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名前:まほ落語 大喜利[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:26:41 ID:???
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朝倉「緊急企画、円楽師匠の勇退を(勝手に)記念大喜利がやってまいりました。
まずはメンバーの変更があったので、全メンバーのご挨拶からどうぞ。」
亜子「え〜。最近、建築現場に依頼主が立ち会うことが多くなったそうです。
なんでも、手抜きや偽装されたら困るからやそうで。突貫工事はいかんよぉ〜。
悪徳業者と作者にもいってやりたいですよ、突貫工事はやめぇや〜!
おなごのおちちを揉む会長(副会長ちゃうやん・・・)、和泉家亜子でございます。」
釘宮「勝手に勇退を記念されたら円楽師匠もありがた迷惑でしょうね。
円楽師匠は今後は後進の育成に当たるそうです、頑張って欲しいですね。くぎみ家円です。」
古「画面の向こうにみなさま、今日は日曜なのに家に引きこもってたアルカ?
外に出て中国拳法でもするヨロシ。くーふぇいアルッ!」
さよ「初めての大喜利ですが、前の方が一度も答えていない呪われた席みたいです。
あ、龍宮さんも一度も答えてませんでしたね。相坂亭さよです、よろしくお願いします。」
茶々丸「えー、前の緑色のががぽっくりと逝ってしまったようです、500年も生きてんだから大往生ですね。
絡繰亭茶々丸です。」
まき絵「みなさま!私、まき絵が第2の故郷のザジちうスレにやってまいりました!
いつ来てもいいスレですね〜。なお、みなさまにお知らせがございます。
私のカバンには若干の(ryではみなさま、まいりましょう!1・2・3・チャンラ〜!まき絵で〜すっ!」
朝倉「最後に椎名さんのご挨拶です。」
桜子「♪光風を追い越したら〜 君にきっと会えるね〜
あっ、もう良いですよ。この間お友達と遊びに出かけたんですけど、話かけても、うるさいっ!って
怒鳴られちゃいました。なんでだろう?フォーメーションがずれてたのかな〜っと考えてたら、
気づいたときには私一人だけになってました。ポンポンあれば満足する椎名桜子でございます。」
朝倉「今回は、座布団10枚の賞品をといっても10枚も溜まりませんので、トップ賞としての商品があります。
キーワードは『鴨が葱をしょってくる』です。みんな頑張ってね。」
古「アルー!」
まき絵「よーし、トップになるぞ〜!」
さよ「(何かな何かな〜?)」
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名前:まほ落語 大喜利[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:27:18 ID:???
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朝倉「では、一問目。椎名さん、皆さんに例の物を配ってください。」
桜子「ハイかしこまりました〜。」つ『[ ] □ [ ] = [ ]』
朝倉「[ ]の中に3−Aの生徒や先生などの名前を入れて、□の中に+・−・×・÷の符号を入れて式を作ってください。
私がどうなるの?と聞きますので、何と何で[何々]になりますと答えてください。」
まき絵「ハイ!」
朝倉「はい、まき絵さん。」
まき絵「美空+ザジさん=」
朝倉「どうなるの?」
まき絵「空気と出席番号で、ぱ○○にの桃○く○みになります。」
朝倉「作者の守備範囲の狭さがバレちゃうでしょ。氷川先生に敬意を表してまき絵さんに一枚あげて。」
釘宮「はい。」
朝倉「はい、クギミーさん。」
釘宮「クギミー言うな!・・・アキラさん+桜咲さん=」
朝倉「どうなるの?」
釘宮「見た目と剣術で、ラ○ひ○の青○素○になります。」
朝倉「くると思ったんだよね、身内ネタ(?)にはあげませんよ。・・・はい、他に誰か。」
まき絵「ハイ!」
朝倉「はい、まき絵さん。」
まき絵「夏美×美空=」
朝倉「どうなるの?」
まき絵「あれ?掛けたら0になっちゃった。ああ、ないものを掛けたからか。」
朝倉「桜子さん、まき絵さんの一枚持ってって。・・・いくらなんでも失礼だよ。はい他。」
茶々丸「はい。」
朝倉「はい、茶々丸さん。」
茶々丸「まき絵さん、その場合はこうするんですよ。夏美×美空=・・・」
朝倉「どうなるの?」
茶々丸「マイナス同士なので一応はプラスになります。」
朝倉「褒めてるんだかどうだか解らないけど・・・茶々丸さんに一枚あげて。」
ハルナ「ハイッ!ネギ×コタ=ネギ先生が攻『しばらくお待ちください。』
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名前:まほ落語 大喜利[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:29:03 ID:???
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朝倉「はい、何事も無かったように二問目。大喜利・麻帆良学園教育改革。皆さんは学園長になって、
改革案を発表してください。私がそんなの必要ないよといいますので何か一言。」
亜子「ハイ!」
朝倉「はい、和泉さん。」
亜子「保健体育に実技を!」
朝倉「もうその先を言わなくて良いよ。はい、他に。」
古「ハイヨ!」
朝倉「はい、くーちゃん。」
古「工作の授業にあの〜・・・あ、屋根・・あの〜、建築のあの〜改革」
朝倉「どうせ、やーねーって言うんでしょ?はい、他の人はできました?」
古「司会は回答者に酷いことをしたよね。(´・ω・`) 」
茶々丸「はい。」
朝倉「はい、茶々丸さん。」
茶々丸「理科で空気について学ぶ時間を増やします。」
朝倉「そんなの必要ないよ。」
茶々丸「美空さんに必要なんですよ。」
朝倉「茶々丸さん、美空さんってだれよ?・・・はい、他に。」『なめんな』
まき絵「ハイハイ!」
朝倉「はい、まき絵さん。」
まき絵「新しく、座布団運びについての授業を作ります。」┃ヮ^)<・・・
朝倉「そんなの必要ないよ。」
まき絵「世の中のムダってのをおしえ『ペチッ。』痛〜い!」
朝倉「うんうん。何もかもが使い捨てになった時代、ムダってのを教えないと。一枚あげて。」
桜子「え〜!あげるの〜?!」
まき絵「えへへ〜。やったネ!」
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名前:まほ落語 大喜利[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:29:41 ID:???
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朝倉「はい、三問目。椎名さん、例の物を。」
桜子「ハイかしこまりました〜。」つ『(夏草や) (兵)どもが 夢の跡』『(卯の花に) (兼房)見ゆる (白毛)かな』
朝倉「なつくさや つわものどもが ゆめのあと。うのはなに かねふさみゆる しらがかな。
大喜利おくのほそ道。皆さん俳人になって( )の中をいろいろな人や物などに変えて川柳を作ってください。」
釘宮「はい。」
朝倉「はい、くぎみん。」
釘宮「くぎみんゆーな!・・・では。アニま!2期 新房見ゆる パロディかな」
朝倉「う〜ん、ぱにぽにのパロディがあるでしょうかね?
新房監督に期待して、一枚あげて。」
古「アイヨ!」
朝倉「はい、くーちゃん。」
古「限定版が買えなかった人たちの気持ちを詠むアル。通常版 オタクどもが 夢の跡」
朝倉「買い逃したら涙が本当に止まりませんよね。強引ですが良いでしょう、一枚あげて。」
まき絵「ハイ。」
朝倉「はい、まき絵さん。」
まき絵「大喜利に 限界見ゆる 作者かな」
朝倉「それは言っちゃダメだよ。でも、的を射ているから一枚あげて。」
茶々丸「はい。」
朝倉「はい、茶々丸さん。」
茶々●「棺の中 マスター見ゆる 葬儀かな」
エヴァ(´・ω・`) <フジミナノニ・・・
朝倉「・・・・。他に誰か。」
まき絵「は〜い!」
朝倉「はい、まき絵さん。」
まき絵「座布団運び 桜子見ゆる ハロワかな『にゃんだって〜!』イタ〜イ・・・」
朝倉「あーあ、全部持ってかれるからそういう事を言っちゃダメだって・・・。はい、ここまで。
では、座布団の枚数を確認しましょう。和泉さん0枚、クギミー1枚、くーちゃん1枚、
さよちゃん0枚、茶々丸さん1枚、まき絵さん0枚。トップはクギミーと茶々丸さんとくーちゃんです!
では、桜子さん!賞品を。」
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名前:まほ落語 大喜利[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:30:14 ID:???
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桜子「ハ〜イ!」
まき絵「いいな〜、なんだr・・・。」
カモ『おもい〜!あにきぃぃぃ、オレっちがなんでこんなことを』
ネギ「朝倉さんにどうしてもとお願いされて断れなかったんだよ。頑張って、カモ君。」
朝倉「トップ賞獲得おめでとうございます。トップ賞として、キーワード『鴨が葱をしょってくる』に
ちなみまして、カモ(君)がネギ(先生)をしょってくる光景をお見せします。・・・アレ?」
釘宮「こんなもののために」
茶々丸「・・・」
古「頑張ってたアルか・・・」
まき絵「二度も桜子に突き飛ばされたのに・・・」
朝倉「血を見る前に、円楽師匠(勝手に)勇退記念大喜利お開きです。どうもありがとうございました。
そして、円楽師匠お疲れ様でした。」
釘宮「待て。逃がさん!」
茶々丸「目標捕捉。細胞一つ残さず破壊します。」
古「覚悟するヨロシ!」
ドゴォ!ドゴォ!!!!『ギャー!』『アルー!!!』
さよ「朝倉さ〜ん!大丈夫ですか〜?!」
朝倉「アハハ〜、さよちゃんに触れるよ〜ん。」
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名前: 空気死神[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:30:57 ID:???
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この村は、先祖が自由を求めて新たなる土地を切り開いたそうな。
人々は時に喧嘩し、すぐに仲直りしたりとそれはそれは仲良く暮らしていた。
そんなある日、朝起きた村人たちが異変に気づいたようで
あ、あれ?なにが起きたの?何がどうなってるの?姿が・・・姿が見えない?!
おい!そこに誰か居るのか?
えっ?!誰?見えない。見えないよ!
なに言ってるんだ?私はここに居る!お前こそ見えないぞ!
なにふざけてるの?私はここに居るよ!
なんと、みなの姿が見えなったり姿が薄れていました。
「ふっふっふ、何がどうなったか教えてあげようか?」
だ、誰?!
「私の名は、空気死神。空気をつかさどる死神よ。
この村の人たちに呪いをかけた、お前らとこの村はもうすぐ消えてしまう。だからみんなの姿が見えないの。」
な、なんだって〜!!!!!!なぜ?なぜ私たちの楽園が・・・
あなたの仕業なの?!ヒドイッ!
「話を最後まで聞きなさい、空気を司る死神の私がなんで寿命を教えに来てると思うのさ。
私はね、存在感がなくなって可哀想なキャラを目立たせるためにやってきたの。
でも、みんなが受け入れてくれなかったからこのスレの寿命を縮めたのよ。」
ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!そんな〜!
私たち関係ないじゃない!
「うっさいねぇ〜、どこぞの誰かに比べたらあんたたち優遇されてるんだから。
まっ、このスレを守りたければ寿命を示すロウソクから、この別のロウソク火を移しなさい。」
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名前: 空気死神[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:32:02 ID:???
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空気死神に案内されまして、やってきました寿命ロウソクの森。
「さあ、このスレの寿命を示すロウソクだよ。早くこれに継ぎ足しなさい。」
よーし、やるよ〜!
「早くしなと言いたかったんだけど、みんなの姿が見えないから渡しようがないなぁ。」
えぇぇぇぇぇぇ!!!!!
さて、一大事。さらに困ったことによその村から事件に気づいた野次馬たちがやってきまして。
『おいおい!私たちの親友に何してるんだよ!この疫病神!』
『ふざけんな!さっさと消えろ!』
「あーあー、外野がうるさいねぇ!悪いけど、止めないよ。」
拍子悪く村の人々がそれに気づいて、掴み合いの大喧嘩・・・と行きたいんですが、
互いが互いの姿が見えない上に死神の姿も見えないときたもんで空振りのオンパレード。
とりあえず、空気死神に罵声の限りを浴びせかけたんですよ。
てめぇのせいで大混乱じゃねぇか!
そうだそうだ!!!
「聞こえませ〜ん。聞こえませ〜ん。」
そぉんな内に誰かが「過去に空気になった奴が居るから悪いんだ」「出番が下位で空気認定されたから悪い」
と言い放ったもんで喧嘩は益々酷くなるばかり。さらに悪乗りする者まで出てきちゃいまして
どいつもこいつも救いようがございません。そんな時に空気死神
「ほらほら、喧嘩なんかしてないで。もうすぐ火が消えちゃうよ」
げげっ!
もう終わりや!
もう少し長生きしたかった。
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名前: 空気死神[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:32:42 ID:???
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「さ、これでおしまいね。もう1ミリも残ってないよ。」
させませんわ!こんな時こそ私が!
さあ、誰かがロウソクを持ちまして火を移そうとしますと。
ねぇ!ボクにやらせてよ!
こんな時にふざけちゃダメですぅ!
あぁ、誰か後ろから飛びつきまして誰かが倒れ、同時にロウソクも落としちゃったよ。
そしたら、寿命ロウソクの火がフッと消えちゃったときたもんだ!
「あーあ、ギリギリのところで助けようかな〜って思ってたのに。あんたたちバカねぇ。
まぁ、続きはあの世で聞いてあげるからさ。バイバ〜イ!」
さあ、ロウソクが消えてしまったので村と人々たちが消え始めてきました。
あ・・・あああ・・・きえて・・・・・あれ?・・・なんだっけ?何を騒いでたんだっけ?
ここはどこ?・・・私は誰?あなたは・・・だれ?
ウチらきえ・・・・あ?・・・なに考え・・・てたん・・・・だっ・・・・け?
ロウソクの火が消えまして、何もかもが終わってしまいました。
誰も彼もが楽園の事を忘れてしまい、楽園は廃れ、ゴミ集積場と産業廃棄物置き場になってしまいました。
と思ったら
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名前: 空気死神[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 17:33:30 ID:???
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ハルナ「おめでとうございまーす!
消えたと思っていた寿命のロウソクには残ってたまだ小さな火種が残ってました!
そしてなんとなんと倒れた時に落っことしたロウソクにその火種が移り、新しい火が灯りました!
新しく灯った火は、前回にも増して明るく輝き、ザジちうスレの発展を願うかのように燃え盛っております!
では、『【ネギま!】ちうとザジに萌えればいいんじゃね?』が全ての職人さんたちにより永遠なる繁栄と
さらなる発展を祈り三本締め!画面の向こうの皆様もご一緒に!いよぉぉぉぉぉッ!ソレッ!」
全ネギま!キャラ『よよよい!よよよい!よよよいよい!ハッ!
よよよい!よよよい!よよよいよい!ソラ!
よよよい!よよよい!よよよいよいっ!!
ハルナ「今まで、まほ落語にお付き合いいただきまして・・・せーの!」
全ネギま!(ry『ありがとうございました〜!』
まほ落語
これにて終演
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名前:落日哀歌・3[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 19:45:43 ID:???
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落日哀歌・3
黄昏時。其は逢魔ヶ刻とも称される―――
ハルナは戦慄していた。目の前に居る、この人は本物なのだろうか―――?
あやかしが化けているのかもしれぬ。そう、思わざるを得なかった。
人を幸せにする筈の料理人。彼女が差し出した品は、ハルナの想像を絶していた。
これは、何―――?
五月は動かなかった。
ハルナもまた、動かなかった。
五月は動かなかった。
ハルナもまた、動かなかった。
五月は動かなかった。
ハルナもまた、動かなかった。
一陣の風が吹き抜ける。それを合図に、五月は口を開いた。
五月:今回はアメリカンに挑戦してみました……。
此れが本場のアメリカン料理だと言うのか。しかし、相手は食神と称えられる五月である。
意を決して、ハルナは箸を付けた―――
沈黙―――
五月は涙した。はらはらと泣いていた。
矢張りハルナと云えども、本場アメリカンの前には赤子のようなものであった。無念であった。
苦労して入手した冬虫夏草も、水泡に帰した。最早、この食材を供養する術は無いと云うのか―――
夕暮れの空。赤の世界。ハルナは夕焼けの空に笑顔でキメていた―――
(おしまい)
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名前:真名ちゃんもっこり日記52[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 21:54:29 ID:???
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真名ちゃんもっこり日記52
暇なので本屋に行った。
すると隅のほうに「真名ちゃんもっこり“浮気”日記」というものが売っていた。
疑問に思って中を見ると先日まで使っていた日記に書いていた内容そのままであった。
どこから流出したのであろう?しかもM子に関する部分は文字が倍の大きさになっている。
しかもなぜか長谷川のコメントだけで10ページもかかっている。
立ち読みをしていると店員に怒られた。
「どうせ買う気も無いんだろう?」
と店員に小一時間問い詰められ店を追い出された。
けっ、少しくらい見てもいいだろ!
出版は早乙女出版改め早乙女ファクトリーとなっていたな。
あのゴキブリめ…、あとで朝倉と長谷川と一緒に問いただしておかねば…
などと思いつつストラトスに乗りこもうとしたら10円パンチされていた(涙)
もう今日は外に出たくない、寮に帰ってインターネットをやる。
もっこり真名ちゃんと呼ばれる私のことだ、きっとネットでも有名人に違いない。
とサーチエンジンで自分を検索してみた。
長谷川千雨 約196,000件ヒット
早乙女ハルナ 約121,000件ヒット
大河内アキラ 約56,900件ヒット
朝倉和美 約49,800件ヒット
龍宮真名 約36,900件ヒット ←←←
……………!!
本当に散々な一日だった…
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名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 23:33:48 ID:???
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儚い出会い、そして永久の別れ
地下室に数日閉じ篭りっきりの主人からの呼び声が届いたのは、
時計を見れば既に卯の刻を迎えた頃だった。
リビングで編み物をしながらそれを聞いた茶々丸は、完成間近なそれを置き声の元へ急ぐ。
魔法書で埋もれる書庫に入ると、神妙な面持ちで胡坐を掻いたエヴァンジェリンがいた。
「お呼びでしょうか、マスター」
手に持つ古書から視線を上げてエヴァは頷く。
「あぁ。――― 先日から私が研究していた内容を覚えているな?」
言ってエヴァは軽く笑った。
「成功しそうなんだ、一応は。だが正直なところ、迷っている」
「と言いますと、何か問題でもあったのですか」
有無を言わず、エヴァは再び書へ目を向ける。
「おそらく相坂さよの願いを叶えることはできる。すでにその為に必要な準備も整った。
…だが、問題はその後だ」
「つまり、彼女を人間に戻した後に問題が控えているのですね」
「難儀な話だ。強力な魔法には、それに伴い重い制限や代償は付き物だが…」
「…そうですね」
茶々丸は同意する。死者蘇生の代価が、そうそう容易い代価とは思えない。
「ですが、彼女の想いは本物です。その彼女が避けたくなるような内容なのですか?」
それが分かれば苦労はしない、とエヴァは苦笑いする。
「だが、もし奴がこのことを知ったなら、反対するかもしれないな」
「―――はい」
「それだけに際どい。果たして叶えていいものなのか」
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名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 23:37:26 ID:???
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その翌朝、台所で朝食の支度をしていた茶々丸を、エヴァが制服姿で呼びにきた。
ついて来いと言われて玄関へ向かい、そこで不安げな表情のさよが目に付く。
あのことを話すのですか、と目線を送れば、エヴァから肯定の眼差しが返ってきた。
それを読み取って、彼女に近づく主についてさよに挨拶をする。
「おはようございます、相坂さん」
「お、おはようございます!茶々丸さん」
私と口を聞くようになって間もない所為か、まだ初々しい反応に少し微笑む。
エヴァはその様子を見やった後、話を切り出した。
「この数日研究をし、お前を蘇生させる手段を探した。―――おかげで寝不足だ」
「ご、ごめんなさい…」
「結論から言おう。お前を蘇生させることは…おそらくは可能だ」
「本当ですか!?それなら…」
「早まらないで下さい、相坂さん」
「え?それはどういう…」
嬉々とした顔を一転、先ほどまでの表情に変えてさよが問えば、エヴァは頷く。
「言っただろう、結論だと。だがそう簡単にはいかないようだ。強力な魔法にはそれ相応の代価が
必要になることは最初に言っておいたことだ。解っているな?」
「それは―――はい、わかってます」
「特に死者の蘇生などと言った、存在さえ疑わしい魔法だ
―――その代償が大きいことは火の芽を見るより明らかだったこと。そうだろう?」
さよにはエヴァに何と返せば良いのか分からなかった。茶々丸の方を見るが、少し寂しげにこちらを
見てくる視線を感じ、つい目を逸らした。
「準備はそう難しいことじゃなかった。必要なものの大半はこの家に元々あったものだ。
―――おかげで魔法薬に重宝する薬草を切らしてしまうがな」
「ご、ごめんなさい…」
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名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/05/14(日) 23:39:37 ID:???
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「でも、でも!私、亜子さんに…」
「お前が人間に戻ることはできる。生身のお前と会えたら和泉もさぞや喜ぶことだろうよ。
だが、その代償の内容を知れば奴ならきっと反対する―――それでも?」
さよは軽く息を呑んだ。亜子はどう思うだろうか。このことを話して反対されたらどうする。
「―――だが、気付かれないで済むかもしれない」
エヴァの言葉に、さよは首を傾げた。
「何事もなければ和泉が中等部を去るまでに、その代償がお前に与える影響は微々たるものになろう。
だから、気付かれないで済むかもしれない」
言って、エヴァは自虐的な笑みを作る。
「どうせ奴らの記憶から我々は消えるんだからな」
さよはそんなエヴァを見て、ようやく登校地獄の残酷さを少し知ったように思った。
その悲しげな笑顔が映すのは、忘れられる悲しみ。
自分のように気付かれない苦しみに比べたら、と思っていた。
近くに理解者がいる彼女を羨ましい、と思っていた。
だが、それは間違い。私達は同じように苦しいのだ。
―――私達は似ているかも、とさよは初めて感じた。
「エヴァさん、私は覚悟ができてます。私は彼女に会いたいです!」
そうか、とだけ呟いて、エヴァは書をさよの前に差し出した。
「書にはこう記述がある。さよ、お前は一時的に肉体を得ることができる」
「だが、あくまで一時的だ。そしてその後、お前は消える」
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名前:514インスパイア[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 00:02:31 ID:???
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裕奈 「なるほど…つまり君は個性的な女になりたいという訳だニャ!」
美空 「はい!よろしくお願いします!」
まき絵 「んー…そんなこと言われてもねェ…」
アキラ 「それって人がどうこうできるものじゃないからなァ…」
美空 「そ…そこをなんとか!!お願いします!」
まき絵 「う〜〜〜〜ん…」
裕奈 「あだ名とかないの?」
美空 「フフフ…待ってましたよその言葉…実はあるんですよあだ名…
連載数年にしてようやくつけられたあだ名がね」
美空 「『空気ちゃん』です」
アキラ (まんまだー!!)
まき絵 「やっぱりアナタあきらめた方が…」
裕奈 「やってやってもいいよ!!」
美空 「ほ…ほんとですか?!」
まき絵 「ゆうにゃー!!」
裕奈 「なーに!まかせといて!悪いようにはしないからさ!
個性なんてまず見た目から!まず見た目を変えれば中身だって変わってくるもんさ!
まかせといて!フフフフフフフ…」
美空 「あのー…なんで目かくしを…?」
裕奈 「フフ…いいからいいから!
よし!出来たよ!!」
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名前:すごいよ!!ユウナさん[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 00:03:41 ID:???
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( ゚∀゚)
(;゚д゚)
(;´д`)
(;-_-)
美空 「あの…鏡ありますか?」
裕奈 「ないんだ!一切!!」
まき絵 「ゴ…ゴメンね…」
(さわっ)
(さわさわっ)
美空 「これ…アフロじゃないっスよねぇ…」
アキラ 「ち…ちがうちがう!」
まき絵 「そ、そんなワケないじゃん!
すごくかっこいいよ!ジミ・ヘンドリクスかと思ったもん」
美空 「え?」
アキラ 「う…うん!私もロッキーのアポロかと思った!」
美空 「そ…そうっスか…?!」
ジミ・ヘンドリクス ttp://nagasaki-ya.com/33/images/guitar21_1.jpg
アポロ ttp://www.auto-mania.com/10842.jpg
美空 「どっちもすごいアフロじゃないスか――!!」ガビーン
裕奈(ボソッ)「ああ…あれがアフロっていうのか…」
美空 「やっぱり――!!?
は…話が違うじゃないかー!!なめんなー!!」
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31-538
名前:コマンドー32 ユウナと没個性新人[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 00:04:56 ID:???
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裕奈 「甘ったれるなコンチクショ―!!
個性っていうのは見た目じゃない!まず中身!!
自分を表現した結果が見た目の個性となるんじゃないのっ!!」
美空 「!!」
アキラ (い…言ってることがさっきと違う――――!!)
まき絵 (なんていい加減な……)
美空 「す…すばらしいっス…
さすがっス!!感動したっス!!
裕奈さん…私は変われるでしょうか…
何のとりえもない私でも…」
裕奈 「もちろん…今のままでも十分個性的だよ!
髪型とかニャ!」
アキラ Σ(;´д`)
裕奈 「そうだ!今日の記念にあだ名をつけてあげよう…
いつまでも空気じゃ何でしょ?」
美空 「ほ…ほんとですか?」
裕奈 「ああ…君は今日から変わるんだ!
今までの自分と違う新しい君にふさわしい最高のあだ名…」
裕奈 「アフロちゃん!」
そのまんまだった
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名前:おまけ[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 00:06:14 ID:???
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超 「それではこれより…
まほらカップ第2回戦を始めるネ」
超 「整列!!」
超 「ん?オイ、Cチーム!4人しかいないガ…一人は欠場なのかネ?」
Σ(;゚д゚) ビクッ
まき絵 「い…いえ これは…」
裕奈 「後で来ます!気にしないでください!ヤツはただの…」
裕奈 「空気ですから!」
コマンドー38 ユウナとアフロ魂(ソウル)
まき絵 「ゆうにゃ…あの言い方はよくないよ…
あれじゃアフロちゃんが空気吸いにいってるんじゃなくて…
アフロちゃんが空気キャラみたいじゃない!」
裕奈 「なァに…似たようなもんさ!」
31-543
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31-543
名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:02:50 ID:???
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へべれけさん16・へべれけさん生誕記念大宴会純愛可憐セニョリータすぺしゃる(タイトル長すぎ)
1/6
麻帆良学園中等部女子寮。そこには夜な夜な徘徊する酔っ払い女が棲むという……。
「―――ふむ」
いつものようにロビーで一杯飲っていた柿崎さん。柄にもなく物憂げな表情をしてますね。
「明日になれば誕生日、だとさ」
ぽつりと呟いて柿崎さんはぐい呑みをきゅっ、と呷ります。
「さして感慨もなし、ですな」
誰に話すでもなく、ぶつくさと独り言を繰り返す柿崎さん。一体どうしたのでしょうか?
「―――ったく、私の酒癖には付いていけない、なんて軟弱な男はこっちから願い下げだっての」
あらあら。いつかはこの日が来るとは思っていましたが、どうやら柿崎さんはフラれてしまったようですね。
柿崎さんの飲みっぷりについていける方なんて、そうそういませんからね。
「ま、私にはお酒とゆー愛しの恋人がいますよーだ」
いつもよりご機嫌斜めな様子で、柿崎さんはふらふらと自室へ戻っていきました。
「んー? なんでしょうねえ、この人数は」
玄関に並んでいた靴を見て柿崎さんは首を傾げます。そして、彼女が部屋のドアを開けると……、
「おおおおっ!?」
ぎらり、と柿崎さんの目付きが変わりました。そこには同居人の釘宮さんと椎名さんの他に、明石さん和泉さん、
アキラさんまき絵さん、ハルナさん朝倉さん、といった面々が待ち受けていたのです。
リビングはすっかりパーティー仕様の飾り付けが施され、ご丁寧に『柿崎美砂生誕記念祭・前夜祭』と書かれた
横断幕が掛けられていました。テーブルには豪勢な料理の数々。そして柿崎さんの心の友であるお酒が
所狭しと鎮座していました。
「まさか前日から仕掛けてくるとはね……。こりゃおねーさん一本取られたわ」
「えっへへー、私とパルが仕組んだんだよー」
「で、このまま明日の朝まで騒ぎ続けるんだってさ」
椎名さんは得意満面に、釘宮さんはやや呆れた顔でそう言いました。そして皆さん次々と柿崎さんに
お祝いのメッセージとプレゼントを送ります。
「ありがと、みんな……。よーし、今宵は無礼講じゃあああっ!!!」
柿崎さんは一瞬だけほろりと涙を零しそうになりますが、すぐさま威勢良く宣言しました。
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名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:04:04 ID:???
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2/6
「ままま旦那、ぐいっとやって下せえ」
早速、仲間達の祝杯ラッシュが始まります。その口火を切ったのはハルナさんでした。
「うむ。苦しゅうない」
とくとくとく……、とハルナさんが注いだ日本酒を、柿崎さんは一瞬で飲み干してしまいました。
「美砂おめでと〜♪ どんどん飲っちゃってね〜!」
お次は椎名さんです。こちらはバーボンをストレートで差し出してきました。
「おーけーおーけー! 今日は浴びるくらい飲み倒してやるからっ!」
またしても一気飲みです。いつにも増して急ピッチですね。
「じゃあ私からはこれっ!」
まき絵さんはヘヴィなお酒から一転して、甘いメロンリキュールを差し出します。
「ほほう、アンタといいんちょみたいに甘々なので来おったか! 甘いわ!!」
柿崎さんの一気飲みは止まりません。本来はカクテル用の原液すらも秒殺してしまいました。
「なら、コレでどうだああっ!!」
明石さんはクセの強いジンをぶち込みます。が、
「んっんー、この独特の香りがたまんないのよね〜」
柿崎さん、あっさりクリアしてしまいました。
「ほな、ウチからはサービスタイムや」
和泉さんはごく普通に赤ワインを注ぎました。日本酒とワインは柿崎さんの大好物です。実に美味しそうに
柿崎さんはグラスを空にしました。
「ん〜、おねーさん気配りの出来る子は大好きよん。お礼にちゅーしてあげよっか?」
「ええっ!? そ、それは遠慮しとくわ……」
「コラーッ! 亜子の唇はあたしのモノだってば!!」
即座にディフェンスに回った明石さんに、柿崎さんはからからと小気味よく笑うのでした。
「みんな美砂を本気で潰したいなら、これくらいはやらないと」
釘宮さん、アルコール度数が70%オーバーのラム酒で挑んできました。
「ふっ、このへべれけさんがこれしきの酒で沈むと思うてか! マジカルボマー敗れたり!」
喉の奥から爆発しそうなお酒でしたが、柿崎さんは表情一つ変えずに呷りました。釘宮さんはぽかーんと
呆気に取られたものの、笑顔で負けを認めました。
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名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:06:20 ID:???
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3/6
「こりゃ私のお酒も通用しないかな?」
快進撃を続ける柿崎さんに苦笑しながら、朝倉さんはスコッチを注ぎました。
「むう、フロム・ザ・バレルか……。スコッチのクセにアルコール60%を越えるクセ者ではありませんか。
さすが朝倉、渋いわね……。―――うん、美味しい。私に似て硬派な味わいだね……」
『誰かだよ』
全員から突っ込まれてしまうへべれけさんなのでした。
「最後は私だね。おめでとう、柿崎」
アキラさんはお疲れさま、とばかりにブランデーを手渡しました。
「アキラでラストなのに、こんな飲みやすい酒でいいの〜? もう降参、ってコトか」
柿崎さんは満足げにブランデーを一気飲みしました。が……、
「あ、ちょっと待って。真名からもお酒を預かってるんだ。今日は用事で参加出来ないから、って私に……」
龍宮さんがアキラさんに託したお酒。それを見た一同は固唾を飲んで見守ります。
「来やがったな……。強敵と書いてともと呼ぶ、私の永遠のライバルが……」
お酒に詳しい方ならもうお分かりですね。そうです、世界最高のアルコール度数96%を誇るスピリッツ、
スピリタス様の登場です。
「その、きっと冗談半分で真名は渡したんだと思うから、無理はしないで……」
アキラさんの気遣いが、逆にへべれけさんの闘志に火を点けてしまいました。
「引かぬ! 媚びぬ! 皆の衆、私の名を言ってみろ!」
何やらサウザーとジャギが混じってます。宴会前の落ち込みはどこへやら。素晴らしいテンションですね。
「スピリタス……。天に帰る時が来たのだ……!」
ケンシロウの名台詞を言い放った柿崎さん。あろうことかスピリタスをラッパ飲みしてしまいました。
「おおっ、すっげ……!」
「フツー、火を吐くよーなカンジなんだけど……」
「この妖怪、平気で飲んじゃってるね……」
これには明石さん朝倉さんハルナさんの3−Aお騒がせトリオも度肝を抜かれたようです。そして、
「生まれ変わった私の敵ではないわあああっ!!!」
日付が変わったと同時に、柿崎さんは最強の好敵手を葬り去ったのでした。
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名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:08:23 ID:???
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4/6
『お誕生日おめでとーっ!!!』
ぱぁん! とクラッカーが鳴らされ、仲間達の祝福の声が掛けられます。
「ぃよおおぉし、まだまだ夜は長いぜ皆の衆! このまま朝まで付いて来なさいっ! 飲め! 歌え!
踊れ! 脱げ! 絡め! へべれけさん力いっぱい憂さ晴らしの夜、今夜はパーティィィィッ!!!」
『DAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』
柿崎さんの号令に、宴会は凄まじい勢いで加速していったそうです―――
そして、四時間後……。
「―――とは言うものの、私に付いて来られるワケないか」
ほんのり頬を染めた柿崎さんの周囲には、仲間達の骸が転がっていました。全員酔い潰れています。
部屋には3ケタの大台を越えた空き瓶が山のように積み上げられていました。その大半が柿崎さんの
飲み干した分です。今の彼女に火を点けたら大爆発しそうですね。
しかし、柿崎さんはまったく酔ってはいませんでした。気心の知れた仲間とわいわい飲むお酒。
それはどんな銘酒よりも格別なのでしょう。美味いお酒だと、このお方は酔っ払いません。
「ありがと、みんな……」
柿崎さんは全員に優しく毛布を掛けてあげました。そして、こっそりと部屋を後にします。
微かに明るくなってきました。もうすぐ夜が明けます。朝の空気を味わう為に、柿崎さんは
寮の玄関へと向かいました。
「―――おや、勤労少女」
外に出た直後に、柿崎さんはばったりと明日菜さんに出くわしました。
「おはよ、柿崎」
「おはよう。もうバイト上がり? 今日は早いんだね」
「まあね。あんたらが朝まで騒ぐ、って言ってたからさあ、早起きして配達を片付けたのよ」
明日菜さんはそう言ってポケットから丁寧に包装された小箱を取り出しました。
「そのまんま持ち歩いてたから好都合だったわ。―――はい、プレゼント」
「ありがと。―――ふふ、今日は最高の一日だよ。まだ始まったばかりなのにね」
どこか憂いを残した表情で、柿崎さんはしみじみと呟きます。その眼は誰を映しているのでしょうか?
そんな柿崎さんに、明日菜さんは遠慮がちに口を開きました。
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名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:09:26 ID:???
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5/6
「あ、あのさ柿崎……。その、あんまり気を落とさないでね」
一瞬、柿崎さんはきょとんとしましたが、すぐに表情を綻ばせました。
「―――そっか。アスナにまでバレちゃってるんだ。私がフラれちゃったこと」
「あっ、と……。うん、ごめん……」
柿崎さんの指摘に、明日菜さんはしゅんと沈んでしまいます。
「こらこら、アスナに謝られる筋合いは無いっての。私を差し置いてヘコまないでよ」
やれやれといった表情で柿崎さんは明日菜さんの肩に手を置きました。
「ホントは円にお願いしようかと思ってたけど、酔い潰しちゃったからねえ……」
とさっ……、と柿崎さんは明日菜さんに抱きつきました。
「しばらく、このままでいさせて……」
「うん。わかった……」
明日菜さんはふわりと包むように柿崎さんを受け入れました。このまま泣き出すのかな? と明日菜さんは
思いましたが、柿崎さんはぴくりとも動かず、ただ明日菜さんの温もりを感じるばかりです。
柿崎さんの胸中にあったのは、悲しさではなく淋しさでした。
それはどんなお酒でも癒されないもの。ずっと一緒だった人を失った、淋しさ―――
穏やかな風が二人の少女を包みました。
どれくらい時間が過ぎたのでしょう。
やがて、明日菜さんが口を開きました。
「今の柿崎は、心にぽっかりと穴が空いちゃってるんだね……」
明日菜さんはそっと柿崎さんの顔に手を掛けます。
「私がしてあげられる事なんて、これしかないから……」
そして、互いの唇が重なりました。
「んっ……」
柿崎さんは抵抗する素振りもなく、ただ明日菜さんの行為を受け入れました。何故なら、普段の明日菜さんからは
想像も出来ないような淋しい表情をしていましたから。
(ごめんね。アスナにまで感染っちゃったみたい……)
柿崎さんはそっと明日菜さんの髪に手を掛けました。そして優しく愛撫します。
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31-548
名前:へべれけさん16[sage] 投稿日:2006/05/15(月) 01:10:33 ID:???
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6/6
長い長いキス。けれどそれは恋人同士の濃厚な口付けではなくて、心の底からぽかぽかと温かくなるような、
優しいキスでした。
(私って幸せだよね……。アスナも、みんなも、こんなに私の事を心配してくれて……)
柿崎さんはふっ、と表情を緩ませると、ゆっくりと唇を離しました。ちりん、と明日菜さんの髪飾りが揺れます。
「―――ったく、このおせっかいめ」
開口一番に、柿崎さんはそう言い放ちました。
「そりゃ私はフリーになったけどさ、いきなりキスはないでしょーに」
「だって、これしか思い浮かばなかったんだから、しょーがないでしょ」
「ふふ、バカレッドのアスナが出した答えがコレか」
「そーよ。なんか文句ある?」
ぶっきらぼうな言葉のキャッッチボールです。けれど二人は笑っていました。
「そんなにサービスしちゃってさあ、私が惚れたらどーすんの?」
「その時はまた考えるわよ」
「ふふん。今度キスする時は舌入れちゃおっかなー?」
「ご自由にどーぞ。アンタとキスしてもお酒の味しかしないから、もうやんないわよ」
「どーせ私はお酒が恋人ですよーだ。よし、また飲み直しますか! アスナも付き合いなさいよ」
「……ちょっとだけだからね」
「アスナもかーなーりイケるクチじゃん。このまま学校サボって一日中飲み倒すわよっ!!」
「はいはい……」
高らかに宣言する柿崎さんに、明日菜さんは苦笑しながら付き合う事に決めたようです。
「どーせ他のみんなも今日はサボリ確定でしょ」
「まーねー。よしアスナ、復活した奴から片っ端に飲ませまくるよっ!」
柿崎さんは嬉々とした様子で自室へと駆け出します。そして、
「ありがと、アスナ……」
後から続く明日菜さんに聞こえないように、そっと囁いたのでした。
こうして柿崎さんの誕生パーティーは日付が変わるまで続きました。夕方には龍宮さんや長瀬さん達も駆け付け、
皆さん記憶から抹消したい程の乱痴気騒ぎだったそうです―――
(おしまい)
最終更新:2007年07月29日 02:25