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30-277

30-277 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 01:57:05 ID:???
CAT'S EYE

〜♪(ピンクパンサーのテーマ)
夜に現る3匹のネコ耳女盗賊。
彼女らの目的は百合ってる女たちのハートをゲットすること。

ゆーな「にゃにゃーん」
亜子「たゆんや〜」
クギミー「…なんで私まで、それにテーマソングとタイトルが合ってないわよ」
ゆーな「いいじゃん、役作り出来てて。このレオタードってまき絵の?」
亜子「そうや、たゆんかまして『3着貸して&hearts』って言ったら貸してくれたで」
クギミー「いいのそれで、この猫耳恥ずかしいし」
亜子「そこを堂々としてこそネコ耳を極められるんやで!」
ゆーな「どうやら女同士に対してまだ抵抗があるようだにゃ、亜子!」
亜子「たゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんたゆんた(ry」
クギミー「いや〜〜〜〜」

数十分後
クギミー「女同士も…なかなかいいものね&hearts」
すぐに亜子に開発された釘宮円さんでした。

ゆーな「にゃにゃにゃ!?アキラの部屋でタツミーの匂いがするにゃ!」
亜子「早速、隊長が動き出したで。ほな行こか」
クギミー「ちょ、ちょっと待って!レオタードやネコ耳は100歩譲ってもいいわ。裕奈の腰!」
ゆーな「何にゃ?」
クギミー「仮面ライダーの変身ベルトはまずいんじゃないの」
ゆーな「何を言ってるにゃ。これでキック力は倍増だにゃ」
クギミー「その根拠はどこから来るの…」

一室
真名「アキラ…さぁ、私の百合棒を受け止めるがいい」
アキラ「待って真名。私、今日は駄目な日なの」
30-278 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 01:57:49 ID:???
真名「ふふふ、気にするな。妊娠したら私が貰ってやる、二人で大切に育てよう&hearts」
アキラ「真名&hearts」
ゆーな「おー、ラブラブだにゃ」
亜子「お二人ともアツアツやで」
クギミー「百合棒だとか妊娠だとかはもう気にしないのね…」

真名「む?こんな時に電話だと!?すまないアキラ、少し待っててくれ」
亜子「これはチャンスやで!」
ゆーな「突撃ー!」
バーン
アキラ「きゃー!ゆーな、亜子、そして釘宮さん!?どうしてここに」
ゆーな「最近タツミーばかり相手にして私たちを放任しすぎてにゃーか?」
アキラ「そ、それは…」
亜子「初めはウチがアキラを狙ぉーてたんやで、それを隊長が…」
クギミー「えーと、私は…何かあったっけ?」
ゆーな「アキラー!覚悟するにゃーーーーーーーー!」
アキラ「いやーーーーーーーーーーん」

真名「すまない。待たせたなアキラ…アキラ!?」
アキラ「……3人同時プレイ……カイカン&hearts」
真名「どうしたんだ!しっかりしろ!3人同時ってどういうことだ。何があったんだーーーーー!!」

ネコ娘ゆーな、たゆん亜子、そしてクギミー。
彼女らの名前はキャッツアイ。
今日もどこかでたゆんを求めて百合ってるカップルのハートを狙っている。


たぶんつづく?

30-281

30-281 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08:40:13 ID:???
『One More Sweet』 あさごはん

1/3

 トントントン……、というリズミカルな包丁の音が台所から響いてくる。ほのかに漂ってくるお味噌汁の匂い。
うーん、これぞ日本の朝、ってカンジだよね〜。あたしは大きくのびをして、もそもそとベッドから降りた。
「おはようさん。今日もええ天気やね〜」
 エプロン姿の亜子が笑顔で挨拶してくる。あまりの可愛らしさにあたしはきゅん、とときめいてしまった。
なんでしょう、男の人がおさなづまを崇拝する気持ちが分かったよーな……。
「おはよ。あたしも手伝おっか?」
「ほな、卵といてえな」
 ひょい、と亜子は卵が四つ入ったボウルを手渡してくる。これはお弁当用かな? 亜子のだし巻き卵は
絶品なんだよね〜。
 あたしはかちゃかちゃと卵をかき混ぜながら、しばし亜子の調理している姿を眺めていた。普段は手狭に
感じる台所も亜子が使ってると広く見える。ふふっ、ちょこちょこ動き回っちゃってカワイイ。
「そ、そないじろじろ見んといてえな……。なんや恥ずいやん……」
 ちらり、と亜子は頬を染めながら振り返る。
「やー、亜子ってばすっごく嬉しそーにお料理してるんだもの。亜子って料理好きだったっけ?」
「えへへ……。ゆーなの為に作っとるんやもん。しゃあないやん」
 そう言って亜子は照れくさそうに笑ったんだ。やば……、なんか目頭が熱くなってきた。感無量、ってのは
まさにこの事だよねっ!
「では先生、お願いします」
「りょーかいやっ!」
 あたしが混ぜ終えた卵を手渡すと、亜子は慣れた手付きで味付けを施す。そして、丁寧に卵焼きを作り上げた。
そういや関東と関西じゃ卵焼きの巻き方が逆なんだよね。亜子もあたしのやり方とは違うみたい。
「ほな、ゆーなはのんびりくつろいでてもええよー」
 これであたしの仕事はおしまいか。うーむ、手持ち無沙汰だ……。
 仕方なくあたしは学校へ行くを済ませる事にする。取り合えず洗面所で顔洗ってこよ……。
30-282 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08:40:54 ID:???
2/3

「痛っ!」
 さっぱりした所であたしが制服に着替えていた時だった。亜子の悲鳴に、あたしは血相を変えて駆け寄る。
「どうしたの亜子っ!」
「うーっ……。ちょいぽーっ、としとったわ……」
 亜子は真っ青な表情で指を押さえている。その様子だと傷は深くないみたいだけど、亜子は……。
「ちょっと待って」
 あたしは亜子の手を取り、じわりと血の滲む人差し指を咥えた。
「ゆ、ゆーな!?」
 亜子はびっくりした様子で戸惑いを隠さない。でも、こうでもしないと亜子にあまり血は見せられないから。
「んっ、ふっ…んんっ……」
 あたしは亜子の指を丹念に舐める。だんだんと血の味がしなくなってきて、ようやくあたしは指を離した。
「これでよし……と。あとはバンソーコー貼っとけば?」
「うん……。ありがとうな、ゆーな……」
 うんうん、亜子の具合も悪くないみたい。朝からぶっ倒れたんじゃ可哀想だもんね。けど、亜子ってば
必要以上に赤くなってない? なんだかぼーっ、としちゃってるんだけど……。
「どうしたの? もしかして痛かった?」
 ひょい、とあたしは亜子の顔を覗き込む。すると、
「や、そ、そないなコトあらへんよっ!」
 亜子はわたわたしながら制服のポケットからバンソーコーを取り出し、患部に貼り付ける。
うーむ、一体どうしちゃったんだろ……?
 あたしが好奇心のカタマリのような眼差しで見つめていると、亜子は真っ赤になりながらぽつりと呟いた。
「うう……、じ、実はゆーなに指舐められて、その……、めっちゃ気持ち良かってん……。ほんで、ゆーなは
下着姿やし……、ウチ……もう……!」
「にゃああっ!?」
 そうだった、あたしってば着替えの最中だった! てコトはですね、あたしは下着姿のままで亜子の指を
ちゅぱちゅぱ咥えてたのですね……。それってつまり……!
「ゆーなぁ……!」
 ほんのりと頬を染めて、縋り付くような亜子の上目遣いが炸裂した―――
30-283 名前:『One More Sweet』 あさごはん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 08:41:45 ID:???
3/3

「あ、いや、ほら、今から学校だし……」
 あたしは真っ赤になりながら必死で亜子のおねだりを耐えていた。ううっ、亜子ってばさっきの指ちゅぱで
完全にスイッチ入っちゃったよ〜っ!
 落ち着け明石裕奈! あたしが手を出さなければいいのよ!
「ゆーな……。大好きや……」
「!!!!!」
 亜子の猛攻は止まらない。亜子はゆっくりとあたしに抱きついてきたのだ。ちょ、和泉さん、制服エプロンで
抱きついてくるのは反則だって! 遅刻、遅刻するって!
「ウチ……、こんなにどきどきしとるんよ……!」
 ううっ、どきどきしてるのはこっちの方だよぉ……。こんなに積極的な亜子は滅多に見られないし……。
「ゆーなぁ……。いつもみたいに、して……!!」
 そして、トドメの一撃が放たれる。あたしの胸元で、亜子は瞳をうるうるさせながら哀願したんだ。
どう見てもガード不能技です。本当にありがとうございました。
「亜子っ!!」
 あたしは亜子を強く抱きしめ、その可愛らしい唇を奪う。仕方ないよね、目の前でこんなに豪勢な朝食を
差し出されちゃったら、さ。
 こうしてあたしはけだものさんの階段をまた一段、駆け上がったのでした―――

「お味噌汁、冷めちゃったね……」
 あたしは亜子に抱き枕にされたまま、やれやれとばかりに呟く。今頃一時間目の授業が始まったトコか……。
「愛しとるで、ゆーな……」
 亜子はうっとりした表情であたしの髪を撫でている。この子はもう、あたしにまだおかわりしろっての?
「あーあ、すっかり亜子もえっちになっちゃって……」
「せやかてゆーなにもっともっと食べて欲しいんやもん……」
 そう言って亜子ははにかみながらあたしの頬にキスをしたんだ。あはは……、かなわないなあ……。
「あたしもだよ。何度でも亜子を食べちゃうからね―――!!」
 あたしは再び亜子をじっくりと味わうのでした。学校、三時間目には間に合うといいな―――
(おしまい)

30-287

30-287 名前:真名ちゃんもっこり日記44[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 16:29:00 ID:???
真名ちゃんもっこり日記44

今日はアキラと一緒に買い物に出かけた。
「精力のつく物を取っておかないとね」
とばかりにうなぎやすっぽんドリンクなどなど、夜に必要なものを買い込んでおいた。
今日はごちそうだ、ついでに夜も&hearts

裸エプロンで食事を作ってくれるアキラを想像すると……うっ、鼻血が……
「どうぞ」
だれかがハンカチを貸してくれた。
「あ、すまな…茶々●!?」
「龍宮さん、大河内さん、こんにちは」
珍しいなこんなところで。
「何をしている」
「マスターに頼まれたゲームソフトを探しているのです」
そうか、この前尋ねたがエヴァンジェリンはかなりと言っていいほどのゲーマーだったな。
ジャージ姿にドリンク剤と空の弁当箱が散乱していた。掃除はすべて茶々●だ。
絶叫しながら立ち上がってコマンド必死に入れてたな…
「それで、エヴァンジェリンは元気か?昨日学園に来てなかったみたいだが…」
「はい、昨日は学園をサボり、前の日からハマっているネットゲームを徹夜で引き篭もりプレイしてました」
それはかなりの重症ではないのか…?
しかもゲームを頼まれたって、少なく見ても15本はありそうな数だぞ!?
「とりあえずこれを3日以内にすべてやるつもりです、もしもの時は口裏あわせをお願いします」
茶々●のゲンキンなやつになったな。
30-288 名前:真名ちゃんもっこり日記44[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 16:30:38 ID:???
その後、寮に帰った私たちは妙な格好をした桜子に出会った。
「やっほー。お二人とも元気〜」
「桜子、どうしたの?」
「いやー、少しくらい派手になろうと思って髪の毛の色を少し抜いてるの」
最近流行っているようだな。
「ねー、頭にこの薬塗るの手伝って」
何で私がそんなことを。だがやむを得ず引き受けることに。
「私は先に行くから、終わったら私の部屋に来てね」
あぁ、アキラが行ってしまう…
仕方ない、すぐに終わらせるか。
「少しだけ抜くから薬はちょっとだけね」
ちょっとだけか…むむ、薬がなかなか出てこないぞ、おのれ…ふん!

ベシャッ

げ!?
蓋が外れて薬がすべて桜子の頭に……
幸い桜子は椅子に座ったまま寝てしまっていて気づいていない。
えぇい、量が多ければすぐ終わるだろう!ぐしゃぐしゃぐしゃっと。

えー、尋常ではないほどに金髪になってしまった。
桜子はまだ寝ている。
もう知らん!逃げよう。

30-289

30-289 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 19:58:34 ID:???
ザジちう用語の基礎知識

1/3
ハルナ 「まだまだかな・・」
夕映 「何がまだまだですか?」
ハルナ 「うぉわ!!夕映吉君どこから」
夕映 「ふっふっふっ・・・秘技、背後取り。楓さんから教わったですよ」
ハルナ 「また無駄なスキルを・・・」
夕映 「で、この本は何ですか?」
ハルナ 「雪広社で今度出してもらう本”ザジちう用語の基礎知識”よ!!」
夕映 「基礎知識なんですか?」
ハルナ 「まあ、コアな部分もあるけど・・とりあえず第一版ね」
夕映 「それでは読んでみるです」


ザジちう用語の基礎知識

■アキラ   千鶴に抱擁される、あるいは超の薬で出現する悪アキラ。真名に対してエロいいたずらや、いじめを行う
●のどか   邪悪なのどか。無理なことを命じたりするいじめっ子。銃のどかというパターンもある
○ばさん   禁句。この言葉を伏せ字にしないで言ったときは死を覚悟しなければいけない。ムチャシヤガッテ・・のAAが流れる事がある
Dr.アコー  治療と称してたゆんたゆんをする問題医師。助手は裕奈、こっちも問題看護婦
いいんちょ  あやかのこと。最近はネギ以外のキャラといちゃいちゃしている
カカオ99% カカオが99%入っている食べ物。残りの1%は不明。危険物にもかかわらず犠牲者、愛好者は後を絶たない
カプ     カップルのこと。ザジちう、朝さよ、このせつなど百合ペアがほとんど
関西のキャラ 刹那、木乃香、亜子のこと。タイガースとかをこよなく愛しているらしい
30-290 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20:07:51 ID:???
2/3
禁断の果実 耽美系?のお話。夜のムードに合うお話しが多い。シャークティ(;´Д`)'`ァ'`ァ
クーフェイマン 古菲のAA。出現すればたいていは次のレスで円に爆破される悲しいキャラ
くいもん屋 五月がやりくりする、何処かに現れるとっても美味しいお食事処。ただし常連は困ったちゃんが多い
クロニクル ザジちうスレの過去を振り返る番組。意外な発見が多い。人気番組
血糖値   甘いお話の後に上がってしまう血液の状態。あまりこの状態が続くと・・・よろしくない
早乙女ファクトリー ハルナのサークル。腐な作品がほとんど。公安にマークされている
ザジちうスレ・傾向分析 夕映・ハルナが行うスレ分析。各キャラの出現率や空気判定を行う。前中後編の三部編成
ザジちうスレ・傾向分析 スレの終わりあたりか、スレのはじめあたりに出現。人気番組
鮫茶    シスターシャークティのこと。鮫(シャーク)茶(ティ)と言う言葉から
三姉妹   円・長女、亜子・次女、史伽・三女のカプ。ほんわか系
せつな   千鶴に抱擁された刹那。精神だけ幼児化している
総受け   刹那、古のこと。性的にいたずらされる側のキャラ
たゆんたゆん 亜子の得意技。おっぱいを包むように揉むこと。最初は恥じらいながらやっていた
たゆんたゆん しかしある日何処かで壊れた。それ以降は欲望のままにたゆんたゆんしている
茶々●   邪悪な茶々丸。おもにエヴァに性的ないたずらをする。最近はエヴァからネピアを奪うという暴挙に出た
超春館製薬 怪しい薬を作り続ける何処かの薬局。利用者には例外なくトラブルが起こるので利用しないほうが吉
なめんな  突然聞こえる台詞。聞き流しても問題はない
ネギ    1.ネギ・スプリングフィールドのこと
ネギ    2.長ネギのこと。長ネギを持った千鶴に禁句を言ったら、死を以て償うこととなる
ねこ裕奈  千鶴に抱擁された裕奈。自分をねこだと思っている裕奈。真名に性的な意味で食べられた
ネピア   ティッシュのこと。春先、エヴァはこのティッシュしか使おうとはしない
爆破AA(円) 新田、クーフェイマン、流れを読めないレスなどを円が爆破するAA。爆破されると結構痛い
パル落ち  どのようなハチャメチャな展開になっても夢オチのようにまとめることが出来る話の終わらせ方
30-291 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20:09:24 ID:???
3/3
美化委員様が見ている ほんわか系のお話。史伽は一生懸命頑張っているのだが、結果は不幸なことになる場合が多い
へべれけさん 美砂のこと。酔っぱらっては他人に絡み、迷惑をかけるという妖怪。捕まったら逃げられない
抱擁  抱きしめること。このスレでは千鶴が抱きしめると人格が変化してしまう場合がある
魔眼  真名の特殊能力。見えないものを見ることが出来るという。しかしこの能力も持ってしても   は見えない
ミラー 戦闘を中心とした圧倒的な文章力で書かれるお話。模範とするのが吉
ムチャシヤガッテ  夜空に浮かんだ幻を見送られるAA。無茶なことをしたときに出現する。ある意味英雄
室伏  おちんちんのこと。男性が所持している
もっこり真名ちゃん 真名のこと、ただし、こういう風に呼ばれるときはエロ、あるいはお間抜けモードである
守人  楓が主人公のお話。楓が平和を守るまったり系のお話しだが、時々平和を守っていないこともある
雪広社 あやかが経営する抱き枕から夜のオカズまでカバーする総合商社。危険物の取り扱いが多い
百合棒 女性の股間に生えるらしい棒。エロい事に使われる。真名が所持している
汚れちゃった… 汚れること。妊娠してもおかしくないようなことされた後に言う台詞。刹那がよく使う
新田  新田先生のこと、ただし本編とは違いほとんどが変態として出現する。嫌われ者
隊長  真名のこと、ただし、こういう風に呼ばれるときはエロが入っている場合が多い
    永久欠番9。これ以上の解説は不要


ハルナ 「まだ書きたいんだけど・・・疲れたのよ」
夕映 「まあ、頑張るです」
ハルナ 「夕映吉君、お姉さんを手伝ってはくれないのかな?」
夕映 「私も忙しいです。のどかにでも頼んでみるです」
ハルナ 「はぁ・・誰か手伝ってくれないかな・・」

30-295

30-295 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20:58:01 ID:???
『♪トントンテケテケ・・・』
裕奈「えぇ皆様、今回も遠方よりお越しいただきありがとうございます。
   まほ落語・第二回口演の前座を勤めます明石亭裕奈でございます、どうぞよろしく。
   さて、世の中はほどほどがよろしいものでありまして、漫画のキャラクターの出番一つとっても、
   出番が多すぎるとアンチが騒ぐ、逆に少なすぎると信者が騒ぐというもんでして、
   40人以上のキャラクターが登場する漫画を描くということは大変なものでありますね。
   さらにそれで萌え話しを書く方も大変ですw
   それでは本編へ」
30-296 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20:58:38 ID:???
裕奈「ある一軒の家にねぇ、玉のような元気な赤ん坊が生まれたんだってさぁ。
   初めての赤ん坊に親御さん大喜びしてね、初めての赤ん坊だ、めでてぇ名前を付けてぇなぁと知恵を絞って
   夜遅くまで考えていたんですが」

あやか「ハァ、どれも今ひとつですわ。」
五月「そうねぇ、じゃあ、お寺の和尚さんに名前を付けてもらいましょう。」
あやか「そうですわ。それがいいですわ。」
五月「これがあんたの親としての初仕事だよ。」
あやか「お、親としての・・・オホホ、じゃあさっそく行ってきますわ」
五月「ちょっと待ちなさいよ、もう真夜中だから明日におし!」

裕奈「いてもたってもいられねぇ親は、次の日の朝一番に家を飛び出してお寺へ向かっていった」

あやか「ごめんくださ〜い!和尚さんはいますかぁ?!」
夕映「ああこれはあやかさん、こんなに朝早く何のようですか?」
あやか「ええ、和尚さんにお願い事がありまして」
夕映「願い事・・・あやかさんの所は最近、子供が生まれたんですよね。」
あやか「ええ」
夕映「それで、朝早くからの願い事・・・まさか、葬式ですか?」
あやか「そう、そうし・・・って、ち・が・い・ま・す・わ!
    家の子供に名前を付けていただきたくて来たんですわ!」
夕映「あ、名前ですか。」
あやか「えっとね、長生きができて一生食いっぱぐれないような名前で、
    それで人気者になれる名前でお願いしますわ」
夕映「いちいち注文が多い方です・・・そうですねぇ、人気者になれる名前・・・
   では、刹那などいかがですか?」
あやか「刹那?ああ、人気者になれそうですわね。でもね、和尚さん。」
夕映「何ですか?」
あやか「刹那は時間の長さだとアッという間のアも無いですわ。もっと長い間生きられそうな名前が良いですわ。」
夕映「う〜む・・・では、鶴は千年と言って長生きするものの象徴ですから・・・千鶴とかはどうですか?」
30-297 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 20:59:42 ID:???
あやか「千年?千年たったら死んでしまうようですわ、そんな期限付きな名前なんて付けられませんわ!」

裕奈「初孫を思う気持ちか、色々と聞いてはもう一声もう一声とね言ってねぇ、
   和尚さんも困っちまった。」

夕映「(面倒くさい・・・)もうこれ以上考え付かないですから、この中から母親さんと一緒に選んでくださいです。」
あやか「どうもお邪魔しました。」
夕映「(ああ、まったくだです)どういたしまして。」

裕奈「早速帰って女房と相談するんですが、これなんかどうだい?いや、こちらも捨てがたいと一向に名前が決まらない。
   それでついに、こうなれば全部つけちまえと、全部つけたんですよ」

あやか「よし、今日からお前の名は
    刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ
    真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ですわ。」
五月「・・・。」

裕奈「さて、名前の長さはほどほどが良いもんで」

千鶴「ほうら、夏美ちゃん。いないいないバァ!」

裕奈「こうあやせば夏美ちゃんもニコニコ笑うんですがねぇ、
   この家はそうはいかないもんでして」

学園長「ほうら、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓 茶々 丸 亜子裕 奈  千鶴 さよ美 砂
    アキ ラ ハ ルナ 真名円 和 美千雨  聡 美  桜 子          美空?の風香
    いな い い  な  い 『ガクッ・ドサッ』・・・」
『うわっ、おじいちゃんが死んだぞぉ!!』

裕奈「なんて、一息で言うのも命がけ。他にも」
30-298 名前:まほ落語 前座 寿限無[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21:00:21 ID:???
史伽「おーい!刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ
   真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ちゃ〜ん!いっしょに学校に行こうよぉ〜!」
五月「あら、史伽ちゃん。悪いけど、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂
   アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香はまだ寝てるんだよ、起こしてくるからちょっとまっててね。
   ・・・・・おい、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ
   真名円和美千雨聡美桜子美空の風香、起きなさい。」

史伽「おばちゃん、もう時間が無いからわたし先に行くね。」

裕奈「と呼びに行くだけでも時間がかかる始末。
   そんなある日」

史伽「うえぇぇん!おばちゃん、刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂
   アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香ちゃんがわたしの頭を叩いて、
   大きなたんこぶができちゃったよぉ!」
五月「あらまあ、家の刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ
   真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんの頭にこぶをこしらえたって?
   ちょっとお前さん、家の刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂
   アキラハルナ真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんの頭にこぶをこしらえたってさ。」
あやか「なんだって?刹那刹那のどか明日菜木乃香夏美まき絵楓茶々丸亜子裕奈千鶴さよ美砂アキラハルナ
    真名円和美千雨聡美桜子美空の風香が史伽ちゃんのあたまにこぶをこさえたって?
    どれぇ史伽ちゃん、頭を見せてみな・・・・・あら?こぶなんか無いですわよ。」

裕奈「すると、史伽ちゃんがこう言った。

   あんまりにも名前が長いからこぶが引っ込んじゃったですぅ〜。

   お後がよろしいようでございます。」

30-306

30-306 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21:32:44 ID:???
学園の図書室。いつものように宮崎のどかは本の整理をしていた。
すると、そこへ一人の生徒がやってきた。
「あら、宮崎さん。こんにちは。」
「あ、那波さん。こ、こんにちは…。」
同じクラスとは言え、それほど面識のない千鶴に突然話し掛けられ少し戸惑ったが
すぐに冷静さを取り戻し普段通り話始めた。
「あの…、今日はなんの本を探しに?」
「実は絵本を探しに来たんだけど、何かいい絵本あるかしら?」
「え、絵本ですか…?」
「ええ。今度保育園に行くんだけど、保育園の本は全部読み終わっちゃって…。」
手を頬にあてて困った顔をしている。
「そう言う事でしたらこっちに絵本コーナーがありますよ。」
笑顔で答えると那波を案内し始めた。
そこには大量の絵本があった。メルヘン、昔話、教育物etc…。
さすがに選びきれずに、困った表情をしていた那波だか、何か閃いたかのように手をポンと叩いた。
「そうだわ。宮崎さんに選んでもらおうかしら。」
「えー!?わ、私がですか!?」
突然の提案に驚くのどか。「ええ、お願いするわ。」
ニコニコと聖母のような笑顔で答える。
(あぅ〜、どうしよ〜。)
妙なプレッシャーを感じながら本を探していると一冊の本が目に入った。
(あ、コレ…、)
その本はのどかが小さい頃大好きだった本だった。
「コレがいいです。」
気付いたらその本を那波に渡していた。
「ありがとう。宮崎さんも今度保育園一緒にどう?」
「え!?わ、私がですか!?…でも私何かが行っても足手纏いに…、」
「大丈夫。子供は正直だから優しい宮崎さんなら、ちゃんと言う事聞いてくれるわ。」
「う、わかりました…。」
結局いつものように流されてしまうのどかだった。
30-307 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 21:34:20 ID:???

―翌日

「さあみんな、今日一日みんなの面倒を見にきた宮崎先生よ。」
「み、宮崎のどかです。今日一日よろしくお願いします。」
「よろしくおねがいしまーす。」
それからみんなで絵を描いたり、歌を歌ったりした。
のどかは子供達の自由奔放さに悪戦苦闘しながらもなんとか仕事をこなした。
時間がたち最後の子供が帰った後、片付けをしてようやくのどか達は帰った。
外はもう夕方だった。
「すぐそこの公園で少し休みもうかしら。」
大分疲れた様子ののどかを見て千鶴はそう言ったのだろう。
夕方だからだろうか、公園には誰もおらず、木々の揺れる音だけが響いた。
ベンチに腰掛けると千鶴はペットボトルのお茶を差し出した。
「どうぞ。」
「ありがとうございます。」
のどかは一口飲むと今日の事を話始めた。
目を輝かせてあの子がどうだった、この子がどうだったなど楽しそうに話始めた。
こんなに積極的に話すのどかを見て少々驚きながらも笑顔で答える千鶴。

やがて急に静かになった。同時に千鶴の左肩に体重が掛かる。
のどかは千鶴の肩にもたれて眠っていた。
「あらあら、よっぽど疲れてたのね。」
そういってそっとのどかの頭を自分の膝に乗せる。

新緑の香る風が二人を静かに包んでいた…

end

30-312

30-312 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 22:28:20 ID:???
ザジちう用語の基礎知識


1/2
のどか 「これでどうでしょうか?」
ハルナ 「ふむふむ・・・追加っと」
のどか 「これは?」
ハルナ 「これは不味いわね、削除」
のどか 「こんなものですかね・・・」
ハルナ 「そうね、これが第二版の追加分かな・・」


ザジちう用語の基礎知識

1  スレの一番目の人、しかしながら現在はさよになっている
>>801   ハルナの特等席。ハルナ以外がゲットしてはいけない
○○は××に酷(ry   たいていは古の台詞。非道いことをされたときに言う。野球ネタの後に多い
30人   3−Aのクラスメート全員数。間違ってはいない
cv:若本規夫   エロモードに突入したキャラのヴォイスはすべて若本規夫となる。渋っ!!!
アベル、カイン   真名の苦悩に出てくる真名の愛犬、仔犬。結構不幸な目に遭っている
インスパイア   ネタを拝借すること。面白ければ許してもらえるかも
英字ネタ   Pink Prisoner、One More Sweetといったお話。読むと血糖値が上がりまくる。甘いでつ
おっぱい   巨乳、美乳、ひんぬーのこと。上から順にしずな、千鶴、楓となる
火葬   黒歴史のこと。触れてはならない
強運   桜子のスキル。賭け事では彼女に勝つことは出来ない
空気   スレの中でもっとも出番の少ないキャラ。あるいは    のこ

30-313 名前:ザジちう用語の基礎知識[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 22:29:58 ID:???
2/2
時代劇ネタ   忠臣蔵とかのお話。クラスメート全員出演というボリュームのあるお話
絶望の淵から   シリアス系のお話。力を失った刹那とその仲間たちのお話し。泣くなよ?
田中   茶々丸の弟機。最近茶々丸と入れ替わっていることがある
抽選   クロニクルの司会を誰がやるかという抽選。変な人をリクしないように
提供   まほラジオでのCM。欲望まるだしのCMが多い
バールのようなもの   ハルナのアーティファクト?。一応攻撃力は高い
発明品   葉加瀬と超の発明品。使うとろくな事にならない
日替わり劇場   コミカル系のお話、オチは不幸系。日替わりとは・・・大変だけどガンガレ
秘密基地   超の活動拠点。地下にあることが多い
不幸   古、刹那、あやか、史伽、さよあたりが持っているスキル。落ちに使われやすい
魔眼連鎖   シリアス系のお話。でも新田は新田
まほ落語   古典落語のネタを3−Aのキャラでやるお話。名人芸
眼鏡   意外に眼鏡は少ない。ハルナ、葉加瀬、千雨、しずな、ネギ、新田などである


ハルナ 「ふぅ・・・じゃあ次やろうか」
のどか 「あの・・ごめんなさい。私・・・」
ハルナ 「何か用があるの?」
のどか 「ねぎせんせーと・・・これ以上は言えない!!」
ハルナ 「もしかして・・・犯っちゃうの?ネギ君犯っちゃうの!!!」
のどか 「は、ハルナの馬鹿ぁ!!!!」
ハルナ 「行っちゃたか・・・次は誰に手伝ってもらおうかな」

30-321

30-321 名前:夕映のカカオ珍道中[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 23:49:17 ID:???
こんばんは、夕映です。
今、あるものの処理に困っているです。
皆さんお気づきだとは思うですが、そう、カカオ99%のチョコです。
おかかチョコにしたりフルーチェ用のふりかけにしたりいろいろやってるですが、
まだまだ余ってるです。
え?なんでそんなにあるかって?
あのカカオ殺人事件の被害者、例の不死身の腐女子が大量に購入していたです。
全部食わせようと探したですが、机の上にこんな書置きがあったです。


 ガーナでカカオを栽培してきます。    ハルナ


・・・アホデスカ。
まあとりあえず、この腐女子の遺産を私たちがどうにかしなくてはいけなくなったです。

まず調査のために、カカオ86%のチョコを買ってきたです。
99%との違い、しかと見届けてやるです。
・・・苦味の中にほのかな甘みがあり、後味のわずかな苦味が後を引くです。
少し砂糖が入っただけでこの違いですか・・・砂糖、恐ろしい子!
そこでひとつ思ったです。もうちょっとカカオの分量が増えるとどうなるか。
だからやってみたです、カカオ(86+99)÷2=92.5%のチョコ。

・・・なんということでしょう、この私をも苦しませたチョコが、
苦味の強いビターチョコに変身したです!
まさに劇的ビフォーアフター。砂糖、本当に恐ろしい子!
しかしいささかつまらなくも感じたです。
やはり砂糖は合う・・・しかし、こんな会いそうなものを掛け合わせるのは私の主義に反するです。
やはり一見あわなそうなものの組み合わせですばらしい組み合わせを発見する、それこそが醍醐味です。
幸い、・・・いや本来は不幸なことですが99%カカオはたくさんあるです。
このカカオの道、必ず究めて見せるです。

30-325

30-325 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/26(水) 23:57:17 ID:???
Dr.アコー診療所第三部予告・スターダストたゆセイダーズ

タロットの名を冠したスタンド能力を手にした3−A生徒―――
運命に導かれるように、彼女達の戦いが始まる―――

たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ
たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ
たゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆたゆ……
ズッギャアァァーーン!!!
亜子先生「やれやれ、やな」

裕奈「くっ……、奴が、奴がどこにいるのか見えない!!」
美空「無駄だ……。『太陽』のスタンドを持つ私の姿は誰にも捉えられないっ……!!」

木乃香「レロレロレロレロ……」
刹那「ひあっ!? こ、このちゃんそんなに激しく……、ああっ!」

ハルナ「た、たゆんたゆんですか……?」
亜子先生(NO・NO・NO!!)
ハルナ「し、尻ネギですか……?」
千鶴(NO・NO・NO!!)
ハルナ「り、両方ですかぁ……?」
亜子先生・千鶴(YES・YES・YES!!)
ハルナ「もしかしてもっこり真名さん参戦ですかあぁぁっ!?」
亜子先生・千鶴・龍宮(YES・YES・YES!!)
ハルナ「ひぃいいいいいいいぃぃぃっっっ!!!!!」

Dr.アコー診療所第三部・スターダストたゆセイダーズ近日公開!
(どう見ても大嘘予告です。本当にありがとうございました)
30-326 名前:パル[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00:01:47 ID:???

325
それだーーーーーーーーーーー!!!

30-331

30-331 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00:34:37 ID:???
雨の降り続く夕暮れ。
ひっそりと静まり返った教室の中、サヨは窓辺から誰もいない校庭を見下ろしため息を吐いた。
『雨かぁ・・・。』
濡れる心配はないが、いつもより教室に残る生徒が減ってしまう雨を、サヨは快く思ってはいなかった。
『まだ少し早いかな・・・』
夜の孤独を凌ぐコンビニに、出掛けようか考えあぐねていると突然ドアが音を立てた。
「きゃっ!!」
人一倍怖がりなサヨは小さく悲鳴を上げると、そっと音のした方へと目を向けた。
入り口ではドアに寄りかかり、やっと立っている状態の小柄な少女の姿があった。
「エヴァンジェリンさん!?」
いつもの気丈な彼女とは別人のように弱々しい姿に、サヨは驚いて呆然と立ち尽くしていた。
「さよ・・・まだいたのか。悪いが・・・少し邪魔するぞ・・・」
エヴァンジェリンは虚ろな瞳をサヨに向け、そう言うとサヨの席へと崩れ落ちた。
「ふぅ・・・。今日はお前の体温(つくえ)が気持ちいいな・・・」
机にへばり付き、エヴァンジェリンは瞳を閉じたまま呟いた。
「具合が・・・悪いんですか?」
やっても無意味なことがわかってはいたが、サヨはエヴァンジェリンの額にそっと手を当てた。
・・・と、手のひらがわずかに熱を感じ、慌てて手を離す。
『えっ・・・!?・・・私・・・いま・・・』
有り得ない出来事に自分の手のひらをしげしげと見つめる。
しかし、見つめた先にはいつもと同じ半分透けた手から、床が見えるだけだった。
「・・・茶々丸さんは・・・?」
「・・・今日は修理中で工学部に泊まり・・・だそうだ」
「そうなんですか・・・」
今の状態では茶々丸だけが頼りだったが、泊まりであれば呼び出すこともできない。
自分の姿が見える朝倉は、今日は部活の締切り間近だと謝りながら早々に帰ってしまっていた。
『どうしよう・・・』
明らかに具合の悪そうなエヴァンジェリンを見下ろし、サヨは困り果てていた。
今日という今日は、自分が幽霊であることを本当に悔しく思っていた。
30-332 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00:35:12 ID:???
「・・・あのっ・・・大丈夫ですか?」
返って来ない返事を不信に思い、サヨはエヴァンジェリンの顔を覗き込んだ。
赤く火照った頬をペッタリ机にくっつけ、彼女の口元からはすぅすぅ寝息が漏れていた。
『エヴァンジェリンさんも・・・ずっと姿が変わらないまま・・・私と同じ・・・』
今まで何年も同じ教室にいたが、お互い全く接点がなく、こんなことでもない限り話すこともなかっただろう。
幼いままのエヴァンジェリンの顔を見つめながらサヨはそんな事を考えていた。
『それにしても、さっきのは何だったんだろ?』
もう1度自分の手を見返し、再びエヴァンジェリンの額へと当てた。
「えっ!?」
その瞬間、自然に身体がエヴァンジェリンの中へと入り込んだ。
ゆっくりと起き上がり、サヨは自分の身体を見回す。
「・・・うそ・・・」
エヴァンジェリンの身体が自分の意思で動いていた。
「そんなはず・・・あっ・・・」
教室がぐるっと1回転して、気付いた時にはサヨは床に転がっていた。
天井がグルグルと回って気分が悪い。頭の中ではガンガンと脳みそを金槌が打ち続けていた。
「こんなに・・・具合が悪かったんだ・・・。」
机に手を置き、重い身体をやっとの思いで引き上げる。
相変わらずグルグル回る教室にフラつきながらも、何とか立ち上がった。
「家・・・送りますね・・・」
サヨは小さく呟くと、机を伝いながら頼りない足取りでドアへと向かった。
少し気を抜くと床が迫ってくるような感覚に、ハラハラしながらも自分の足で歩き、そして触れる感触を
ゆっくりと確かめていた。
「机・・・こんなに冷たかったっけ・・・」
久々に感じる物に触れる感触、温度を感じる肌、そして熱っぽい自分の体温。
全てが遠い記憶の中にあった懐かしい感覚だった。

30-333 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00:35:43 ID:???
「っきゃあぁ――」
長い廊下を抜け、階段を下りようとサヨが足を踏み出したその瞬間だった。
ぐらっと身体が傾き階段と手すりと天井が順番に目の中に映り、バランスを失った身体は
ゆっくりと階下へ揺らいだ。
一瞬の出来事のはずだった。けれど、目に映る周りの全ての物が、空気が、そして時が止まったように
ゆっくりと動いていた。
《危ない!》
ぐんっと誰かに身体を引き寄せられる感覚と共に、聞き慣れた声が聞こえた。
気付くとサヨは手摺りを掴み、階段の途中でへたり込んでいた。
《私の身体だ。大事に扱え》
「エヴァンジェリンさんっ!?!?」
頭の中に響くその声は、この身体の主、エヴァンジェリンのそれだった。
「あのっ・・・そのっ・・・」
《謝るな。もうしばらく楽をさせてくれ。下駄箱までで構わんから》
「はい・・・」
頭ごなしに怒られると思っていたサヨは、エヴァンジェリンの意外な言葉に驚きつつも従った。
ゆっくりと今度はさっき以上に気をつけて階段を降りて行った。
一段降りるごとに、頭に振動が響いて気が遠くなりそうな道のりだった。
それでもサヨはエヴァンジェリンの身体を気遣いながら一歩一歩進んで行った。
《こんなに話したのは初めてだな》
「はい」
《お前とはずっと一緒のクラスだな。お互い出会った頃からちっとも変わらないままだ》
「そうですね」
階段を降りるまでの間、2人はずっと他愛のない話をしていた。
出会ってから今までの時間を埋めるかのようにずっと・・・。
30-334 名前:雨の日の出来事[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 00:36:16 ID:???
下駄箱に着くと、サヨはエヴァンジェリンの身体から軽く弾かれ離れた。
雨は上がり、水溜りのできた校庭が2人の先に続いていた。
いくらか呼吸が整ったエヴァンジェリンがサヨからほんの少し視線をずらし口を開く。
「今日は助かった。その・・・ありがとな」
照れ隠ししたような言い方に、サヨは小さく微笑んだ。
「いいえ。・・・・・・あのっ・・・エヴァンジェリンさん」
サヨの言葉に、エヴァンジェリンはゆっくりと目を合わせた。
「また・・・お話しませんか。」
予想もしない言葉だったのか、エヴァンジェリンは目を見開いてサヨを見つめる。
赤くなり俯くサヨに、エヴァンジェリンは口元を緩めて耳元へ近付いた。
「もちろんだとも」
『・・・っ!!』
耳元に唇が微かに触れ、吐息がかかったように感じ、サヨは驚いて顔をあげた。
けれど、目の前にいる彼女は外へと歩き始めていた。

「私、雨・・・好きになりそうです。」
髪から覗く小さな耳が真っ赤に染まった後姿をサヨはずっと見送っていた。

〜オワリ〜

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最終更新:2007年07月29日 02:25