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30-542

30-542 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/01(月) 22:17:14 ID:???
千雨 「今日で5月か……早いもんだ。おっとそうだ、カレンダーめくんねーと…」
ザジ 「…!!」
 だだだだだだだっ
ザジ 「…わた、わたた私が…私がめくる……私が…( ;ω;)ウウッ」
千雨 「……OKわかった。わかりましたから、そんな涙目で訴えなくても…」
 びりり…
ザジ 「…〜♪」
 びりりりり…
ザジ 「…ヽ(´∀`)ノ♪」
千雨 「(どこが楽しいんだろ…)」
 びりりり……びびっ(最後にちょこっとだけ残る
ザジ 「…Σ(゚д゚ )アッ---!」
千雨 「…あーあ。急いでひっぱるから…」
ザジ 「…ウワアァァァァァン!!・゚・(ノД`)・゚・」
千雨 「はあ……やれやれ、毎月これだ…」

30-549

30-549 名前:power honey[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 01:11:06 ID:???
1/2
桜子です、私は今自動販売機の前にいます。
え、何でかって?
それはもちろん、愛する千雨ちゃんがこの日差しの中詰めたい飲み物を欲してるからダヨ!
でも、千雨ちゃん好きな飲み物じゃないと一口も飲んでくれないんだよね…
うん、こういうときは神頼み!全部押しちゃえ!!
[ポーションミルクカカオ]
…別のにしとこっ♪
千雨ちゃん、確かあの木の陰で待ってるはず…
千雨「おせーぞ!」
桜子「ごめーん、はい!」
千雨「もうからからだっつーの・・・」ゴクゴク
やった!今日のは成功だった!よし、今なら…
桜子「ねえ千雨ちゃん、今度遊園地行かない?」
千雨「何で私がテメーと
桜子「行こうよ、お願い!費用は全部私が持つし〜」
千雨「(つまり無料か…ま、こいつには色々やらしてるし一回ぐらい行ってやるか…)わかったよ」
桜子「ほんと!?やったーーーーー!!」

30-550 名前:power honey[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 01:11:46 ID:???
2/2

今日は千雨ちゃんと遊園地に来てまーす♪
さて、何に乗ろうかなー…
あ!観覧車!千雨ちゃんと観覧車…(危険かつ甘美な妄想中)
よーし、誘ってみよー!
桜子「ねえ千雨ちゃん、むこうの観覧車に乗らな
千雨「私が二人だけで観覧車に乗るのはザジとだけって決めてんだよ」
あうう…撃沈…
桜子「じゃあお化け屋敷にでも行こう!」
千雨「え?ちょっと待
ここはもう無理やり連れ込んじゃエー!
千雨(お化け屋敷とかあんまり得意じゃないんだよ…)
おろ?千雨ちゃん怖がってるのかな?
桜子「大丈夫だよ、千雨ちゃん私がついてるから」
千雨「べ、別に大丈夫だっつーの!!」
お化け屋敷ではなんかいい感じになれたし…もしかしたらこのままいけるかも!?
今度はどうしよーかなー…ん!あそこにソフトクリームやさんが…よし!
桜子「千雨ちゃん、ソフトクリーム食べない?」
千雨「んー…食べよっかな」
うーん、千雨ちゃんとソフトクリームペロペロ、幸せ〜。
千雨「ちょっとトイレ行ってくるから持っててくれ」
こ、コレが千雨ちゃんのなめたアイスクリーム…ちょっとなめちゃお♪コレで千雨ちゃんと間接キス・・・もうサイコ〜
…!そうだ!渡すとき入れ替えちゃえば!私のが千雨ちゃんのに、千雨ちゃんのが私のに、つまり最高の挟み撃ちの形!
あ、戻ってきた!よーし!
桜子「はい、千雨ちゃん!」
千雨「ああ、ありがと・・・・うわ!垂れてきた!…もういらねえや」
えええええええええええええええええええええええええええええええええ!?そりゃないですよ千雨サーン!


はあ…なんか最近千雨ちゃんのどこか好きなのか自分でもわからなくなってきたよ…
まあ、それでも千雨ちゃんが大好きってことには変わりないんだけどねッ♪

30-553

30-553 名前:葉加瀬 春の吐息[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 01:37:22 ID:???
葉加瀬 春の吐息


葉加瀬 「はうあ〜・・・脳がとろけそうですね〜」
夏美 「まったく、なんてまったりなんだろう・・・」
ここは工学部の屋上、青いベンチに私たちは座り、日差しを受けてとろけます
私たち以外誰もいない二人だけの世界。だと思っていたのですが、にゃ〜ん、と何処かでねこが鳴きました

葉加瀬 「ねこですねぇ」
夏美 「ねこだねぇ」
春の陽気とそよぐそよ風が、私たちの魂を春と同化させていきます


夏美 「眠いね」
葉加瀬 「寝ちゃいますか」
私たちはそっと手を重ね合わせると肩を寄せ合いました
夏美さんの体温は、まるで春の暖かさです
しばらくして耳に聞こえてきたのは、誰かの寝息
耳に心地よい、誰かの寝息

30-557

30-557 名前:風香 甘えん坊将軍 [sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:49:09 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/7
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


風香 「最近、平和だね〜」
楓 「そうでござるなぁ」
ここはめ組のお屋敷。当然、頭の千雨さんが住んでいます
千雨 「まったく、毎日毎日飽きずに来るもんだな」
風香 「ここって何となく落ち着くんだよね」
楓 「そうでござるなぁ」
居間に座りまったりする二人に、湯飲みを乗せたお盆を持った少女が近づいてきました
ザジ 「・・・」
その少女は異国の少女、赤い瞳に白い髪の無口な少女です
楓 「ありがとうでござる」
風香 「ありがとザジさん」
ずずず・・・・
お茶をすすりほっとする二人、そんな二人を見て少女は少し微笑んだようにも見えます
千雨 「ザジ、ほっとけ。茶葉の無駄だ」
お頭、冷たく二人にそう言いました

風香 「ねぇ、聞きたいことがあるんだけど・・・」
千雨 「なんだ?」
楓 「二人の馴れ初めでござる」
千雨 「恥ずかしいことを聞くな!!!」
30-558 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:50:26 ID:???
2/7
お春 「それが私たちが」
お日 「お話しして」
お美 「あげましょう」
お空 「・・おしっこ」


ちょうど一年前のこと、め組のお屋敷に慌てるように四人組が駆け込んできたことから始まりました
お春 「お頭!!」
お日 「海岸沿いの小屋で」
お美 「小火が出ました!!!」
お空 「漏れちゃう・・」

千雨 「なにぃ!!!てめえら!!!出動だ!!!」
こうしてお頭は海岸沿いの小火を消しに行くことになったのです


現場つけばすでに黒山の人だかり、め組はそれをかき分けると小屋の消火に当たります
そんなに大きな炎ではなかったので、消火は簡単であると思われました
しかし・・・
?? 「中に人がいるぞ!!!」
どうやら壁の隙間から人がいるのが見えたようで、誰かがそう叫びました
千雨 「なにぃ!!!」
それを聞いたお頭がまだ火の消えていない小屋の中に突入します

千雨 「誰かいるのか!!!」
しかし反応はありません。気絶しているのでしょうか?
千雨 「ちくしょう!!!どこだ!!!」

そのときでした
30-559 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:52:20 ID:???
3/7
チャリ・・・
何か鎖を引きずるような音がしました
千雨 「そこか!!!」
音がした方は小屋の隅の方です。見れば一人の少女が倒れていました
千雨 「しっかりしろ!!!大丈夫か!!!」
お頭は少女のそばまで来ると、その少女を抱き起こして揺すります。しかし少女からの返答はありませんでした
千雨 「くそ、運び出すしかねえか!!!」
と、少女を抱きかかえ、連れて行こうとしたときです。お頭は何かに引っ張られました
千雨 「な、なんだ!!」
すぐに引っ張っている原因がわかりました。少女の足には鎖がつけてあったのです
千雨 「こいつ・・・ここに捕らわれていたのか」
少女の足の鎖は、あたりの様子などお構いなく少女をつなぎ止めます
千雨 「くそ!!はずれねえ!!!」
お頭は鎖を引っ張りますがなかなか外れません
千雨 「め組の千雨さんをなめるな!!!火 事 場 の クソ力ぁぁぁ!!!」
ベキベキベキ!!!
額に肉の文字が浮かび出て、お頭は思いっきり鎖を引っ張ります
するどうでしょう、鎖をつないでいた壁が壊れました
千雨 「よし!!!逃げるぞ!!!」
こうして少女はお頭に救われたのです


その少女が火災から救出されて、目覚めるまでに3日掛かりました
やがて目を覚ました少女に、お頭は優しく問いかけました
千雨 「お、起きたな。どこか苦しいところはないか?」
しかし少女はお頭を見つめたまま何も答えません
千雨 「苦しいのか?それとも言葉がわからねえのか?困ったな・・」
少女はゆっくりと体を起こすと、お頭を見つめました
30-560 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:52:50 ID:???
4/7
千雨 「おい、お前ら。和泉養生所のたゆんの先生を連れてきてくれ」
お春 「えーあの先生ですか」
お日 「だってあの先生」
お美 「おっぱい揉むんだもん」
お空 「漏れたらどうするんですか」
千雨 「ぐだぐだ言ってねえで連れてこい!!!」
お頭の剣幕に、四人は和泉養生所にすっ飛んで行きます
しばらくしてお医者の先生がやってきました

亜子 「体に異常はないような。しゃべられへんのは精神的なもんか生まれつきか・・・それとも無口なんかな?」
千雨 「そうか・・・まあ、良かった」
亜子 「それよりもお頭・・・あいかわらずええ乳やな」
医者の先生の変質的な質問に、お頭はこう答えます
千雨 「あの四人をやるからそれで勘弁してくれ」
亜子 「うーむ、ウチはお頭の方がいいんやけど・・・四人分ならええか」
こうして先生は生け贄を・・もといお代をいただいてごにょごにょ・・・

千雨 「言葉はわかるのか?」
コクリ、少女は一度頷きます
千雨 「俺は千雨、あんた名前は?」
少女は困ったようにしています。やがてお頭の手を取ると、手のひらに文字を書きました
”ざじ”
千雨 「ざじ、名前はそれで良いのか?」
コクリ、と少女は再び頷きました
30-561 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:53:25 ID:???
5/7
その日からザジさんはお頭の屋敷に泊まることになりました
どうやらザジさんは異国で誘拐され、麻帆良の国に連れてこられたようです
帰る家も、頼る人もいないといないという事なのでお頭が預かることになりました

ザジさんはとっても働き者でした。掃除に洗濯から風呂焚きまで、一生懸命にこなします
ただ、お食事だけはダメでした。一度作ったことがあったのですが、それ以降作らせてもらえなくなったのです
まあ、不味かったんですね

こうしてこんな日が続いたある日の夜こと・・・
妙に目が冴えて眠れないお頭は、布団から出て厠に行こうとしたときのことでした
縁側にザジさんが座って、夜空に浮かぶ月を見ていたのです
千雨 「お前も眠れねえのか?」
ザジさんは黙ったまま月を見つめつづけます
千雨 「綺麗な月だな」
コクリ、とザジさんは頷きました

千雨 「故郷に帰れねえで寂しくはねえか?」
お頭は柱に寄りかかりながらザジさんに問いかけます
フルフル。ザジさんは首を横に振りました
千雨 「待ってる人はいないのか?」
ザジさんは何も答えません。ただ一つ、瞳から涙がこぼれ落ちました
千雨 「す、すまねぇ!!!聞いちゃいけなかったか?」
ザジさんは何も答えませんでした
30-562 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:58:08 ID:???
6/7
千雨 「お前は・・・何だか昔の俺を見ているようで掘っておけなかったんだよ」
ここで初めてザジさんは千雨さんの方を向きました
千雨 「俺はな・・昔、火事で家族を全員亡くしたんだ。俺もその時死ぬと思ったよ
    でもその時助けてくれたのが先代のめ組の頭でな。身寄りをなくした俺を我が子のように育ててくれたんだ
    そんな先代もちょっと前に死んじまったが・・今でも親父って呼んでる。まあ、俺には親父が二人いるんだな」
ザジ 「・・・」
千雨 「だからお前はその頃の俺とかぶっちまうんだ。昔の俺を見ているようで放っておけないんだ」
お頭、いつもの顔からは想像できない程の優しい顔でザジさんに話しかけます
千雨 「お前さえ良かったら・・ここ暮らさねえか?気が済むまで」
その言葉を待っていたかのように、ザジさんはお頭に抱きつきました


お春 「ちょっと」
お日 「お話は」
お美 「ここで一端」
お空 「おしっこ休憩」
風香 「わくわく」
楓 「ここから先は・・・えっちでござるか?」

( ̄ー ̄)ニヤリッ×4

千雨 「ちょ、ちょっとまてお前ら!!!何でそこまで知っている!!!!」
お春 「だってあんなにうるさいと」
お日 「私たちの部屋まで」
お美 「聞こえてくるから」
お空 「お漏らししちゃうよ」
30-563 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 03:58:54 ID:???
7/7
ザジさんはお頭に抱きつくと、そのまま唇を重ねました
千雨 「おめえ・・・いいのか?」
ザジさんは黙って頷くと、自分のお部屋にお頭を導きます
それからはふすまの奥の出来事ですから、言葉だけでお話しします

千雨 「そんなとこ・・・舐めるなんて」
千雨 「ふ、太い!!」
千雨 「堅い!!!」
千雨 「う、後ろからなんて・・・ケダモノみたいに・・ヒィッ!!!」
千雨 「もう・・許し・・・あはぁ!!!」

お頭は受けだったようです

まあこんな事があったから、お頭はザジさんを妻として迎えることとなりました
それから毎日のようにこの声は聞こえてきます


千雨 「むがががが・・・」
ザジさんが後ろからお頭の口を押さえているためにお頭はそれ以上しゃべることは出来ません
こころなしかザジさんの頬か赤らいでいるようです


麻帆良城への帰り道
風香 「ねえ、太いって何?堅いって何?後、ボクの出番は?」
楓 「もう少し大きくなったら教えるでござるよ。後、出番は無しでござる」

30-567

30-567 名前:563[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 06:19:59 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/4
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


ここは麻帆良城下の和泉養生所、町の健康を守るお医者さんのいるところです
しかしここのお医者さん・・・問題を抱えていました
亜子 「たゆんたゆん!!!!」
今日も気に入った患者さんに手を出しています。やりたい放題ですね

さて、今日はめ組のお頭の頼みで、和泉先生のところにお薬をもらいに行く二人ですが・・・

風香 「ここだね」
楓 「ここでござるな」
二人は玄関に立つと、大声で先生を呼びました
風香 「こんにちはー!!」
しばらくすると、とたとたと足音が聞こえてきました。やがて姿を現したのは、15歳ぐらいの少女です
?? 「こんにちは、なにかごようですか?」
喋り方からすると年よりも幼く聞こえます。どうしたのでしょうか?

風香 「和泉先生って居る?お薬もらいに来たんだけども」
するとと少女は答えます
?? 「せんせいならおくであねうえにせっかんされてるよ?よんでくる?」
楓 「お願いするでござる」
?? 「えーと、おなまえはなんていうの?」
楓 「拙者は楓でござる。め組のお頭のお使いでござるよ」
?? 「はい、わかりました。わたしはせつな、せつなってよんでね」

せつなと名乗った少女は、やはり来たときと同じように、とたとたと足音を立て奥に走っていきました
30-568 名前:563風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 06:22:00 ID:???
2/4
亜子 「お頭のところのお使いなんやてな。ウチが亜子、この養生所の主や」
顔に青あざを作った先生が、二人を診療室で出迎えます
風香 「ボクは風香って言うの。風さんって呼んで」
楓 「拙者は楓と申す」
と、お互いの挨拶が済んだところで、いきなり先生は楓さんの乳を揉もうとします
亜子 「アンタはええ乳や、ちょっと失礼するで?」
その時でした

バシン!!!
先生の背後から患者さんの台帳が飛んできて、先生の後頭部に直撃します
アキラ 「先生、おいたはダメ」
姿を現したのは看護婦さんでした。看護婦さんは二人にお辞儀をすると、自己紹介をしました
アキラ 「私はアキラ、看護婦」
少し言葉が少なめですが、とてもまじめそうな人です

亜子 「容赦してな、せっかくのお客人なんやから」
アキラ 「お客人だから・・・手を出しちゃダメ」
亜子先生は、看護婦さんにきつくお説教されます。しばらくして二人の存在を思い出したようで、亜子先生は二人に話を振ります
亜子 「お頭のお薬やてなぁ。アキラ、やけどの薬を持ってきてくれへんか?」
アキラ 「わかった。でも手を出しちゃダメ、いい?」
亜子 「はいはい・・」
少しため息をつく亜子先生、その姿を見た看護婦さんはお薬を取りに何処かへと向かいます

亜子 「お頭のとこ、もう薬が切れたんか?」
風香 「そうなの。お頭、結構無茶するから」
亜子 「そうやな、もしあの乳がやけどでもしたかと思うと・・・たっぷり薬を塗ってやらなあかんな」
亜子先生、空想でたゆんたゆんしているようです
30-569 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 06:23:06 ID:???
3/4
?? 「うにゃ〜」
せつな 「だめだよ、さわらないで。おちゃをはこんでいるんだから」
診察室の外からそんな声が聞こえてきます
やがて扉が開くと、先ほどの少女ともう一人、ねこ耳にねこ髭、しっぽの少女が現れました
せつな 「おちゃです。どうぞ」
?? 「にゃ」

せつなちゃんは二人の前にお茶を置くと、一つお辞儀をして部屋から出て行きました
一緒についてきた少女はにこっと笑うと、せつなちゃんの後について出て行きました

楓 「今の少女たちは?」
亜子 「刹那に裕奈や。まあ、あんたらの言いたいことはわかる」
風香 「まるで子供とねこみたい」
亜子 「そうなんや、刹那の方はもともと西国の退魔師でな。剣の腕も確かやったんや」
楓 「ほほう・・」
亜子 「それがな、この地にいるという乳入道と言う妖怪を退治しようとしたらしいんやけど、失敗したらしくてな」
楓 「あの乳入道でござるか!?捕まってしまうと人格が変わってしまうという」
亜子 「そうや、それで心が幼子になってしもうた。裕奈はたまたまその場にいて巻き込まれたんや」
楓 「そうでござったか」
亜子 「二人とも身元がわからんのでウチで預かっとる。もう家族やけどな」
風香 「あの看護婦さんは?」
亜子 「あれはアキラ言うてな、おとなしい娘やったんやけど、ある日何かに取り憑かれてな、それ以降強うなった」
風香 「強く?」
亜子 「そうや、強くなったら時々口走るんや。”えむこ”とか”しんめい”なんとかいうてな。まあ、治療のためにここにおる」
30-570 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 06:24:14 ID:???
4/4
風香 「先生ってただの変態だと思ってたけど・・・結構いい人なんだね」
亜子 「変態は余計や。まあ、あんたもたゆん出来るほど乳が大きくなったらたゆんしたるわ。まだ子供やから自分で揉むんやで?」
風香 「ボクは15歳だい!!!もう大人だい!!」
亜子 「15歳!!!ウチと同い年や無いか!!!たゆんは絶望的やな・・・」
風香 「今に大きくなるんだから!!」
亜子 「そこの姉ちゃんみたいに大きくなるとええな」
楓 「拙者も15でござる」
亜子 「育ち過ぎや・・・」


こうして二人はお薬をもらうと、養生所を後にするのでした
夕暮れを背に、瓦版を配る威勢の良い声が響く町を二人は歩いていきます

風香 「乳入道・・・うーん?」
楓 「ふむ・・・もしや?」
二人の頭にはある人が思い浮かんだようです
風香 「まさかね。さあ、早くお頭のところに行こう」
楓 「気のせいでござるな。ふむ、急ぐでござるか」


乳入道、後にこの妖怪が騒動を巻き起こすことになりますがそれはまた別のお話

30-572

30-572 名前:甘い一時 [sage] 投稿日:2006/05/02(火) 07:13:34 ID:???
甘い一時 1/2

「おはよ、いいんちょ」
朝はいつも明日菜のこの一言で起こされる。
ベッドのシーツと毛布はいつも乱れてる。いつものことだ、毎晩二人で求め合ったのだから。
あれだけいがみあっていた二人、明日菜といいんちょことあやか。
ここ最近は木乃香と刹那以上に仲がいい。
「えぇ、おはよ…むぐっ!?」
そういうとあやかにおはようのキスをする明日菜。
「今日の朝ごはんはパンだからね」
満足そうにして明日菜は台所に行ってしまう。

あやかは体を起こし、昨日クリーニングから帰ってきたばかりの制服に着替える。
今日もこの制服みたいにピシッっと決めようと誓って朝ごはんに行く。
「ごめんね〜。ちょっと焦しちゃって」
「…まぁいいですわ」
その場に出された食パンにジャムを付けて食し、紅茶をすする。
明日菜はオーソドックスにバターで食べる。
するとあやかはメープルシロップを取り出しパンにかける。
「あれ?いいんちょ。そのシロップは?」
「これは海外からの取り寄せ品ですの。単品だけでも深い味わいですわよ」
そう言ってシロップを進めるあやか。

「ふーん」
そう言うと明日菜はビンに手を入れてそのまま舐めだす。
「ちょっと明日菜さん!行儀が悪いですわよ」
30-573 名前:甘い一時 [] 投稿日:2006/05/02(火) 07:14:54 ID:rzGkybed
2/2

「別にいいじゃん。それよりこれ甘いよ、これ」
「それとこれとは…んぐっ!?」
その隙を突いて明日菜はメープルシロップを口に含んであやかに口移しするようにキスをする。
「ん……んん……はぁ…」
「どぉ?おいしかった?」
「確かに甘い…って何言わせますの!」
あやかが反論するが時すでに遅かった。
明日菜はあやかの体を掴むと机の上に押し倒したのだ。

「明日菜さん!?」
「…ごめん。もう…我慢出来なくて」
あやかの制服のボタンを外し上半身を裸にする。
「やめてください!これ以上されては…」
そう、あやかも委員長。そろそろ行かないと遅刻してしまう。これ以上快楽に流されてはいけなかった。
せっかくクリーニングした制服は、明日菜が押し倒された衝撃で倒れたメープルシロップでベトベトになっていた。
「うふふ、もっと気持ちいいことしてあげる」
すると明日菜はメープルシロップを手で取るとあやかの体に塗り、そのままあやかの体を舐めた。
「あっ、ふひゃぁ…いけま…せんわ…」
「いいんちょ、甘い」
どんどんエスカレートしていく明日菜の行動。上半身から下半身へ。
あやかの精神はもはや風前の灯火だった。僅かな理性で時計を見る。もう遅刻だ。
だが明日菜はお構いなしに攻めてくる、限界が来た。
「い、いけませんわ!も、もう私…」
「いいよ、そのままとろけちゃえ」

その後、二人は3時間目の授業には何とか間に合わせた。
そしてその日、あやかの体はあのシロップの匂いが残っていた。


30-576

30-576 名前:『Pink Prisoner』 瞳の住人[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 08:07:37 ID:???
『Pink Prisoner』 瞳の住人

1/2

「―――でな、ゆーながいきなり手え繋いで……」
 亜子は目をきらきらと輝かせる。いつもは聞き手に回る事が多い亜子だけど、ゆーなの話となると
本当に楽しそうに語ってくれる。ふふ、私までうきうきしちゃうような笑顔だね。
 きっと亜子の瞳にはゆーなが映ってるんだろう。ちょっと前まで、そんな亜子が羨ましかったなあ……。
だって、恋をしている亜子は誰よりも素敵な目をしてたから。
 ううん、アキラだってゆーなだってそうだった。みんな、その瞳の中には恋人が住んでいるから。
今の私もきっと、みんなと同じ目をしているのかも。だって……、
「まき絵、ちゃんと聞いてや」
 亜子が不満げに口を尖らせる。あちゃー、考え事してたのバレちゃった?
「あはは、ごめんごめん」
「もう……。さっきまでさんざんのろけてたんやから、ウチの話にもちゃんと付き合うてもらうで」
 亜子のおっしゃる通りです。さっきまで私は延々とあやかの話をしてたんだよね……。えっと、
かれこれ二時間は喋り倒してたかな?
「えへへ、ゆーなの話やったらなんぼでもいけるで。まだまだ夜は長いんやから、今夜は寝かさへんよ!」
 亜子……、その台詞はちょっとえっちだよ……。

「ふわあぁ……」
 翌日。結局真夜中まで亜子のおのろけ話に付き合わされた私は、すっかり寝不足だった。
「ふふ、可愛いあくびですこと」
 あやかの指摘に、私はちょっぴり頬を染める。
「あはは……。だって亜子が寝かせてくれないんだもん……」
「な、何ですって!?」
 あ、やば。あやかってば誤解しちゃった?
「そんな……。龍宮さんならともかく、まき絵が浮気するなんて……」
 あれれ? あやかの事だからすっごい剣幕で怒ってくると思ってたけど、なんだかショックのあまり
ずーんと沈んじゃったよ……。どうしよう、落ち込むあやかもカワイイ……。
30-577 名前:『Pink Prisoner』 瞳の住人[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 08:08:24 ID:???
2/2

「それも和泉さんに寝取られるなんて……。この雪広あやか、一生の不覚ですわ……!」
 あやかってば意外と悲観的なんだよね。放っておいたらどんどん悪い方へ想像を膨らませちゃうみたい。
「あやか、なーんかすっごい誤解してない?」
 そろそろ可哀想になったので、ようやく私は誤解を解く事にした。
「私も亜子も浮気なんてするハズないじゃん。こんなに素敵な恋人が居るんだから……!」
 いつものように私はあやかの腕を取り、にっこりとあやかの顔を見上げた。えへへ、あやかってば
びっくりした表情でどきどきしてる。
「昨日は夜通し亜子とおしゃべりしてただけだよ。お互いの恋人の話を、ね」
「そ、そうでしたの……」
 あやかの顔がみるみる赤くなっていく。えへへ、やっぱりあやかはカワイイなあ……。そんなあやかを見てたら、
ちょっぴりいぢめたくなっちゃった。
「―――けどさ、私ってそんなに信用ないんだ……」
 わざとらしく、私は顔を伏せて落ち込んだフリをする。
「い、いえ! まき絵を信じていない訳ではなく、わたくしは……」
「そうだよね……。私が勝手にあやかを好きになっただけだもん。私一人で舞い上がっちゃってたんだよね」
「あああ、そんな事は……」
 あやかってばすっかりおろおろしちゃってる。ちょーっとイジワルだったかな?
「でもね……!」
 私は顔を上げ、突然あやかの首に腕を回した。そして、
「あやかが私の事をどう思っていようと、私はぜーったい離さないよっ!!」
 きっぱりと宣言して、すかさず私はあやかの唇を奪ったのだ。
「私の目にはもう、あやかしか映っていないから……」
 茫然としているあやかを、私はふわりと抱きしめた。自分の気持ちを伝えるように。
 あやかの瞳には私が映っている。それはずっと求めていた、愛しい視線。かけがえのない、あやかの気持ち。
ちょっと前まではネギ君が映っていたけど、今は私だけを映してくれる―――
「わたくしはもう、まき絵の虜ですわ。まき絵はわたくしの大事な宝物です……!」
「うん……。大好きだよ、あやか―――」
 私はまっすぐにあやかを見据え、目を輝かせながら頷いた―――            (おしまい)

30-581

30-581 名前:真名 いたずら[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 19:44:12 ID:???
真名 いたずら


GW、特に私はすることもなく、部屋で仔犬の写真集を眺めていた
時はゆっくりと流れ、私はだんだんとまどろんでゆく。ページをめくるのさえ面倒くさくなってきた
そんなときである

裕奈 「にゃ〜」
ねこ裕奈が扉を開けて私の居る部屋に入ってきたのだ。どうやら彼女もすることがないのであろう、じっと私の方を見つめている
私は彼女から視線を外し、再び写真集を眺めた。すると彼女は写真集に興味があるらしく私に近づいてくる
ぴたり、と彼女は私にくっつくと、甘えるように私の腕に頬をすりつけてきた
裕奈 「な”〜」
裕奈・・・可愛いな
ここで私はあることを思いついた。裕奈の頭にあるものをかぶせてみようと考えたのだ
そのあるものとは、ブラジャーである。ちょうどねこ耳の飾りに合う奴が良いな

まずは数少ない刹那のもので試してみよう。あいつ基本的にはサラシだからな
ぽふ・・・
裕奈 「にゃ?」
ちょっとちいさいな。では次は・・・なんだこのバスケットボール入れは?那波め・・・きょぬー妖怪か?
ばふ・・・
裕奈 「にゃ!!」
まさに帽子だな。両方の耳ごと隠れてしまう、いや、ヘルメットか?
さて、適当な大きさのはというと・・・やっぱり裕奈のものか
こうして私は裕奈を脱がせにかかる。裕奈はおとなしく私の行為を受け入れているようだ
上着を脱がし、下着姿にした。なかなかに欲情を誘う格好だ。さて・・・ご開帳〜

千鶴 「そこまでよ」
刹那 「龍宮、貴様見損なったぞ!!!」
ああん、刹那さん。お久しぶり・・

30-586

30-586 名前:風香 甘えん坊将軍 [sage] 投稿日:2006/05/02(火) 21:58:17 ID:???
風香 甘えん坊将軍


1/3
むか〜し、むかし。あるところに将軍様がおられたそうな
しかしこの将軍様、ちょっと困ったちゃんだっだのです


さてここは麻帆良城下の町辻、そこに威勢の良い瓦版売りのお姉さんがいました
和美 「さあ、麻帆良素歩乙だよ!!!今日の特集はこれだ!!!」
左手に瓦版を持ち、皆によく見えるように高く掲げます
そこに書かれていたこととは?

”魔法王国の王子様、ネギ王子の大胆私生活”
年下好きの女性に大人気のネギ王子。麻帆良国の海を挟んだ南の国の王子様です

風香 「えへへ、ネギ君って大人気なんだね」
楓 「あの一生懸命な感じが乙女心をくすぐるのでござるよ」
ネギ王子が麻帆良国に来たときは将軍様のお城に泊まることとなるので、将軍様はネギ王子のことはよく知っています
そして遊んだりして接待するのが将軍様のお仕事なのですが、遊ばれているのはもっぱらネギ王子のようです

風香 「あやか姉なんてネギ王子が来るというだけでとっても興奮するからね」
楓 「まあ、欲望が先行しているようでござるが・・・」
和美 「さあ、一部200帆(帆=円)だよ!!!買った買った!!!」
瓦版売りの手に持った麻帆良素歩乙は、妙齢のお姉さんを中心に飛ぶように売れていきます

風香 「ねえ、読んでみようよ。買ってよ、楓姉〜」
楓 「わかったでござるよ」

こうして麻帆良素歩乙を買った二人は、くいもん屋五月でそれを読むことにしたのです
30-587 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 21:59:34 ID:???
2/3
くいもん屋の一つの席に二人は座り、その卓の上に麻帆良素歩乙を広げます
なかなかに過激な謳い文句と、春画のような挿絵が描かれています

風香 「何々・・・」
”キスが趣味?唇を奪われた乙女は数知れず!!!”
楓 「そうだったでござるか・・・」
風香 「なんとなくわかるけど・・・これってキスされてるんじゃないかな?」
楓 「たぶんそうでござるな。あやか殿にも奪われそうになったでござるし」
風香 「犯罪だね」

楓 「で、次は・・」
”空を飛ぶ?悪を討つ!?必殺魔法の矢 シュッシュシュッ”
風香 「ネギ君ってあれでなかなか強いからね。楓姉勝てる?」
楓 「いまならまだ勝てるでござろう。だが5年後はどうかわからんでござるな」

風香 「ほんで次は・・・」
”めくり魔?ネギ王子は下衣の中身がお好き?”
風香 「これは本当だね。ボクもめくられたし」
楓 「ふふ・・隙が多いでござるよ」
風香 「ボクはネギ王子になら見られてもいいんだけどね。あやか姉なんか脱ごうとしてたくらいだし」
楓 「犯罪でござるな」

楓 「むむっ、これは・・・」
”お風呂が嫌い?でもお姉さんに洗ってもらうのは好き?”
風香 「あはは・・・これも本当だね。ネギ君髪の毛を洗うのが嫌いだから」
楓 「拙者、実は強引に五右衛門風呂に入れてあげたでござるよ。一緒に入ったでござる」
風香 「楓姉ずるい。ボクも一緒に入りたかったよ」
楓 「逃げるネギ王子を捕まえれば一緒にお風呂に入れるでござるよ」
30-588 名前:風香 甘えん坊将軍[sage] 投稿日:2006/05/02(火) 22:01:04 ID:???
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風香 「最後は・・・」
”独り寝は嫌い?お姉さんとの愛の夜を越える日々”
楓 「これも本当でござるな。一緒に寝たとき、拙者の腕枕で寝たでござるよ」
風香 「なんで一緒に寝てるの!?ボクだって一緒に寝たこと無いのに」
楓 「護衛でござるよ。本来ならあやか殿のお役だったでござるが、ネギ王子の貞操が心配で拙者が代わりを務めたでござるよ」
風香 「ボクもネギ君と一緒に寝たいな・・・そしてY談するんだ」
楓 「子供には刺激が強いでござるよ」
風香 「おっきくなるかな?」
楓 「止めておくでござざるよ」

麻帆良素歩乙 編集 朝倉屋和美 挿絵 早乙女工房


麻帆良素歩乙を読みつつ、食事をしてくいもん屋五月を出る二人。今日はこのままお城に帰ります
風香 「麻帆良素歩乙って意外に信憑性高いんだね」
楓 「いい加減なものだと思っていたでござるが・・・・侮れないでござる」
風香 「帰ったらこれ、あやか姉にもみせようよ」
楓 「なんだか爆発しそうでござるな。あやか殿」
風香 「それにしてもこんな情報どこから手に入れたんだろ?」
楓 「まあ、それはあの瓦版売りの腕なのでござろうが・・・我が忍軍にも欲しいでござるな。あの御仁」


さて、ここは麻帆良城の一角。葉加瀬さんの政務室です
夏美 「ねえ、葉加瀬。私いんたびゅー受けちゃった。とっても緊張したよ」
葉加瀬 「あ〜、私もです。いろんな事聞かれてちょっと恥ずかしかったです」
人の口に戸板は立てられぬと申しますが・・・皆さんもお気をつけて

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最終更新:2007年07月29日 02:25