどうぞ。ちょっと多めにおかずを用意しましたから。
 五月さんはにこりと微笑みながら点心をおすそわけします。
「ううっ、ありがと〜。さっちゃんが菩薩様に見えるよ〜」
 早速、裕奈は蒸し餃子を口にし、表情を弛ませます。
「やっぱさっちゃんの作った料理は絶品やわ〜」
 亜子先生は超包子の看板メニューである肉まんに舌鼓をうっていました。と、そこで五月さんが尋ねました。
五月:あの、どうでしょうか……? いつものより皮の柔らかさを変えてみたのですが……。
「そうなん? 言われてみればいつもよりもちもちしとるよーな……」
 亜子先生の反応が薄い為、五月さんの表情にちょっぴり翳りが見られます。
五月:まだまだ改良の余地があるみたいですね……。
「そういや最近、新メニューを出さないね」
 裕奈の問いに、五月さんは苦笑するばかりです。
五月:本来なら新作はオーナーである超さんの担当なのですが、最近の超さんは忙しいようなので……。
   ですから私は従来のメニューに改良を加えているところなんです。
「あはは。超さんは豊胸剤の研究に掛かりっきりやもんな〜」
「近頃じゃ超春館製薬所の名にかけて『ドモ○ルンリンクル』を上回る化粧品を作る、って言ってたし」
「時間の合間を縫って、私と妄想科学実験をやってるしね〜」
 話の輪にハルナさんも参加してきました。いつの間に保健室に来たのでしょうか?
五月:よろしければ裕奈さんもハルナさんもおひとつ試してみて下さい。
 言われるままに二人は肉まんを口にしました。
「うーん、ちょびっとだけ美味しくなったよーな……」
 ハルナさんの感想も薄いですね。裕奈もそれに同調しています。
「元々完成度の高い肉まんだからねえ……。ここから更に美味しくするのは大変だよ」
 裕奈の一言に一同はうーん、と悩むばかりです。
 この沈黙を破ったのは亜子先生でした。
「せや! 前に聞いたコトあるんやけど、肉まんの皮はおっぱいとおんなじ感触がベストなんやって!」
 きゅぴーん、と亜子先生の目が輝きました。
28-595 名前:Dr.アコー診療所2nd・9[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 07:36:32 ID:???
3/4
「ちょうどええカンジにたゆんも二つあるコトやし……!」
 亜子先生が手をわきわきさせるよりも早く、裕奈は素早くハルナさんのバックに回り込みました。そして、
がっしりとハルナさんを取り押さえます。
「くっ、しまった……! 謀ったなゆーなあぁぁっ!」
「ふふふ……。こんな鬼の棲家へのこのこやって来たパルが悪いのよ!」
 蘇生力には定評のあるハルナさんですが、戦闘力はしょせん並以下です。運動部である裕奈に拘束されては、
彼女に逃れる術はありませんでした。
「ほなさっちゃん、実際に揉んだ感触を手に馴染ませるんや! まずはウチがお手本を……!」
 たゆんたゆんたゆんたゆん……。
「まずはこう、生地をこねるよーにじっくりと……」
五月:こうですか?
「うんうん、えーカンジや! ほんで、手はなるべく包み込むよーに……」
五月:たゆんたゆんたゆんたゆん……。
「そ、そんな二人で……んんっ! ふあっ! や、やださっちゃんも上手……、ひぃん!」
 料理人としての魂がそうさせるのでしょうか。五月さんは一心不乱に亜子先生の手の動きを覚えながら、
ハルナさんの胸を揉み倒しました。その上達ぶりは目を見張るものがあります。ハルナさんは瞬く間に何度も
昇天してしまいました。
「うーむ、料理人の鑑だねえ……」
 ぴくぴくと悶死しているハルナさんを横目に、裕奈が余裕をぶっこいていられるのもここまででした。
「パルのおっぱいは柔らかさ重視やね。ほな、次は張りがあって弾力性抜群のゆーなのおっぱいや!」
「にゃ、にゃんですと?」
 亜子先生の発言に、裕奈の目が点になります。その隙にハルナさんは凄まじいまでの速さで復活し、
逆に裕奈をがっしりと取り押さえます。
「あ、あはは……、マジで復活早いね……」
「ふっふっふ、このパル様を甘く見ていたようだね、ゆーにゃさん?」
 つつー、と裕奈は冷や汗を垂らしますが、もう二人の職人は目の前に迫っていました。
「これも美味しい肉まんの為や……。頑張って人柱になってな、ゆーな♪」
「い、いやにゃあああああぁぁぁぁっっ!!!」
 こうして裕奈の絶叫はすぐさま嬌声に変わっていったそうです―――
28-596 名前:Dr.アコー診療所2nd・9[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 07:37:08 ID:???
4/4

 それから小一時間後。保健室には二つの悶死体が横たわっていました。
「パ、パル……、生きてる……?」
「いっそ殺して……」
 ぴくぴくと痙攣したまま、裕奈とハルナさんは力尽きてしまいました。五月さんは既に超包子に帰還して、
早速試作品に取り掛かったそうです。後には充実感一杯の亜子先生が残されていました。
「お疲れさん。完成したら二人にぎょーさんサービスするって、さっちゃんゆーとったわ」
「あ、明石さんや……。今夜の反撃に私も参加していいかね?」
「特別に許可します……。後で覚えてなさいよ、亜子……!」
 この後裕奈は超さんに『びくびくせっちゃん』をオーダーしたそうですが、それはまた別のお話……。

 それから数日後。裕奈と亜子先生は超包子を訪れました。
「あはは。サツキから話は聞いたネ! ゆーなサン大変だたみたいネ」
 超さんは太平楽に笑っています。その隣で五月さんは二種類の肉まんを二人に差し出しました。
「お〜、コレがたゆたゆまんやね。ほな、ウチはゆーな味を……」
「ヘンな名前で呼ぶなあーっ!!」
「わ、めっちゃ美味いで! この食感はホンマモンのゆーなのたゆんや!」
「恥ずいコトゆーなぁ!!」
「うんうん、パル味もばっちり再現しとるやん! やっぱさっちゃんはスゴイわ〜」
五月:ふふ、ありがとうございます。
「やっぱウチの好みはゆーな味やな〜。コレやったらなんぼでも食べれるで〜」
「このままだと正式名称になてしまうヨ、ゆーなサン?」
「ううっ、ちゃおりんのいぢわる〜」
「ゆーなサンはしょっちゅう亜子先生を食べてるから、たまには食べられるのも一興ネ!」
 超さんの冗談に、五月さんは穏やかな笑顔で笑うのでした。
 学園の名物屋台『超包子』。そこには食にこだわりを持つ料理人がいるそうです―――

(まき絵とアキラの出番はどこいった?という質問をスルーしながらつづく)

28-614

28-614 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 18:56:50 ID:???
「茶々丸っ!早くしろ!始まってしまうぞ!!」
リビングでわめき散らかすエヴァンジェリンさん。さて今日はどうしたのでしょう?
「落ち着いてください。マスター。うるさくて集中できません」
「う・・・ぐぅ・・・しかし、間に合わんのではないのか?」
茶々丸さんは・・・何気に●くなってますが、平常心を失っているエヴァンジェリンさんは全く気付きません。
「そもそも悪いのは誰ですか?」
作業中の手を止め、茶々丸さんは振り向いてエヴァンジェリンさんを見つめます。
感情のない瞳が凄みを増しています。
「う・・・わ・・・私のせいではないっ!早く手を動かせ!!」
「は?テレビゲームのやり過ぎでテレビが壊れたのは明らかにマスターの責任ですよね?」
「・・・ゼ・・・ゼロだ!ゼロが悪いんだ!!」
「・・・オイオイ、俺ヲ巻キ込ムナヨ」
遠巻きに二人のやり取りを見物していたゼロさんは、突然自分の名前を持ち出されて慌てています。
彼女はわかっているのです。いくら妹とはいえ、●い茶々丸さんを怒らせるのは非常にマズイ
ことだというのを・・・。
それなのにエヴァンジェリンさんは先程から茶々丸さんを怒らせそうな我侭を次々と
悪の茶々丸へと言っているのです。
「姉さんは悪くありません。この間も負けて、頭に来たゲーム機を壊したのはマスターでしたよね」
「うっ・・・」
どうやらエヴァンジェリンさんには前科があったようです。これでは反撃もできません。
「わ・・・私が悪かった。だから頼む!早く直してくれ」
「ちゃんと大事に扱って下さいね。マスターは破壊魔なんですから」
珍しく大人しく引き下がるエヴァンジェリンさんに茶々丸さんも素直に修理に取り掛かります。
「ナァ、御主人。ソコマデ見タイTVッテ何ナンダヨ」
28-615 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 18:57:21 ID:???

614

放課後3−Aにて
「なぁなぁ、せっちゃん。今日からまた渡鬼が始まるえ!」
「ワタオニ・・・ですか?」
「《渡る世界は鬼ばかり》や!知っとる?このドラマに出て来う崩楽ってラーメン屋の
 五月はんがツボなんやえ〜〜〜」
「さっ・・・五月だと!?サツキが出てるのか!?」
「エヴァンジェリンさん聞いてたんですか!?」
「あちゃー内緒やえ。エヴァちゃん」
「あ・・・あぁ、絶対見なくては・・・!!」
猛ダッシュで家へと向かうエヴァンジェリンさん。
しかし、家のテレビはビデオ諸共壊れていてウンともスンとも言わないのをこの時の彼女が知る由もありません。
そして今に至っています。


「お嬢様・・・わざと聞かせましたね。しかし、四葉さんの名前を出すのは流石にマズかったのでは・・・」
「何言うとるん、せっちゃん!うちは一度も「四葉はん」とも「さっちゃん」とも言うとりまへん!
 「五月」言うたんや!五月が出てくるのはホンマやろ」
「・・・えぇ・・・そうですが。所で先程、茶々丸さんと話していたようですが、まさか・・・」
「エヴァちゃんの家での様子は、茶々丸はんに録画してもろうことにしたんや。
 ついでにテレビとビデオは今頃壊れてはるんやえ〜〜〜」
「お嬢様。GJです。」
「あ〜〜〜ん 今から明日の茶々丸はんから貰うビデオが楽しみやわ〜〜〜〜」

28-621

28-621 名前:まほ落語 二つ目 時うどん 1/4[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 20:31:48 ID:???
『♪デンデンテケテケ・・・』
亜子「まほ落語寄席、ここから二つ目。ウチは和泉家亜子でございます。
   え〜先日、関東と関西の食文化の違いの中間は名古屋だとか聞きまして、そら本当かと思いました。
   なぜかと言うと、カツの食べ方だと関東・関西でソース派かしょうゆ派と分かれている・・・んかいな?
   細かい事は良ぉわからん・・・と作者が申してます。
   まあ、分かれていたら中間である名古屋じゃ味噌をかけてるんでっせ、こら中間ではあらへんやないかって話しやなぁ。
   さて、この『時うどん』は関西の上方落語で出来た噺で、これが関東の江戸落語で『時そば』と変わったんですわ。
   ここからも関東=そば、関西=うどんと食文化の違いがわかりますね。所変われば品変わるとは良く言ったもんです。
   では、そこの流しのうどん屋を呼び止めてみましょうか。」
28-622 名前:まほ落語 二つ目 時うどん 2/4[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 20:32:36 ID:???
木乃香「うどん〜、うどんいかがでっか〜?」
超「お〜い、うどん屋ぁ!一杯くレ。」
木乃香「へい、少々お待ちぃ!・・・・・・・・へい、お待っとぉさん。」
超「注文してすぐ出してくれるなんてありがたいねェ。
  それじゃ、いただきまス。スースッス・・・・・うまいねェ!スッスッス〜〜〜・・・
  この黄金色の関西風おつゆたまらないねェ!」
木乃香「でっしゃろ〜。関東風はつゆが辛くてしょうがないからなぁ。
    やっぱりおつゆは薄めの関西風が一番や。」
超「うんうん。スー・・だしも本格的だネェ〜・・・飲むのがもったいないヨ。
  チュルルルル・・・・。ごちそうさマ!いくらだい?」
木乃香「へえ、十六文です。」
超「十六文ネ。いま、細かいのしかないからサ、ちょっと手を出してくれヨ。」
木乃香「へい。」
超「いいかい?いくヨ。一つ、二つ・・・・・七つ、八つ、うどん屋!いま何刻だイ?」
木乃香「いまでっか?いまは九つで。」
超「十、十一・・・・・十五、十六と。じゃ、ごちそうさマ!」
木乃香「へい、毎度!」

亜子「さて、この様子を遠目に眺めているのがいましてね」

エヴァ「???んんん??なんで時刻なんか聞いてるんだ?
    なんか不自然だなぁ、一つ二つ・・・八つ、いま何刻だい。いまは九つ・・・・アッ!
    あんの野郎、一文かすめやがった!」

亜子「さあここから、悪人をとっ捕まえる正義の味方の熱き物語ぃ!」

エヴァ「でもあれじゃ気づかないよな。面白そうだ、私もやってみるかw」

亜子「あれあれ?そこは普通、悪人を追いかける所じゃあらへんか?!
   さて、まねては見ようと思ったところ、あいにく細かいのを持ち合わせていなかったので後日
   細かい銭をそろえて街に繰り出したんです」
28-623 名前:まほ落語 二つ目 時うどん 3/4[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 20:33:20 ID:???
エヴァ「おい!うどん屋、止まれ!待て待て!一杯くれ。」
明日菜「あいよ。」

亜子「さあてこのうどん屋、昨日のうどん屋とは違ってとろくさい」

明日菜「ええと、これをこうして・・・これはこうだっけ?・・・」
エヴァ「(イライライライラ)」
明日菜「ええと、うどんの作り方は百五十二項・・・」
エヴァ「おい!うどん屋が手引書を見ながら作るな!」
明日菜「うるさいわね!黙って待ってなさいよ!」
エヴァ「(何だコイツは!)」
明日菜「・・・あっ落としちゃった・・・ひょいと・・・三秒規則、三秒規則と。
    きょろきょろと・・・誰も見てないよね。」
エヴァ「 見 て る ぞ !
    おい、作る気無いなら作るな!」
明日菜「うっさいなぁ!」
エヴァ「(この野郎!痛い目見せてやる。)リク・ラクラ・・・・・」
明日菜「ぶつぶつうるさい!油揚げでも食って待ってろ!」
エヴァ「うごごごご!(き、効かない!何者だコイツは!)」
明日菜「はい、お待ち。」

亜子「さて、やっと出てきたかと食べ始めたら出汁は濃いし、うどんは雑炊みたいにねちゃねちゃして
   とても食えたもんじゃない。難とか食べ終わって金を払う時」

エヴァ「こんなうどんに金を払ってやるんだ、細かいとか文句を言うんじゃないぞ。十六文だよな。
    手を出せ!ほら早く!そら、一つ、二つ・・・・八つ、いま何刻だ!」
28-624 名前:まほ落語 二つ目 時うどん 4/4[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 20:33:50 ID:???
明日菜「いま?四つです。」

亜子「『五つ、六つ、七つ・・・』

   世の中、なかなか悪いことはできませんなぁ。
   お後がよろしいようで。」

28-634

28-634 名前:真名 犬玉[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 21:42:05 ID:???
真名 犬玉


1/2
犬玉・・・あなたは見たことがあるだろうか?
読んで字のごとく犬の固まりである。もっと正確に言えば、犬が一杯くっついた人のことである


ハルナ 「龍宮さん、ちょっといい?」
真名 「よくない。帰れ」
こいつが関わるとろくなことがない。それは今までの経験上、もしくは戦場で学んだ知恵が教えてくれるからだ
ハルナ 「そんなこといっていいのかな〜」
何だかもったいつけて、早乙女はこちらを見ている
真名 「5・・」
そう言いながら私は早乙女に銃を向ける。しかし早乙女の表情に変化はない
真名 「4・・」
そのとき早乙女は懐から何かを取り出した。液体が入った小瓶のようだ
真名 「3・・」
ハルナ 「これ、なんだと思う?」
真名 「2・・」
ハルナ 「超特製、仔犬コロン。名付けて”らぶどっぐ”」
真名 「1・・」
ハルナ 「これをつけると、仔犬がわらわら寄ってくるよ!」
真名 「・・・」

私はまだまだ修行が足りないようだ
その誘惑に負け、早乙女に向けた銃をおろす
28-635 名前:真名 犬玉[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 21:45:07 ID:???
2/2
真名 「で、その効果は本当なのか?」
内心のわくわくどきどきを悟られないように、私は冷静を装う
ハルナ 「むふふ・・乗ってきたねぇ。真名さんも好き者だね」
真名 「・・・」
私は無言で再び銃を向けた。この駆け引き、なかなかに難しい
ハルナ 「ダメだよ。今、このコロンはこれしかないんだから・・割っちゃったら、おしまいだよ?」
ぐぅ・・

ハルナ 「でさあ。これ、あげてもいいんだけども・・一つ条件・・あっ!!!」
突然のアクシデントにとまどう早乙女
小瓶を指で器用にくるくる回していたのだが、弾みでふたが取れてしまい中の液体が体にかかってしまったのだ
ハルナ 「あ〜あ・・やっちゃった・・」
これはちょうどいい機会だ。このコロンが本物かどうか試してみようではないか

で、私は早乙女を連れ、もとい、早乙女を拉致して公園まで来た
そしてしばらくもしない内に、公園内の雰囲気が変わったのがわかる

?? 「きゅ〜ん」
どこからであろうか?仔犬・・らしい甘い鳴き声がしてくる
ハルナ 「げ!!!」
すぐにそれらは早乙女を取り囲んだ。見れば20匹以上、仔犬が可愛いのからぶちゃいくなのまで・・よりどりみどりだ
ハルナ 「龍宮さん。た、たすけ・・」
その声が合図となった。瞳をきらきらさせた仔犬たちが一斉に早乙女に飛びかったのである
ハルナ 「むぎゃ・・」

なんとうらやましいことであろうか・・あんなにすりすりされて・・ぺろぺろされて・・ああ、あんなところまで舐めてくれるのか?

さ〜て、私もこの中に飛び込むかな。コロンの効果が切れないうちに、必殺ルパンダイブでな

28-638

28-638 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:03:06 ID:???

485
まき絵「……あ、もうあたし?」
あやか「まき絵さん、頑張ってください!!」
まき絵「うん、まかせて!!」

千雨(新田もそろそろあせってるだろうな、もう残り少ないしな…。)
新田(まずい…、まずいまずいまずいッ!!
   そろそろ負けを与えないと勢いで突っ切られる…ッ)

まき絵「…ふえぇぇ!?ややや、ヤバイよ!!」
新田「何?見せてみろ…ほほぅ、『超鈴音』か。」
超「まき絵、よくやたネ。ワタシを引くとは運がいいネ。」
まき絵「どこがなのっ!?」
新田「ということで、今回はコレだっ!!」


3−Aとりえリレー
第23走『まき絵の 体重 大増量!?』


まき絵「どどど、どういうことなの朝倉っ!?」
和美「まぁ、聞けばわかるよ。ということで、新田先生よろしくっ。」
新田「説明しよう。
   超はとりえがいろいろありすぎて困ったのだが、さっちゃんと一緒にやっている『超包子』にスポットを当ててみた。
   今から点心早食い勝負を行う。もちろん先に食べきった方の勝ちだ。」
まき絵「えぇ〜っ!?今月も体重ヤバいのにぃ〜っ!!」
超「だいじょうぶネ、まき絵。今回はサツキと共同で『体脂肪の増えない点心』を作たネ。」
まき絵「ホント!?さすがちゃおりん、わかってるぅ!」

28-639 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:03:50 ID:???

638
超「……いいカ、サツキ。間違えないように渡すネ。」
五月 わかりました。

あやか「それでは、私が合図を送りますわ。
    …まき絵さん、この勝負に勝ったら…あとでかわいがってあげますわ。」
超「あ、ズルいネいいんちょサン!まき絵さんはワタシのモノネ!」
あやか「何を言いますの、超さん!?まき絵はわたくしのモノですっ!!」
まき絵「ちょっとちょっと!
    ちゃおりんもいいんちょも、いい加減にしてよ!」
超「まき絵……」
あやか「まき絵さん……、わたくしも大人気なかったですわ…。」
超「ワタシも少し大人気なかたネ。申し訳ないヨ。」
まき絵「じゃあ、私が勝ったら二人一緒にかわいがってよ!」
超「…ワタシはまき絵の言うとおりにするネ。」
あやか「…わたくしもですわ。」
まき絵「うんうん、それじゃ仲直りの印に……」

ちゅっ… ちゅっ…

超「まき絵……」
あやか「まき絵さん……」
まき絵「…これでよし。それじゃ、私行くね。」
千雨(ククク、惚れた弱みってヤツか?ww
   バカピンクがあれじゃ、いいんちょも超も形無しだな。)

五月 今日はエビシュウマイと蒸し餃子、それと肉まん5個を用意しました。
和美「今回も実況はあたしがやらせてもらうよ。」
あやか「両者、準備よろしいですか…?
    それでは、用意……はじめっ!!」

28-640 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:04:55 ID:???

639
がつがつがつ……

和美「さぁ、両者スタート…おっと、新田先生スタートダッシュだ!!
   まき絵は少し遅れたかっ!?」
まき絵(うわわわ、新田先生早いよぉ〜っ!?)
新田(ハハハ、、小娘なぞ敵ではないわ!ハハハハハハ…)
千雨(おいおいバカピンク、体重気にして食ってる場合かよ…。)

ぐきゅるるるる……
新田「はうっ!?」
まき絵「…ほぇ?」
千雨「…何だ…?」

ぐきゅるるるるるるるるるる…
新田(な、何ぃぃ、下剤入りだとぉ!?)
千雨(ま、まさか超の野郎、新田の皿に下剤盛りやがったか!?)
まき絵(新田先生のペースが落ちた…チャンスっ!)
和美「おぉっと新田先生、急にペースダウンッ!アクシデント発生かぁぁ!?
   その隙に、まき絵は悠々と抜いていったぁ!!」

超「……サツキ、悪かたネ。」
五月 ……そこまで、まき絵さんのことを…?
超「…新田の速さは異常ネ。
  まき絵の泣き顔なんて見たくなかた…。
  …だからここまでやったヨ…。」
五月 ……。

28-641 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:06:00 ID:???

640
あやか「超さん、これはどういうことですの!?」
超「…見てわかるとおりネ。
  ワタシはまき絵の負けるところを見たくなかた…だからやったネ。」
あやか「……超さん、それでいいんですか?」
超「え…?」
あやか「……まき絵さんの気持ちも考えずに、そんなことをしていいんですか!?」
超「いいんちょサン…。」
あやか「わたくしは…もう見るに耐えられません…。
    こんな卑怯な勝ち方をして勝つまき絵さんの姿など…。」
超「……サツキ、この料理を新田先生に持ていくネ。」
あやか「超さん…?」
超「…ワタシ、まき絵の負ける姿は見たくないケド、ワタシのせいでまき絵が悲しむ姿はもっと見たくないネ。」
あやか「…!?」
超「いいんちょサン…ワタシ、目が醒めたネ。」

新田「ぐぐぐぐ……。」
和美「新田先生、ペースが上がらないっ!!
   このまま大差で負けてしまうのかっ!?」
千雨(おいおい、このまま試合進めんのかよ!?
   反則もいいとこじゃねーか!!
   いくらあのバカピンクでもさすがに気づくだろーが!!)
新田「……つ、次だ…っ!!」
和美「それでも新田先生、借金がかかっているからか、執念で一皿目を食べきったっ!
   まき絵はもうすでに二皿目の中ほどまで来ているッ!!」
千雨(…それでも前に進むのかよ、あのバカは…。)
五月 ……

28-642 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:06:36 ID:???

641
コトッ…。
新田(…ん、は、腹の調子が……?)
まき絵(……あれ、新田先生のペースが速くなった…?)
和美「おっと、新田先生の眉間のシワが少し薄くなったっ!
   調子が戻ってきたかっ!?」

がつがつがつ…

新田(ふ、ふはははは!!いける、いけるぞ!!)
千雨(…新田の目に光が戻ったか…?
   今度はナニやりやがった、あの野郎は…!?)
和美「キタキタキタキタ----------(゜∀゜)-------------ッ!!
   新田先生のペースが完全に戻ったぁっ!!
   猛烈な速さでまき絵を猛追するっ!!」
まき絵(ヤバイ、完全にペース戻った…!?い、急がないと…。)

和美「そうこうしている間にまき絵は最後の肉まんに手がかかったっ!!
   新田先生もそろそろ餃子を食べきりそうだぞぉ!」
まき絵(ひぇぇ、『鬼の新田』が来たよぉ!?)
超「まき絵、がんばるネ!」
あやか「まき絵さん、最後ですよ!!」
まき絵(あ、いいんちょにちゃおりん…。
    …あの二人に応援されちゃ、負けるわけに行かないもんね…!)

和美「あぁっと、ここでまき絵がペースを上げた!!
   新田先生が迫る中で、逃げ切りを図るっ!!」
新田(負けるかぁぁぁぁぁ!!)
和美「それに乗じて新田先生もペースを上げるっ!!
   これはどっちが勝つかわからないっ!!」

28-643 名前:3−Aとりえリレー 第23走[sage] 投稿日:2006/04/06(木) 22:10:21 ID:???

642
あやか「まき絵さん、がんばってくださいっ!!」
超「負けるナ、まき絵っ!!」
和美「さぁどっちだ!どっちが速いっ!?」


まき絵「…あたしの勝ちっ!!」


あやか&超「「やった!!」」
和美「決まったぁぁぁぁ、先に食べきったのはまき絵だぁ!!
   新田先生、健闘空しく敗れ去ったあぁぁぁぁ!!」
新田「むぐぐぐぐ……」

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最終更新:2007年11月09日 01:31