構成手順




このページからはコメントアート制作に関する解説を行います。
まず最初の解説は「構成の手順」。
特に複雑なコメントアートを制作する際には、
どのようにコメントを投稿するかが全体的な出来を左右します。

※基礎編・知識編の内容を前提とした解説となります。
 分からない事項がございましたら、該当項目をご参照ください。


◎目次





①コメントアート構成手順その1 ―コメントの選択―


コメントアートを構成したいと考えた時、
まずどこから構成を始めるべきでしょうか?

他のコメントが表示されていない状態からコメントアートを作ろうと考えた場合、
以下のような6種類のコメントの選択肢が考えられます

・「ue」の積み上げコメント

・「ue」の高さ固定コメント

・「shita」の積み上げコメント

・「shita」の高さ固定コメント

・「naka」の積み上げコメント

・「naka」の高さ固定コメント


※積み上げコメントと高さ固定コメントの詳細は
 知識編Ⅴ【コメントのリサイズ】を参照。


この通りコマンド3種類に対し、積み上げコメントと高さ固定コメントという
2通りの方法があり、計6種類となります。


各コマンドとコメントの種類については次のような特徴があります。

「ue」:利用する人が少ないため比較的自由に使うことが出来るコマンド。

「shita」:「ue」に比べてよくコメントされる。
       かつては「shita small green」が荒らしの代名詞でもあった。

「naka」:デフォルトのコマンド。誰でも気軽に投稿できる。
      積み上げコメントは他のコメントの干渉を受けやすい。


積み上げコメント:コメント位置やサイズを自由に調整することが出来る。
           ただし、他のコメントの干渉により崩れやすいという欠点を持つ。
           また、前に同コマンドの高さ固定コメントがあると投稿できない(必ず弾幕モード化する)。

高さ固定コメント:他のコメントによる干渉を受けないメリットがある。
           ただし、位置やサイズの選択肢が限られてくるため、
           積み上げコメント程の自由な調整が出来ない。
           1コメントに必要な文字数が多くなるため、
           大規模なコメントアートを構成するにはそれなりの手間がかかる。


このような特徴を踏まえて6種類のコメントから手順を選択します。

基本的な手順は
積み上げコメント高さ固定コメントという流れになります。

理由は以下の通りです。
①最初に高さ固定コメントを選択してしまうと
 その後同じコマンドでの積み上げコメントが投稿できなくなる(弾幕モード化する)。

②積み上げコメントの方がサイズ・位置を細かく調整できるため、
 いきなり高さ固定コメントを投稿するよりもコメントアートの自由度が高くなる。


動画の雰囲気やコメントの状態を見たうえで特に制約がない限りは
この基本の構成手順を踏まえてコメントアートを制作するようにするとよいでしょう。


ただし、この手順選択はあくまで基本的な流れです。

実際は動画の状態により最適な手順をその都度その都度選択することになります。
(例えば、画面上下に一般コメントが多い場合は高さ固定コメントのみ選択した方が安全な場合もあります。)

コメントアート制作の際は

動画の雰囲気とコメントの状態を把握した上で、

自分が表現したいコメントアートに応じて、

臨機応変に手順を選択するとよいでしょう。



②コメントアート構成手順その2 ―手順選択例―


(case1)「ハート」コメントアート

※「6段ハート」

 手順:「ue」積み上げコメント ⇒ 「shita」積み上げコメント


基本的な形であるが、他のコメントによる干渉を受けやすい。



(case2)「装飾」コメントアート

※「アーチ型装飾コメントアート」

 手順:「ue」積み上げコメント ⇒ 「shita」積み上げコメント ⇒ 「ue」高さ固定コメント


複雑な構造を持つコメントアートを構成する際は積み上げコメントと
高さ固定コメントをうまく組み合わせるとよい。



(case3)「プロフィール」コメントアート

※「フレームプロフィール」

 手順:「ue」積み上げコメント ⇒ 「ue」高さ固定コメント


片方のコマンドのみでも積み上げコメントと高さ固定コメントの
組み合わせ次第で複雑な構成を行うことが出来る。
一方のコマンドが使われていた時でもそのコメントと干渉することなく投稿できる。



(case4)「歌詞」コメントアート


※見やすいように「ue」コマンド・「shita」コマンドを色分けしています。

時間差で表示するCA・字幕であっても
「積み上げコメント ⇒ 高さ固定コメント」の流れの繰り返しとなる。



重ねて言いますが、
どの選択肢が間違いという事はなく、
動画・コメント欄の状態に応じて手順を選択することが重要です。



③「レイヤー」について


コメントは「積み上げ」によりコメント同士が重ならないように表示されますが、
高さ固定や「ue」「shita」コマンドなどで画面上の同じ場所に表示させたコメントは
どのように表示されるでしょうか?

同じ場所に表示させたコメントも基本的に、あとから表示されるものが上に表示されます
同時に投下されたコメントはコメ番があとのものが上に表示されます。



この画像のように、上に表示されていきます。
ちょうど「レイヤー」(層)のイメージを持つと分かりやすいでしょう。

重要なのは、高さ固定でない「積み上げ」のコメントでも
レイヤーのように順番に上に表示されていくという点です。
例えば「ue」と「shita」で積み上げコメントを投稿した場合であっても、
4つのコメントの投稿順によってそれぞれ以下のような表示イメージとなります。


この表示順はコメントの「レイヤー順」とも呼ばれます。

レイヤー順は、コマンドの違いは関係なく全てのコメントで共通して判定されます。

また、順番に上に積み重なるという特性から前述の
「コメントの積み上げ」と意味合いを混同することが多々ありますのでご注意ください。





表示順に積み重なったコメントですが、
積み重なったレイヤー順はコメントが表示されている間は変化しません。



時間差で表示した2つのコメントの一方が3秒後に消滅しても
残ったコメントは積み重なったレイヤー位置から動かないという事。
つまり、この3秒後の時点で残ったコメントは動画から浮いている状態になります。


flashプレーヤーに置いてはこのコメントが「浮いた」状態で
新たなコメントをすると空いた部分にコメントが潜り込む現象が起こりましたが、
HTML5プレーヤーにおいては、レイヤー順はコメントが表示されている限り
無限に上に積み重なっていくようになりました。


flashプレーヤー時代にはこのレイヤー順の「潜り込み」を活用したコメントアートも制作されましたが
現在ではロストテクノロジーとなっていますのでご注意ください。