「中国人だから普通語を話せる。」ということはありません。中国の中には少数民族もいますがその他の人々も小学校に上がるまでは地方の方言を話しています。現地に足を運んでみるとわかりますが、普通語よりも現地の人は方言で話をしている人のほうが圧倒的に多いのです。
そして、小学校に上がると教科書や受ける授業すべてが「普通語」になり、小学校一年生では徹底的に発音や読み書きを学習します。そのうち学校では普通語ではなし、家では方言で話すようになるのです。
さて、つまり中国人は強烈なバイリンガル教育を受けているので普通語が話せるのです。もちろん、以前の教育しか受けていない年配の中国人の中には普通語が話せない人もいます。
子供達は高校、大学と進級していくうちに方言を話さなくなり、最近では方言を話さない若者が急増しています。というか「聞いてわかる」が「方言は話せない」状態になるのそうです。これは、「さびしい話だ」と現代の大人たちの憂いになっています。