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ハルカのベッドに潜り込んだ千秋を見てハルカがあることに気づいた。
「千秋?さっきから何か震えてない?」
「…は、はぃ。実は部屋の前で10分程入ろうか迷ってまして…。」
「…は、はぃ。実は部屋の前で10分程入ろうか迷ってまして…。」
ハルカが体を触ると、千秋の体は小刻みに震えて冷たくなっていた。
「こんなに冷たくなって……すぐに入ってくれば良かったのに。」
「すみません…ハルカ姉様。」
「いいからこっち来なさい。」
「すみません…ハルカ姉様。」
「いいからこっち来なさい。」
そう言うと、ハルカは千秋の体を自分に寄せ、軽く抱きしめた。
「どう?少しはあったかいでしょ?」
「…はぃ。…それに柔らかくて、ハルカ姉様の良い香りがします。」
「…なんだかこうして千秋を抱きしめてると、昔の事思い出すわね…。」
「昔……ですか?」
「そう、千秋がまだ小さかった頃の事…」
「…はぃ。…それに柔らかくて、ハルカ姉様の良い香りがします。」
「…なんだかこうして千秋を抱きしめてると、昔の事思い出すわね…。」
「昔……ですか?」
「そう、千秋がまだ小さかった頃の事…」
ハルカは千秋の髪を撫でながら、昔の事を話し始めた。
「千秋が小さい時はね、体が弱くてすぐに風邪をひいたりしてたのよ。」
「私がですか?」
「うん。…だから心配でいつも千秋に付きっきりだった。お風呂も、寝る時も…」
「そうだったんですか…。」
「でね、カナもまだ小学生で淋しかったのかな…寝る時はカナも私の部屋に来てベッドは皆の部屋にあるのに、この部屋のベッドで3人寝てたのよ。」
「でも子供とは言え、さすがに3人は狭くなかったのですか?」
「そりゃー狭かったよ。カナなんて朝起きたらいつもベッドの下に転がってたもの。」
「つまりカナは昔からバカ野郎だったんですね。」
「私がですか?」
「うん。…だから心配でいつも千秋に付きっきりだった。お風呂も、寝る時も…」
「そうだったんですか…。」
「でね、カナもまだ小学生で淋しかったのかな…寝る時はカナも私の部屋に来てベッドは皆の部屋にあるのに、この部屋のベッドで3人寝てたのよ。」
「でも子供とは言え、さすがに3人は狭くなかったのですか?」
「そりゃー狭かったよ。カナなんて朝起きたらいつもベッドの下に転がってたもの。」
「つまりカナは昔からバカ野郎だったんですね。」
その後もハルカはしばらく昔の話を続け、
千秋も当時の事は幼くて覚えていなかったのか興味深く聞いていた。
千秋も当時の事は幼くて覚えていなかったのか興味深く聞いていた。
「でも時々カナと千秋を見てると羨ましくなる時があるのよ。」
「え…?」
「千秋は私にわがまま言わないし…それに私の言う事はよく聞いてくれるし、言わなくてもお手伝いしてくれるでしょ?」
「そ、そんなの当然です!」
「でもカナとは喧嘩もするし、千秋もわがままも言うでしょ?」
「それはあいつがバカ野郎だからです。」
「それが少し羨ましい…もちろん喧嘩はしたいとは思わないけど……少しくらいは私にもわがまま言っていいんだよ?」
「そんな…ハルカ姉様に不満なんて微塵もありません。」
「そっか。それならいいんだけど…。」
「え…?」
「千秋は私にわがまま言わないし…それに私の言う事はよく聞いてくれるし、言わなくてもお手伝いしてくれるでしょ?」
「そ、そんなの当然です!」
「でもカナとは喧嘩もするし、千秋もわがままも言うでしょ?」
「それはあいつがバカ野郎だからです。」
「それが少し羨ましい…もちろん喧嘩はしたいとは思わないけど……少しくらいは私にもわがまま言っていいんだよ?」
「そんな…ハルカ姉様に不満なんて微塵もありません。」
「そっか。それならいいんだけど…。」
そう言ったハルカの顔は少しさみしそうだった。
それを見た千秋は心配になって何かわがままが無いか、頭の中を必死に探した。
それを見た千秋は心配になって何かわがままが無いか、頭の中を必死に探した。
「ハルカ姉様…あの……」
「ん? どうしたの?」
「……キ…キスしてください」
「えぇ?!」
「その…お風呂では私からしてばっかりだったので…今度はハルカ姉様から……」
「ん? どうしたの?」
「……キ…キスしてください」
「えぇ?!」
「その…お風呂では私からしてばっかりだったので…今度はハルカ姉様から……」
千秋の考えたわがままに、ハルカは少し顔を赤らめて困った。
しかし、自分で『わがままを言って』と言ったてまえ断る訳にもいかなかった。
しかし、自分で『わがままを言って』と言ったてまえ断る訳にもいかなかった。
「えーっと…じゃあ目をつむってくれる?」
「はぃ。…こう……ですか?」
「うん。……」
「はぃ。…こう……ですか?」
「うん。……」
目を閉じて待つ千秋を前に、ハルカはまだ戸惑っていた。
千秋の唇の数センチ手前で止まっては考えの繰り返し…そしてハルカはついに決心した。
千秋の唇の数センチ手前で止まっては考えの繰り返し…そしてハルカはついに決心した。
『……ちゅっ…』
ハルカは千秋の唇……の横のほっぺにキスをした。
「…えっと……ハルカ姉様?」
「ご…ごめん千秋、やっぱりこれが精一杯みたい……」
「ハルカ姉様……」
「ご…ごめん千秋、やっぱりこれが精一杯みたい……」
「ハルカ姉様……」
すると今度は千秋がハルカの首に手を回し顔を近づけた。
「ダメですよハルカ姉様…ちゃんとココにしてくれなくちゃ……」
「ちょっ…ちょっと待って千秋、こ、心の準備がま……んんっ!」
「ちょっ…ちょっと待って千秋、こ、心の準備がま……んんっ!」
ハルカがまだ話している途中に、千秋の唇がハルカの口をふさいだ。
舌を入れようとした千秋だったが、いきなりで驚いたハルカは口を固く閉じてしまっていた。
千秋は仕方なく、キスをしては少しハルカの唇を舐め、またキスを……と何回も繰り返していた。
舌を入れようとした千秋だったが、いきなりで驚いたハルカは口を固く閉じてしまっていた。
千秋は仕方なく、キスをしては少しハルカの唇を舐め、またキスを……と何回も繰り返していた。
「ハルカ姉様……んっ…これはこれで……ぺろっ……ドキドキしますね……」
「…はぅ……千秋…もう少し……んっ…優しく…」
「…はぅ……千秋…もう少し……んっ…優しく…」
千秋はその後もキスを続け、徐々にハルカの力も抜けて口が開きそうになっていた。
しかしその時、突然千秋はキスをやめてハルカから離れた。
しかしその時、突然千秋はキスをやめてハルカから離れた。
「あ…あれ? 千秋どうしたの?」
「え…えーっと……その、そう! 少しトイレに行ってきます!」
「そ…そう。行ってらっしゃい。」
「え…えーっと……その、そう! 少しトイレに行ってきます!」
「そ…そう。行ってらっしゃい。」
そう言って千秋はトイレに走った。
トイレに付き、千秋は急いでパンツをおろした。
トイレに付き、千秋は急いでパンツをおろした。
「やっぱり…おしっこが少し出てる……」
千秋には、大好きなハルカと長時間キスをしたから濡れた…と言う知識は全く無く、自分はおしっこを漏らしたと勘違いしていた。
千秋は急いで下着についたのをふき取り、自分の濡れた部分も拭き始めた。
しかし、そこに触れる度に体は反応し、いくら拭いても出てくるものは止まらなかった。
千秋は急いで下着についたのをふき取り、自分の濡れた部分も拭き始めた。
しかし、そこに触れる度に体は反応し、いくら拭いても出てくるものは止まらなかった。
しばらくすると呼吸は荒くなり、触れる度にビクつく体の反応・出てくる液の量も大きくなっていった。
「だ…だめだ……ハァハァッ…少しも止まらないし…それに……体が熱い…」
千秋はあきらめて下着との間にトイレットペーパーを挟み、少しならそれでカバーできるようにしトイレを出た。
しかし、ハルカの部屋に着くまで…歩くだけでもその感度はあがっていった。
しかし、ハルカの部屋に着くまで…歩くだけでもその感度はあがっていった。
千秋が部屋を出て約5分、千秋はハルカの部屋に戻ってきた。
気持ち少し内またになりモジモジしている千秋を見て、ハルカは千秋が寒がっていると思った。
気持ち少し内またになりモジモジしている千秋を見て、ハルカは千秋が寒がっていると思った。
「千秋大丈夫? 早くベッドの中においで。」
「は…はぃ…ハルカ姉様…。」
「は…はぃ…ハルカ姉様…。」
そう言うと最初に部屋に来た時とは違い、千秋は刺激を与えないようにゆっくりと布団に入ろうとした。
しかしそんな事とは知らず、ハルカは強引に千秋を布団に引きずり込んだ。
しかしそんな事とは知らず、ハルカは強引に千秋を布団に引きずり込んだ。
「ほら千秋、早くしないと風邪ひいちゃうよ。」
「えっと、あの…ハルカ姉様。できればその…ゆっくり……ひゃっ?!」
「えっと、あの…ハルカ姉様。できればその…ゆっくり……ひゃっ?!」
ハルカは千秋を強く抱きしめると、体がなるべく密着するように足を千秋の股に挟んだ。
「ねっ、こうすると暖かいでしょ? 千秋もこんなに体が冷えち……あれ? そんなに冷えてない?」
「…くぅ……はぁ…はぁっ……」
「…くぅ……はぁ…はぁっ……」
ハルカの思っていたほど千秋の体は冷たくなっていなかった。…と言うより温かいくらいだ。
そしてハルカがそれよりも気になったのは、千秋の顔が赤くなり呼吸が荒く、口を固く閉じ眉をひそめている事だった。
そしてハルカがそれよりも気になったのは、千秋の顔が赤くなり呼吸が荒く、口を固く閉じ眉をひそめている事だった。
「千秋? どうしたの? しんどいの?」
「……んっ…!」
(だめだ…今口を開いたら……絶対変な声が出てしまう…)
「……んっ…!」
(だめだ…今口を開いたら……絶対変な声が出てしまう…)
『明らかに様子がおかしい…』そう思ったハルカは、とりあえずタケルを呼ぼうと慌てて千秋から離れた。
その時、千秋の足の間に挟まれていたハルカの足が勢いよく抜かれた。
その時、千秋の足の間に挟まれていたハルカの足が勢いよく抜かれた。
「…きゃっ……うぅ…んんっ……!!」
「千秋? 大丈夫?!」
「千秋? 大丈夫?!」
ハルカが足を抜いた瞬間、千秋の体は5回ほどビクッビクッっと大きく反応し、
その後、少しすると千秋は落着きを取り戻した。
その後、少しすると千秋は落着きを取り戻した。
「す…すみません。大丈夫ですハルカ姉様。」
「で…でも…本当に大丈夫なの?」
「はぃ。その…少しお腹が痛くて…もう一度おトイレに行ってきます。」
「そう…? しんどくなったら我慢しないで言うんだよ。」
「はぃ。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。」
「で…でも…本当に大丈夫なの?」
「はぃ。その…少しお腹が痛くて…もう一度おトイレに行ってきます。」
「そう…? しんどくなったら我慢しないで言うんだよ。」
「はぃ。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。」
そう言うと千秋は再びトイレに向かった。
「なんだったんだろう…さっきのは……まだ少し体がビクビクする…」
千秋はトイレで挟んでいた紙を捨て、濡れている部分を拭いた。
さっきとは違い、体が激しく反応するものの、なんとか出てくる液は止まった。
さっきとは違い、体が激しく反応するものの、なんとか出てくる液は止まった。
部屋に戻ってきた千秋は最初のようにイソイソとハルカのベッドにもぐりこんだ。
それを見てハルカも安心し、二人は眠りについた。
それを見てハルカも安心し、二人は眠りについた。
しかし、寝る直前に千秋は考えていた。
「タケルとトウマがキスしてるように見えたけど…まさかな…。」
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