シュタイバーン国はロワイエ大陸の中央に位置する農業大国。

地理

アガタ村

シュタイバーン国の隅、イオタ山脈の麓にあるシウが住んでいた村。サルエル領に属する。最初はアガタ町と呼称していたが、村に格下げされるくらい寂れていたため、後にシウが村認定してしまった。

コレル街

サルエル領に属する街で、アガタから王都へ向かうとサルエル領最後の街となる。シルエル街道沿いで、サルエル領で領都に次いで大きい。アガタよりも王都の方が近い位置。乗合馬車だとソルレア街まで3日かかる。
フェレスが生まれたためシウは2ヶ月近く滞在した。

ソルレア街

コレルの西、ミニア領に属するシルエル街道沿いの街。ミニア領では小さめの規模だが、ミニア領都と王都への道の分岐点なので人通りは多い。乗合馬車だとミニア領都まで1日の距離。

カスタリア領

ミニア領の隣? カスタリア領からミニア領都に来る際にソルレア街に寄れる、そんな位置関係。(008話)

シアナ街

ソルレア街から王都方面へゆっくりめの馬車で7日、王都に近い街。
シウは2泊だけした。ガルとアウルに初めて会った街。

王都ロワル

シルラル湖畔にあるシュタイバーン国の王都。遠くにロワイエ山も見える。全体的に白い街並みで、湖畔から王城に近づくにつれて建物が高く、規則正しい配置となってくる。特に王城近くは完璧な扇状の計算された造りとなる。
王城の裏手には王領の森がある。王城の周りは貴族が住む区画で、さらにその周りに大商人などの金持ちが住む区画。その先が庶民の住む区画となる。湖畔近くになると今度は別荘が多くなるが、区画分けはされていない。
遷都によって計画的に作られた都で、本来は湖畔から離れていたが、人が集まり拡大していき、湖畔の別荘地とくっついてしまって現在の形となった。そのために王城から離れるにしたがって区画整理ができていない状態となる。それでも他の街と比べると綺麗。
(011話)

キセラオ街

(048話)

ロワイエ山

シュタイバーン国の王都ロワルから見える山。霊峰と呼ばれる。馬車で王都から朝早くに出発すると昼過ぎには麓に到着できる距離にある。
資源が豊富。

コルディス湖

ロワイエ山にある湖。湖底はかなり深い。その湖底に沢山の水竜の骸があり、スライムが大量発生していた。そこから西に川が流れており、下流域には薬草(ヘルバなど)が大量発生していた。

エルノワ山脈

(048話)

イオタ山脈

北にある山脈。厳しい環境。麓にアガタ村がある。

オスカリウス領

王都から一番遠い辺境領。シャイターンとの国境近く。(076話)
黒い森があり、年に一度はスタンピードが発生する。(079話)

テオドール

オスカリウス領の領都。初代辺境伯の名前から取られた。領の南方に位置する。(089話)

アクリダ

シャイターンの国境側に近い場所に古くからある地下迷宮。シャイターンへ抜けるエメ街道から少し入ったところにあり交通の便が良いため、周辺には領都に匹敵する街が出来ている。迷宮は比較的安全も確保されていて、観光地化されている。(089話)

アルウス

黒の森に近い地下迷宮。街道からも離れているので街の規模は小さい。迷宮は大きく、アクリダよりも旨味があるが危険も大きい。(089話)

ロワル王都

城壁

王都は王城を守るように何重かの壁で仕切られているが、王都を守る一番外の壁は高さもあって砦のようになっている。(011話)

正門と中央広場

正門中央は王侯貴族や賓客用で、一般人はわきの検問所を通る。荘厳な正門を抜けると中央広場があり、広場の中央には女神像の噴水と草木を配置した小さな公園がある。(011話)

中央門

中央地区寄りにある。(048話)

東上地区

商人街とも呼ばれ、大商人の邸宅や貴族の別邸などがある。3つの王立学院と学校図書館もある。
リグドールのアドリッド家もこの地区にある。

中央地区

大中商人の邸宅や店と中流層の庶民の邸宅が多い。この地区も商人街と呼ばれている。外から訪れる人が来るのもこの地区。

貴族街

東上地区のさらに東。普通の庶民は入るのに通行証が必要。
オスカリウス辺境伯家:貴族街でも王城に近い位置。立派だが厳めしい。
グランバリ侯爵家:オスカリウス家の向かい。派手な造りで下品にも見える。
カサンドラ公爵家:王城近く。落ち着いた古風な様子。
フェドリック侯爵家:オスカリウス家よりも王城から遠い。(082話)

ベリウス道具屋

シウの下宿先。中央地区にあり、冒険者ギルドも近い。
道路の角にあり、石造りの二階建て。一階は格子柵が取り付けられたガラス窓で店の中が見える。
敷地内に同じく石造りで二階建ての倉庫があり、短い廊下で繋がっている。(012話)
離れも存在し、シウはそこの部屋を借りている。

ヴルスト食堂

べリウス道具屋から3分ぐらいの所にあるスタン爺さん行きつけの食堂。(012話)

高級喫茶ステルラ

シウがレシピを提供し、アドリッド家が運営するカフェ。中央地区にあり、高級感があるが庶民が背伸びをすれば入れるレベルのカフェとして人気。

オリュザご飯屋

シウがレシピを提供したドランが開いた定食屋。庶民街に近い中央地区にある。シャイターン風の料理が売り。

冒険者ギルド

本部が中央地区と大商人などが住む東上地区の二つに分かれている。また、支部が西上地区、西中地区、西下地区、南上地区、南下地区にある。
中央地区のギルド本部はべリウス道具屋から歩いて15分ほど。4階建ての石造りの建物(013話)。

王立図書館

商人街、あるいは内周壁街と呼ばれる2番目の壁の内側にある。利用料は一日銀貨1枚。(013話)
古代語に関する本は辞書が45冊、関連本が545冊程ある。(074話)

第一王立中等学校

成績が優秀な庶民が行くところ(019話)。

第二王立中等学校

庶民が通う学校で、エミナが15歳まで通っていた(015話)。アキエラもここに通っている(019話)。私服。

王立第一高等学校

王立ロワル高等学院(学院)

王族や貴族、大商人の子か、特別に優秀な庶民のみが通える学校。入学は12歳から可能で、実質中高一貫校。卒業は通常18歳。(021話)

王立ロワル魔法学院(魔法学校)

魔法使いを育てる学校。入学は12歳から可能で、通常は6年間通う。入学試験では鑑定水晶によって能力を調べられ、ばらされる(プライバシーの概念がほぼ無い)。
自宅が徒歩圏内に無ければ、学生は寮に入る。貴族はわざわざ別邸を東上地区に作る場合もある(049話)。
制服は上は白いシャツ、下は黒っぽい生地のズボンかスカートで規定品。それにローブを羽織るのが規則(052話)。
入学は年新たの月の2週目火の日。授業は週5日。
魔法が関係しない基礎学科は王立第一高等学校レベル。中等学校へ通わずに12歳で入学した子などには授業についていけない場合もあり、補講で補う。(069話)
スポンサーとして国、貴族、魔術士ギルドがついている。大手の道具屋が研究科に援助したりもしている。(099話)

王立ロワル騎士養成学院(騎士学校)

鷹の目亭

ティアたちが泊まっている宿。店の主人が冒険者時代に「鷹の目を持つ男」と呼ばれていた(021話)。

騎獣専門店カッサ

馬や騎獣を借りたり、売り買いする騎獣屋。(017話)(027話)

マルコーの店

魔法学校のローブが作れる指定の仕立屋。(054話)

シトロエの店

西中地区にあり、魔道具製作から販売までを行う大きな店。(075話)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年04月12日 23:34