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9-208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/02(金) 19:33:07 ID:XMzwdzYZO
ネギ先生、アスナさん、このかさん、刹那さんがマスターの家に遊びに来ています
マスターは何やら新しい薬の調合を思い付いたらしく、研究室に篭っているのですが‥‥

「よし!完成したぞ!」
地下室から上がってきたマスターはオレンジジュースの様な物が入った瓶を持っていました
「マスター、その薬は‥‥?」
「これか?ふふふ‥‥、これはナギが帰って来た時の為に作ったとっておきだ」
「はあ‥‥」
とても複雑な表情をしています、湯悦に浸るような‥‥快楽に浸るような‥‥
惚れ薬でしょうか?
惚れ薬ですね
「その惚れ薬を使ってあんな展開やこんな展開を楽しむわけですね」
「ケケケ‥‥、御主人ハ変態ダナ」
「誰が惚れ薬など作るか!これは屈辱を味わせる為に作った物だ」
ことり、と瓶をテーブルの上に起き、いまだにやにやとした笑みを抑えることのできないマスター
惚れ薬でないとすると、‥‥‥‥理解不能です
「私も別荘の方を見てくる」
「了解しました」
薬を置いたままマスターはまた地下に降りていきました
‥‥大切な薬を置いたまま
9-209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/02(金) 19:42:46 ID:XMzwdzYZO
一時間後
「あー、疲れた」
「アスナ一杯泳いでたもんなー」
皆さんが帰って来たようです、刹那さんの姿が見えませんが‥‥
マスターは一番後ろからゆっくりと歩いて来ています
「エヴァちゃん、このジュース飲んでいい?」
先程の薬瓶に触れるアスナさん
「だからちゃん付けは‥‥、馬鹿!それはジュースじゃない!」
「えっ?」
ことん、と音を立てて倒れる瓶。テーブルに流れる液体からは不可思議な煙があがっています
「何これ!?」
「ああ、くそっ!」
「何だか体が‥‥」
煙の向こうがどうなっているのかわかりません、有毒な物では無いようですが大丈夫でしょうか?

‥‥数分後煙が晴れた先に居たのは
大体6歳ぐらいと思われる
マスター
ネギ先生
このかさん
がいました
‥‥薬の正体は若返りの薬?しかも6歳前後になるように調合されていたようですね
「‥‥みんなどうしちゃったのよ?」
魔法の効かないアスナさんとここにいない刹那さん、それと私だけがこの場に残されることになりました
‥‥これからどうしましょう
9-221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[こんな所ですまないが>>210、>>214。レス?クス] 投稿日:2005/09/02(金) 22:00:18 ID:XMzwdzYZO
「若返りの薬の作用だと思われます、アスナさんは魔法無効化能力が幸いにも効いたようです」
現在の状況を把握仕切れていないアスナさんに簡単に説明する
そしてその説明すらも理解出来ていないような表情を浮かべる3人の子供
「ということは、あの年齢詐称薬と一緒なのよね?」
「いえ、大変申し上げにくいのですが‥‥」
このマスター達の状態などから推測するに‥‥
「記憶についてはわかりませんが、身体と共に精神等も逆行しているようです」
「ええーーーっ!!」
アスナさんの叫びで少し家が揺れました、驚きです
そして今の声を聞き付けたのか、バタバタと音を立てて地下から上がって来る人物が‥‥
「どうしたんですか、アスナさ‥‥‥、お嬢様!!」
友人が急に小さくなってたら驚くでしょうね、でも少しだけ静かにしてて欲しいものです‥‥

「なるほど、そんなことが‥‥」
刹那さんとアスナさんには詳しく事情を説明しました
薬の効果のこと、何日続くかわからないことなど
幸いにも今は姉さんが子供達に付き合ってくれているのでいいんですが
解決作を見つけないことには‥‥
9-222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/02(金) 22:14:22 ID:XMzwdzYZO
「イテッ!痛イカラ引ッ張ンナヨ!」
「にんぎょうなのにいたいの?」
「へんなにんぎょうやなぁ」
「‥‥アンマリ騒イデルト、アノ頭ニ鈴ツケタ女ニ食ワレチマウゼ」
「‥‥う、うそだよね?」
「そこ!変なこと吹き込まないでよね!」

解決作はいまだ無しです
薬を作った本人であるマスターは、私の膝の上にちょこんと座って話を理解していないのか不思議そうにしています
こういうマスターも新鮮で可愛いので放っておいても‥‥、駄目ですね
「ねえ、おねえちゃん。むつかしいはなしおわった?」
「もう少しだけ待っててくださいね、マスター」
「うん!」
本当にどうすれば‥‥
「ねえ、これって時間制限とかあるのかな?」
アスナさんが急にそんなことを言い出しました
「恐らくは。ナギさんに使う予定で、ずっとこのままであればマスターはショタコンということになりますし」
「ショタ‥‥?まあ、ともかく。それじゃ一日だけ様子を見てみない?一人ずつ預かってさ」
「なるほど、それがいいかもしれませんね。それでは私はマスターを」
「じゃあ私はネギを」
「わ、私がお嬢様‥‥ですか?」
役割も決まり、とりあえずは解散ということになりました
いつまでこの状態が続くのでしょう?
今は誰にもわかりません‥‥
9-356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 20:43:56 ID:wlPg1DLYO
「ねー、おねえちゃんあそんでくれないの?」
「もう少しで終わりますので、それまでは姉さんと遊んでいてもらえないでしょうか?」
「コレ以上ガキノ相手シテタラ死ンジマウゼ‥‥」
「大丈夫です、少なくともさっきの三人の中では一番おとなしいようですから」
夕食前、私が準備をしているとマスターはエプロンの裾を引っ張りながら遊ぶようにと催促をしてきます
遊んではあげたいのですが‥‥
「うん、わかった!」
「それではまた後で」
この状態のマスターは言うことを簡単に聞いてくれるので嬉しいです
普段なら‥‥、いえ語るのは止めておきましょう

それから数十分後
「夕食が出来ました、マスター」
マスターを呼びに部屋まで行くとそこには‥‥
「みてみておねえちゃん、かわいいでしょ?」
マスターとマスターの手に抱かれた姉さんがいました
‥‥姉さんの服はウェディングドレスに変わっていましたが
「姉さんイメチェンですか?」
「ウルセーヨ、ホットケ」
9-357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 21:06:01 ID:wlPg1DLYO
その後夕食も終わり、何の問題もなく一日が終わろうとしています
現在マスターは一人でお風呂に入っています
‥‥今のマスターなら湯船につかったまま眠って溺れかけるなどということはないでしょう
「マッタク、悪ノ欠片モナイナ」
「子供ですから」
元の服装に着替えた姉さんはぶつぶつと文句を言っています
可愛かったのにもったいない、ちゃんと画像として記憶に納めていますが‥‥
「ソレデ、ドウスルンダ?イツマデモアノママジャマズイダロ?」
「データベースや文献で調べたところ、強力な効果を持つ薬は反比例するように影響時間は短くなります。‥‥例外はありますが」
「御主人ノコトダ、時間ノ方マデ特ニ手ヲカケテナイダローシナ」
「はい、残念なことに恐らく今日か明日のうちに切れるでしょう」
「本音ハ口ニ出スナヨ」
しかし、いつものマスターの可愛らしい反応を楽しめないのは‥‥、早く戻って欲しいという気持ちも有ることには‥‥
「‥‥聞イテネーナ」

「なにをおはなししてるの?」
マスターがお風呂からあがったようです、パジャマに身を包み私と姉さんを交互に見つめています
「明日ノ予定ニツイテダヨ、日曜ダカラ学校ニ行カナクテイイノハ奇跡ダナ」
「ふーん、どこかいきたいな」
「ええ、そうですね。考えておきましょう」
「やったー、やくそくだよ?」
無邪気に喜ぶマスター、ヤレヤレと被りを振る姉さん
明日になれば戻っているでしょうか?この無邪気な笑みを見ることはないのかもしれません
9-358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 21:20:40 ID:wlPg1DLYO
「マスター、もう寝た方がいいと思われます。明日外出するというなら尚更です」
絵を書いているのでしょうか?鉛筆を持ち英語のノートに向き合っています
覗き込んでみると、マスターを挟んで私と姉さんが立っている絵が描かれています
けして上手とはいえない絵、けれど一人一人の特徴がとても的確に描かれています
「マスター?」
「はーい」
元気よく答えて鉛筆を置くマスター、椅子から降り自室に向かう‥‥
はずですが私を見上げたまま動こうとしません
「どうかなさいましたか?」
「おねえちゃんもいっしょにねるの」
‥‥困りました、私は寝るという行動が必要ありません
「あの、マス‥「チョット先ニ上ガッテナ御主人。少シ話ガアルカラヨ」
「わかったよ、おねえさんもきてね」
「アア、気ガ向イタラナ」
一人自室に向かうマスター、姉さんは何の用事があるというのでしょう?

「オイ、自分がロボットダナンテ言ウンジャネーゾ」
「どうしてですか?」
「オ前ヲ本当ノ姉トシテ見テルカラダヨ、子供ノ夢ハ壊スナヨ」
‥‥姉さんはそんなところまで見ていたのですね、私は言われるまで気がつくことはなかったでしょう
「わかりました、それでは行きましょうか?」
「オイ、コラ!俺ハイイ!離セ!」
私は姉さんを片手に抱き、マスターの部屋へ‥‥
9-359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[「が」が平仮名だ‥‥orz] 投稿日:2005/09/03(土) 21:39:57 ID:wlPg1DLYO
「みんなでいっしょにねれてうれしいよ」
「そうですね」
「‥‥ケッ」
マスターを挟んで壁際に姉さん、反対側に私が川の字を書くようにして寝ています
「おねえちゃん、あったかい‥‥」
ぴたりと私に抱きつくようにするマスター
「私はき‥‥、いえ何でもありません」
姉さんが口に人差し指を当てて「言ウナヨ」と示しています
‥‥そうでした、忘れていました。今だけは忘れていなければいけないことでした
「おやすみなさい、マスター」
「すー‥‥‥‥」
返事の変わりに聞こえてきたのは安らかな寝息
眠れないことは知っていましたが、真似るようにして私も目を瞑ります
何故か眠気というものを感じた気がしました、‥‥眠ることはありませんでしたが
9-361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/09/03(土) 21:48:31 ID:wlPg1DLYO
「う‥‥ん‥‥、暖かい‥‥。‥‥うわっ!茶々丸なんでここに」
「お目覚めですかマスター?」
日が登りはじめて三時間程たったでしょうか
マスターは元に戻っていました
「変な夢を、見た。こうして誰かと寝てる夢だった」
「そうですか」
「ああ‥‥二人の姉が居てな、その二人に遊んでもらったりするんだよ‥‥」
「‥‥それは楽しそうな夢ですね」
「ああ、楽しかったよ」
今までのことをマスターは夢として認識しているようです
「夢の中では明日遊びに行く約束をしませんでしたか?」
「‥‥ああ、したな。なぜ茶々丸が知ってる?」
なぜ?それは私が夢の出演者だからですよ、マスター
それでは‥‥

「夢の続きといきましょう」

アスナさん達に連絡したところ、ネギ先生達も元に戻っていたようです
マスターは薬の件について怒るものと思っていましたが、何も言いませんでした
恐らく夢を見れたからよしとしたのでしょう
そして今、私達は夢の続きにいます。‥‥皆さんも呼んで外にピクニックへ来ているだけですけれど
学園の外には出られませんが、こうして大勢で何かをすることはとても楽しいことだと認識しています
「マスター、楽しいですか?」
「外に行くだけで楽しいと思うか?」
「ええ、私はとても」
「まったく、お姉ちゃんは‥‥、あれ?なぜ私は茶々丸をお姉ちゃんなどと‥‥?」
それはこれが夢の続きだからですよ、マスター

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最終更新:2007年07月29日 02:31