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37-548

37-548 名前:夕映 麻帆良四方山話[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 01:21:50 ID:???
夕映 麻帆良四方山話


1/2
夕映 「麻帆良の世界は不思議がいっぱいです。今日はその不思議の一つをお話しするです」

”ねこの集会”

これは麻帆良の、いえ、どこの街にでもあるようなお話です
今は夜、ここは麻帆良のとある街角、人気の有るようで無い袋小路
昼には何処かの少年たちがここであそび、夜にはもの悲しさだけが残る小さな広場

にゃー・・・にゃー・・・

そこにはねこがいます、とてもたくさんのねこがいます
朝倉 「噂には聞いていたけれど・・・ねこちゃんかわいいな~」
その集会をそっと覗く者が一人。麻帆良のパパラッチさんです。ねこさんたちはそれに気がついては居ないようですが・・・
朝倉 「ん?あれは・・・ゆーな?」
そうです。そのねこだけの集会に一人だけ人間の少女が居たのです
しかしねこたちはその少女をおそらくはねことして認識しているのでしょう。どのねこも彼女を排除しようとはしていません

ねこに混ざっている少女は、膝の上にのせたねこさんをそっと撫でながらずいぶんとまったりしています
そんな少女に一匹のねこが近づいてきました。その口には小魚が咥えられています
裕奈 「にゃ」
少女は優しそうに微笑むと、そのねこさんを撫でました
撫でられたねこさんは少女の足下に小魚を置くと、満足そうにごろごろと鳴くのでした

朝倉 「まさか・・・ゆーな・・・」
同級生の少女を観察するパパラッチさん。あまりの雰囲気に足下がお留守になってしまったようです
37-549 名前:夕映 麻帆良四方山話[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 01:23:44 ID:???
2/2
ぱきん

なんということでしょうか。パパラッチさんはありきたりの罠、”小枝を踏んで音を出してしまう”に引っかかってしまったのです
一瞬、パパラッチさんはねこさんたちから視線を外してしまいました
そして数瞬後、パパラッチさんは再びねこさんたちを見ます。なんとすべてのねこさんの視線がパパラッチさんの方を方を向いています
朝倉 「あ・・・あはっ」

にゃぁぁぁぁ!!!

それは凄まじい叫び声でした。ねこさんたちが一斉にパパラッチさんを威嚇し始めたのです
朝倉 「ひ、ひぇぇぇ!!!」
パパラッチさんは思わず目を瞑り、頭を抱えて蹲ります。しかし・・・
・・・・・・
沈黙が流れました。パパラッチさんがおそるおそる目を開くと、そこはただの広場になっていました
あれだけたくさんいたねこさんたちが一瞬で消えてしまったのです
そして・・・同級生の少女も消えていました

翌日、パパラッチさんの教室にて
和美 「ねぇ裕奈、昨日の夜のことなんだけどさ・・・」
そう声をかけた瞬間のことでした

にゃー

その鳴き声はパパラッチさんの背後、教室の窓から聞こえてきました。パパラッチさんがその方向を見ると、一匹の白ねこがいたのです
そのねこは一声鳴くと、パパラッチの少女をにらみつけて何処かへと行ってしまいました
裕奈 「なに?朝倉」

和美 「な、なんでもないよ。うん、なんでもない」
ねこさんたちは秘密主義のようです

37-554

37-554 名前:真名ちゃんもっこり日記106[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 17:35:07 ID:???
真名ちゃんもっこり日記106

「ねー亜子。教えてー」
「…ムカ」
なんと、あの和泉が怒っている!?一体何が和泉を怒らせているんだ?

「簡単なことや、何度も同じ質問を続けるからや」
同じ質問?それは和泉にしか答えられないものなのか?
「ねぇー亜子ー。もう一回教えてー」
「またや…」
しかし気になるな、和泉にしか答えられない質問ってなんだ?
チャオとか葉加瀬でも分からないのか?
「あれは素人やったら判断が難しいんや」
何だって?滅茶苦茶気になるぞ。

「せやから、オフサイドは…」

あ それ私も知りたい。
37-555 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 17:38:00 ID:???
俺もオフサイド知りたい
37-556 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 20:23:37 ID:???
緒不挫伊怒(おふさいど)

時は三国時代、呉の国に緒という男がいた。
彼は若い頃に農業を営んで生活していたが、黄巾党に襲われ全てを失う。
財産は奪われ両親は殺され、一度は絶望した彼だったが、挫けずに生きる事を決意し、劉備率いる義勇軍に入った。
その後の彼の戦いでの活躍は目覚ましく、何人もの黄巾党を屠る事になる。
しかし、そんな彼の最後はあっけない物だった。
同じ義勇軍の仲間であった伊に殺されてしまったのだ。
その理由は、伊と緒が独自に考えた遊戯をしていた所、規則外の行為を緒がしたとされている。
伊はそれを反則と主張したが、緒は決めていなかったとして譲らない。
その言い争いは殴り合いに発展し、いつしかお互いは剣を抜き合った。
斬り合いの末、緒は死亡。伊はその罪で死罪になったという。
このことから、想定外の行為、転じて分かりにくい行為を緒不挫伊怒と呼ぶようになった。
尚、現代のサッカーに同音のオフサイドというルールがあるが、分かりにくいという点以外に共通点はない。

民明書房刊「三国時代とザジちうスレの知られざる関係」より抜粋
37-558 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:06:26 ID:???
夕映「これは、緒不挫伊怒!」
のどか「知っているのか!夕映!?」

37-559

37-559 名前:僕と史伽と 私とお姉ちゃん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:37:50 ID:???
僕と史伽と 私とお姉ちゃん

それはある放課後のこと―――
二人揃って鞄を手に教室を出ようとする楓と風香に、史伽は首を傾げて声をかける。
「あれ?どこ行くですか?今日は部活お休みですー」
「拙者たち、散歩部がお休みなので巽屋の新作『和風ぷりん』を食べに行くでござる。ニンニン
史伽殿も早く仕度をするでござる」
笑顔で促す楓に、史伽は顔を曇らせる。
「まだ美化委員の仕事が残ってるですー。お姉ちゃん手伝っ―――」
「じゃあ僕たち先に行ってるから。史伽は後で来ればいいよ」
風香は史伽の発言を遮ると、楓の手を取り教室を後にした。
少し困った顔をした楓が、何度も史伽を振り返る。
風香はそんな楓も、一人取り残され涙目になる史伽も、気にすることなく急ぎ足で去って行った。
「ふ・・・ふえぇ・・・」
「ほらっ、泣かないの!」
「うちらで手伝ったるで♪はよ終わらせよなー」
今にも泣き出しそうな史伽に後ろから円と亜子が笑顔で声をかける。
「円お姉ちゃん・・・亜子お姉ちゃん・・・」
涙を飲み込んで、史伽はホウキを握り締めた。
「お姉ちゃんたち大好きですー。がんばるです」
教室には笑顔を取り戻した史伽が、円と亜子の間で無邪気に微笑んでいた。
37-560 名前:僕と史伽と 私とお姉ちゃん [sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:38:23 ID:???
「やはり巽屋のぷりんは最高でござる」
「うん・・・おいしいね」
先ほどから口元が緩みっぱなしの楓に対し、風香は浮かない顔だ。
「フム。あまりおいしそうな顔はしてござらぬが・・・」
楓は細い目の奥からじぃっと風香を見つめる。
風香は俯いて、ちっとも減らないプリンをぼんやりと眺めていた。
「史伽殿を置いてきて良かったのでござるか?」
胸中を察したような楓の言葉に、風香の瞳にじんわりと涙が滲む。
「しっ・・・知らないやっ!史伽なんて知らないやっ!」
「お・・・おねえちゃ・・・・・・」
聞き覚えのある声に風香は強張り、後ろを振り返る。
そこには今にも泣き出しそうな、瞳を潤ませた史伽の姿があった。
史伽の姿に、気まずい思いで風香は俯く。
「風香殿。話してしまったらどうでござるか?このままではお互い気まずいだけでござる」
楓の言葉にはっとして史伽が駆け寄る。
「かえで姉!何か知ってるですか!?お姉ちゃん今朝からずっと私に冷たいです。
きっ・・・嫌われちゃった・・・ですぅ」
「嫌いになんかなるもんか!史伽は僕のたった一人の妹なんだぞっ!
史伽のお姉ちゃんは僕だけなんだぞっ!」
あまりの勢いに、史伽はびっくりして風香を見つめるばかり。
真っ赤な顔をした風香が黙り込んで俯くと、鼻をすする音だけが辺りに響いた。
37-561 名前:僕と史伽と 私とお姉ちゃん [sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:38:58 ID:???
「・・・史伽殿。風香殿は今朝、史伽殿たちの話を聞いてショックを受けてしまったのでござる」
「今朝の・・・話?」
「亜子殿たちと喋っていたでござろう?」
楓の言葉にしばし考え込む史伽。
「えっと・・・」
「『優しいお姉ちゃんたち大好きです』って言ってたじゃないか!僕はどうせ優しくないよっ!
でもでもっ・・・史伽のお姉ちゃんは僕だけなんだぞっ!たった一人の・・・お姉ちゃんなんだぞっ!
うっ・・・・・・うわぁぁぁあああん」
突っ伏して泣き叫ぶ風香の姿に史伽はオロオロするばかり。
「お・・・おね・・・おねえちゃん・・・・・・ふえっ・・・・ごめ・・・ごめんね。私のお姉ちゃんは
たった一人で・・・・ぐすっ・・・ 世界で・・・一番大好きですぅ・・・ぐすっ・・・嫌いに・・・
ならないでぇ・・・ふえぇん・・・」
ぐすぐすと泣き始めた史伽の頭を、楓はそっと撫でた。
「風香殿。史伽殿の姉はお主だけ、ただ一人でござる。大事な妹を泣かせてはいけないでござる」
「・・・ぐすっ・・・かえで姉・・・・・・」
「さて、では誤解も解けたことだし、お主たち。仲裁した拙者に褒美を謙譲するでござる」
目尻に涙を溜めた二つの同じ顔が、キョトンと楓を見つめる。
「『和風ぷりん追加でござる』」
『ありがとうございまーす』
店員の明るい声と共に、三人はクスクスと笑い出した。
しばらくしてテーブルの上には4つのプリン。
2つは双子の姉妹が仲裁料としてそれぞれ楓に謙譲したもの。

1つは風香が大事な妹にあげた優しさ。
1つは史伽が大事な姉にあげた優しさ。


~END~
37-562 名前:番外編[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 21:40:00 ID:???
番外編 ~翌日の3-A~

「なっ・・・なんだと!?お前ら昨日巽屋に行ったのか!?」
「きししっ♪和風プリン食べてきたぞー♪」
「あま~くてとってもおいしかったですぅ」
「今回の新作はなかなかでござったぞ」
「なっ・・・なっ・・・バカモノー!巽屋と言えば『餡蜜』ではないか!そうだよな?刹那!」
「・・・私に振るな。甘いものは苦手だ。」
「くそっ、お前じゃ話にならん。おい、エヴァンジェリン。お前はどうだ?」
「私が好きなのは葛きりだ」
「・・・・・・・・・・」


~オワリ~

37-564

37-564 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:16:30 ID:???
ここはバーボンハウス、いつも覆面をかぶっていて
顔を見せてくれないマスターがいる店。
今日も、常連客の一人である龍宮さんが来店しました。
「また来たね・・・注文を聞こうか。」
マスターの声は男とも、女とも似つかない中性的な美しい声で注文を取ります。
「今日も・・・アキラで頼む。」
龍宮さんの顔はすっかり上気していました。別にここはお酒を出すところではありません。
この真帆良学園生徒達の裏の顔を見る事ができるお店なのです。
マスターは龍宮さんの注文にヤレヤレと言った仕草をしながら
語り始めました、アキラさんの裏の顔を・・・。
「龍宮さんが一緒にいないとき、アキラさんは部屋で
静かに読書をしています。前夜の激しい行為でズキズキと痛む腰を気にしながら。
でもアキラさんは前夜の事を思い出しながらパンツに腕が伸びます。
そう、一人エッチです。でも、誰かに気づかれないだろうか。
誰かに声を聞かれたら・・・とやっている内に心配になって一度も絶頂まで
到達しません。だから、龍宮さんが帰ってきたときは満面の笑みで迎えるのです。
行為の後に、龍宮さんの腕をギュッと抱きしめるのは
本当は、行って欲しくないからなんですよ。」
マスターは語り終えるとネックレスを握り締めました。
龍宮さんはというとご機嫌だった表情がさらにご機嫌となり
景気よく札束をカウンターに放り投げるとスキップしながら寮へと
戻っていきました。ここは生徒の裏の顔がわかるバーボン・ハウス
次のお客さんは一体ダレかな・・・?

美空「ヤレヤレ、ステルス能力がこんなにも便利だとはね。
これでお金儲けもできるんだから、空気の点には目を瞑るしかないね。」

37-568

37-568 名前:50%&50%[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:42:32 ID:???
50%&50%

ザァァァァァァ…

雨の中に現れてくる二人の影。
明日菜とあやかは一緒に帰るはずだったが、突然の雨。
寮まで猛ダッシュで帰ってきたが結局全身びしょ濡れになってしまった。
「あーもーっ、びしょ濡れね」
二人であやかの部屋に入ったまではよかったがずぶ濡れ状態のため服を脱ぐことにした。
下着までも濡れて透けていた。
「ちょっと待っていてください、タオルを持ってきますわ」
両者バスタオル姿でどうしようかと思っていたが、ほどなくしてシャワーを浴びることにした。
「どちらが先に入ります?それとも一緒に?」
「私が先よ、それに一緒に入ったら何されるか分からないし」
明日菜はあやかを押しのけて先にシャワーを浴びた。
そこまでは何事もなく事は進んでいたのだが…

「で、どうして上だけなの」
パジャマが一着だけしかなく、明日菜はあやかのパジャマの上をあやかは下だけを着ていた。
下着がないため妙な違和感は否めないが、あやかの場合上半身は隠すものがないため
長めのタオルをサラシのように巻くしかなかった。
「仕方ありませんわ、残りのパジャマはすべて洗濯した上に乾燥機が壊れてこれしかありませんでしたわ」
流石に同室の千鶴や夏美の服を勝手に借りるわけにはいかなかった。
「もーっ。服が乾いたらさっさと帰るからね」
「おそらく明日まで乾きませんわよ」
不意にあやかは明日菜の後ろをとって抱きしめる。
「いいではありませんか、明日は日曜ですし」
「こら!またあんたの悪い癖が…」
37-569 名前:50%&50%[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:43:03 ID:???
上半身を抱き寄せてキスをするあやか、下がない明日菜の下半身からそっと手が入ってくる。
「!?何勝手に触ってんのよ!」
豪快なチョップがあやかの頭に振り落とされた。強く反論するかと思ったが途端にしおらしくなっていた。
「…すみません明日菜さん、少し調子に乗りすぎましたわ」
「な、何を言ってんの!別に言ってくれればいいのに…」
「それでは、今から触りますわね」
“しまった”と思った時にはときすでに遅かった。

ベッドに押し倒される明日菜。上着しかないため胸元と下からあやかの手が入ってくる。
「あァ……や…ン……」
上と下からの攻めは強烈らしく、シーツを握る手が強くなる。
「いい眺めですわ」
そう言って耳元でささやくあやか。
「何一人で盛り上がってんのよ」
すると下から入れていたあやかの手の動きが変わる。その反応に明日菜はたまらず声を出した。
「…っ…あ……バ…カぁ……」
「盛り上がっているのは私だけではありませんでしたわね」
こうなるともうあやかのペース、明日菜はこのままあやかが満足するまで休みなしだったとか…


しばらくして、すべてを終えた明日菜はあることに気づいた。
「―で、さっき全部洗濯したから着るのはこれしかないって言ってたけど…」
明日菜はあやかの服が満載のクローゼットを指差した。
「何でこんなに着る服があるのかなー!?」
あやかを間接固めをする明日菜、若干の怒りに身を任せてあやかを問いただす。
37-570 名前:50%&50%[sage] 投稿日:2006/09/11(月) 22:43:34 ID:???
「痛い、痛い、暴力反対ですわ!」
ようやくあやかを開放する明日菜。これからあやかの精一杯の言い訳を聞く。
言い分によっては腕ひしぎ逆十時固めやサソリ固めをお見舞いするつもりだ。
「嘘ではありませんわ、パジャマはすべて洗濯してこれしかないですのよ」
つまりあやかが洗濯したのはパジャマだけで、普段着は普通の残っていた。何も服全てを洗濯したとは一度も言ってない。
「そう言うのはパジャマ以外の服をよこしなさい!」
「嫌ですわ!一つのパジャマを共有するスチュエーションはなかなか体験できませんわ」
「何逆ギレしてんのよー!」
ベッドで行為をした直後だというのに二人は早速喧嘩を始めた。

はたから見れば、明日菜とあやかは素っ裸でプロレスをやっているようにしか見えなかったりする…。


37-573

37-573 名前:『コスプレさよ』(1)[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 00:16:45 ID:???
さよ「はぁ……」
朝倉「?」
さよ「……はあぁ~」
朝倉「さよちゃん、どうしたの? 珍しく溜め息なんてついてさ」
さよ「60余年来の私の悩み、聞いてもらえます?」
朝倉「60分以内で済むなら(^^;)」
さよ「朝倉さん、私を見てください」
朝倉「うん……見てるけど、何?」
さよ「何か気付きません?」
朝倉「え、何かいつもと違うかな?」
さよ「それなんですよ」
朝倉「うん?」
さよ「私は幽霊だから、60年以上いつも通りのままなんですよ」
朝倉「つまり?」
さよ「私だって、女の子なんですよっ! おシャレだってしたいし、流行の服だって着てみたいです」
朝倉「なるほどねー、こりゃ、ちゃおりんの出番かな」
37-574 名前:『コスプレさよ』(2)[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 00:18:26 ID:???
超「それで、私のところに来たノカ……」
朝倉「できる?」
さよ「お願いします!」
超「無理ではないガ……上手くいくかは分からないネ。想定外の事態もあり得るヨ」
さよ「それでも、お願いします! 私、60年以上もこの制服のままなんです!」
超「わかったネ。しかし、まずは私の仮説が成り立つか試してみる必要があるヨ」
朝倉「仮説?」
超「簡単な話ネ。衣服を幽体化してしまえばイイヨ。幽体化自体は容易な作業ネ。
既に、このサイコ・イヤホンとサイコ・ゴーグルで幽体に対する物理的干渉は可能になっているネ」
さよ「だから、超さんは私の声が聴こえてるんですね?」
超「ちゃんと姿も見えてるヨ。……そこで、問題は相坂さんの制服にあるネ。
相坂さんが最初から身に付けている制服を脱ぐことができなければ、
新しい幽体化した衣服を着ることができないネ。意識を持つ幽体……
つまり、魂の形は自らのイメージによって生まれているはずヨ。
相坂さんの自己イメージが変更できないものなら、
着替えるばかりか、髪型を変えることすら不可能ネ」
朝倉「つまり、さよちゃんが服を脱げればOKってこと?」
超「表面的にいえば、そういうことヨ」
朝倉「よし! じゃあ、早速だけど、さよちゃん脱いで!」
さよ「え……」
朝倉「なに恥ずかしかってるのよ。さっさと脱いじゃって」
さよ「あの……カーテンの向こうで着替えても良いですか?」
超「イイネ、早く服を脱げるか試してみるネ」
<さよ:カーテンの裏に隠れる>
朝倉「………………、今だ! シャッターチャーンス!」

さよ「やっぱり……朝倉さんは朝倉さんですね」
朝倉「さよちゃん、なんかキツイよぅ;」
【つづく】

37-586

37-586 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 14:19:45 ID:???
保健室

桜子「ごめんねーいきなりだけど急患だよー」
あやか「まき絵、しっかりして」
アキラ「急いで手当てを」
まき絵「いたたた…」
ゆーな「にゃー!」
亜子「まき絵?一体何があったんや!?」

アキラ「肩から落ちて…」
美砂「天井に向かって飛んで…」
まき絵「私が、調子に乗って大技出して…」
円「まき絵の大技を応援したら…」
あやか「着地にしっぱいして…」
桜子「それが私たちがここに来て…」

亜子「そんなんいっぺんに言われても分からへんわ」
ゆーな「にゃー」
亜子「そ、そんなことがあったん!?まき絵もまき絵や、無理するからやろ!」

この時、アキラは怪我をしたまき絵よりも裕奈の聴き取り能力がすごいのか
亜子の解読力がすごいのか気になっていた。

37-592

37-592 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 21:35:11 ID:???
リクカプ劇場
夏美×のどか編:努力の人


「どんなに頑張ってもダメなことがありますよね」
のどかと会話をしていた夏美はふとこんな言葉を聞いた。
「うーん…でものどかは大分変わったじゃん、その調子で頑張ればいいじゃん」

のどかは変わった、はじめは前髪で顔を隠しておどおどしていたのに。
2年の3学期でネギが来てから変わった、前髪を隠して前向きに行動するようになった。
夏美はそこまで変われたのどかが羨ましく思えた。
自分は自称普通の娘、普通に生活していきながら大きく変わることが出来たのどか。
「それは分かっているのですけど…」
のどかはネギ先生を好きになった、だがネギを狙っていたり好意を抱いているのは大勢居る。
そんな中で自分は明日菜たちと比べると目立たない分類にいる。
夕映ですら癖のある立ち振る舞いでいるが、のどかは自分に自身がないせいか、いつもおどおどしてしまう。
ネギに対して今一歩踏み込めないのだ。

「努力ってなんのためにあるんですかね?」
どんなに頑張ってみても、自分は明日菜や刹那のようにはなれない。
ではどんなことをすればいいか分からず迷っていた。
「…うーん、努力ねー。そりゃどんなに頑張っても出来ないことってあるけど…」
夏美は自分の胸のうちを明かす。
「人の基準って自分には分からないじゃん、やるだけやって力がつくならやらない手はないよ」
そう、夏美は夏美らしく努力をしている。
ハカセと一緒にいるときでも訳の分からない単語や機械の名前が次々と飛び出してくる。
理解は出来なくても少しでも役に立つなら、そういう考えで夏美はハカセの言葉を少しでも理解しようとしていた。
「だからのどかも頑張れ!」
背中を軽く叩かれて少しむせるのどか。
37-593 名前:リクカプ劇場[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 21:35:45 ID:???
「それじゃ私これから部活だから」
「は、はい」

自分は少しは役に立つ会話が出来ただろうか。
いや、必ず出来た。努力しなければその先は見えない。立ち止まっていて現状に満足してはだめなのだ。
夏美は夏美の方法で努力をする。
「夏美ーっ」
この日の練習に葉加瀬が見に来てくれる、失敗してもそれは夏美の努力を表しているから…
だからいい格好しようなんて思わない、自分は自分らしさでぶつかればいいのだ。

「…努力か」
自分で言ったことを繰り返すのどか、夏美に言われて少し努力の意味が分かったような気がした。
頑張ることも才能の一つならば、それを支えてくれる人に出会えることは幸せだから。
のどかも夏美もまた一歩前進する力を身につけた。


37-602

37-602 名前:真名ちゃんもっこり日記107[sage] 投稿日:2006/09/12(火) 23:06:17 ID:???
真名ちゃんもっこり日記107

学園に来ても相変わらずサボりがちなエヴァ。
茶々丸は「『あのチビ吸血鬼またゲーム優先でサボってるよ』的な気分です」とかほざいていたな。
先生も困っているらしいのだが、生憎先生は今日ノーパn(ryのクーの所へ修行をしなくてなならない(よだれ)。
そこで私が代行で行くのだが…

不安だ、この前は異様なゴミ屋敷と化していたからな。
「にゃー」「にゃー」「にゃー」
「猫さんどうぞ」
おっ、猫にミルクをやっている茶々丸ハケーソ。
「どうだ、お前のマスターの様子は」
「『あの満月の日以外威厳も何もない、能無しマスターは今も引き篭もって遊んでるよ。ケッ』みたいな状態です」
お前最近荒れてきてるな。
「どうぞ、この前のようにゴミであふれてはいませんので」
おー、来て見れば見違えるように綺麗になっているじゃないか。

天井の電気の紐に首を吊るされてるチャチャゼロは見なかったことにしよう。

「まだ台所付近が出来ていませんがかなり綺麗になったほうです」
そりゃよかった、何しろゴミ満載で窓から入る別荘なんて聞いたことがないからな。
「よぉ、何か用か?」
…相変わらずダサイ黒ジャージにコンビニ弁当、茶々●の言うとおり威厳も何もないな。
「もごっ?何か言ったか?」
こいつ本当に吸血鬼なのか…

37-604

37-604 名前:『コスプレさよ』(3)[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 00:24:04 ID:???
超「……ということで、相坂さんが着替えられることは証明されたネ」
朝倉「じゃあ、あとは何に着替えるか決めるだけだね」
超「そういうことヨ」
さよ「ワクワクしてきました~」
朝倉「ねぇ、さよちゃん。何か着たい服ってある?」
さよ「着たい服ですか?」
朝倉「うん。着物とか、ドレスとか」
さよ「着物も良いですけど、まずは流行の服を着たいです」
朝倉「流行か~、まずは色々な服を自由に試着できる場所が欲しいよね」
さよ「でも、そんな場所、どこにあるんですか?」
37-605 名前:『コスプレさよ』(4)[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 00:25:08 ID:???
千雨「それで、私のところに来たのか……」
朝倉「そうなんだ~」
さよ「ありがとうございます~」
千雨「試着するくらいなら別にいいけどよ、一体、誰が着るんだ?」
(注:千雨はさよが見えていません)

朝倉「まぁ、誰でも良いじゃない?」
千雨「良かねーだろ。サイズとかあるし」
朝倉「サイズは大丈夫だと思う」
超「私がどうにかするネ」
千雨「お前がいるから心配なんだよ。このマッドサイエンティスト」
朝倉「(それに、&quotちうちゃん&quotだって、この衣装群の存在を他人に知られたくないでしょ?)」
千雨「(うわ、てめぇ、脅しかよ!)……くれぐれも汚さないように注意しろよ」
朝倉「ありがとねー、ちうちゃん」
37-606 名前:『コスプレさよ』(5)[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 00:26:52 ID:???
朝倉「……ということで、さっそく服を着れるようにしたいと思います」
超「任せるネ! ……ところで、なんで長谷川さんがいるノカ?」
千雨「心配だからだ」
超「まぁ、いいネ。では、幽体化を実行するヨ」
千雨「はぁ? 今、なんて言った?」
超「幽・体・化、ネ!」
千雨「おいおい、そんなこと出来るのかよ」
超「ばっちしネ! さぁ、朝倉さん。衣装を選ぶネ」
朝倉「おーけー。あ、これなんか良いかも」
超「流行……最盛期は過ぎた気もするガ」
千雨「祭が終わっただけだ。まだまだ現役のネタだよ」
さよ「&quotネタ&quotですか?」
朝倉「さよちゃん、地獄耳~。姑みたーい」
さよ「朝倉さん、変なこと言わないでくださいよぉ」
千雨「おい、朝倉。お前、誰と話してるんだ?」
朝倉「幽霊のさよちゃん」
超「長谷川さんも見てみるカ? このサイコ・ゴーグルを使えば……」
千雨「遠慮しとく。厄介なもんに関わるのは御免だ」
朝倉「よし! さよちゃん、とりあえずこれを着てみよう!」
超「幽体化マシーンを起動するネ!」

バシーン!(服を幽体化した音)

超「ふっ、成功ヨ」
千雨「服が消えた……」
朝倉「さよちゃん、着てみて」
さよ「はい……(着替えて)……はい、着ました」
朝倉「写真とるよー、はいポーズ」

37-607 名前:『コスプレさよ』(6)[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 00:28:04 ID:???
千雨「撮影中に割り込んで悪いが、私の服はもと通りになるんだよな?」
朝倉「え!?」

超「あぁ……、そういえば、言い忘れてたことがあるネ。
幽体化はどの材質の物体にも有効ダガ、幽体化したものを実体化することはできないネ」
朝倉「つまり、あの世のものになった服は、この世に返って来ないってこと?」
さよ「生き返ることはできないんですね?」
超「簡単に言えば、そういうことヨ」


━━━━━━━━━━━

2ねん、Aぐみ:あさくらかずみ

きょうは、ちうちゃんにひどいことをされました。
きている服をそのまま幽体化されました。
みんな見てました。
うるすらの金髪お姉さんにどうじょうされました。


【つづく】

37-621

37-621 名前:無言の告白[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 22:13:01 ID:???
無言の告白

一瞬、見透かされてた気がした。
円「ねぇ、もう少しポイント変えてみない?」
桜子「えー、今のままがいいよー」
美砂「でもチームワークあってのチアガールだからね。一人がうまくいっても他がうまく出来なきゃ」
フォーメーションの打ち合わせだった。

桜子「うん分かった。ごめんねー円、自分のやり方で」
円「いいよ、分かってくれたら」
早々と部活を終えて着替える中…
桜子「円ー」
円「んー?わっ!!」
桜子が何かを投げてきた。
それは何の変哲もない消臭スプレーだった。
桜子「あまってるからあげるね」
美砂「おやー。随分と優しいじゃん、何かいいことあったの?」
桜子「えへへ、実は千雨ちゃんのを貰ったの、少ししかないけど」
あんな喜ぶ桜子は初めて見た気がする。
チア3人でいても見せないものもあるだろう、しかしあそこまで幸せそうな顔は知らない。
円「ありがと…」
素直に喜べない。“友”が譲ってくれたのに…
桜子「うん」
私に見せる笑顔と長谷川に見せる笑顔は違う。一方的だが彼女を愛している目。

桜子「あ、そうだ。これ伝えておくね」
すると桜子は円の顔を覗き込むようにした。
37-622 名前:無言の告白[sage] 投稿日:2006/09/13(水) 22:13:36 ID:???
桜子「お礼を言うときは、ちゃーんと相手の目を見てね。私のときにそうなるからよく分かるよ」
円「…ごめん」
桜子、あんたには分からない。私が目を伏せる理由なんて。
美砂「はーい桜子。来客だよ」
千雨「おいコラ。珍しく待っててやったんだぞ、早く来い」
ザジ「…(手を振る)」
桜子「あっごめーん。今行くね」
分かっている。桜子は今は長谷川のものなんだ。
千雨「荷物持て、ザジの分もな」
桜子「うえーん。いきなりだよ~」
たとえパシリでも荷物持ちでも、桜子には長谷川が居る。私じゃない。
桜子「そ、それじゃあね円、美砂」
美砂「おーっす」
円「…」

 桜 子 は 私 の も の に は な ら な い

私があんたの目を見れないのは…
私はあんたが好きって言ったら困るでしょ―あんたには長谷川がいるでしょ―。
長谷川を選んだんでしょ―私じゃありえないよね―。
だから安心して。
言うつもりはないから―言う勇気もないから―。
誰にも言わず、知らせず、私はずっと待ち続けるから。

円「じゃあね、桜子」
私はずっと…ずっと
桜子「じゃあねまた明日」
扉が閉められ桜子の姿が消えていく。
円「…………さよなら」
私のものにならないあなたが好きでした。

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最終更新:2007年08月02日 00:53