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30-337

30-337 名前:ゆーなのアルバイト2[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 01:11:48 ID:???
ゆーなのアルバイト2

1/2

「明石、何やらアルバイトを探しているようだな」
 放課後。あたしは部活に出ようとした所をたつみーに呼び止められた。たつみーから話し掛けてくるなんて
珍しいコトもあるもんだ。
「そうだけど、あたしにも出来そうな仕事あるの?」
「ああ。明後日の夜、私と刹那でやる仕事があってな」
 たつみーと夜の仕事……。それだけでエロさが漂ってくるのはどうしてだろう……。けど、桜咲さんも一緒なら
大丈夫かな?
「明石さんの身の安全は、私が全力で確保します」
 桜咲さんはいつもの凛々しい表情できっぱり言ってくれた。これはたつみーから守ってくれるというコトかにゃ?
「―――いいよ。その代わり、ヘンなマネしたらアキラに報告するからね」
 あたしは桜咲さんを信用して、バイトを引き受けた。けど、教室から出る際にちらりと見えたたつみーの表情が
悲しそうだったのは何なんだろ?
「なあ刹那、私はそんなに信用がないのか?」
「自分の胸、いや百合棒に聞いてみるのだな」
 桜咲さんにトドメを刺されたたつみーは、膝を丸めて床にのの字を書いてたそうだ―――

 約束の日。あたしは龍宮神社へと足を運んだ。ここからたつみーのストラトスで現場に向かうらしい。
「まだ夜は冷えますから、こちらをどうぞ」
 そう言って桜咲さんはコートを渡してくれた。寒がりのあたしにはありがたい心遣いだ。
「仕事の内容は、まあ肝試しみたいなものだ。お前はそういうのが好きだったろう?」
「まあ、面白ければ何でもおーけーだけどね」
 肝試し、と聞いてあたしは少し緊張が解けたみたいだ。けど、どんな仕事なんだろう? お化け屋敷の
モニターでもやらされるのかにゃ?
 けれど、あたしの予想は外れた。ストラトスが停車したのは、何の変哲も無い住宅街だった。
「さて、こちらに来てくれ」
 たつみーに促されて、あたしはある家へと足を踏み入れた。
30-338 名前:ゆーなのアルバイト2[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 01:13:27 ID:???
2/2
「うあ……。なーんか陰気臭い家だねえ……」
 思わずあたしはそんな事を口走ってしまう。どんよりと澱んだ空気。ホントに幽霊でも出てきそうなカンジだ。
 そして、あたしの予感は的中する。けれど、真っ先にあたしに襲い掛かったのは猛烈な眠気だった。
「あ…れっ……、なんだか急に……」
 あたしが最後に見た記憶。それはあたしを抱き止める桜咲さんだった―――

「驚いたな。これは相当な霊媒体質だぞ」
 真名は神妙な面持ちで裕奈を見据えた。裕奈は刹那によって椅子に座らされた状態で眠っている。
そして、裕奈の身体に何かが侵入したのを、真名の魔眼ははっきり捉えていた。
「―――では、話を聞こう。貴方の望みはなんだ?」
 刹那の問い掛けに、裕奈の口が動いた。
『墓が……、我等の墓が荒れておるのだ……! もう何年も放置されて……』
「うむ。確かに伝えよう。墓の修繕、そして墓参りを欠かさぬ事。それでいいな?」
『頼みましたぞ……!』
 真名の返答に、裕奈の中のモノは縋るような声で答え、消滅した。すると、それまで暗く澱んでいた空気が
一変し、部屋は元の明るさを取り戻したのだ。
「やはり先祖霊だったか……。除霊する訳にはいかなかった故に、この件には手出し出来ないと思ってたが」
 真名は表情を緩ませ、未だ眠ったままの裕奈の肩に手を置いた。
「浄霊は苦手だからな。私もお前も……。助かりました、明石さん―――」
 刹那は穏やかな表情で呪を唱えた。すると、裕奈の着ていたコートが暖かな光を放ち、ゆっくりと裕奈が
目を覚ましたのだった―――

「―――へっ? もう終わったの?」
 帰りの車内で報酬を受け取ると、あたしは思わず素っ頓狂な声を上げる。あたし何が起きたのか
全く覚えてないんですけど……。それに、バイト代が一万って……。あたし何にもしてないよね?
「いや、明石のお陰で楽に片付いたよ。どうだ、焼肉でも食ってくか」
「くす……。龍宮が奢るなんて滅多に無い機会ですよ」
 桜咲さんまでがご機嫌な様子で話し掛けてくる。まあ、よく分からないけどお言葉に甘えますか。
 けどさ、こんなに楽に儲けちゃっていいのかにゃー?                 (おしまい)

30-349

30-349 名前:禁断の果実 さよの災難[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 15:21:10 ID:???
体育館裏で声がする、美空の声だ
「いや、確かに私はそういうのも出来るけど・・・」
なにも無い空間に話している
「やっぱり・・・だめですか?」
美空には聞こえていた、クラスメイトの一人相坂さよの声が
シスターである美空には彼女は見えていたし、時々話もする
ただ、朝倉たちなどが絡みだしてからは見えない振りをして、話し相手になっていた
「そりゃ私は目立たないけどね、でも普通にうろうろしたいって言うだけで乗り移らせるのは駄目」
無論美空の理由はそれだけでは無いのだが
「あっ、春日さん!」
「へっ」
さよが美空の背後を指差す、ふっと気を取られたその時
「ごめんなさい」
さよが美空に入り込んだ、暫く美空はその場でぼーっとしている
「よし、ごめんなさい・・・満足したらすぐ離れますから」
(そういう問題じゃない!)
30-350 名前:禁断の果実 さよの災難[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 15:22:34 ID:???
完全に乗っ取られた美空の声は出ない、そこに円が通りかかる
「あ、美空ここにいたんだ」
円は美空を抱き締め、キスをする。
「な、釘宮さん・・・何を・・・」
素っ頓狂な声を出す美空に怪訝そうな円
「何言ってんの、あ、な る ほ ど」
円はニヤリと笑うと美空を押し倒す、そして強引に攻め始める
どうやら美空が演技していると見たようだ
(わっ円、激しすぎ・・・)
「釘宮さん・・・いやあああ」
「美空、いい声・・・」
そのまま最後まで円に攻め続けられ絶頂を共に迎える
「悪く無かったよ、今度は逆でね」
円は衣服を整えると鼻歌交じりで去っていった
「ううう・・・、何でこんな目に」
(話せば長くなるけど・・・これは秘密って事で)
「もういいです・・・」
さよは美空から抜け出して話さない事を約束して去っていった
「はあ、やれやれ・・・シャークティに言えないよ」
だが帰った美空を待っていたのは、円から話を聞いたシャークティからの愛の攻めだった
その頃
「朝倉さん」
「なに、さよちゃん」
「女の子同士って興味ありますか・・・」
朝倉に乗り移るさよ
「なにって・・・あ・・・さよちゃん駄目・・・」

30-351

30-351 名前:へべれけさんの人スマソ[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 15:39:21 ID:???
古×楓with柿崎

いつものように修業を終えた二人に来客者が一人やってきた。
「どーもー!へべれけさんでーす!」
すっかり出来上がった柿崎さんでした。
「柿崎殿、飲み過ぎは体に毒でござるよ。」
「まぁまぁそう言いなさんな。いい日本酒が手に入ったんだから、一緒に飲もうよ。」
いい日本酒と聞いて楓の目の色が変わる。
「ま、まあ少しだけならよかろう。」
「ワタシも飲むアル!」
こうして三人の楽しい宴が始まった。

やがて一人に異変が起こる…。

「フフフ、体が軽いアル。今なら楓に勝てる気がするアル。」
誰の目にも酔っているのは明らかだった。
「これクー、飲み過ぎでござるよ。」
「もしワタシが勝ったら今日の夕飯は楓アルヨ〜。」
「ななな、何を言っているでござるか!?」
顔を真っ赤にしてかなり慌ててるようだ。
「お?いいね〜。じゃ、お姉さんは見物としますか。」
楓の否定も虚しく試合は始まった。
30-352 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 15:40:22 ID:???

「さあ行くアルヨ!」
一直線に飛び出した古。
対する楓はカウンターを狙ってた。
(直線的すぎるでござる。クーには悪いがしばし眠ってもらうでござる。)
突然楓の視界から古が消えた。いや、正確には消えたように見えた。
よく見れば目の前で俯せになってる古がいた。
「まったく、そんな状態で動くから転ぶでござ…」
古の顔を覗き込んだ刹那、楓は後ろに飛んだ。同時に楓がいた場所の地面がえぐれている。
古は俯せの状態から一回転して踵落としをしたのだ。
ふらふらと立ち上がり構える古。
(先刻の変則的な攻撃、この構え…酔拳か!?)
すぐさま楓は六体の分身を出した。古を取り囲むと一斉に飛び掛かった。
攻撃の嵐、それをすべて何食わぬ顔で避ける古。
「おおー!クーちゃんやるじゃん!楓がんばんな!」まるで他人事のへべれけさん。彼女にとってはいい酒の肴なのだろう。
ありえない体勢から、ありえない角度からの攻撃。すべてが的確に急所を突き、次々と分身が減って行く。
「本物見つけたアル〜。」
とうとう楓一体となってしまう。それでも攻撃の手を休めない。
「おとなしく負けを認めるアルヨ〜。」
楓は腕を掴まれそのまま押し倒された。
「おおー!そのままいっちゃえ!」
「いただきますアルー!」
「か、柿崎殿!見てないでたす…むぐぅ!」


こうして三人の甘い二次会が開かれたとさ。

おわり?

30-353

30-353 名前:相談[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 16:33:42 ID:???
「まったく二人とも分からず屋なんだから」
「どうしたでござるか」
「あ、長瀬さん。聞いてよ。」
拙者は長瀬楓。今、教室でクラスメートの柿崎美砂殿の愚痴を聞いているところでござる。
「でね、桜子ったら『そんなんじゃ目立てない』って騒ぎ出すのよ。釘宮に至ってわね…。」
美砂殿が言うには、今度の日曜日、野球部の練習試合の応援に3人で行くようでござる。そこで桜子殿が新しい振り付けを発表し、注目を浴びたいと言い出したようだ。
「チアガールについては分からぬが、拙者はこう思うでござる。
主役はあくまで野球部の方々であり、美砂殿達の方が目立ってしまうのは失礼ではなかろうか。」
「ありがとう、長瀬さん。」
美砂殿はそう言うと、早々と教室を立ち去った。
次の日、拙者が世界樹でのんびり休んでいると、美砂殿が走って向かってきた。
「どうしたでござるか。」
「昨日のことでお礼を言おうと思って。」
「そのためにわざわざ走ってきたでござるか。」
美砂殿はまず、息切れが止まるのを待った。
「昨日はありがとう。おかげで桜子達と仲直りできたよ。
じゃ、もう行くね。」やれやれ、忙しいでござるな。たまには拙者のように、のんびりすればいいのに。

30-355

30-355 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 18:02:02 ID:???
刹那「ん?龍宮、何を読んでるんだ?雑誌か?」
真名「これか?マガジンだ。」
刹那「マガジン!?あのマガジン!?」
真名「なんだ知ってたのか、意外だな」
刹那「いや…意外どころかまぁその…」
真名「お前は剣にしか興味が無いと思ってたんだがな」
刹那「まぁ興味があるとかないとかじゃなくて…」
真名「お前も読むか?最新号だぞ。今回は大口径と小口径の大きな違いについて特集を…」
刹那「ストップ龍宮」
真名「どうした?」
刹那「お前が読んでるそれはなんだ」
真名「何って…だからマガジンだよ。週間マガジン(銃倉)」
刹那「帰る…」


菲 「やっぱり週間チャンピオンはいいアルね。こいつらとも闘ってみたいアル!」
刹那「それは格闘雑誌か?」
菲 「ははは。他に何が有るアルか?」
刹那「ああ。そりゃそうだ。」


楓 「やっぱりジャンプはサイコーでござる」
刹那「…今度は何だ……」
楓 「こいつ語尾が『ござる』とか忍者隠す気ゼロでござるな」
刹那「それはジャンプなのかYO!!」
千雨「いやもっと言うべきことあんだろ」

30-362

30-362 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 22:10:51 ID:???
こんばんは。四葉五月です。
今日は閉店間際に現れたハルナさんのお話です。

ハルナ「ふぅ〜、疲れたぁ〜」
五月 どうしたんですか?お疲れのようですけど・・
ハルナ「あ、さっちゃん。実はね〜、今日の12時まで仕上げなくちゃいけない原稿がついさっき終わってね〜。」
     「今、ダッシュで出してきた帰りなんだ〜」
時刻はもう12時をまわっています。ギリギリで間に合ったみたいです。
ハルナ「ちょっと一息つきたいんだけど・・今日は閉店?」
五月 いえ、かまわないですよ。何にします?
ハルナ「とりあえず、温かい飲み物がいいかなぁ〜」
五月 じゃあ、ココアでもいれますね〜。
ハルナ「ありがと〜・・・・ココア?ココアって・・・原料なんだっけ?」
五月 ・・?カカオですけど、どうかしましたか?
ハルナ「カ、カカオ。オカカ・・・ダメ。カ、カカ、カカカーーーーー!!グフッ」
―バタン!
ハルナさんは謎の奇声と共に倒れてしまいました。よほど疲れてたんでしょうね。
今日はお店の中で寝ていって下さい。ココアは明日の朝にでも・・・・・カロリー控えめココア分99%で・・。

30-364

30-364 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 00:05:20 ID:???
喧嘩仲間(明日菜×いいんちょ)

「あーもー!またあんたが邪魔して」
「邪魔をしているのはあなたです!」
いつものように喧嘩をしている。明日菜は大きな声で怒鳴り、あやかはそれに反論する。
昨日、あんなに求め合ったのに…

誰もいない教室でまた言い争い。飽きずに毎日毎日喧嘩ばかり。
けなし合い罵倒し合い、散々叫び言うだけ言うと二人は肩で息をした。
「あんたって…ほんとにしぶといわね…」
「あなたもです」
疲れて椅子に座り一息つくあやかに対して明日菜はそっと近づく。
「…何ですの」
すると明日菜はいきなりあやかの唇を奪った。

「!!」
真っ赤になりうろたえるあやかに対して明日菜は軽く微笑む。
「あれ?さっきの元気はどこに行ったの?」
抱きしめられたあやかは抵抗しようとしたが耳に息を吹きかけられ力が抜ける。
駄目…また主導権を握られる…
「そうやって素直にしてれば可愛いいのに」
そう言って制服をゆっくりと脱がしていく明日菜。あやかは何とか抵抗したがあっという間に下着だけになる。
「〜〜〜〜〜///」
「綺麗よいいんちょ」
ゆっくりと明日菜も制服を脱ぎあやかの肌と合わせる。
「あっ、…やめて……ふぅ…はぁ…」
30-365 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 00:05:51 ID:???
「もっとあんたの声、聞かせてよ」
またやられた、あやかはそう思った。
「明日菜さん、いい加減に……ふむぅぅぅぅ」
せめて口で返そうと思うとキスで口を塞ぐ。
「甘い味、何か食べたわね」
「うるさ…んひぃ!」
「いいんちょ…いいよ」
二人の行為はそのまま続き気がつけば5時を回っていた。

「…」
「ごめん、いいんちょ。やりすぎた……ごめん」
そっとあやかの口に軽くキスをして『ごめん』と呟く。
こうやってキスをされて優しい言葉をかけられると
「一時休戦」をしてしまう自分が本当にバカだと思うあやかであった。




30-403

30-403 名前:茶々丸 酒乱たちの宴[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:17:35 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/9
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです

風香 「あ〜そ〜ぶ〜の〜!!!」
あやか 「いけません上様。今からお勉強の時間です。わがままを言ってはいけません」
まるでだだっ子のように畳の上でばたばた暴れる将軍様。とても将軍様とは思えません
あやか 「ふぅ・・・困ったものですわ」
このため息をつく少女、彼女は将軍に仕え教育係である雪広家次女、あやかさんです
代々雪広家は将軍家に仕え、将軍家を補佐してきた名門家です。財力も権力も持っています

風香 「ボクは外へ行きたいの!!部屋に籠もって勉強なんてしたくない!!!」
怒り心頭と言った表情であやかさんを見つめる将軍様。しかしあやかさんはひるみません
あやか 「上様、いい加減にしてください。でなければ怒りますよ!!」
お返しにと言わんばかりに、あやかさんの顔が鬼の面相になりました。すると・・
風香 「怖いよぅ・・・シクシクシク・・」
今度は将軍様、泣き始めました。しかしあやかさんは表情を崩さずにこう言います
あやか 「嘘泣きしてもダメです。さあ、お勉強しますよ」
すると将軍様はぴたりと泣きやみました。まあ、嘘泣きですから

風香 「ぶぅぶぅ・・・そんな石頭だからネギ君に・・・」
あやか 「なんですってぇ〜!!!」
あやかさんは大爆発です。どうやら将軍様、触れてはいけない話題に触れたようです

と、二人がそんなやりとりをしていると、すっと障子が開いて誰かが顔を覗かせました
30-404 名前:茶々丸 酒乱たちの宴[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:19:02 ID:???
2/9
夏美 「上様、失礼いたします。あやか様、お話が・・・」
障子を開けたのは将軍様の身の回りの世話をする腰元の一人、村上家の夏美さんです

あやか 「なんですか!!今忙しいのです!!」
あやかさん、今にも将軍様に斬りかかろうとしています。夏美さんはそれを慌てて止めに入りました
夏美 「なにやってんの、あやか姉!!!そんなことしちゃダメだよ!!」
あやかさんを羽交い締めにした夏美さんは説得に入ります。やがてその甲斐あってかあやかさんの噴火は収まりました
あやか 「はしたないところを・・・それで、何のようですか?夏美さん」
夏美 「えーと・・あのね・・・」
夏美さんはあやかさんに近づくと、ぼそぼそと何かを耳打ちしました

あやか 「そ、それは本当ですか!!!」
夏美 「うん。もう来てるよ」
しばらくの沈黙の後、あやかさんは将軍様にこうい言います
あやか 「上様、今日のお勉強はここまでです。後は自由時間ですが、決してお部屋を出ないように願います」
あやかさんはそれだけ言うと、夏美さんに連れられて何処かへ行ってしまいました

いつもとは違うあやかさんの態度に、将軍様の瞳は怪しく光ります
風香 「なんかとらぶるの香りがする・・・後をつけちゃおうっと!!」
将軍様は立ち上がると、見つからないようにあやかさんたちの後をつけました
30-405 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:20:11 ID:???
3/9
夏美 「ここだよ」
夏美さんはそう言うと、あるお部屋の前で止まりました
あやか 「ここに・・・失礼いたします」
あやかさんは障子戸を開けると、夏美さんを引き連れてその中に入っていきました
あやか 「まあ!!」
中に入ったとたん、あやかさんが驚いた声をあげるのが聞こえました


風香 「むむぅ・・・何やってるんだろう・・」
将軍様はそのお部屋の障子戸の前まで来ると、そっと中の様子に聞き耳を立てました
あやか 「これほどとは・・・」
夏美 「ね、すごいでしょ?」
?? 「そ、そんなにですか?」
どうやら中には何かすごいものがあるようです。将軍様の好奇心のメーターは振り切れそうです
風香 「ぐぅぅ・・・やっちゃえ」
将軍様、人差し指を舐めると、障子に人差し指を突き立ててぐりぐりと穴を開けて中を覗きます

中の様子はと言うと・・・後ろ姿のあやかさんと夏美さんが座っているのが見えました
そしてもう一人、誰か座っているようです
その姿を見た将軍様は思わず大声を上げてしまいました

風香 「何でボクがそこにいるの!!!!」
その声を聞いたあやかさんと夏美さんは声のした方を振り向くのでした
30-406 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:21:09 ID:???
4/9
あやか 「上様!!!」
がらりと勢いよく障子戸は開かれました。その勢いに思わず将軍様は尻餅をついてしまいます
夏美 「あちゃ・・・見ちゃったか」
風香 「ねえ・・誰なのその子?何でボクといっしょな顔なの!!!」
史伽 「あううう・・・似てるです〜」
少女はお互いを見ながらうろたえています
あやか 「見られた以上仕方ありません。上様、とりあえず中にお入りください」
あやかさんは将軍様の手を取って立ち上がらせると、お部屋の中に入れました

夏美 「あのね、この子は史伽って言うの。城下に住んでいた町娘さん」
夏美さんはそう将軍様に少女を紹介しました
あやか 「こちらが麻帆良幕府第22代将軍、風香様であらせられる」
あやかさんはそう少女に将軍様を紹介しました
風香 「で、この子は何?何でお城に連れてきたの?」

その質問に二人は固まります。どうやら答えにくい質問だったようです
風香 「なんで!!!」
やがて諦めたようにあやかさんが連れてきた理由を話し始めるのでした
あやか 「影武者です・・・上様の」

影武者・・つまり将軍様の身代わりです
それを聞いた将軍様はとっても怒りました
風香 「影武者って危険なときにはボクの代わりに死ななきゃいけないって事でしょ!!!そんなのダメだよ!!」
夏美 「それは・・その・・」
あやか 「しかし上様・・」
風香 「ボクはボクなんだから!!!それにこの子だって死にたくないに決まってる!!!それなのに・・・」
ところがここで将軍様の怒りがぴたりと止まります。どうしたのでしょうか?

風香 「身代わり・・・いいかも」
30-407 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:22:11 ID:???
5/9
一体将軍様は何を思いついたのでしょうか?
あやか 「う、上様?」
にやりとした笑みを浮かべて将軍様はあやかさんの方を見ました
風香 「身代わりなんだよね、ボクの。つまりそれって・・・お勉強も身代わりしてもらわないとね!!!」
あやか 「そ、それは違います!!!そんなことの身代わりなんて・・」
風香 「やだ!!そうじゃなきゃ影武者なんていらない!!身代わりもお勉強するだい!!!」
夏美 「そうきたか・・・」

結局すったもんだの末に、将軍様の言い分が通りました。まあ、将軍様は偉いのですから
こうして史伽と呼ばれる少女はお城で暮らすことになったのです
そして次の日・・・

あやか 「おはようございます、上様。起床の時間です」
しかし上様のお部屋からは何のお返事もありません。不審に思ったあやかさんは障子戸を開けて中を覗きました
すると・・・誰もいないのです。将軍様、身代わりが出来たのをいいことに脱走してしまったのです
あやか 「やはりこうきましたか・・・先手を打っておいて良かったです」


麻帆良城 城下町・・・
風香 「いえー!!あそぶぞう!!!」
ここにとても元気な少女が一人、城下町の入り口付近で騒いでいます
そんな元気な声も、町の喧噪に紛れて誰も気にしてはいませんでした
ですがそんな少女の元に、一つの影が忍び寄るのです

楓 「上様。お城に戻るでござるよ」
その影は将軍様に背後からそう言ったのでした
30-408 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:23:05 ID:???
6/9
風香 「うひゃぁぁぁ!!!か、楓姉!!!なんでここに!!!」
振り返る将軍様、その視線の先には黒装束の忍者が立っていたのでした
この黒装束の少女、名を楓という。将軍家お抱えの忍び集団、長瀬忍軍の一人です
楓 「何で!?ではござらん。あやか殿に言われて上様を見張っていたでござるよ」
風香 「み、見張っていた?」
楓 「そうでござる。多分何かするだろうということで、見張っていたござるよ。さあ、お城に帰るでござる」
事情を理解した将軍様、とたんに頬を膨らませます
風香 「やだ!!!ボクは遊ぶの!!!町であそぶの!!!!」
将軍様、一歩も引きません
楓 「やはりか・・仕方ないでござる・・こうなったら」
ゴクリ、と将軍様は楓さんの迫力に唾を飲みます。強引につれされられるのでしょうか?
楓 「一緒に町を巡るでござる。どうせお金も持ってきてはいないのでござろう?」
風香 「さすが楓姉!!!話がわかるぅ!!!!」
よっぽど嬉しかったのでしょうか、将軍様は黒装束の少女に抱きついて喜びます
風香 「ねえ、どこへ行く?楽しそうなところがいいな!!!」
楓 「そうでござるな・・まずは服屋でござろう。この格好はちと目立ちすぎるゆえ」
風香 「じゃあ、服屋にいこう!!!!今日のボクは遊び人の風(ふう)さんだい!!!」

こうして麻帆良の城下にトラブルを振りまく、遊び人の風(ふう)さんが生まれたのでした
30-409 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:25:13 ID:???
7/9
ぐぅぅぅ・・
お腹の鳴る音です。町民着に着替えた将軍様と楓さんでしたが、遊びに行く前にお腹が空いたようです
風香 「あはは・・・何か食べようよ」
楓 「そうでござるな。ん?あんなところにお食事処が」
見れば看板が出ています。”くいもん屋 五月”近づいてみれば、食べ物のいい匂いがしてくるではありませんか
風香 「うわあ、美味しそうな匂い・・・ねえ、ここで何か食べよう!!!」
楓 「わかったでござる」
二人はくいもん屋と書いてあるのれんをくぐると、中に入りました
中はこぢんまりとして、ちょっといっぱい引っかけて飲む、という感じがたまらない感じのお店でした

二人はカウンターの席に座ると、カウンター内の女将さんが気づいて声をかけてきました
五月 いらっしゃいませ。なににいたしますか?
楓 「拙者はたぬきうどんを」
風香 「えーとね、ボクはね・・」
将軍様、品書きを見ながら迷っています。いろいろあるメニュー。どれも食べたいようです
五月 では、後でまた聞きに来ますね
楓 「そうしてほしいでござる」

しばらくして、楓さんの前にたぬきうどんが出てきます。素うどんに天かす、そしてネギが入ったとってもシンプルなうどんです
風香 「あうう・・おいしそう」
楓 「ではいただきますでござる」
ずずず、とうどんをすする楓さん。その姿を見た将軍様は自分も食べたくなったのでしょうか、女将さんに注文を出しました
風香 「ねえ、ボクはこのカカオ99%うどんをお願い!!!」

一瞬、店の中が凍り付きました
30-410 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:26:52 ID:???
8/9
五月 か、カカオ99%うどんですか・・・
女将さんの表情が硬いです。何か不都合があるらしい様です
楓 「何かあるでござるか?」
五月 その・・不味いんです。とっても
楓 「何で不味いのに品書きに書いてあるでござるか?」
五月 それが・・・不思議なことに食べた人はまた食べたいって人が多いんです
風香 「美味しくないのに?」
五月 食べるたびに不味いって言うんですけれど・・・それでもまた食べに来てくれるので書いてあるんです
風香 「わかった!!!じゃあ、それ食べる!!!おねがい〜」
五月 いいんですか?
風香 「くどい!!!食べるったら食べるの!!!」
五月 わかりました・・・

しばらくして焦げ茶色の出汁に、黒に近い麺のうどんが出てきました。出汁にはトロみがあってさらに不気味です
香りはと言うと・・・まさにチョコレートです
風香 「甘いのかな・・・しょっぱいのかな・・・いっただきま〜す」
ずるずるずる
黒くてとろみがかかった麺が将軍様の口の中に消えていきます。そして一口目を食べた直後のことでした
ぶはっ!!!
黒色の何かがカウンターの上に飛び散ったのです

風香 「えっ、えへっ、えへへ・・・」
将軍様、目がうつろです
風香 「おかかの出汁に、カカオがいっぱい・・・えへへ・・」
楓 「上様!!!」

楓さんは将軍様の両肩をつかんで揺すり、正気に戻そうとします
ですが将軍様の受けた衝撃は相当なものだったようで、将軍様は「えへへ・・」としか答えません
くいもん屋の中がぷち修羅場と化しました
30-411 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/04/28(金) 23:27:51 ID:???
9/9
楓 「と、いうわけでござる」
ここはお城の中、将軍様の寝所です。将軍様は布団に寝かされ、うんうん唸っています
あやか 「まったく・・・でも、いい薬ですわ」
楓 「すまぬでござる。拙者がついていながらこんな事になるとは・・」
あやか 「仕方ありませんわ。それに元々悪いのは上様ですから」
苦しむ将軍様を見つつ、あやかさんは冷たくそう答えました
あやか 「まあ、これで城下町に行こうなんて気は起こらなくなるでしょう」
楓 「それはどうでござろうか?上様のことでござる。このくらいでは懲りないような気がするでござるが」
あやか 「そうですわね・・・では、また上様の監視と警護をお願いします」
楓 「かしこまったでござる」

将軍様、何か寝言をつぶやき始めました
風香 「カカオ・・おかか・・・」
楓 「よっぽど衝撃だったのでござるなぁ・・」
あやか 「そんなに不味いのかしら?だったら一度食べてみようかしら」
楓 「止めるでござる。上様ですらこうなってしまったでござるよ」
あやか 「冗談ですわ。おほほほほ」
風香 「えへへ・・・病み・・つき」
あやか 楓 「!!!」

将軍様、懲りていないようです

30-414

30-414 名前:落日哀歌[sage] 投稿日:2006/04/29(土) 00:40:14 ID:???
落日哀歌

 夕暮れの通学路。一人の男が仁王立ちしていた。ロマンスグレーの髪をオールバックに固め、銀ぶちメガネは
夕陽にきらりと輝いている。そして、お約束のトレンチコート。既に御開帳した後であった。
 その堂々たる室伏に、亜子は顔を背けながら震えており、裕奈はげんなりした表情で硬直していた。
まき絵は手で顔を隠している。ちらり、と指の隙間から覗いてしまうのは、思春期としての性か。
 ただ一人、アキラは動じない。その反応が不満なのか、新田は黙っていた。

 アキラは動かなかった。
 新田もまた、動かなかった。

 アキラは動かなかった。
 新田もまた、動かなかった。

 アキラは動かなかった。
 新田もまた、動かなかった。

 アキラは動かなかった。
 新田もまた、動かなかった。

 一陣の風が吹き抜ける。それを合図に、アキラは口を開いた。
「真名のよりお粗末……」
 全てが、終わった―――

 四人が去った後も、新田は微動だにしなかった。いや、その目ははらはらと涙を流している。男泣きであった。
 彼は敗れた。完敗であった。猛り狂う筈の室伏も、がっくりと項垂れていた。
 夕陽が沈む。それは、一つの時代の終焉を告げていた。男の悲哀を滲ませた背中が、黄昏時に霞んでいく。
 烏が、小さく鳴いた―――

(おしまい)

30-418

30-418 名前:落日哀歌・2[sage] 投稿日:2006/04/29(土) 01:12:41 ID:???
落日哀歌・2

 夕暮れの保健室。一人の少女が固唾を飲んでいる。
 対峙しているのは、彼女の従者。保健医を務める少女。科学を極めし少女。
 三名共、悲痛な面持ちを隠さない。彼女達に課せられた役割は、診断を告げる事。
 だが、その一言が言い出せない。現実はかくも厳しいものなのか。西洋人形のような容姿の少女に対して、
運命は残酷な試練を与えたのだ。

 茶々丸は動かなかった。
 エヴァもまた、動かなかった。

 亜子は動かなかった。
 エヴァもまた、動かなかった。

 超は動かなかった。
 エヴァもまた、動かなかった。

「―――もういい。私は運命を受け入れよう……」
 判決を促すように、エヴァは呟いた。自嘲を湛えた笑みを浮かべ。
 茶々丸はゆっくりと頷き、口を開いた―――
「マスターの花粉症はスギ花粉だけに留まりませんでした。診断の結果、ヒノキ・ブタクサ・イネ、と
多種に渡りアレルギー反応が検出されています」
苛酷な、余りに苛酷な宣告であった―――

 三名は静かに退出し、保健室にはエヴァだけが残される。彼女の病。それは秋口まで続くと判明したのだ。
 エヴァは泣いていた。さめざめと泣いていた。感情的な涙ではなく、花粉症から来る目の痒みであった。
 哀愁を滲ませながら、少女の背中は黄昏に包まれる。無念であった。
 彼女の悲しみを癒すネピアは、保健室には存在しなかった―――

(おしまい)

30-433

30-433 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/29(土) 19:46:32 ID:???
いいんちょ「38.5分…」
明日菜「完璧な風邪ね」
この日、いいんちょが風邪を引いた。
千鶴「今日一日は休んだほうがいいわよあやか」
いいんちょ「3−Aの委員長が風邪ごときで…うっ」
明日菜「おっと」
ふらついたいいんちょを抱き起こす明日菜。
千鶴「あやか、今日は大人しくしたほうがいいわよ」
いいんちょ「うぅぅ…私としたことが…」
明日菜「そりゃ半裸で寝てたら風邪引くって」
いいんちょ「あなたが私の服を剥ぎ取ったからでしょう!」

キュピーン

息遣いの荒いいいんちょを見ていきなり発情する明日菜。
明日菜「…(今日のいいんちょ色っぽいなぁ…汗かいてるし、体も熱い、それに息遣い荒さがセクスィ〜〜〜〜〜〜&hearts)」
いいんちょ「ごめんなさい、それではゆっくりと…」
明日菜「いいんちょ、今日くらいゆっくりしときなさい…ハァハァハァハァハァハァハァハァ」
いいんちょ「なぜ上に乗りますの?あなたまで息遣い荒いですわよ」
明日菜「汗かいてるから着替えをしてあげようと…ハァハァ」
いいんちょ「いいですわ!?服を引っ張らないでください!」
明日菜「口で抵抗しているくせに全然力がないじゃない、それ脱ぎ脱ぎ」
いいんちょ「やめてください!あなたの馬鹿力で抵抗できないだけですわ」
千鶴「それではお二人ともお大事に〜」
30-434 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/04/29(土) 19:47:25 ID:???

バタン

いいんちょ「ち、千鶴さーーーーん!ゴホゴホ」
明日菜「ほーら下着も脱ごうね&hearts」
いいんちょ「いや〜やめてください明日菜さんー!駄目ーーーー!」
明日菜「ハァハァ…その裸体……いただきー!!」
いいんちょ「いやああああああああああああああああん」


翌日
明日菜「ゴホゴホ…いいんちょの風邪がうつっちゃった&hearts」
いいんちょ「うぅぅ…汚されましたわ……」

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最終更新:2007年07月29日 02:25