【名前】
 神寂祓葉/Kamusabi Futsuha
【性別】
 女性
【年齢】
 17
【属性】
 混沌・善
【容姿・性格】
 純白の長髪。頭のてっぺんには大きめのアホ毛がぴょんと立っている。
 衣服は都内高校の制服。上は紺色のブレザーで下は緑と茶色のチェック模様のスカート。
 底抜けに明るく、よく笑いよく泣く。喜怒哀楽がはっきりしている。
 露悪的な振る舞いは好まず、敵を殺す時もいつもさっぱり。
【身長・体重】
 160cm/45kg
【魔術回路・特性】
 質:E 量:E 
 きわめて質が低い。
 祓葉は魔術を必要としない。
【魔術・異能】
◇『神寂祓葉』/〈理の否定者〉
 あらゆる能力値で普通の人間を逸脱している。
 それは純粋な身体能力だけに留まらず、およそこの世の全才能に通ずる存在。
 理屈ではなく理としてある人間。さながらそれは、世界そのものが彼女のためにあるようだと評される。

 ――その有様はさながら、〈世界の主役〉。
 彼女が生まれ持った真の異能は、"抑止力へのきわめて高度な免疫"である。

 『神寂祓葉』は、生まれながらに抑止力の介入を受け付けない突然変異種。
 世界から取り残された、理としての神の視界に入らない存在。
 だからこそ彼女には際限というものがなく、何に邪魔されることもなく奇跡を行使することができる。
 とはいえ、祓葉自体はあくまでもただの人間に過ぎない。
 生まれながらに、人より少しだけ"奇妙な幸運"を感じることが多いだけの普通の少女として祓葉は育った。

 聖杯戦争さえなければ。
 死に際の彼女と出会ったのが、星に手を伸ばした科学者でさえなければ。
 神寂祓葉は自身の異常を自覚することも、誰かの人生を狂わせることもなく、普通に生きて死んでいたことだろう。
 そんな彼女が、運命に出会ってしまったこと。それが、この世界にとっての一番の不幸。

◇万能型永久機関・『時計じかけの方舟機構(パーペチュアルモーションマシン)』
 キャスター・オルフィレウスが死に際の彼女に埋め込んだ絵空事の科学技術。
 すなわち永久機関。オルフィレウスが成し遂げられなかった偉業、人類救済の御業そのもの。
 人間には決して扱えない、故に実用に値せぬとの烙印を押された歯車に、祓葉はその特異性故に適応を果たしてしまった。

 機能は無制限の肉体再生と、同じく無制限のエネルギー供給。
 死を超克した祓葉は唯一の弱点であった"人間であること"をも同時に克服してしまった。
 あらゆる攻撃で死なず、再生しながら奇蹟を起こす。
 ただの少女として生きられたはずの娘を完成させた、最後のピース。

◇『界統べたる勝利の剣(クロノカリバー)』
 永久機関移植後、体得した異能。魔術とも似て非なる幻想。宝具類似現象(アストログラフ・ファンタズム)。
 祓葉のその時"到っている"領域に合わせた出力を引き出す。
 その斬撃は概念切断・事象破却の機能を帯びており、理(ルール)を――ないしそれに準ずる詰みを斬り伏せる。

【備考・設定】
 特異点。彗星の尾。絵空。狂気の如きクラリオン。唯一神の否定者。そして無神論。
 様々な名で呼ばれるが、絶対的に共通していることはひとつ。
 彼女はきっと、生まれながらに主役となる星の元に生まれている。
 世界が彼女のために道を空けても空けずとも、彼女はそれを力ずくでこじ開けて進んでしまう。
 不可能が、彼女の前でだけは可能になる。
 存在そのものが世界の剪定に繋がる、人類史のエラー。もしくは、人類種の最終到達点。
 無数の勝利を重ね、無数の狂気を生み出しながら、ただ世界の果てを夢見る娘。
 誰かにとっての救世主であり、誰かにとっての悪魔でもある存在。
 〈はじまりの聖杯戦争〉にて、祓葉は他の六陣営すべてを屠り聖杯を手にしている。

 聖杯は彼女とそのサーヴァントたる科学者の手に渡り、改造された上で使用された。
 そうして生まれたのがこの物語の舞台となる仮想世界――針音仮想世界〈東京〉である。
 祓葉はゲームマスター。しかし彼女は監督役の立場に留まらず、積極的に舞台へ介入する。
 自分で仕掛けたゲームで、本気でもう一度玉座を目指すという矛盾し放題の出来レース。

 それでも。
 神寂祓葉は、すべての演者(ともだち)を愛している。
【聖杯への願い】
 相棒であるヨハン(オルフィレウス)の願いを叶えること。
 ただ、基本的には楽しく遊べればそれでよし。なのでやりたいようにする。
【サーヴァントへの態度】
 自分に新しい世界を見せてくれた親友。
 口は悪いけどかわいいところもあるんだよなあ、と思っている。

 さあ、いつまでも夢を見ようね。
 ヨハン。
 私の、私だけの、天使さま。

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最終更新:2025年04月18日 00:42
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