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35-745

35-745 名前:甲賀といえば猫[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 06:59:39 ID:???
甲賀といえば猫

楓「まったりでござるなあ」
裕奈「にゃー」
楓「ふふ、裕奈殿もそう思うでござるか?」
裕奈「にゃ」
 休日の昼下がり。風は涼しげ。これぞ至福の一時でござる。拙者は裕奈殿と教会の屋根の上で
ひなたぼっこをしているでござる。

 ごろごろごろ……。

 ふふ。裕奈殿もご機嫌でござるなあ。拙者がなでなですると気持ち良さそうに目を細めているでござる。
拙者も何やら睡魔が……。このまま眠ってしまいそうでござるよ……。
裕奈「にゃ?」
 その時でござる。急に裕奈殿がむくりと起き上がり、空を見上げたのでござる。
楓「おや、雲が出て来たでござるか……」
 見れば雨雲がじわじわと流れてきたでござる。これは一雨振りそうな気配でござるな。それにしても……。
楓「裕奈殿の方が先に気付くとは。まだまだ拙者も修行が足りんなあ……」
 拙者が感服しながら目線を送ると、裕奈殿はぐぐ〜っ、とのびをしたでござる。
ふふ、すっかり猫が板についたようでござるなあ。
楓「では、そろそろ帰るでござる。風香も史伽も傘を持たずに出掛けたゆえ、お迎えに行くでござるよ」
裕奈「にゃー」
楓「おや、裕奈殿も来るでござるか?」
裕奈「にゃ!!!」
 拙者の問い掛けに、裕奈殿はそっぽを向いて逃げてしまったでござる。
やはりこの前、寝ている所を風香に顔を落書きされたのが原因でござるかなあ……。

(おしまい)

35-755

35-755 名前:似たもの同士?[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 18:53:15 ID:???
似たもの同士?

「あ〜今日もいい情報入ってこなかったな〜」
屋上で千雨とお喋りをする麻帆良のパパラッチ、朝倉和美。
どうもここ数日いい情報が入っていないらしい。
少し膨れっ面の和美に千雨はため息をつく。
「そうだ!こんどちうちゃんとザジちゃんのラブラブな一日をレポートさせて〜」
「…テメェ根性焼きって言葉知ってっか?」
口にくわえたタバコをそっと和美に向ける。
「あ〜ごめんごめん。しないから」

「ホント、ザジちゃんと一緒になって千雨って変わったね」
「あ?」
何気ないことを聞き出す和美。
「ほら、みんなとも少しは話すようになったじゃん」
「何だよそりゃ。ケンカ売ってるのか」
「まさかぁ!」
言いたいことは山ほどあるが、千雨は意外と誘導尋問に引っかかりにくいのか?
ラブラブになったのは見て当然だが今度はタバコをはじめるようになった。
一体どこからこんなになったのだろうか?
何となく気になったので聞いてみただけだった。
「おい」
「んー?」
「授業始まるぞ」
予鈴はとっくに鳴っている。あと少しで本鈴だが二人は屋上から動こうとしない。
35-756 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 18:53:47 ID:???
「―いいじゃん。どうせ千雨もサボりでしょ」
「ウゼェから教室帰れ」
これがザジだったらおそらくこんな会話もなかっただろう。
千雨は手に持っていたタバコを足で消すともう一本取り出して火を点ける。
「何かさ、私と千雨っていつも一緒だよね」
「ブーーーーーー!」
咥えていたタバコをロケットのごとく吐き出す千雨。
「あれ?何かまずいこと言った?」
「貴様!ザジが聞いたら誤解するだろ!」
「桜子と仲いいんだから問題ない問題ない」
ヘラヘラした表情で千雨をはぐらかす和美を見てイライラが溜まっていく千雨。
だが事実だ。屋上はザジよりも和美と一緒のことがある。
同じ情報系でパソコンには結構詳しい。もし違った形で出会っていたら…
「でもさ、一緒に居たいか居たくないかで随分変わるよ」
「付き合いきれねぇ」
和美からソッポを向いてタバコを取り出す千雨、今度はちゃんと火を点けた。

「はじめはびっくりしたよ。あの千雨がザジちゃんと付き合うなんてさ」
「?」
和美は軽くため息をついて語りだす。
「あの後みんなもびっくりしてたよ。長谷川は変わり者だって」
「…ふーん」
どうでもいいように返事をする千雨の目に一片の動揺もない。
「そうだな、変わってるのかもな。でも私もザジもこれが当たり前になったんだから他人がどやかく言う筋合いはねぇだろ」
35-757 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 18:54:19 ID:???
「なぁ朝倉」
今度は千雨が和美に歩み寄る。
「な、何」
咥えタバコのままで和美の顔ギリギリにまで近づく。
「ちょっと何の真似!?」
その状態で千雨は口に咥えていたタバコを取ると和美の口に押し込んだ。
「!?」
「やるよ、そろそろやってくるころだ」

「千雨ー。授業始まるよ」
予想は当たっていた。本鈴が始まる2分前、ザジが必ず屋上にやってくることを。
「おー今行く」
ミント味のタブレットを口に含んで噛み砕きながら屋上を後にする。
「これから授業出る奴の口がタバコ臭かったらまずいだろ」

ザジが千雨の腕を掴んで階段を下りようとした時、振り向きざまに言った。
「残念だったな、隣がお前じゃなくてな」
その言葉を聞き終わる頃には和美一人が屋上に取り残されていた。
「…」
黙って千雨が口に押し込んだタバコを軽く吸った。
最後の発言は、まるで自分の考えていることを見透かされていた。どっちが読まれているんだか。
ふーっと息を吐いて手すりに持たれながら軽く呟いた。
「何だかな〜。でも、いざ本当に手に入らないって思うと…悔しいものだな〜」

35-769

35-769 名前:怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:24:08 ID:???
『♪トンテケトントン・・・』
美砂「えぇ、子供たちにとって一大イベントの夏休みがやってまいりました。
   このような長期の休みになりますと、ご家族皆さん田舎へ帰省されたりお友達とキャンプへ行ったり。
   はたまたコミケへ行ったり・・・するのはハルナ師匠くらいでございますか。おっとw
   夏のキャンプといえばなんといってもキャンプファイヤーと
   夜中にみんなで集まりまして、ワイ・・・違ったw怪談話でございますね。
   えっと、猥談しても良いんですけどね、猥談というよりかお下劣な噺ですが。
   ここは大人ばかりとは限りませんからね、なるべく高座に掛けないようにしてます。
   ついでに言うなら、男が出てこないといけない物もありますからね。
   さぁ!怪談話はじまるよッ、めがっさ怖い(?)から苦手な人は読み飛ばすにょろ!
   今のうちにトイレに行っトイレ・・・はい。」
35-770 名前: 怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:25:10 ID:???
美砂「とある酒屋でございます。今日もなじみの客がちびちびと呑みましては」

夏美「すんまひぇん。もう半分ちょうらい。」
円「へい。半分ですね。」
夏美「くいっ・・くいっ・・・プハ〜。
   すみみゃひぇん。もう半分」
円「へい。半分ですね。」

美砂「毎度毎度、桝に半分ずつお代わりをしてまして、大将さんが気になりまして」

円「あんの〜。気を悪くしないで欲しいんですけど、聴いてもいいですか?
  なんでいつも、もう半分、もう半分とお代わりするんですか?」
夏美「私、貧乏人だからね、一日に飲めりゅ量はせいぜい三・四杯。
   だかられ、こうやってれ、半分ずつにして呑めば、三杯が六杯、四杯が八杯となるにょね。」
円「はは〜、なるほど。そらよく考えたもんだ。生活を工夫一つでねぇ。
  私、感心したよ。今日はおまけしたる。八杯どころか半分十杯呑んでいきな。」
夏美「あいやまぁ。そらありがたい。
   じゃあ、お言葉に甘えさせて頂きます。」

美砂「と、呑んでますと。」

夏美「はら?もうこんな遅く。
   そろそろ帰らあいと。それじゃ、おじゃまひまひら〜。」
円「へい、まいど!
  ・・・さて、そろそろ閉めるかな。お〜い母ちゃん!閉めるぞぉ〜」
エヴァ「へいへい。」
円「私は表を閉めてくるから、洗い物をたのむ。
  よっと♪〜光る風を追い越したら〜・・あれ?これはさっきの人の忘れ物かな?・・・ああっ!
  こりゃ大変だぁ!」
エヴァ「ちょいとお前さん、どうしたんだい?」
35-771 名前: 怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:26:37 ID:???
円「あの姉さん、財布を忘れて行った。しかも五十両も入ってるぞ!
  早く返しに行かないと」
エヴァ「とっとっと!ちょっと待て!」
円「な、何?こんな時に」
エヴァ「この正直者!こんな大金を忘れていくんだ、あいつとこの金は縁が無かったんだ。
    だからその金は捨てられたも同然。捨てられた物は拾わないと」
円「何を言ってるんだ!だいちな、あの姉さんが取りに戻ってきたらどうするんだ。」
エヴァ「そんなの決まってるだろ。ありませんと言えばいいじゃないか。」
円「な・・・。」

美砂「なんてやり取りをしてましたら、トントンと扉を叩く者が」

エヴァ「ほら来た。お前さんは奥に引っ込んでろ。」
円「あわわわわわ押すなって」
エヴァ「はいはい。どちらさんで」
夏美「ああ、さっきの者です。いやぁスミマセンねぇ、私ここに忘れ物をしたようで。」
エヴァ「忘れ物?いやぁ無かったけど。」
夏美「いや、そんなこと無いんだ。私の座ってた所に、五十両が・・・」
エヴァ「五十両?そらまたそんな大金を何で持ってるんですかね?」
夏美「へぇ聞いてくんなせぇ。私のところは代々演劇一筋の家系でございます。
   昔は何人もの団員を従えていましたが、代々呑む打つで身代を食いつぶしてしまい
   今では私と女房、それと娘一人で細々と食いつないで・・・。
   女房は病弱でして、娘がいつまでも苦労をかけられないと
   さっき、一番の廓屋の柿崎屋に身を売ってあの金を作ったんです。
   それで娘が、今日は大事な大金を持って帰るんだからお酒は飲んだらダメだと
   言ったのに・・・ついふらりと・・・女将さん、あの一生の頼みです、あのお金を返してください。」
エヴァ「長々とよく話すな。話は終わったか?
    私はそんな大金、見たこと無い。返してくれ?人がネコババしたように言うな!」
夏美「決してそういうわけじゃ・・・あのお金が無いと首を吊らないと・・・
   大将!ねぇ大将!居るんでしょ?!お願いします!返してください!」
35-772 名前: 怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:27:31 ID:???
エヴァ「だから、あんな汚い財布なんぞ見たこと無いし、貸す金も無い!さっさと帰れッ!」
夏美「汚い財布?ちょっとあなた!私は忘れ物といいましたけど財布を忘れたとは
   言ってませんし、汚い財布だとも言ってません!まさk」
エヴァ「あ、う、ぐ・・・え〜いうるさい!さっさっと帰れ〜!」

美砂「と、ドカリと蹴り飛ばしまして、戸をビシャリと閉めます。
   突き飛ばされた姉さん、砂利道転んで擦り傷きり傷、服はぼろぼろになりまして
   肩を落としてとぼとぼと歩いていきます。」

円「(あっちゃ〜。あそこまでやるとは・・・。
  かわいそうだなぁ。こっそり帰しに行こう。)」

美砂「大将さんこっそり抜け出しまして。
   財布忘れた姉さんを捜し歩き、とある橋にやってまいりますと」

円「あ〜居た居た。ん?何してるんだ?欄干に」

夏美「千鶴。せっかく郭に身を売ってまで作ってもらったお金。盗られちゃったよ」
円「アッ!身投げだ!おい!待った!!!!」

美砂「とぉ駆け寄るんですが遅かった。ドボンと身を投げてしまった。」

円「あああああなんてことだ。済まなかった。姉さん、迷わず成仏してくれぇ。」

エヴァ「おい、金もってどこ行ってたんだ。」
円「・・・あの姉さん追いかけてった。
  金を返そうとしたけど・・・手遅れだった。あいつ、川に身投げしたよ。」
エヴァ「そうか。証拠がなくなってよかったな。」
円「おまえってやつは・・・」
エヴァ「まあな、その金で儲けてやったほうが供養になる。」
35-773 名前: 怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:29:05 ID:???
円「・・・」

美砂「それから数年後のことでございます。
   女房が産気づきまして子供が生まれ」

葉加瀬「旦那さん、生まれましたよ。」
円「ほぉ、生まれましたか。男の子ですか?女の子ですか?」
葉加瀬「女の子ですが、・・・なんか変わってますよ。」
円「人の子を変わってるとはね〜。
  まあ良いわ、どんな子」

美砂「赤毛に癖毛、そしてソバカス。その姿は、あの日身投げした財布忘れた姉さんそっくり
   ・・・いやそのままの方が近いですなぁ。そのまんまですんで」

円「こ、この姿は・・あ、うぅ、ああ・・アアアアァァァァァアァァ!!!!」

美砂「あまりのショックに気が振れて旦那さんは帰らぬ人に。
   女房はこれはあの財布忘れた姉さんの祟りだと思い。
   一生懸命育てて供養してやろうと、商売をしてる間に乳母をと雇って見るものの
   誰も長続きせず、二・三日で辞めてく」

のどか「あの〜。女将さん、私、今日で辞めさせていただきます。」
エヴァ「ちょっと待て、またそんな事を・・・。
    お前で十人目だぞ。何でそんなに辞めたがる。」
のどか「あううううう。ごめんなさい、辞めさせてもらいます〜。」
エヴァ「お〜い!まて〜!何でみんな辞めるんだ〜!」
のどか「一緒に夜寝たら解ります〜!」

美砂「と、ついに十人目も逃げてった。
   な〜んで辞めてくのかと不思議に思い、一緒に寝てみると。
   それは草木も眠る丑三つ時でございます。」
35-774 名前: 怪談 もう半分 [sage] 投稿日:2006/07/24(月) 21:30:16 ID:???
エヴァ「(ったく。何で辞めてくんだろうね?
    給金増やしてもヤダヤダヤダなんてね。
    ふざけるんじゃないよあの半分の姉ちゃんも、辞めてった乳母どもも。)」

美砂「なんてしてますと、隣の赤ん坊がムクリと起きたので
   細目にして見てますと」

エヴァ「(んん?なっ・・・生まれたばかりなのに起きた!立った!)」

美砂「しますと、行灯から油さし引き抜いて、近くにありました桝に
   トクトクと注いでは呑んで、また注いでは呑んでとしてますんで」

エヴァ「こら、お前!何をしてるか!」

美砂「と言いますと、赤ん坊。桝を持って振り返り、ニタァと笑って




     『もぉ半分・・・』




    怪談・もう半分の一席にございました。」

35-784

35-784 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 22:54:03 ID:???
ザ・桜雨

ザジ、桜子、千雨の3人は、この日海に来ていた。
桜子「千雨ちゃーん」
千雨「何だよ…」
桜子「ちょっとお願いがあるの〜」
ブラジャーのホックを外す桜子。
千雨「待て、この人の多い中で欲情してんじゃねぇよ」
桜子「違うよ〜。背中にオイル塗てほしいの」
ザジ「ちう、後で私も」
千雨「ったくしゃーねーな」

ぬりぬり
桜子「あはははは!くすぐったいよ〜」
千雨「変な声出すんじゃねぇよ」
ボカッ
桜子「痛〜い、あっ千雨ちゃん。そのままLOVEって書いて」
千雨「は?」
桜子「日焼けした後に、LOVEって文字が出てくるっていいよね〜」
千雨「お前ふざけ……よーしやってやるぜ」
ぬりぬり
桜子「(あっ、今背中にLが入った…なんかちょっと眠く…)」
千雨「これでよし…っと。あ、こいつ寝てやがる」
ザジ「千雨、今度は私」
35-785 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 22:54:35 ID:???
千雨「おいちょっと待て!オイル全身に塗りたくって私に抱きつくな、みんな見てるだろ!」
ザジ「千雨、気持ちいい」
千雨「アハーン」

後日
桜子「でね、千雨ちゃんとザジちゃんと一緒に海に行ってきたの♪」
円「そっか…楽しかったんだね。(映画に誘っても来なかったのはこれだからだったんだ)」
桜子「ビーチで千雨ちゃんに背中にLOVEって書いてもらったの」
円「ちょっと桜子、何その背中!?」
桜子「?」

ザジ「それで、背中に何て書いたの?」
千雨「ラブって書いただけだぞ。ローマ字で“LABU”ってな。くくくくく」

35-790

35-790 名前:アキラ お散歩[sage] 投稿日:2006/07/24(月) 23:44:06 ID:???
アキラ お散歩


公園を歩いてみました
夏の日差しが強いかなと思ったけど、柔らかく私を包んでくれる

公園の草むらの上に何かあった
それは白くてふわふわしているもの
いったいなんだろう?

近づいてみると、それは白い仔猫だった
お日様が仔猫を包んで子守歌を歌っているようです
よほど気持ちがいいのか、そばまで来ても起きませんでした

私は仔猫の近くに腰を下ろします
軽く膝を抱えて、私もお日様に包まれました
だんだんと重くなっていく目で、仔猫を見つめます

きもち、いいね・・・


どのくらい眠っていたのか
私は誰かに起こされました

にゃー

それだけが、夢うつつに聞こえました
起き上がり、辺りを見回すけど仔猫はいません。でも仔猫が寝ていたところはまだ暖かかった
起こしてくれたのかな?

35-793

35-793 名前:さよ 小さな知識[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 01:28:10 ID:???
さよ 小さな知識


さよ 「お経って心地いいなって思うさよです」
葉加瀬 「電子の海は私の海、葉加瀬です〜」
さよ 「・・・今日の知識はなんですか?」
葉加瀬 「はれ?ここはさよさんの小さな知識を教えてもらう所じゃないんですか?」
さよ 「あ・・ああ!!そうなんです、そうなんですよ〜。最近は皆さん、自分勝手に・・・」
葉加瀬 「では、葉加瀬の小さな知識、はじまるよ〜」
さよ 「・・・うぁぁぁぁん!!!やっぱり盗られた〜!!!」


葉加瀬 「今日は生石灰についてです」
さよ 「白い粉・・・」
葉加瀬 「そうですね〜でも麻薬じゃありませんよ」
さよ 「運動会・・・」
葉加瀬 「そうですね。あの運動場に引く線、あの白い線の粉も石灰です。消石灰ですが」
さよ 「白い粉・・・」
葉加瀬 「消石灰と違って、生石灰は結構危険なんですよ〜」
さよ 「危険物・・・」
葉加瀬 「生石灰は強アルカリなので、生石灰をつけて水をつけると皮膚を溶かすんですね」
さよ 「どろどろ・・」
葉加瀬 「だからむかしは骨格標本を作るのに使ってたんですね〜」
さよ 「お塩?」
葉加瀬 「そうですね・・・さよさん、幽霊は塩で溶けるか実験してみませんか?」
さよ 「へ?わ、私がですか?」
葉加瀬 「ええ、高級”伯方の天然塩”ですよ。アンデス山脈で産出するピンク色のローズソルトもありますよ」
さよ 「い、嫌ぁ〜!!!」
葉加瀬 「ああ!!待ってください〜!!」

35-795

35-795 名前:千雨 貯金箱[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 03:23:23 ID:???
千雨 貯金箱


ザジには変な趣味がある。別にそれほど変な趣味ではないんだが・・・
妙な物を宝物にする癖がある

アイツの宝物箱は変なものでいっぱいだ
どこから拾ってきたらしい黄色のハンカチ、たぶん何かのデータが入っているCD−R
割れた瓦、ぷよぷ●のぬいぐるみ、蚊取り線香の空き缶、電解コンデンサ
もう何がなにやらわからない

だが、その中で別格の物がある
それがこのブタの貯金箱だ
この貯金箱は陶器製で、さらにいえばお金を入れるところはあっても、抜き出し口はない
つまり、中身を取り出したかったら壊さないといけないのだ

これを拾ってきたのか貰ったのか、あるいは買ってきたのかはわからないが、ある日ザジは机の上に置いた
こうしてザジは毎日、それの中に1円だの10円だの小銭を入れていく
まあ、そうすれば何ヶ月もすれば一杯になってしまう。だから私はこう言った

千雨 「なあ、その金で飯でも食いに行かねえか?」
するとザジは泣き始めた。どうやらブタの貯金箱を割るのをいやがっているらしい
そのうちにザジは泣きながらマジックでブタの貯金箱に何か書き始めた

”ちう”
どうやらブタの貯金箱は私らしい
ザジには私がブタの貯金箱に見えているのだろうか?問い詰めたい、小一時間問い詰めてみたい

そんなこともあってか、ザジの机の上には貯金箱が4つ並んでいる。全部同じブタの貯金箱だ
いつかたたき割ってみたい。たぶんザジは泣くかな。うん、泣くだろう

35-799

35-799 名前:進路[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 17:02:58 ID:???
進路

「木乃香さん」
「どなんしたんいいんちょ?」
とある放課後にあやかが木乃香に尋ねてきた。
「明日菜さんの進路調査がまだ提出されてないのです、あの人は今どこにいますか?」
かれこれもう中学3年生で進路についての調査を行っていた。
―と言ってもエスカレータ式の麻帆良学園に進路調査などまだ早いのだが。
その中で明日菜だけは進路調査を提出していない、さすがに期限の明日までに提出してほしい。

木乃香によれば明日菜は授業が終わるとすぐにバイトに向かい帰ってくるのは夜らしい。
「…で、どうして私の部屋にいるのよ。鍵は?」
どういうわけか明日菜がバイトから帰ってくるとあやかが本を読みながら出迎えていた。
「鍵は木乃香さんに借りましたわ。彼女は図書館探検部で遅くなるそうなので」
「〜〜〜。あんたがいると調子狂うわね」
だるそうにしている明日菜はあやかの横に座る。
「何の本読んでんのよ」
明日菜が横から覗き込む、内容は明日菜が読むにはかなり難しい内容の小説だ。
「うわー。こんなのよく読めるわね、私だったら10ページ持たずに寝て…」
明日菜がそれを言う前にあやかが明日菜の唇を奪った。
「!?!?!」
いきなり不意をつかれ後ずさる明日菜。
本当に見ていて飽きない、いたずらを成功させた鳴滝姉妹みたく微笑んでいるあやか。
「―って言うか何しにきたのよ」
本題はそれだった。
進路調査を早く出せと言えばそれで済むのだが、先ほどのキスであやかのスイッチがONに入ってしまい
路線がかなり脱線してしまう。
「そうですわね、好きな人と一緒にいたいと思いまして」
35-800 名前:進路[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 17:03:31 ID:???
明日菜の手を取ってキスをする。
「あんた…よくそんな恥ずかしいこと言えるわね…」
堂々と包み隠さずに自分の思いを告げられて顔を赤くしてしまう明日菜。
明日菜があやかの苦手としているのはそこだ、あまりにもストレートに言われて逆にこっちが照れてしまう。
「当たり前ですわ、こんなこと好きな人以外には絶対言いませんことよ」
「そんなこと…分かってる」
最初は無口な生意気な子と思っていた。
それがここまで好きになるなんて思っていなかった。それはあやかの大きな心変わりだ。
そしてそれに戸惑うようにして応える明日菜が可愛くてたまらない。

「それでは今わたくしが何を考えているか分かりますか?」
ちなみにあやかはバイト帰りで制服を肌蹴た明日菜を押し倒している状態である。
勘のいい、いや普通に考えてもほぼ10人が10人とも同じことを考えそうなスチュエーション。
「まさかあんたコレ目的で来たわけ!?サカってんじゃないわよ!」
あやかのアプローチは大胆と言うかある意味、明日菜よりも強引。
かれこれ何度これで主導権を握られたことか。
「好きですわよ」
顔を近づけざまにあやかはそう言った。
さっきまで暴れていた明日菜は突然の告白に思考が停止して固まってしまう。
「本当に嫌でしたらハッキリ言ったらどうです?」
そう言ってしまえばいい。ハッキリと“嫌”と。
「ちゃんと言えば私は何もしませんわ。二度とこのようなことはしませんし、喧嘩ばかりしていたあの頃に戻りますわ」
「…」
そう言えばそれで終わる、あやかにとってはとても悲しいことだが。
嫌と言えばいいのに、そうすれば元の状態になる。それなのに…
あやかを傷つけたくない。小さい頃からの付き合いも長い、これだけ尽くしてくれた彼女の行為をたった一言で踏みにじれなかった。
35-801 名前:進路[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 17:04:03 ID:???
「い、嫌…じゃないわよ」
あやかがじっと明日菜を見つめた。それはあやかを受け入れると言う合図。
だが信じられないのか無言でじっと見つめる。
「ああっ、もう!今日まで好きじゃないやつなんかにヤらせてると思ったわけ!?」
半ば吹っ切れ気味にあやかに叫ぶ。どうやら白旗宣言のようだ。
「嬉しいですわよ」
「あーそーですか」
そしてそのまま二人は肌を重ねる。愛すべき人と一緒にする行為。
このふくよかな胸や焦らすたびに悶える明日菜の顔も感じやすいポイントもすべてあやかのものになる。
明日菜はこの攻撃に弱く自慢の力押しも通じない。弱点を知り尽くした者の勝利ということだ。
「は…あぁ…だめ…」
「こんなに感じやすいとは思いませんでしたわよ」
バイトでやっている以上に汗びっしょりになる明日菜。ピンポイントで攻め立てられれば当然か。
「だ、誰がこんな体にしたと思ってんのよ…。責任…取ってもらうわよ」
「分かりましたわ」
この後、隣の部屋からうるさいと言われるほどの内容、そして同部屋のネギと木乃香はたまらず刹那の部屋で寝たという。

翌日、明日菜の進路調査票にはこう記されていた。
“雪広あやかに永久就職”
ストレートに書いた明日菜は呼び出しを食らってしまった。

35-806

35-806 名前:刹那 大空へ[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 21:16:32 ID:???
刹那 大空へ


ふと見上げれば、透き通るような青空が広がっていました
それは雲一つ無い世界でした
だから私、空を飛んでみたんです
禁忌とされている白い翼を広げて・・・なんだかもう誰かに見られてもいいような気がしたから

限界まで高いところに上がってみました。だからちょっと息苦しいです
下を見下ろせば、眼下に広がる麻帆良の街
こんなに大きかったんだ。私たちの居るところ・・・

目を閉じて大の字になって太陽の光を全身にいっぱい浴びます
そして普段は吸うことのできない大空の空気を胸一杯に吸い込んで一つ深呼吸しました
息を吐き終わって目を開きます
世界が私の物みたいに感じました

さて、いい加減にしないと誰かに見られてしまうかも、なんて思います
ちょっといたずら心の出た私は、思いっきり急降下してみました
体を切り裂くような風が、ちょっと冷たく感じます

ふわりと地上に降り立ちました。少し翼が疲れた感じです
さあ、このちゃんのところに・・・
ふと気がつけば、ザジさんが見ていました。しっかりと翼の付いた私を見つめています

もふもふ・・
近づいてきたザジさんに翼を揉まれました。ちょっと気持ちいいです
刹那 「あ、あの・・・これは・・・」
ザジさんは気持ちよさそうに顔を私の翼にすりつけ始めました。ちょっとザジさんが可愛いです
しばらく私の翼でもぞもぞしていたザジさんでしたが、気がつけば眠っていました。私、羽毛の布団じゃないんだけどな

35-816

35-816 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/07/25(火) 23:44:31 ID:???
私・・・私は・・・ダレ?
私は春日美空、シスター、3−A出席番号9番。のハズなのに・・・なんで?
どーして・・・?私は―――――ダレ?
出席番号9番は1番同様欠番。
真帆良協会シスターリストに春日美空の名前は無い。
春日美空の存在が消えている。
しかし私は存在している。何故?
誰にも見えない。幽霊になったのではと出席番号一番、相坂さよに話かけるも反応無し。
私は幽霊ではない。幽霊でも人間でもなく・・・ただの分子、原子。
何故私はそうなった・・・。私は何もしていない。多少不真面目だが神に仕える者。
私は・・・何もしていない。何もしていないからいわゆる「空気」となった。
でもどうして、何故?
フフ・・・そうか、そういうことか。私は所詮空気、私が引き起こす者は全て超常現象。
私が物を持ち上げればポルターガイスト・・・。いいさ、悔やまないでできることをしようじゃないか。私の存在が消えているならば、私の超常現象で好き勝手やらせてもらおうじゃないか。八つ当たりかもしれないが・・・私がやる行為、それは破壊活動。
神の教えに背く行為。でもどーせ神様だって私の存在等知らない。それどころから悪魔も
私が見えない。
好き勝手やるよ、物を壊そうが人を傷つけたり殺そうが、全て超常現象。
もうコレは報復・・・3−A、いや真帆良全体に報復を!
手始めに・・・誰から殺ろうか?まずは3−Aからやりたい。
明石・・・。こいつでいい。周りに亜子とかアキラとかいるけど・・・それもいいさ。
謎の超常現象さ、それを目の前で見せ付けてやる。ポルターガイストで女子中学生一人が死亡するだけの話・・・。やってやるさ。
私は手ごろな石を持ち上げ・・・明石にふりかざすっ!
「ゆーな!石が!」
「えっ!?」
<続かない>

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最終更新:2007年07月29日 02:28